Game of Vampire   作:のみみず@白月

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おしおき

 

 

「それじゃあ、私はその……ちょっとシャワーを浴びてきますね。」

 

むむう、気まずいな。廊下に立つ生真面目な闇祓いへと、アリス・マーガトロイドは奇妙な気分で声をかけていた。クロードさんを廊下に立たせて優雅にシャワーってのがまず気まずいし、自分がシャワーを浴びることを他人に報告するというのも少し恥ずかしい。早くも護衛の存在が窮屈に思えてきたぞ。

 

魔法省からオルレアンのヴェイユ邸まで煙突飛行で移動して、あっけらかんとした性格のヴェイユおば様に歓迎された後、リビングで小一時間話をしてから部屋に移動することとなったのだ。この屋敷には何度も来ているので部屋自体には慣れているが、ドアの前に闇祓いが立っているという状況はもちろん初。テッサが自分の部屋に行った後でこうやって一応断りを入れているというわけである。

 

私の言葉を受けたクロードさんは、小さく頷いてから注意事項を伝えてきた。

 

「もし何かあった時は杖で音を出すか、あるいは大声を上げてください。それと、出来れば窓とカーテンは閉めたままでお願いします。……この屋敷には強力な防衛魔法がかかっているようなので心配ないはずですが、そうした方が安全なことは間違いありませんので。」

 

「はい、そうします。……失礼しますね。」

 

「私のことは気にせず、どうぞ普段通りに生活してください。」

 

そんなの無理だぞ。愛想笑いで応じつつドアをパタリと閉じて、何となくホッとしながら広めのゲストルームに向き直ると……うわぉ、びっくりした。いきなり涼やかな声が投げかけられる。基本的には私を安心させて、そして時には緊張させる声だ。今回は後者だな。

 

「やあ、アリス。フランスは暑いね。」

 

奥にあるベッドに腰掛けながら流暢なフランス語で挨拶してきたのは……言わずもがな、私の育ての親であり主人でもあるアンネリーゼ・バートリ様だ。ヴェイユ邸の防衛魔法は吸血鬼の侵入を防げるほどではなかったらしい。防げるような施設が魔法界に存在するかは不明だが。

 

自慢の黒髪を後ろで一纏めにしているのは珍しいし、半袖のブラウスと黒いスカート姿というのもあまり見たことがない格好だ。上流階級の女学生さんみたいだな。組まれた真っ白な脚部に視線が吸い込まれそうになるが……うん、今日ばかりはそんなアホなことをしている場合じゃないぞ。何たって私は黙ってムーンホールドを出てきてしまったのだから。

 

怒られたらどうしようとドキドキしつつ、ベッドの端に座るリーゼ様に歩み寄りながら返答を返す。一見した限りでは大丈夫そうだな。赤い唇は緩く弧を描いており、小さなお尻の後ろに両手を突いて胸を反らせるような格好だ。物理的には私を見上げる位置取りなのに、どこか見下ろされている感覚がする挑戦的なこの目付き。足を舐めろと言われたら従っちゃいそうだぞ。リーゼ様はそんなこと言わないだろうが。

 

「どうも、リーゼ様。……よく分かりましたね、この部屋だって。」

 

「んふふ、さっきまでリビングに居たからね。部屋の前まで一緒に来た後、キミが間抜けそうな護衛君と話している間に窓から入ったんだ。……ちなみにヴェイユ邸に来たのはキミたちが到着する二十分ほど前だよ。ヴェイユの父に仲介を頼めば、彼が家に招くであろうことは簡単に予想できたってわけさ。」

 

「……全然気付きませんでした。」

 

リビングで話している時からずっと一緒だったのか。さすがだな。本心から驚きつつそう呟いたところで、リーゼ様は可愛らしくにっこり笑って私の手首を掴むと……グイと引っ張ってベッドに押し倒してきた。流れるような動作でぐるりと上下を入れ替えて、まるで私にリーゼ様が覆い被さるような体勢だ。

 

「あの……あの? ど、どうしたんですか?」

 

なんだこの状況は。強引に押し倒されちゃった。ごくりと生唾を飲みながら上に居るリーゼ様にか細い声で問いかけてみれば、彼女は薄く微笑んだ顔をギリギリまで近付けてくる。私の両手首をがっしり掴んでベッドに押し付けながらだ。いかん、変な気分になってきたぞ。

 

「想像してみたまえ。昼に起きてリビングで優雅に紅茶を飲んでいたら、紫しめじから『アリスにどっかの魔女がちょっかいをかけてきた』と聞かされた時の私の気持ちを。急いでホグワーツに向かってみれば、既にキミとヴェイユが居なかった時の私の焦りを。……どうかな? 想像できたかい?」

 

……なるほど、怒ってるな。先程までの妙な気分が一気に引っ込み、代わりに申し訳ない気分で満たされ始めた私へと、リーゼ様は唇を舐めながら話を続けてきた。湿った唇がなんだか艶かしく見えてしまう。

 

「アリス、私はキミにしつこく教えてきたつもりだ。好奇心と危機感を天秤にかけろと。もし危ないと感じたら軽々に飛び込むなと。……だが、私の言葉はキミの耳を素通りしてたみたいだね。吸血鬼の忠告なんか聞くに値しないと思ったのかい? それとも小煩い親の戯言として受け取っちゃったのかな?」

 

「ちが、違います。私はただ、一人でも出来るって証明したくて──」

 

「おっと、口答えは無しだ。キミにとっては残念なことに、寛容な私はもう居ないんだよ。私が許可した時だけ話したまえ。」

 

あああ、物凄く怒ってるじゃないか! 言い訳しようとした私の口を、リーゼ様は真っ白な右手で塞いでくる。そのまま嗜虐的な表情になったかと思えば、私の右手を掴んだままの左手をにぎにぎし始めた。超至近距離の耳元で囁きながらだ。

 

「悩むよ、アリス。非常に悩ましい。私が何より気に入らないのは、キミが私に断りを入れずにフランスまで来たことだ。紫しめじも、エマも、サボり悪魔でさえもがキミの外出を知っていたのに、家主たる、保護者たる私だけが知らなかったことだ。……この場合、どんな罰が適していると思う?」

 

言うリーゼ様の吐息がかかる耳が、信じられないほど熱く感じる。物凄く軽めの魅了を使っているらしい。……使ってるよな? あるいは私が勝手に興奮してるのか? 混乱する脳内をなんとか纏めようとしている間にも、リーゼ様は顔の位置をちょっとだけ下げて、私の首元ギリギリに唇を寄せながら吐息を漏らす。

 

「ああそうだ、キミは昔から吸血に興味を持っていたね。勝手に居なくなられるのは困るし、この際私のモノだっていう証を刻んじゃおうかな? つまり、首輪だよ。……嬉しいだろう? アリス。快楽に溺れるキミの痴態は見たくないが、危険に飛び込むのをやめさせるためなら仕方がない。私の親心を受け取ってくれるかい? 所有欲の強い吸血鬼の親心を。」

 

これはもうダメかもしれない。全身が火照って、頭がぼうっとしてきたぞ。私の口から外した右手で首をそっとなぞりつつ、首元をちろりと舌で舐めてきたリーゼ様に……半泣きのかすれ声でなんとか言葉を絞り出した。

 

「ごめんなさい、リーゼ様。……心配かけてごめんなさい。反省してます。」

 

「……まったく、もうやっちゃダメだぞ?」

 

私の謝罪を受けて妖艶な雰囲気を一瞬でかき消したリーゼ様は、柔らかく苦笑しながらぺちりと全然痛くないデコピンをしてくる。もう怒っている様子は欠片もないし、全部お芝居だったってことか? そのままゆっくりと私の上から退いて、身を起こしてベッドから降りてしまうが……なんか、凄く勿体無いことをした気がするな。あのまま反抗してたらどうなったんだろう?

 

我ながら頭のおかしなことを考えてるなと思いつつ、キョロキョロと部屋を見回すリーゼ様へと問いかけを飛ばす。身体があっついな。汗もかいたし、喉もカラカラだ。心臓も心配になるくらいのスピードで脈打っているぞ。

 

「えっと、フランスにはどうやって入ったんですか?」

 

「姿あらわしでイーストボーンに移動してから、短距離のポートキーを作って海峡を渡ったんだよ。もちろん無許可でね。」

 

「……大丈夫なんですか? それって。」

 

「着いた直後にこっちの保安局員が駆け付けたけど、私は既に姿を消してたからね。間抜けな人間どもに見つかるほど耄碌しちゃいないさ。」

 

肩を竦めてニヤリと笑ったリーゼ様は、ナイトテーブルに置いてあるレコードプレーヤーを観察しながら続けて質問を送ってくる。最新式のプレーヤーだな。この前来た時に私が興味を持ったから、ヴェイユおじ様がこの部屋に設置してくれたのだろう。あの人はこういう洒落た物を魔法で動くように改造するのが大得意なのだ。

 

「それで、どうなったんだい? パチェから大体のあらましは聞いているが、キミに護衛が付いてるってことは闇祓いどもを説得できたんだろう?」

 

「はい、闇祓い隊の隊長さんにビスクドールを預けて、今日は護衛付きでここに泊まることになりました。グラン・ギニョール劇場には隊員を派遣してくれるそうです。」

 

「意味ないと思うけどね。相手は『本物』なんだから、単なる魔法使いじゃ勝負にならないよ。何も掴めないか、良くて殺されるのがオチじゃないかな。」

 

「殺されるのは良くないと思いますけど……そこまで差がありますかね? 例えば私なんかは闇祓い相手だと普通に苦戦しますよ? 負けちゃう可能性も大きいんじゃないでしょうか?」

 

知識面ではより『深く』知っている自信があるものの、単純な戦闘となれば条件は五分なのだ。まだ人形は戦闘に使えるほどには動かせないし。精々撹乱に使えるかどうかという程度で、結局は杖魔法での戦いになっちゃうだろう。

 

若干情けない思いで放った疑問に対して、リーゼ様は『分かんない』のポーズをしながら応じてきた。可愛いな。

 

「魔女ってのはピンキリだから確たることを言えないが、少なくともパチェだったら闇祓いがダースで挑んでも勝てないよ。そのパチェをして一見ではどうやったか分からない加工が人形には施されていたんだろう? である以上、相手もそれなりの実力者なんだと思うけどね。」

 

「……パチュリーってそんなに強かったんですか?」

 

「パチェはとんでもなく早熟な魔女なんだよ。普通なら二百年経ってようやくたどり着けるくらいの位階にいるんじゃないかな。基本的に引きこもって実験してるタイプだから分かり難いだろうが、本気で戦えば闇祓い程度相手にもならんはずだ。」

 

そうだったのか。私にとってのパチュリーは『探究者』だから、杖を持って戦っているというイメージは全く浮かんでこないが……まあ、確かに闇祓いに負けるとも思えない。言われてみれば至極当然な気がしてきたぞ。

 

そうなると、私はビスクドールの送り主を過小評価していたわけだ。リーゼ様が心配するのも当たり前だな。申し訳ない気分が復活してきた私に向かって、リーゼ様はベッドに腰を下ろしながら口を開く。

 

「何にせよ、私が居ればもう平気だよ。仮になんちゃら劇場に行った闇祓いが死んだら、次は私が行って件の魔女だか魔術師だかを殺してくるさ。」

 

「殺しちゃうんですか。」

 

「そりゃあそうだよ。キミはバートリの家人であり、私の大切な身内だ。それにちょっかいをかけて無事でいられるはずがない。他の人外どもにナメられないためにも、きちんと殺して見せしめにしないとね。……何を思って人形を送り付けてきたのかは知らんが、愚行の対価は徴収すべきだろう?」

 

容赦ないな。『人外的』な考え方に少し怯んだ心を、私を心配してくれてるんだと無理やり納得させる。魔法界に魔法界の法があるように、人外には人外のルールがあるのだ。この場合犯人がそれに抵触したということなのだろう。

 

とはいえ、闇祓いたちを『エサ』にするのは賛成しかねるぞ。ベッドの柔らかさを確かめるようにゴロゴロしているリーゼ様へと、おずおずと提案を口にした。スカートが危ない捲れ方をしているな。部屋には私だけだし、ここは黙って見ておこう。

 

「だけど、グラン・ギニョール劇場に出向いた闇祓いたちに尻尾を掴ませないって可能性もありますよね? というか、リーゼ様の予想通りならその可能性の方が高いはずです。……私が行くのはダメでしょうか?」

 

「キミね、ムーンホールドの図書館に居るパチェと、ダイアゴン横丁を歩いているパチェ。どっちがより脅威だと思う? ……魔女や魔術師が最も力を発揮できるのは自分の『巣』の中なんだ。飛び込むのではなく、引き摺り出す。それが『本物』を相手にする時のコツなのさ。わざわざ相手の指定した場所に行くなんてのは以ての外だよ。」

 

「でも、リーゼ様は反応があれば『殴り込み』に行くつもりなんでしょう?」

 

「私の場合は話が別さ。魔女が守りを得意とするように、『侵入』ってのは吸血鬼の得意分野だ。するりと入って寝首を掻くのはバートリのお家芸だからね。」

 

何てことないように言うリーゼ様だが……うーむ、確かに想像し易い光景だな。彼女の言う通り、一番確実なのは闇祓いを『斥候』に使って居場所を特定した上で、リーゼ様が仕留めに行くという方法なのだろう。

 

しかし、それでは困るのだ。自分の中にある人間の倫理観に従って、リーゼ様へと尚も反論を返す。

 

「なるべく犠牲を出したくないんです。急いで捕まえれば他の誘拐された少女の命を救えるかもしれませんし、一番可能性が高い私が直接行くわけにはいかないでしょうか?」

 

「……ダメって言ったら諦めるかい?」

 

真紅の瞳を真っ直ぐ向けて聞いてきたリーゼ様に、困った顔で肯定でも否定でもない反応を送る。リーゼ様に『絶対ダメ』と言われれば私はきっと諦めるだろう。だけど、出来れば諦めたくない。そんな感情を込めて黙っていると……やがて呆れたような苦笑いになったリーゼ様は、大きなため息を吐きながらやれやれと首を振ってきた。

 

「私としては身内以外の誰がどれだけ死のうが知ったこっちゃないんだけどね。キミは嫌なわけだ。……そもそもキミだって一方的に人形を送り付けられた被害者じゃないか。」

 

「でも、魔女です。相手が本物であるということも知ってます。その上で黙って見ているのは……その、良くないことなんじゃないでしょうか。」

 

「うーん、頑固なところはパチェに似ちゃったね。一番似て欲しくない部分だったんだが……まあ、それも含めてキミさ。どうしてもって言うならそれでもいいよ。真正面からやり合っても負けるとは思えないしね。」

 

「ありがとうございます、リーゼ様!」

 

うむうむ、やっぱりリーゼ様は頼りになるな。手を取ってギュッと握ってお礼を言うと、リーゼ様は翼をパタパタさせながら注意を述べてくる。

 

「ただし、私から決して離れないように。もう突っ走っちゃダメだぞ?」

 

「はい、気を付けます。」

 

「それと、ヴェイユや護衛君に関してはキミがどうにかしたまえ。正直言って邪魔にしかならんから、出来れば付いて来て欲しくないんだ。」

 

「それは……そうですね、何とかしてみます。」

 

私が『やっぱりグラン・ギニョール劇場に行くことにします』と宣言したところで、テッサやクロードさんは間違いなく止めてくるだろう。仮に説得できたとしても一緒に行くという話になるはずだ。リーゼ様が二人のことまで守ってくれるかは微妙なとこだし、対策を考えておかなければ。

 

悩む私に、リーゼ様がすんすんと枕の匂いを嗅ぎつつ声をかけてきた。ルームメイクしたヴェイユ家の使用人さんが香水を振ってくれたのかな? 寝床の匂いを確かめる猫みたいで可愛らしいぞ。

 

「ま、どちらにせよ今日はもう動けないさ。グラン・ギニョール劇場の位置すら分からないわけだしね。パチェが言うにはそれなりに有名な劇場らしいから、明日場所を調べて行ってみようじゃないか。……いや、紫しめじに地図を送らせるべきかな? あいつだけ楽してるのはなんか気に食わんし。」

 

「じゃあ、今日はリーゼ様もここに泊まるんですか?」

 

「当たり前だろう? ベッドが広くて助かったよ。……この臭いだけはいただけないが。髪に移っちゃいそうだぞ。」

 

おお、一緒に寝るのか。思わぬ幸運が飛び込んできたな。嬉しくなる内心を隠しつつ、枕を叩いて香りを消そうとしているリーゼ様に質問を投げる。

 

「テッサには言わない方がいいですよね? ……ご飯とかはどうしましょう。」

 

「んー……翼は隠せるから心配で追いかけてきたと押し通せば問題ないかもだが、ヴェイユの家族にこの姿のことを聞かれたら面倒だ。内緒にしといた方が楽じゃないかな。食料は厨房のを適当に摘み食いするよ。」

 

「ちょっと申し訳ないですけど、そうする他なさそうですね。」

 

「それより、早くシャワーを浴びてきたまえ。あんまり長すぎると護衛君に怪しまれちゃうぞ。」

 

バスルームに繋がるドアを指差して言ってきたリーゼ様に、なるべく平時の顔を保ちつつ提案を放つ。このタイミングならいけるかもしれない。いけるかもしれないぞ、私。

 

「……一緒に入ります? 結構広いバスルームですし、リーゼ様もさっぱりしたくないですか?」

 

「やめとくよ。戦闘になるなら整髪料の匂いとかを付けたくないし、今日は杖魔法でどうにかするさ。」

 

「そうですよね、それが一番ですもんね。じゃあ私はささっと浴びてきます。」

 

普段のムーンホールドで提案するのはあまりに不自然だし、こういう非日常の中でしか出来ない問いかけだったのだが……くう、無念だ。大人になってからは全然チャンスが巡ってこないことを悲しみながら、バスルームに入って手早く服を脱ぐ。

 

しかしまあ、リーゼ様が来てくれたお陰で大分気が楽になったな。側に居てくれると思うと安心感が段違いだし、結局私は『子供』の立場を抜け出せていないらしい。なんとも情けない話じゃないか。

 

それでもあんなに心配してくれて嬉しい気持ちを抑えられない自分に苦笑しつつ、アリス・マーガトロイドはシャワーのノズルをキュッと捻るのだった。まあ、ああいう『お仕置き』をされるなら暫くは子供のままでいいかもしれないな。

 


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