Game of Vampire   作:のみみず@白月

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常識と非常識

 

 

「何? 守護霊の呪文?」

 

カーテンを閉め切った寝室のベッドの上で、アンネリーゼ・バートリは顔に疑問符を貼り付けていた。プリベット通りで守護霊? 何でそんなもんを使う必要があるんだ?

 

咲夜の作ってくれた料理をたらふく食べて眠くなり、ふかふかのベッドに入ったのが十三時頃。レミリアに叩き起こされた今は……十八時か。うーん、もうちょっと寝たかったぞ。『昼更かし』して深夜まで熟睡。それが理想の生活ってもんなのだ。

 

寝起きのぼんやりした頭でどうでもいいことを考える私に、目の前のポンコツ吸血鬼が足をダシダシしながら捲し立ててきた。元気なヤツだな。先日ダイアゴン横丁で起こった事件の後始末で、最近はロクに寝てないだろうに。

 

「いいからさっさと起きなさい、ネボスケ! とにかくハリーが何らかの理由で守護霊の呪文を使って、ウィゼンガモットがこれ幸いと噛み付いてこようとしてきてるの。ハリーは復活の『目撃者』だからね。……私は今すぐ魔法省に行って介入してくるから、貴女はダーズリー家へ向かいなさい。今すぐ!」

 

「んー、敷地の外には出ないようにとキツく言っておいたんだが……ハリーの無事は確認出来ているんだろうね?」

 

「アラベラ・フィッグ……覚えてる? 隣家に潜ませてる騎士団員のスクイブ。彼女の報告によれば、既にダーズリー家に戻ってるらしいわ。つまり無事よ。詳細は分かんないみたいだけどね。」

 

なら良し。とりあえず安心しながら、ナイトテーブルに置いてあった水を飲んで頭を覚ま……酒だな、これ。まあいいか。酒を飲んで頭を覚ます。そのまま大きく伸びをしている私に、レミリアがドアへと向かいながら声をかけてきた。

 

「いい? 私が事態を掌握するまで、ハリーを絶対にマグルの家の敷地内から出さないようにね。魔法省の役人とかが来たら無力化しちゃっても構わないわ。後からどうにかするから。」

 

「はいはい、分かってるさ。ハリーを守る可愛い守護天使になろうじゃないか。」

 

「ジョークの切れ味が悪すぎるわよ、ペタンコ。」

 

む、外したか。やっぱり寝起きは調子悪いな。バタンとドアを閉めて行ったレミリアに鼻を鳴らしてから、着替えをするためにクローゼットを開ける。さすがに寝巻き姿で向かう訳にはいくまい。

 

しかし、守護霊ね。ハリーは伝言を託すのにあの呪文を使ったことはないし、そもそも未成年魔法使いの『臭い』に関しては痛いほど理解しているはずだ。彼は二年生と三年生の時に『事件』を起こしているのだから。

 

まさか、吸魂鬼か? あの『マグルらしい』場所に吸魂鬼? 有り得るか? ……ええい、ここで考えてたって時間の無駄だ。答えの出ない思考を振り払ってから、姿見で服装のチェックをする。よしよし、今日も美しいぞ、アンネリーゼ・バートリ。

 

ちょこっとだけ髪を直した後、杖を振ってトランクの中へと姿あらわしをしてみれば……無音の真っ暗な小部屋が見えてきた。ふむ、ハリーはここに立て籠もろうとはしなかったようだ。トランクに防衛呪文がかかっていることは説明済みだし、そこまでの緊急事態じゃないってことか。

 

そのまま小部屋を出て階段を上り、突き当りの梯子の上の落とし戸をノックしてみるが……返事がないな。というか、微かに怒鳴り声のようなものが聞こえてくるぞ。叔父と、ハリーの声だ。

 

さて、どうしようか。姿を消して出て行くか、現したままで出て行くか。一瞬だけ迷った後で、能力を使わずに落し戸を抜ける。今更だな。何だかんだで叔父とは知らない仲じゃないし、私が介入した方が話が早いだろう。

 

カゴの中の羽毛饅頭がどこか心配そうに見つめる二階の廊下へのドアを抜けて、足早に階段を下りて一階の廊下へとたどり着いてみれば……おやまあ、絵に描いたような修羅場じゃないか。

 

必死に何かを訴えているハリー、ヘタリ込む従兄、しゃがんでそれを支える叔母、そして顔を真っ赤にして激怒している叔父。大混乱の光景が開けっ放しのリビングのドア越しに見えてきた。何かが起こったのは確かなようだ。

 

「黙れ、小僧! お前がダドリーに『アレ』を使ったんだろう! 何をした! 正直に言え!」

 

「僕は、ダドリーを、守ったんだ! 何度言えば分かるのさ! 吸魂鬼がダドリーにキスしようと──」

 

「その言葉を出すのはやめろ! 『キューコンキ』などここには居ない! ここはお前たちの世界ではない! ここは『わしら』の世界だ!」

 

「実際に居たんだ! そしてキスされればダドリーは抜け殻になっちゃうところだったんだぞ! 魂の無い、抜け殻に!」

 

おいおい、本当に吸魂鬼の対処のために呪文を使ったのか? 顔を引きつらせつつもリビングのドアを抜けてみれば、最初に気付いた叔父が真っ赤な顔のままで怒鳴りつけてくる。憤死寸前って感じだな。

 

「ふざけたことをいつまでも……何だお前は! いつの間に入ってきた? 不法侵入だぞ!」

 

「こんばんは、ダーズリー家の諸君。これでも吸血鬼なんでね。不法侵入は私にとって『正しい』行いなのさ。」

 

「リーゼ? ……吸魂鬼だ! 向こうの通りに吸魂鬼が二体出て、それで僕が守護霊の呪文を使ったら、魔法省から警告状が届いて、それで──」

 

「まあ、ちょっと落ち着きたまえよ。全員ね。」

 

堂々と彼らの間を横切って、ダイニングの椅子へと勝手に座り込む。そのまま杖を振って……いや、魔法はやめておいた方がいいか。状況が状況だし。

 

「あー……紅茶を頼めるかな? 血か、もしくはブランデー入りの紅茶がいいんだが。ああ、キミたちの血は入れないでくれよ? あんまり美味しくなさそうだし。」

 

熱を冷ますためにも戯けた感じで叔母の方へと呼びかけてみると、代わりにポカンとしていた叔父が我に返って文句を放ってきた。なんだよ、お茶くらい出してくれよ。

 

「何なんだ、小娘! 貴様は、貴様は……何なんだ! 何が起こっておる! ダドリーに何があった!」

 

「聞きたいかい? なら紅茶だ。物事には対価ってものが必要なのさ。」

 

「……これだ! これだから我慢ならん! お前たちはどうしてそう礼儀がなってないんだ! いつもそうだ! あの穀潰しも、ブラックも、大男も、金髪の小娘も、そして貴様も! うんざりだ! どうして誰一人として『まとも』に振る舞えないんだ!」

 

「それがだね、バーノン。教育が悪いのさ。その全員が同じ学校の出身者でね。そこでは『常識』ってものを学ぶことが出来ないんだよ。責めるならホグワーツを責めたまえ。」

 

神妙な顔でやれやれと首を振って言ってやるが、ちょっとだけ苦笑いになったハリーの他には誰も笑わなかった。残念だな。これはホグワーツ出身者だけに通じるジョークだったようだ。

 

そのまま叔父はトマトみたいな顔で口をパクパクさせた後、私をしばらくの間睨みつけていたが……やがて大きく鼻を鳴らしてから席に座る。おお、バーノン。話のテーブルに着く気になったか。キミは認めたくないだろうが、ちょびっとずつ『非常識』に慣れ始めてるぞ。

 

「それで? キューコンキというのは? ダドリーは何をされた?」

 

「吸魂鬼はアズカバン……こっちの監獄の看守をやってる生き物だよ。いやまあ、厳密に言えば生きてはいないけどね。人間の幸福を食い漁り、最終的には魂をも吸い取って抜け殻にしちゃうのさ。」

 

「幸福を食って、魂を吸う? そいつがここに居たと? わしらの場所に居たと? ……有り得ん! たわ言だ! ここには、『まの付く言葉』は存在せん!」

 

「どうかな? バーノン。今や魔法界とマグル界の境界は曖昧になりつつあるぞ。……フランスの連続殺人事件はこっちではニュースにならなかったのかい?」

 

てれびじょん……だよな? あれ。フランのやつより随分とちっちゃいけど。去年の咲夜の『推理』によればそのはずだ。それらしきものを指差しながら問いかけてやれば、ダーズリーは鼻を鳴らして答えを返してきた。

 

「ふん、あのイカれた宗教団体が起こした事件だろう? 嘆かわしいもんだ。ああいう輩が世をダメにする。……それがなんだ!」

 

「それは魔法使いが起こした事件だよ。宗教だかなんだかはマグル向けの言い訳だね。……分かるかい? ヨーロッパ魔法界は戦争状態に入ったのさ。イギリス魔法界もまた、もはや平和じゃないんだ。」

 

「せ、戦争? それが……それがどうした。関係あるまい? ここはわしらの世界だ! お前たちの居るような場所とは違う!」

 

「違わないんだ、バーノン。キミたちが平和に暮らす裏側で、戦火は拡大していくだろう。マグルも……キミたちのご同輩もどんどん死んでいくぞ。言っておくが、キミは幸運な部類なんだからな。大半のマグルは何が起こっているのかも分からずに巻き込まれる。日常の中に潜む意味不明な恐怖に怯えるだけだ。……だが、キミは知ることが出来た。少なくとも危険が迫っていることをね。」

 

クスクス笑う私に叔父は尚も否定の言葉を放とうとするが、その前にあらぬ方向から声が飛んでくる。しゃがみ込んで従兄を支えていた叔母の方からだ。

 

「……まさか、『例のあの人』が?」

 

これは……また、なんとも不思議な光景だな。私にとってもそうなのだから、ハリーや叔父、従兄にとってはもっと不思議な光景なのだろう。顔を蒼白にしてポツリと呟いた叔母は、驚きに染まる彼らに気付かずに私をジッと見つめている。まさかキミからその言葉が出てくるとは思わなかったぞ、ペチュニア・ダーズリー。

 

「そうだ、戻ってきた。」

 

私の端的な肯定を聞いたペチュニアは、従兄を見て、叔父を見て、そして……ほんの少しの間だけハリーを見つめると、いきなり立ち上がって声を放った。感情の読み取れない、無機質で平坦な声だ。

 

「ダドリーちゃん、部屋に戻りなさい。」

 

「でも、俺は──」

 

「戻りなさい。」

 

有無を言わせぬ言葉を聞いて、従兄は納得いかないような表情ながらもリビングを出て行く。ペチュニアはそれを見送った後で、今度は私に向かって話しかけてきた。

 

「……ここは安全なの?」

 

「この家は安全だ。……リリー・ポッターに感謝したまえよ? 彼女はハリーを守るのと同時に、キミたち家族のことも守っているんだ。命を対価にした魔法でね。」

 

「……では、もう話は終わりです。お前も部屋に戻りなさい!」

 

叔父もハリーも何かを言おうとするが、ペチュニアはそれを視線で封じてハリーを追い出しにかかる。……何か、中途半端な感じで終わっちゃったな。

 

「それじゃ、私はちょっとハリーの部屋で彼と話させてもらうよ。」

 

ま、いいさ。何にせよハリーから詳しい事情を聞かなければなるまい。立ち上がってハリーの背を押しながら二階へ向かおうとしたところで……何だ? 一瞬だけペチュニアが何かを言いかけたような空気を感じて振り返るが、視界に入った彼女はただ黙して私たちを見つめているだけだった。

 

リリー・ポッターはどこまで、何を彼女に話していたのだろうか? ダンブルドアは何と言って彼女にハリーを託したのだろうか? 何処かで聞いたブラックの言葉が頭をよぎるが……ふん、どうでもいいさ。

 

あの時ブラックが言ったように、これは答えの出ない問いなのだ。私はダンブルドアと違って不確かなものに縋ったりなどしない。……裏切られた時に傷が深くなるだけなのだから。

 

そのまま階段を上がって小さな寝室に戻ると、ハリーが顔いっぱいにクエスチョンを浮かべながら疑問を捲し立ててきた。リビングでは気付かなかったが、手には一通の手紙を握っている。

 

「リーゼ、どうして吸魂鬼が? それに、どうしてペチュニア叔母さんがヴォルデモートのことを? あと、懲戒尋問があるって。未成年魔法使いの制限法に引っかかったから僕の杖を破壊するって。でも、そうしないとダドリーは死んじゃってたんだ。彼はもうキスされる寸前で、僕は必死で助けようと──」

 

「落ち着きたまえ、ハリー。一つ一つ答えてあげるから、一つ一つ聞いてくれ。今のキミは昔のハーマイオニーみたいだぞ。」

 

教えてちゃんモードのハリーにゆっくりと声をかけると、彼は一つ深呼吸した後で今度は落ち着いて質問を放ってきた。

 

「それじゃあ、どうして吸魂鬼が居たの? ヴォルデモートが何かしたってこと?」

 

「そこは私にも分からない。レミィが既に動いているから、その連絡を待つことになる。『偶然』じゃないってことにだけは翼を賭けてもいいけどね。」

 

「なら、杖の破壊は? ほら、この手紙に書いてある。『魔法省の役人がまもなく貴殿の住居に出向き、貴殿の杖を破壊するであろう』とか、『貴殿には既に前科があるため、誠に遺憾ながら魔法省の懲戒尋問への出席が要求されることになる』とか。」

 

「安心したまえ。そんなことにはならないし、させない。……ウィゼンガモット大法廷というのを知っているかい? イギリス魔法界の立法機関で、同時に裁判を統括している組織だ。」

 

んー、どちらかといえば、『未成年魔法使いの妥当な制限に関する法令』よりかは『国際魔法戦士連盟機密保持法』の違反が重視されてるみたいだな。渡された警告状に目を通しながら言ってやると、ハリーは首を傾げて分かりませんという顔になってしまった。勉強不足だぞ。ビンズが教えてただろうに。

 

「えっと、この手紙を送ってきた人がいるところ?」

 

「というか、『送らせた人』がいるところだね。ヴォルデモートの復活を否定して、イギリスを飲み込もうとしている問題から目を逸らしてる老人どもの巣穴さ。レミィやダンブルドアとは、何と言うか……現状敵対関係にあってね。」

 

「ヴォルデモートの味方ってこと?」

 

「潜在的にはそうだが、本人たちはヴォルデモートを恐れているだけだよ。ほら、小部屋で予言者新聞を読んだだろう? 日刊の方の。あれの出元がそこなんだ。」

 

スキーターが『移籍』した所為で、今や記者たちがエースの座を奪い合っている『こどもしんぶん』の記事を思い出しながら言ってやると、ハリーは曖昧に頷いてからぼんやりとした理解を返してくる。

 

「つまり、スカーレットさんやダンブルドア先生はヴォルデモートと戦おうとしてるけど、そのウィゼンガモットとかいう場所の人たちは復活を認めたくないからその邪魔をしてて、その人たちが僕の杖を破壊して退学処分にしようとしてるってこと?」

 

「厳密に言えば、杖を破壊しようとしているのは正規の処分なんだ。マグルの前で守護霊の呪文を使うっていうのは、未成年魔法使いの制限法だけじゃなくて国際機密保持法にも引っかかるから──」

 

「でも、吸魂鬼が居たんだ!」

 

「分かってる、ハリー。だからそのことを正確に伝える必要があるんだよ。自分や他者に生命の危機が差し迫った場合、呪文を使うのは法で認められている。だからこそ私がここに居て、今すぐキミの杖が破壊されないように『対処』しようとしてるってわけさ。」

 

私がそう言ったところで、部屋の宙空にパチンと一通の手紙が出現した。私に目線で促されたハリーはそれに目を通すと……無言でそのまま渡してくる。

 

ふむ。レミリアのストップもあって、いきなり杖を折られるような事態は免れたようだ。代わりに懲戒尋問の方は五日後……七月三十一日に行われるようで、そこで最終的な決定を下すと書いてある。いやはや、愉快な誕生日になりそうじゃないか。

 

うーむ、執行部を押さえている以上そう酷いことにはならないだろうが、リドルの『復活』に関わっているハリーに大法廷が嫌がらせしてくるのは間違いなかろう。ギリギリでボーンズの大臣就任前だし、もしかしたら厄介なことになるかもしれんぞ。

 

懲戒尋問とやらについて後で調べようと心に決めつつも、今度は私がハリーに問いを飛ばす。怒ってますよと態度で示しながらだ。

 

「それで、何だって家の敷地外に出たんだい? キミはヴォルデモートに狙われていて、安全だからこそここに居るのは理解しているだろう?」

 

何度も、しっかりと、しつこいくらいに伝えたはずだぞ。私が『めっ』したのを受けて、ハリーは羽毛饅頭の方へと目を逸らしながら口を開いた。無駄だぞ、ハリー。そんなことをしても私の説教は消えて無くなったりはしないのだ。

 

「その、少しくらいなら大丈夫かと思って。……マリサがマグルの雑誌に興味を持ってたから、買ってきてあげようかと思ったんだよ。この前箒の艶出しクリームを買ってきてくれたお礼に。」

 

「油断大敵。……去年習っただろう?」

 

「うん、反省してる。もう出ないよ。絶対に、絶対に出ない。」

 

しょんぼり俯くハリーをジト目で睨みつけてから、小さくため息を吐いてベッドに座り込む。……まあいいさ、とりあえずは懲戒尋問の解決が先だ。

 

「是非ともそうあって欲しいね。……それじゃ、懲戒尋問のことについて考えようじゃないか。僅か五日後なんだ。今からきちんと対策を練っておいたほうがいい。」

 

「えっと、魔法省に行かないといけないんだよね? 僕、行ったことないんだけど……。」

 

「もちろん案内兼護衛は付けるさ。それよりも……うん、先ずは服だな。スーツは持ってないのかい? 毛玉だらけの服で懲戒尋問ってのは、些か以上に格好がつかないぞ。印象も悪いだろうしね。」

 

「バーノンが僕にスーツを買ってくれると思う? ……ホグワーツの制服じゃダメかな? 一番マシな服っていったらあれになっちゃうよ。」

 

まったく、仕方ないな。誕生日プレゼントとしてそれっぽいスーツでも買ってやるか。情けない顔で毛玉まみれの服を見下ろすハリーに、アンネリーゼ・バートリは大きく鼻を鳴らすのだった。

 


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