Game of Vampire   作:のみみず

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敵の敵

 

 

「これは……驚きました。一体全体どんな魔法を使ったのですか?」

 

控え目だが格式あるシャンデリアに照らされた魔法大臣室。イギリス魔法界の頂点に相応しい内装のその部屋の中で、アリス・マーガトロイドはアメリアの問いに苦笑を浮かべていた。道中の反応と合わせて考えると、この姿は立派に変装として機能しているようだ。

 

リーゼ様から『大臣室で作戦会議をする』という連絡を受け取った後、人形店から魔法省に移動してここまで堂々と歩いてきたわけだが……うーむ、自分で思っていたよりも気付かれなかったな。『どうして子供が一人で?』という視線は何度か受けたものの、結局アリス・マーガトロイドとして声をかけられたことは一度もなかったし、魔法界の住人たちに若返りに対しての免疫がないのは間違いないらしい。

 

ちなみにエレベーターでマクーザの捜査官らしき男性と一緒になったが、そちらからも怪しまれはしなかった。というか、その眼鏡の男性の方が遥かに怪しかったくらいだ。何故かピカピカ光る緑色のスーツを着ており、非常に怒っている様子で羊皮紙をムシャムシャ食べている鶏を抱えていたわけだが……あれは本当にマクーザの捜査官だったんだろうか? だとすれば何がどうなってああいう状況になったのかが物凄く気になるぞ。

 

心の中の疑問を仕舞い込みつつ、アメリアに向かってぼんやりとした返事を返す。困った時はこの台詞を口にすれば大体解決するはずだ。

 

「パチュリーが作った魔法薬を使ったのよ。」

 

「なるほど、ノーレッジさんですか。あの方が作った魔法薬なら納得です。」

 

ほら、こうなった。『パチュリーならやってのける』という旧騎士団員の共通認識に感謝しながら、黒革のソファに腰掛けると……とんでもなくご機嫌な顔のリーゼ様がすぐ近くに腰を下ろす。彼女は今の私の姿をいたく気に入っているようで、部屋に入った瞬間からあれこれ世話を焼いてくれるのだ。もちろん嬉しいが、同時に複雑な気分にもなるな。大人版の私はダメなのだろうか?

 

「ボーンズ、アリスに飲み物を用意してくれたまえ。……何が飲みたい? 何でも言ってごらん。」

 

「あの、リーゼ様。姿はこうなってますけど、精神的には変わってないんですからね?」

 

「そんなことは当然分かってるさ。……オレンジジュースかい? それともリンゴ? 何でも良いぞ。」

 

「……紅茶でいいです。」

 

分かってないな。エマさんと全く同じ反応にジト目を向けていると、部屋の隅でニヤニヤしていた長身の男が口を開いた。元闇祓い副長のアルフレッド・オグデンだ。その隣のスクリムジョールが同席しているのは理解できるが、こいつがこの場に居るのはちょっと謎だぞ。

 

「いや、確かに凄いですね。その魔法薬、僕にも少し分けてくれませんか? 二十代とは言いませんから、せめて三十代の若かりし頃に戻ってみたいんですが。」

 

「ダメよ、もう無いから。……そもそもどうして貴方がここに居るの? アズカバンの監獄長になったのは知ってるけど、ホームズの問題にも協力してくれるってこと?」

 

「ええ、日々の業務が退屈なので首を突っ込んでみようかと思いまして。頼もしいでしょう?」

 

「頼もしいのと厄介なのが半々くらいね。……コンラッドにはもう会ったの? 彼、神秘部で頑張って働いてるみたいよ。」

 

息子の名前を出してやれば、オグデンは途端に苦い顔になって曖昧な返答を寄越してくる。離婚当時は会わせてももらえなかったらしいが、今はさすがにそんなことはないはずだ。コンラッドだって立派に成人しているわけだし。

 

「……まだ会っていませんよ。向こうは無責任な父親なんかに会いたくないでしょうしね。」

 

「呆れた。……意地を張ってないで会ってきなさい。貴方の元奥さんがどう思っているにせよ、コンラッドの方は別に嫌ってるわけじゃないんだから。今は同じ魔法省で働いているんだし、会わない方がよっぽど不自然でしょう?」

 

「しかしですね、マーガトロイドさん。僕はもう何年も顔を合わせていないんですよ? だからつまり、気まずいじゃないですか。何と声をかければいいのか分かりません。」

 

「『元気でやってるか』とか、『立派になってくれて嬉しい』とかでいいの。コンラッドは内気なタイプだから、貴方の方から話しかけないと始まらないでしょうが。いつもの減らず口はどうしたのよ。こういう時こそ有効活用しなさい。」

 

この男は本当に世話が焼けるな。額を押さえながらアドバイスしてやると、オグデンは目を逸らして小さく頷いてきた。

 

「……分かりました、今度会いに行きますよ。」

 

「今度じゃなくて、ここでの会話が終わったらすぐ行きなさい。他人の子育てに口を出すつもりはないけど、このままじゃコンラッドがあまりに可哀想よ。父親が監獄長になったことは当然知ってるでしょうし、その上で顔を出しに来ないとなると嫌われてるんじゃないかと思っちゃうでしょう? だから今日中に行くの。いいわね?」

 

「分かりましたって。……参りましたね、子供の姿でも貴女は貴女のままだ。二十年前に戻った気分になりますよ。」

 

「貴方も二十年前のまま、大人になりきれない大人みたいね。別にそれが悪いとは思わないけど、せめて息子の前でだけは立派な父親でありなさい。貴方だって実の息子には尊敬されたいでしょう? コンラッドの方も尊敬できる父親であって欲しいでしょうしね。能力的には文句なしなんだから、カッコいいところを見せてあげなさいよ。」

 

パチリと現れたしもべ妖精が人数分の紅茶を用意するのを横目に言ってやれば、オグデンは被っていたテンガロンハットを弄りながら肩を竦めてくる。

 

「……頑張ってはみますよ。コンラッドが捻くれて僕みたいになったら悲劇ですしね。」

 

「心配しなくてもあの子は真面目な良い子に育ってるわ。今は規制管理部と合同でやってる魔法生物の研究プロジェクトに参加してるみたいよ。あの若さで抜擢されるってことは、きっと能力的にも評価されているんでしょう。」

 

「それはそれは、鼻が高いですね。反面教師になれたようでなによりです。」

 

皮肉げな台詞とは裏腹に、オグデンにしては珍しい素直な笑顔を目にして、アメリアが微妙な表情で声を上げた。

 

「……オグデンさんでもそんな態度になる時があるんですね。」

 

「大臣、僕を何だと思っているんですか? 僕にだって頭が上がらない相手は居ますよ。……まあ、この話は終わりにしましょう。今重要なのは北アメリカの勘違い野郎が動きを見せたことです。ルーファスからは大昔の事件を掘り返してきたと聞いていますが、僕が『国際お間抜け保安官』たちから聞き出した情報にあったやつですよね?」

 

「そうですね、本題に入りましょう。……今日の朝にフォーリー議長が連盟内での動きを察知して、それを私に報告してくれました。どうやらアルバート・ホームズが五十年ほど前にフランスで起きた誘拐事件の犯人として、マーガトロイドさんの存在を槍玉に挙げてきたようです。こちらがフォーリー議長が協力者経由で入手した報告書の写しとなります。」

 

言いながらアメリアが差し出してきた書類には……うーん、なるほどな。五十年前の事件の『不審な点』が列挙されているようだ。確かにあの事件はレミリアさんが強引に働きかけた所為で、『人外視点』抜きだと謎が残る結果になっている。半世紀の時を経てそこを突かれたらしい。

 

真犯人に犯人扱いされるという迷惑な状況に辟易する私へと、部屋の隅の壁に寄りかかっているスクリムジョールが話しかけてきた。

 

「正直なところ、1949年に起きた『パリ連続少女誘拐事件』に関する情報はイギリス魔法省に殆ど残っていません。当時は大戦が終わった直後というだけあって、大陸側の問題とは距離を置いていましたから。なので明確な反論を行うことが出来ず、連盟内での論争はやや不利な状況になっているそうです。……事件の顚末を詳しく教えていただけませんか?」

 

「ええ、教えるわ。といっても、私の視点でも明確に解決したわけじゃないのよね。捜査の途中でレミリアさんが私を気遣って色々と手配してくれたから、その辺の事情が抜け落ちていると不審に見えちゃうんじゃないかしら。」

 

前提として断った上で、アメリア、スクリムジョール、オグデンの三人に五十年前の事件の『表向き』の経緯を語る。リーゼ様は私に説明を任せるつもりらしく、しもべ妖精を呼びつけて昼食を頼み始めた。ホグワーツで食べてこなかったらしい。

 

ビスクドールが送られてきたこと、闇祓いの警護が付いたこと、バルト隊長やクロードさんのこと、グラン・ギニョール劇場での戦いのこと、テッサが巻き込まれたこと、『レミリアさんの私兵』が人質を救い出したこと。リーゼ様がステーキを半分平らげたところで掻い摘んだ説明を終えた私に、先ずはオグデンが半笑いで感想を述べてくる。

 

「いやはや、自分の人生がいかに平凡なものなのかを実感しましたよ。貴女とヴェイユ先生が魔法戦争のずっと昔にそんな事件に巻き込まれていたとは知りませんでした。」

 

「そうですな、驚きです。……ということは、フランス闇祓い隊には詳しい情報が残っていると?」

 

「詳しいかどうかはともかくとして、『犯人未逮捕の未解決事件』として残っているはずよ。」

 

「では、デュヴァル隊長に確認の連絡を送ってきます。フォーリー議長にも報告を回しておきましょう。連盟内の協力者はとにかく反論の材料を欲しているでしょうから。」

 

私の返事を受けてキビキビとした動作で部屋を出て行くスクリムジョールの背を見送りながら、今度はアメリアが難しい顔で意見を口にした。

 

「ポール・バルト元闇祓い隊隊長が関わっていたというのも気になりますね。その方はホームズの自宅に侵入して亡くなった被疑者だったはずです。……マーガトロイドさんの騒動で有耶無耶になってしまったようですが。」

 

「ホームズの知り合いがこの事件の犯人で、バルト元隊長はそのことを追及しに行って返り討ちに遭い、それをもみ消すためにマーガトロイドさんを犯人に仕立て上げようとしているとか? ……んー、ちょっと飛躍しすぎですかね? ホームズの後ろ盾の『ご老人』の誰かが犯人だとすれば有り得なくもないように思えますけど。政治家にとって後ろ盾の失脚はそのまま自分の失脚に繋がりますから、多少強引な手を使うのも理解できますよ。」

 

闇祓いの顔に戻っているオグデンの推理を聞いて、リーゼ様が無言で『やるじゃないか』という笑みを浮かべる。正解に近い答えだと判断したのだろう。もみ消すためではなく私の身柄そのものが狙いで、後ろ盾の老人ではなく操り手の魔女が犯人なわけだが、大まかな流れとしては私の予想とも重なっているな。

 

相変わらずの勘の良さに感心する私を他所に、立ち上がったアメリアが部屋を歩きながら状況を整理し始めた。

 

「だとすれば、想像以上に複雑な状況になりますね。整理しましょう。ホームズの狙いは五十年前と去年の二つの誘拐殺人の揉み消しと、もしかすればスカーレット女史の影響力を削り取ること。彼が尽力するに足る位置に居る人間が真犯人であり、マーガトロイドさんは五十年前の事件に関わっていて、かつスカーレット女史の関係者だから標的にされた。そういうことですね?」

 

「僕としては面白いストーリーだと思いますが、全てが単なる予想であることをお忘れなきように、大臣。その推理で行くと五十年前の事件を掘り起こすメリットがホームズ側にありませんし、現在の膠着状態を打破するために持ち出してきたのは明白です。ならば今回の動きは受動的な行いであって、本来の目的ではないはずでしょう? 僕はスカーレット女史への……延いてはマーガトロイドさんへの『攻撃』が主目的で、揉み消しの方は副次的な『オマケ』なんだと思いますけどね。」

 

「……先程と言っていることが違いますが?」

 

「視点を変えるのは重要ですから。可能性なんてそれこそ無限にあるんですし、一々拘泥していると痛い目に遭いますよ? ……ポール・バルトの動きこそが始まりなのか、あるいは偶々時期が重なっただけなのか。それが一つのヒントになりそうですね。バルトが地下深くに埋めたものを掘り出そうとした結果、ホームズはそれを隠すために別の場所に目を向けさせようとしているのかもしれません。」

 

そこは私たちにも分からない部分だな。魔女にはバルト隊長を人知れず始末することだって出来たはず。それなのにわざわざ事件にして、それを『開演の合図』として私たちに知らせてきた。……バルト隊長が辿り着いたからこそ始めたのか、あるいは始めようと思っていた時期と重なったから利用したのか。ホームズの顔をクロードさんそっくりにしていることといい、何かしらの意図を感じるぞ。

 

オグデンとは少し違った視点で黙考していると、ステーキを食べ終えたリーゼ様が満足そうに背凭れに身を預けながら口を開く。悪戯げな笑みを浮かべながらだ。

 

「キミたちはあれだね、考えすぎってやつだよ。ホームズの目的がどこにあるかとか、レミィの影響力云々なんてのは然程重要じゃないのさ。重要なのはこっちが殴られたってことと、どう殴り返せば相手により大きな痛みを与えられるかってことだろう?」

 

「僕好みの愉快な意見ですが、実際にどうしろと?」

 

「つまりだね、アリスの無実を証明しようとするのは守りの手でしかないってことだよ。そんなもんは下々の連中にやらせておきたまえ。事実としてアリスはやってないんだから、そこまで難しいことじゃないだろうさ。……私たちが打つべきは攻めの手だ。バカ正直に真正面から殴り合わず、卑怯な手段で背中から刺したまえよ。訳の分からん国際保安局とやらを潰せばホームズの動きは制限されるだろう? 国際保安局があるのはどこだい?」

 

「……マクーザを利用しろと?」

 

アイスブルーの瞳を真っ直ぐ向けながら聞くオグデンに、リーゼ様はやれやれと首を振って補足を飛ばした。

 

「自分たちの看板を掲げて大騒ぎされれば迷惑に思うヤツだって居るはずだ。そういうヤツを利用してホームズの背中を刺させればいいのさ。……ボーンズ、この前調べておくように言っておいた件はどうなったんだい? 誘拐事件の目撃者が居るらしいって話。」

 

「他国のことですので調査に手間取っていますが、マーガトロイドさんを目撃したという証言があったことは間違いないようです。……そういえば、オグデンさんからも同じことを調べるようにという依頼がありましたね。」

 

「確かに依頼しましたね。目撃者云々のことを国際保安局の若いのから聞き出しましたから。……僕はともかく、ミス・バートリはどこでそのことを知ったんですか? 生意気にも国際保安局は情報規制を敷いていたはずですが。」

 

「レミィがそうであるように、私も吸血鬼なのさ。吸血鬼は何でも知ってるんだ。知らなかったのかい?」

 

至極適当にオグデンへと嘯いたリーゼ様は、アメリアに視線を戻してニヤリと笑いながら提案を送る。

 

「こっちが派遣してる人間じゃなく、向こうの闇祓いに国際保安局の調査内容をチェックさせたまえよ。マクーザ内では国際保安局と闇祓い局が対立しているんだろう? 敵の敵は味方さ。冤罪の可能性が大だとか何だとか主張して、『より信頼できる実績ある機関』に調査して欲しいとかって煽てまくりたまえ。マクーザの方だってイギリスの抵抗っぷりは予想外だろうから、和解の逃げ道を示せば喜んで食い付いてくるはずだ。身内の失態は身内が解決する方が望ましいしね。」

 

「おや、悪くありませんね。確かにそろそろ弱気になってくる議員が出てきてもおかしくはないでしょう。北アメリカの闇祓いはプライドが高いですし、魔法戦争を通してスカーレット女史の存在の大きさも理解しているはずです。おまけに本音を言えば国際保安局の失態を望んでいる上、それを明らかにしたのが自分たちとなれば言い訳も出来る。……橋渡しは僕に任せていただけませんか? 現役の頃の知り合いに頼んでみましょう。順調に出世していればそれなりの重職に就いているはずですから。」

 

「……分かりました、オグデンさんにお任せしましょう。外部からは調べられないことでも、内部からなら見えてくるかもしれませんしね。」

 

うーん、実に攻撃的な手だな。向こうの闇祓い局と協力するということは、マクーザ内の権力闘争に間接的に介入するということを意味している。そうなると事態が更に複雑になるぞ。それを考慮してか難しい表情で許可を出したアメリアへと、リーゼ様は食後の紅茶を楽しみながら話を続けた。

 

「それに、そろそろ北の老人も動き始めるはずだ。そうすればマクーザは更に弱気になるだろうさ。……初動で仕留め切れなかったのがホームズの失敗だよ。様子見をしていた連中もこれでこっちに付くだろうし、あとはズルズル落ちていくだけじゃないかな。」

 

グリンデルバルドか。私以外の二人も誰のことを言っているかに気付いたようで、アメリアはどこか苦い顔を浮かべ、オグデンはただでさえ細い目を更に細めてリーゼ様を観察する。かなり興味深そうな表情だ。グリンデルバルドとの繋がりの詳細が気になるのだろう。

 

そんな視線に気付いているのかいないのか、リーゼ様はパンパンと手を叩いてしもべ妖精を呼び出しながら会話を締めた。

 

「とりあえずは難しいことを考えず、順当に詰めて行けばいいんだよ。後手の強みはそこにあるんだからね。そうすれば相手の方が勝手にボロを出すだろうさ。……やあ、しもべ。何かデザートを持ってきてくれたまえ。甘ったるいやつじゃなく、さっぱりしているやつをだ。果物系がいいな。」

 

「かしこまりました、お嬢様。」

 

慣れた様子で命じるリーゼ様と、これまた命じられることに慣れた感じのしもべ妖精。久々にお嬢様っぽい部分を見せているリーゼ様を横目に、紅茶を一口飲みながら思考を速める。

 

ホームズの方はやや動きが重くなってきたようだし、となると問題なのは魔女の方だな。グリンデルバルドが動くのが早いか、それともアピスさんからの調査報告が上がってくるのが早いか。それで対処の順番が変わりそうだ。

 

結局のところ自分だけでは何も出来ないことを悔しく思いつつ、アリス・マーガトロイドは小さな手でティーカップをソーサーに置くのだった。

 


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