Game of Vampire   作:のみみず@白月

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痛敗

 

 

「ドローレス・アンブリッジ? ……そういえば居たわね、そんなヤツも。」

 

対外的なダンブルドアの葬儀という大仕事を終えて以来、燃え尽きたような虚無感が漂うイギリス魔法省。どこか仕事に身が入らない職員たちを他所に、レミリア・スカーレットは大臣室でボーンズとの打ち合わせを進めていた。

 

大規模な葬儀の所為で国庫が更に心許無くなったという報告と、葬儀に参列してくれた各国代表への『お礼』の検討という頭が痛くなるような話が一段落して、今は新部署についての話し合いを行なっているのだが……ボーンズの報告によれば、新たに設立される魔法金融管理部の部長に我らがカエル女が名乗りを上げてきたらしい。めげないヤツだな。根性だけは認めてやっても良さそうだ。

 

「どっかの木っ端部署に飛ばしたはずだけど、今はどうなってるの?」

 

履歴書に添付された写真の中からニタリと微笑みかけてくるアンブリッジ。些かやつれた気がする顔を横目に聞いてみると、ボーンズは腑に落ちないという声色で返答を返してきた。

 

「私も全部署の細かい動きまでを把握しているわけではありませんが、その書類を見る限りでは屋敷しもべ妖精転勤室所属のままのようです。……どうやって候補に入り込んだんでしょうか?」

 

「また『お願い』して回ったんでしょ。未だに聞いてくれるヤツが残ってたのはちょっと予想外だったけど。……何にせよ、こいつを部長に据えるくらいなら脳が腐ったグールお化けを任命した方がマシよ。あるいはレタス食い虫をね。他の候補は?」

 

「自薦では目ぼしい候補が居ませんね。他薦でしたらスカイラー・アボットと、グリム・フォーリーが複数の推薦を得ています。」

 

「あらまあ、我らが議長どのの姪孫は人気があるみたいね。」

 

グリム・フォーリー。確か……議長閣下から見ると妹の孫だったか? 魔法界の複雑な家系図を記憶から掘り起こしている私に、ボーンズは呆れたような表情で追加の情報を寄越してくる。

 

「グリム・フォーリーはまだ入省して数年な上に神秘部所属です。『金庫番には向いていない』という人物評がフォーリー議長から直接送られてきましたし、大方取り巻き議員たちが勝手に推薦したのでしょう。」

 

「まあうん、神秘と金融ってのは相性が悪いわ。無意味にウィゼンガモットの縁者を当てるのは宜しくないし、フォーリーも反対なら候補から外して良さそうね。……アボットはどうなの? マグルの職員として首相官邸に忍び込ませてる魔女だったかしら?」

 

「そうですね、一応の所属としてはマグル連絡室だったはずです。能力的には申し分ない上に、最低限の金融の知識もあるのですが……彼女を動かすと今度は官邸側に入り込める人材を探す必要が出てきます。お手上げですよ。」

 

あっちを埋めればこっちが空くわけか。二進も三進も行かない状況にため息を吐きつつ、アンブリッジの書類を机に放り投げて提案を飛ばす。

 

「もう大臣室の担当をそのまま部長にしちゃっていいんじゃないの? それが一番無難でしょ。」

 

「私としては文句なしの提案ですが、フォーリー議長は気に入らないようですね。頭だけは魔法大臣室以外からと要求されています。」

 

「頗る面倒くさいわね。……いっそのことグリンゴッツから誰か引き抜けないかしら?」

 

「少々危険では? 引き抜いた人物がグリンゴッツの『紐付き』になっている可能性もありますよ? それなら紐の先が大臣室に繋がっていた方がまだマシなはずです。」

 

ボーンズの言う通りグリンゴッツのネズミを招くというリスクはあるが、あの銀行で培われた知識は是非とも欲しい。何か方法はないかと思考を回した後で……ダメだ、思い付かんな。肩を竦めて口を開く。

 

「良さそうな人物が思い浮かばないし、一旦置いときましょうか。とりあえずはアボットを部長に据えると仮定して、マグル側に潜入できそうなヤツも同時に探してみましょ。」

 

「それが落とし所ですね。……では、アズカバンの管理部署に関してはどうしますか? ウィゼンガモットから引き離した後、執行部の傘下として『仮置き』しているわけですが。」

 

「看守はともかく、監獄長は出来れば闇祓いから引き上げたいわね。闇の魔法使いを閉じ込める監獄として機能させる以上、ラデュッセルみたいな内通者が出る可能性は常に付き纏うわ。せめてトップは信頼できる人物を置けるような仕組みを作らないとでしょ?」

 

囚人と看守が癒着するのは世の常だ。吸魂鬼が居なくなった今、看守の数は否が応でも増えるだろう。つまり、癒着の危険性も増すということになる。ボーンズもそのことは重々承知しているようで、首肯しながら返事を送ってきた。

 

「監獄長は基本的に事務職ですし、闇祓い局を引退した後の職場としては適しているかもしれませんね。……ですが、最初の一人はどうしますか? 今の闇祓い局は働き盛りばかりですよ?」

 

むう、確かにそうだな。ロバーズは局長になったばかりだし、副局長のシャックルボルトも監獄長に当てるには惜しい人材だ。そして他の闇祓いはどいつもこいつも中堅どころ。となれば最初は他から持ってくるしかないだろう。

 

「……引退したヤツを復帰させましょう。ムーディはもう動かないでしょうし、アルフレッド・オグデンあたりはどう?」

 

「オグデンさんですか。」

 

「心配なのは分かるけど、思想や能力的に問題ないのはあの男くらいよ。」

 

三ヶ月ほど前に老衰で死亡した元魔法警察部隊長のボブ・オグデンの孫であり、ウィゼンガモットの評議員を務めているティベリウス・オグデンの息子。第一次魔法戦争の際には闇祓いの副局長……ムーディの右腕として活躍した男だ。ひょろりとした優男で、どちらかというと絡め手を使う印象が強い。ムーディが執念深い獰猛な猟犬なら、オグデンは用心深い冷徹な蜘蛛ってとこかな。

 

食えない性格のために他部署からは好かれていなかったが、少なくとも局員やムーディは信頼していたし、私も不足を感じたことはない。つまりはまあ、闇祓いとしての『汚れ役』を一手に引き受けていたわけだ。あの頃はお綺麗事だけでは全てが解決しなかったのだから。

 

そして第一次戦争が終わったと同時に闇祓いにのみ許される早期引退制度を使い、今はコーンウォールで細々と年金生活を送っているはず。いつも嘘くさい笑みを浮かべていたオグデンのことを思い出しつつ、ボーンズに向かって言葉を放つ。

 

「あんまり付き合いがなかった貴女からは胡散臭いヤツに見えたかもしれないけど、あれはあれで一本筋の通った闇祓いだったのよ。打診だけはしてみましょ。断られたらまた別の人物を探せばいいわ。」

 

「まあ、スカーレット女史がそうおっしゃるなら。……そういえば、意識革命の方はどうなっているんですか?」

 

「今は動きようがないわよ。『ダンブルドアショック』が落ち着くまでは騒ぎ立てるわけにはいかないわ。印象も悪いしね。」

 

最低でも年明けまでは停滞するだろうな。……だが、そこからはまた動くつもりだぞ。身体を伸ばしながら翼を広げて、コキリと首を鳴らして話を続ける。

 

「頃合いを見てスキーターに記事を書かせるわ。ダンブルドアが死の直前、マホウトコロで何を言っていたかを思い出させてやらないと。」

 

「……少し気が引けますね。死者の言葉を利用するというのは。」

 

「あのね、『死者』たるダンブルドア本人からの了承は得てるんだから、遠慮する必要なんか一切ないのよ。むしろ骨の髄まで利用してやるのが私たちの役目でしょうが。」

 

ニヤリと笑いながら言った私に、ボーンズは困ったような苦笑で頷いてきた。

 

「そうですね、ダンブルドア校長が遺してくれたものを欠片も無駄にせず利用しましょう。それが政治家たる私たちの弔い方なんですから。」

 

「政治の道理を分かってきたみたいじゃないの、ボーンズ。私たちには私たちなりの責務と矜持があるのよ。……んじゃ、私はフォーリーのところに行ってくるわ。何か伝言はある?」

 

「財務関係の法整備を急いで欲しいと伝えていただけますか? 新しい廊下の内装に拘っている暇があるなら、羽ペンを動かせと。」

 

「言うようになったじゃないの。伝えておくわ。」

 

ひらひらと手を振りながらドアを抜けた後、エレベーターを目指して地下一階の廊下を歩き出す。……そろそろ私の『引き継ぎ』も始めないといけないな。リドルの問題が片付いた以上、幻想郷に旅立つ日は近付いて来ているのだから。

 

向こうでは今ほど忙しくならないといいなと願いつつ、レミリア・スカーレットは引き継ぎの内容を脳内に纏め始めるのだった。

 

 

─────

 

 

「落ち着け、アレシア。ほら、深呼吸。」

 

ぷるぷる震えるユニフォーム姿の後輩へと、霧雨魔理沙は笑顔で声をかけていた。懐かしいな。初試合の時は私も緊張したっけ。『初出場』の時はそんなことを考える暇もなかったが。

 

十二月の中盤、とうとうグリフィンドールの初試合の日がやってきたのだ。先に行われたスリザリン対ハッフルパフは二十点差でハッフルパフの勝利。つまり、今日三十点差以上で勝てばグリフィンドールは一応の首位を名乗れるようになる。

 

ケイティは血走った目でブツブツ呟いており、ハリーやロンはある程度落ち着いている雰囲気で、ジニーとニールは少し緊張しているようだ。そしてアレシアは言わずもがな、極度の緊張状態に陥っているらしい。過呼吸寸前といったご様子じゃないか。

 

「でも、私……上手くできるかどうか。」

 

「私が初めて『乱入』した時は派手に墜落したんだぜ? とてもじゃないが、それより酷いことになるとは思えんな。」

 

「お陰で僕は死なずに済んだんだけどね。……先ずは何にも考えずに飛ぶといいよ、アレシア。歓声が徐々に遠ざかって落ち着いてくるから。」

 

新しい杖をユニフォームの裏に仕舞いながら援護してきたハリーに続いて、苦笑を浮かべるロンも励ましを放つ。

 

「僕の初試合も酷いもんだったよ。いきなりアホみたいにゴールを決められたんだ。……要するに、みんな同じだってことさ。そんなに気負わない方がいいぜ。」

 

「あの……はい、頑張ってみます。」

 

うーむ、あんまり効果はなさそうだな。全然緊張が解れていない顔のアレシアが震えながら頷いたところで、フーチの合図が聞こえてきた。同時にケイティが箒を片手に呼びかけてくる。

 

「行くよ、みんな! ……勝ってダンブルドア先生の墓に勝利報告をするんだからね。レイブンクローの選手を全員亡き者にしてでも!」

 

そうなった場合、さすがにダンブルドアは喜ばないと思うぞ。狂気に支配されているケイティに続いて、私も愛箒たるスターダストを片手にグラウンドへと向かう。逆サイドから近付いてくるレイブンクローチームは……クリービー兄弟の情報通り、ビーターとチェイサーが一人ずつ新人だな。お手並み拝見といこうじゃないか。

 

「どうも、ケイティ。ストレスでちょっと痩せたんじゃない? この上負かしちゃうのが申し訳なくなってくるわね。」

 

「ごきげんよう、チョウ。うちのシーカーの実力を忘れちゃった? 貴女が今シーズン初キャッチを披露するのは今日じゃないわよ。」

 

にっこり笑いながら二人の女性キャプテンが握手を……相手の手を圧し折ろうとするのを握手と呼ぶならだが。握手を交わしたところで、フーチがそれぞれのポジションへと移動するように指示を出してきた。

 

そのままチェイサーとしてのポジションに到着して、一番遠いキーパーの移動を待ちながら観客席へと目をやってみると、寒空の下にはためく大きな紅い横断幕が見えてくる。雪や雨にならなくて本当に良かったな。この寒さでのプレーは地獄だが、観戦するのも地獄だろう。天候が悪ければ尚更だ。

 

晴れ渡る空に感謝しながら手袋がきちんと固定されていることをチェックしていると、フーチの短い笛の音が耳に届く。慌てて箒に跨って次の合図を待って……試合開始の長い笛が響き渡った瞬間、思いっきり地を蹴って空へと飛び上がった。

 

さてさて、兎にも角にもフォーメーションを整えなければ。大歓声の観客席が上から下へと移動するのを尻目に、ボールケースから飛び上がったクアッフルの行方をチェックする。ケイティと相手のチェイサーが競り合った後、弾かれたクアッフルは──

 

「マリサ!」

 

「おうよ!」

 

こっちに来たか。私の方に零れ落ちた赤茶色のボールへと、全速力で飛びながら手を伸ばす。レイブンクローのチェイサーも負けじと向かってくるが……いいぞ、ニール! その背中にブラッジャーがぶち当たった。

 

「ナイスだ、ニール!」

 

そう叫びながらクアッフルをキャッチして、前傾姿勢で相手のゴールに向かう。チェイサーの一人はケイティが妨害しており、もう一人は逆サイドだ。私をマークするヤツがブラッジャーで体勢を崩した今なら単独でゴールを狙えるはず。

 

「マリサ、一人で!」

 

「分かってる!」

 

早くもフォーメーションは滅茶苦茶だが、先制点は喉から手が出るほど欲しい。ケイティの声に従ってスコア・エリアまで一直線に飛んだ後、レイブンクローのキーパーの直前まで接近してから……そら、どうだ! くるりと逆さになって下側から放るようにボールを投げた。密かに練習していたナマケモノ型グリップロールだ。

 

あまり球威のないクアッフルは驚愕の表情を浮かべるキーパーの股下を通過していき、弧を描きながら三つあるうちの一番低いゴールへと吸い込まれていく。おっし、先制点! これはデカいぞ。

 

『──してゴール! グリフィンドールが先制点! 見事なナマケモノ型グリップロールからのフットスルー・シュートを決めました!』

 

今日の日替わり実況はフィネガンか。卒業したジョーダンに代わって実況しているシェーマス・フィネガンの声を聞きながら、大きく手を振って歓声に応える。そのまま守備位置に戻りつつ状況を確認してみると……うーん、アレシアはやっぱり緊張気味っぽいな。上空でオロオロと右往左往しているようだ。

 

ニールは頑張っているのでビーターは実質二対一に。そしてその皺寄せはシーカーに行っているらしい。チョウ・チャンがフリーで悠々とスニッチを探しているのに対して、ハリーは時折飛んでくるブラッジャーを避ける作業を強いられている。

 

キツい状況だなと小さくため息を吐いてから、クアッフルを手にしたレイブンクローのチェイサーの妨害に動こうとしたところで……そのチェイサーがポカンとした表情であらぬ方向を見ているのが視界に映った。思わずその視線を辿ってみれば──

 

『おっと? レイブンクローのシーカーが……急降下しています! スニッチをもう見つけたのか?』

 

うっそだろ? 早すぎるぞ。実況が競技場に響くのと同時に全力で箒を引いて方向転換する。チョウのフェイントかもしれんが、ここは十点を捨ててでもハリーの援護に動くべきだ。ケイティもそう考えたようで、ジニーに指示を出してから私と同じ方向へと飛び始めた。

 

「ジニー、ディフェンスしてて!」

 

すると、レイブンクローのチェイサーもボールを持っているヤツ以外はチョウの方へと向かい出すが……ってことは、フェイントじゃないのかよ。この試合は早くも終盤を迎えたらしい。

 

「マリサ、ブラッジャーを頼める?」

 

「やってみる!」

 

ケイティの声を受けて、トップスピードでチョウを追うハリーの横合いへと進路を変える。今のハリーにはブラッジャーを避けている余裕などないはずだ。である以上、彼に襲いかかるブラッジャーを止めるにはチェイサーが引き付けるか、最悪当たりに行くしかない。

 

早速二個あるうちの一つがハリーに向かうのを……おっし、いいぞ! ニールが見事に割り込んであらぬ方向へと打ち返した。この場合敵のビーターに打ち返すと二度目のチャンスを与えることになるので、ニールの選択は最善手に近い手だ。

 

レイブンクローのビーターが悔しそうな表情で溢れブラッジャーを追いかけて行くのと同時に、もう一人の鷲寮ビーターがハリーを狙って残るブラッジャーを弾く。ニールはもう追いつけないし、ケイティはチェイサー二人の妨害で手一杯。そしてアレシアは上空で真っ青な顔をしており、チョウに迫りつつあるハリーは見てすらいない。

 

前を横切っても逸れるような球威じゃないし、これは私が受ける他なさそうだな。諦めの半笑いを浮かべながらブラッジャーの軌道に割り込んで、なるべく衝撃を受け流せる姿勢を取ってから──

 

「ぐっ……。」

 

右肩への衝撃と、一瞬後に襲ってくる激痛。折れたか、良くてヒビかだな。ふらふらと高度を落としながら呻きつつ、シーカー二人の戦いを確認するため顔を上げてみれば、とうとうチョウに追いついて競り合っているハリーの姿が見えてきた。

 

並んで手を伸ばしている二人のシーカーはあらん限りにその身を乗り出し、そして刹那の後に歓喜の表情で握った手を振り上げたのは──

 

「報われないな、おい。」

 

チョウ・チャンの方だった。早くも試合終了。150対10でグリフィンドールの敗北ってわけだ。……あー、やっばいな。百四十点差で最下位スタートか。遠くを飛ぶケイティは呆然としているし、ハリーは心底悔しそうな表情を浮かべている。

 

これは、総じて運が悪かったな。アレシアが試合に慣れる前にチョウがスニッチを見つけてしまい、結果としてビーターが十全に機能する前にシーカーの戦いが始まってしまった。しかもかなり差があるスタート地点でだ。

 

ハリーは普通なら追いつけない距離を追いついたし、まさか初試合のアレシアを責めるわけにもいかない。ニールは二度のファインプレーを見せて、レイブンクローのスコアが百五十ってことはジニーとロンは見事にディフェンスをやり切ったのだろう。味方どうこうというよりも、素早くスニッチを見つけたチョウが天晴れだったな。

 

ズキズキと痛む肩を押さえながら、箒から降りて地面に立つ。パパッと終わって、しかも負け。こういう試合が一番悔しいぜ。……まあいいさ、まだ巻き返しの目は残っている。何が起こるか分からないのがクィディッチなのだから。

 

グラウンド脇から大急ぎで近付いてくるポンフリーに苦笑しつつ、霧雨魔理沙は恨めしい思いでレイブンクローの大歓声を耳にするのだった。

 


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