Game of Vampire   作:のみみず@白月

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「んー……おはよ、咲夜。誕生日おめでとう。」

 

十月三十一日の朝。寮の自室のベッドで身を起こして大きく伸びをした霧雨魔理沙は、プレゼント整理中の親友に声をかけていた。もう一人のルームメイトは既に居ないし、恐らく咲夜にお祝いを告げた後で朝食に行ってしまったのだろう。

 

私にとっての十月三十一日は単なるハロウィンではなく、『ハロウィンの悲劇』の戦死者たちの慰霊の日でもなく、ダンブルドアの命日の翌日でもなく、ハリーの運命が始まった日ですらなく、何よりも先ず咲夜の誕生日なのだ。だから朝起きて最初にお祝いを口にした私へと、成年を迎えた銀髪ちゃんは微笑みながら返事を返してくる。

 

「ありがと、魔理沙。……髪がぐしゃぐしゃになってるわよ?」

 

「あー、そうだな。そういえば昨日は結ばないで寝ちゃったっけ。アクシオ(来い)。」

 

ベッドに腰掛けたままで共用の棚のヘアブラシを呼び寄せて、飛んできたそれで四方八方に跳ねている自分の髪を梳かしながら、プレゼントをせっせと仕分けしている咲夜に質問を投げた。ちなみに私からのプレゼントもあの中に含まれているはずだ。例年は普通に手渡ししていたのだが、今年は成人になる大事な年ということでラッピングして店から送ってもらったのである。

 

「どうだ? 今年の『収穫』は。豊作か?」

 

「何よその言い方は。……やっぱりと言うか何と言うか、成人祝いだけあって腕時計が多いみたいね。一生分の腕時計が今日一日で手に入っちゃいそうよ。」

 

「まあ、ヨーロッパ魔法界の風習だもんな。縁起物みたいな感覚なんだろ。」

 

うむうむ、私は『腕』時計にしなくて正解だったな。別に被るのが悪いってわけじゃないが、どうせなら違った物を贈った方が印象に残るだろう。自分の選択に満足しながらベッドを降りて、咲夜の方へと歩み寄ってみれば……おー、色取り取りの箱が並んでるじゃんか。さすがに今年は包装にも気合が入っているらしい。例年よりも豪華な気がするぞ。

 

「どれ、見せてくれよ。どんな時計なんだ?」

 

「これがブラックさんからで、こっちがハグリッド先生から。そしてこれがエメリーン・バンスさんからよ。知ってる?」

 

「元騎士団の魔女だろ? 名前だけはアリスから聞いたことがあるぜ。……同じ腕時計って言っても、贈り手のセンスがはっきり分かれるな。こっちのは?」

 

シリウスのは銀を基調とした控え目なサイズの腕時計……女性用なのかな? で、ハグリッドのはグリフィンドールらしい赤い革のベルトの金色のやつだ。そんでもって私が会ったことのないバンスからのは落ち着いた大人っぽいデザインの腕時計。三本の時計を観察しながらその隣にある茶色い革ベルトの古めかしいやつと、細いチェーンのようなベルトのお洒落な腕時計を指して聞いてみれば、咲夜はプレゼントの整理を続けつつ返答を寄越してきた。

 

「こっちがオルレアンのヴェイユ家を管理してくださってる方……去年の夏休みに会ったでしょ? あの方からで、チェーンベルトの方はトレローニー先生からなの。」

 

「トレローニーも贈ってきたのか。意外にもセンスが良いじゃんか。」

 

「後でお礼を言わなくっちゃね。ちなみにこっちの腕時計は私の曽祖父が使ってた時計なんですって。裏にヴェイユ家の紋章が入ってるのよ。手紙によれば、高祖父……つまりお婆ちゃんのお爺ちゃんが使ってた物でもあるらしいの。屋敷の整理をしていた時に見つけたって書いてあったわ。」

 

「……なるほどな。男性用だし随分と古いデザインだと思ったら、そういうわけだったのか。」

 

形見分け……とは違うな。何て言えばいいんだっけ、こういうのって。言い方はともかくとして、要するにヴェイユ家の歴史を咲夜に引き継いだってわけだ。咲夜の母親の母親の父親の父親が使っていた腕時計か。そう考えると重い歴史を感じるぞ。

 

品格がある腕時計のことを感じ入りながら見つめていると、咲夜が一つの箱を手に取って口を開く。白い包装の正方形の薄い箱だ。

 

「これは誰からかしら? カードが挟まってないわね。」

 

「あーっとだな、それは私からだ。」

 

「魔理沙から? ……わざわざ郵送にしたの?」

 

「まあほら、気分だよ。その方がプレゼントっぽいだろ? 開けてみてくれ。」

 

どんな反応をするかとドキドキしながら促してやれば、咲夜はこっくり頷いて白い包装紙をゆっくりと丁寧に剥がし始めた。ある程度無難な物を選んだし、少なくとも外れてはいないはずだ。既に持っている物と比較してがっかりされないかだけが心配だな。

 

「これって……懐中時計?」

 

「一個持ってるのは勿論知ってるけどよ、咲夜は腕時計よりもそっちの方が似合う気がしたんだ。ほら、イメージ的にさ。だからもう一個くらいあってもいいんじゃないかと思って、デザインが咲夜っぽいのを選んでみたんだが……どうだ? ダメか?」

 

正直なところ、咲夜がいつも携帯している銀製の懐中時計に勝てるとは思っていない。蓋には見る角度によって満ち欠けする月が彫り込まれていて、文字盤や針の装飾も精緻なものだし、裏には大好きなスカーレット家とバートリ家の紋章まで入っているのだから。

 

だが、こっちもそう悪い懐中時計ではないはずだ。外側は落ち着いた鈍い金色で、蓋は星形に中が覗けるような半ガラス製のデザインになっており、黒い文字盤にも透明な箇所があるので内部構造を見て楽しむことも出来る。それなりに高価だし、形状もカッコいい……はず。私はそう思って熟慮の末に選んだぞ。

 

今更ながらに不安になってきた私の問いに対して、咲夜は懐中時計をジッと見たままで回答してきた。

 

「……貴女って、たまーに良いセンスを発揮する時があるわよね。たまにだけど。」

 

「……それは褒め言葉なのか?」

 

「褒め言葉よ。……ありがと、気に入ったわ。こうして並べると『月と星』って感じでしっくり来るしね。」

 

懐から出した銀色の月の懐中時計と、私が贈った金色の星の懐中時計。二つを並べて眺めながら柔らかい声色で呟いた咲夜に、ホッと胸を撫で下ろしてから首肯を返す。おしおし、私のプレゼントは銀髪ちゃんのお眼鏡に適ったようだ。

 

「それなら良かったぜ。ちょっと待ってろ、着替えたら空箱を畳むのを手伝うから。」

 

自分のプレゼントの『査定』が終わって大分気が楽になった私が、寝巻きを脱いで制服に着替えようとしたところで──

 

「おや、やるじゃないか魔女っ子。中々センスを感じるプレゼントだね。」

 

「わっ、リーゼお嬢様?」

 

「っと……リーゼ? お前な、いい加減にしろよ。びっくりするだろうが。」

 

悪戯吸血鬼め、卒業した後もお構いなしか。宙空から滲み出るように部屋の中央に姿を現したリーゼの声に、私と咲夜がびくりと肩を震わせる。そんな私たちの反応にうんうん頷いてから、不法侵入吸血鬼は咲夜へとお祝いを投げかけた。マクゴナガルに対してホグワーツの防犯についてを意見すべきかもしれないな。

 

「誕生日おめでとう、咲夜。どうしても直接言いたくて忍び込んできちゃったよ。」

 

「ありがとうございます、リーゼお嬢様。……実はその、そんな気はしてました。お嬢様からのプレゼントがありませんでしたから。」

 

「んふふ、さすがだね。これを郵送するのはあまりに無粋だし、そもそも手ずから渡さなければ意味がない。だからこうして自分で持ってきたわけさ。」

 

親バカもここに極まれりだな。シリウスだって忍び込んではこないと思うぞ。……いや、どうだろう? もしハリーの誕生日が学期中だったらやってたかもな。城に忍び込んだという前科自体はあるわけだし。二人の親バカを思って呆れている私を他所に、リーゼは徐にポケットの中から小さな黒い物体を取り出す。

 

「えっと、それは?」

 

咲夜も何なのかがいまいち分かっていないようで、小首を傾げて質問を送っているが……んん? リーゼはやけに真剣な面持ちだな。黒い金属のバッジのような何かを咲夜に差し出すと、バートリ家の当主どのは銀髪ちゃんがおずおずとそれに手を伸ばしたところで口を開いた。

 

「咲夜、手に取る前によく考えたまえ。これを現在所有しているのはエマだけで、嘗て持っていた者を含めても五指を屈するに足りない。……分かるかい? これは私の従者であることを示す印章なんだ。バートリ家ではなく、私個人の信を得たという証左なわけだね。これを所持している者は私の腕であり、足であり、血肉なんだよ。」

 

そこまで口にしたリーゼが、印章とやらを覗き込もうとしている私の方をちらりと見たかと思えば……こいつ、何のつもりだ? 途端に私の視界が真っ暗になってしまう。能力を使ったらしい。

 

「おい、何するんだよ。」

 

「悪いが、キミには見せられないんだよ。この印章に刻まれている紋章を知ることが出来るのは私が認めた『従者』だけだ。父上も、母上も、レミィやフランも知らない。当然パチェやアリスも知らないぞ。彼女たちは大切な家人だが、従者ではないからね。この紋章……バートリ家ではなく私個人の紋章を知っている存命の存在は、私が知る限りではエマだけさ。」

 

「……そういうことなら無理に見せろとは言わんけどよ、何で秘密にしてるんだ?」

 

「それはだね、魔理沙。この紋章が私の『誇り』そのものだからだよ。バートリ家にとってのそれは他者にひけらかすようなものではないし、簡単に預けられるものでもないんだ。『影も在らず』さ。我々バートリ家の吸血鬼は自らの家の紋章すらもを時に利用するが、この個人としての紋章だけは決して穢さない。それはこれが私たちバートリの吸血鬼にとって唯一切り離せないもの……そう、『影』だからだ。私という個を証明する鍵のようなものだね。だったら見せる相手を選ぶのは当たり前のことだろう?」

 

『影』? こちらからは真っ暗で何も見えないが、どうやらリーゼは私の表情から疑問を汲み取ったようだ。追加の説明を続けてきた。

 

「難しいかい? まあ、バートリ家の理念のようなものさ。吸血鬼ってのは往々にして家を重視する生き物なんだが、嘗てのバートリ家は吸血鬼社会で罪を犯した同族を狩ることを家業としていたからね。時には身内にも刃を向けなくてはならなかったんだよ。……しかし、無差別に殺しまくるのでは単なる野蛮な殺戮者だ。同族狩りにも同族狩りなりの理性と理念が必要だと考えた私の祖先は、それをバートリ家ではなく個の紋章として残すという仕来りを考案したのさ。」

 

「つまり、理性と理念を忘れないためのストッパーってわけか?」

 

「噛み砕けばそんなところだよ。決して棄て去ってはいけない誇り、切り離せない大切なもの、自身に課した戒め。そういった私の根幹を形成する要素がこの紋章には込められているわけだね。それは私が絶対に失くしてはならないものであるのと同時に、棄てられないが故の致命的な弱点でもある。……だから信頼できる従者に預けるんだ。私が道を踏み外しそうになった時、自身の誇りに背く行為をしようとした時、取り返しがつかない失敗を犯しそうになった時、忘れてはいけないそれを他者から突き付けてもらうためにね。……もう分かっただろう? その紋章は『本当の私』が映す影なんだよ。私という存在のアイデンティティそのものなんだから、それを明かすのは無防備な裸身を晒すようなものさ。」

 

全幅の信頼。それを形容するような仕来りだな。そりゃあ私に見せるわけにはいかないなと納得したところで、リーゼが咲夜に対して語りかけるのが耳に届く。

 

「咲夜、手に取るか取らないかはよく考えて決めたまえ。この印章を渡すという行為は私の全てを預けられるという証明であると共に、キミを生涯支配下に置くという宣誓でもあるからね。私の影を受け取った者を自由にさせておくわけにはいかない。これを受け取った瞬間、キミは決して外せない首輪を嵌められることになるわけさ。」

 

「……私、刻まれている紋章をもう見ちゃいました。それなのに今更受け取らないなんて選択肢があるんですか?」

 

「あるよ。これを見せたのは私がキミを信頼しているからであって、背負うかどうかを決定するのはキミ自身だ。受け取らずにこのままの関係を保つ。それでも構わないさ。強引に剥奪できないからこその忠義だからね。私が示し、そしてキミが選んでこそ価値がある行為なんだよ。」

 

選択の権利はあくまで咲夜にあるってことか。真っ暗な視界の中で会話の進行を待っていると、リーゼが更なる注意を放つのが聞こえてきた。

 

「私は今のキミとの関係を心地良く思っているから、本来これを渡すつもりは無かったんだが……春にキミから『もっと頼って欲しい』という忠言を受けて考え直したんだ。私が勝手に道を決めずに、キミが成人になった日にこの選択を迫ろうとね。レミィがどうあれ、フランがどうあれ、これを受け取ってしまえば私にとってのキミは『従者』になる。側で寄り添う家族ではなく、私個人を構成する要素の一つになるわけだ。より近いが、より隔絶された関係とも言えるだろう。……私はこれを受け取った時のキミと、受け取らなかった時のキミ。その両方を愛してみせる自信があるよ。だから後はキミがどちらの関係を望むかだ。家族か、従者か。慎重に選びたまえ、咲夜。この選択は不可逆だぞ。」

 

「その、悩む時間はもらえないんでしょうか?」

 

「残念だが、長くは与えられない。パッと浮かんだ選択に従いたまえ。迷えば積もる。そして積もれば元の形が曖昧になってしまう。である以上、考える時間は今だけなんだよ。」

 

抽象的だが、分からんでもない台詞だな。余計なことを考えずに直感で決めろということだろう。……家族と従者の二者択一か。咲夜にとってはひどく難しい選択かもしれない。今までは『家族であり、従者』だったのに、どちらかを切り離さなくてはいけないのだから。

 

とはいえ、リーゼが決断を迫るのも理解できる。その点においての曖昧な関係を許容してしまうのはただの甘さだ。アリスやノーレッジのような関係であることを取るか、エマのような立場を選ぶか。咲夜が今や一人前の存在になったと認めたからこそ、彼女が成人になったこの日にはっきりさせようということなのだろう。

 

どちらを選んでもおかしくないぞ。私が予想にもならない予想をしたところで、微かな衣擦れの音と共に咲夜が動く気配が伝わってきた。そして一拍置いた後、リーゼの声が場に響く。嬉しそうであり、寂しそうでもある何とも切ない声色だ。

 

「……そうか、キミは従者であることを選ぶのか。」

 

「はい、私はリーゼお嬢様の影を受け取ります。『家族』じゃ満足できないんです。」

 

「大いに結構。影を受け取った以上、キミは私の所有物だからね。髪の毛一本から足の爪の先まで私のものだよ。もうキミ自身ですら私に断りなくキミをどうこうすることは出来ない。私が死んでいいと許可しない限りは死ぬことも許されないんだ。いいね?」

 

「かしこまりました、お嬢様。私の全てをお使いください。」

 

決意と寂しさを綯い交ぜにしたような咲夜の声が聞こえるのと同時に、私の視界に光が戻ってくる。……知らぬ者からすれば気付けない程度に二人の間の空気が変わっているな。親と娘ではなく、主人と従者のそれに。片方を手にした咲夜は、片方を失ったということか。

 

つまり、独特な形の『親離れ』なわけだな。そのことにちょびっとだけ寂寥を感じつつ、二人の方へと言葉を投げた。これもまた成長による変化の一つか。咲夜はきっとこれを『進歩』と判断しているはずだ。だったら親友としては祝福しなければならないだろう。

 

「あー……まあ、良かったな。これではっきりしたってことだろ? 咲夜は晴れてリーゼの正式な従者になったわけだ。」

 

「そういうことだね。ちなみにスカーレット家に関しては私は何も言わないよ。事情が事情だし、特例として二君に仕えることも許容しよう。そっちは幻想郷に行った後でレミィたちと相談したまえ。」

 

「分かりました、そうします。」

 

「あとは、そうだな……一つだけ注意しておくとすれば、私は非常に独占欲が強い吸血鬼だってことかな。私のものを知らんヤツがベタベタ触ったり、勝手に使われたり、傷を付けたりされるのは我慢ならん。今後は『アンネリーゼ・バートリの所有物である』という自覚を持つように。レミィとの契約が済んでいない現状だと、キミを使っていいのはこの世で私だけだ。分かるね?」

 

咲夜の顎を掴んでぐいと自分の方を向かせたリーゼに、銀髪の従者はごくりと喉を鳴らしてから慌てて返答する。乱暴ではないが、強引って感じだ。前までなら絶対に咲夜相手にこんな対応はしなかったし、従者になったからということなのだろう。

 

「か、かしこまりました。気を付けます。」

 

「ん、結構。それと口調や態度は今まで通りで構わないよ。これは形式ではなく心の契約だからね。……それじゃ、私はこれで失礼しようかな。ペティグリューの件に関してはアリスから報告を受けているから、二人とも彼女の指示に従うように。」

 

言いながら窓を開け放ったリーゼは、そこから外へと飛び去ってしまう。敷地外に出て姿くらましで帰るのかな? それを見送った後、ずっとお辞儀したままだった咲夜に声をかけた。

 

「……良かったんだよな?」

 

「良かったのよ、これで。少し寂しくはあるけど、私が望んでいた形はこれなんだと思うわ。『娘』であることを選んだアリスとも、『友達』であることを選んだパチュリー様とも違う関係。しっくりくるでしょ?」

 

「まあ、そうだな。収まるところに収まったって感じではあるぜ。それに、リーゼなら仕え甲斐があるだろ。世話を焼くべき部分は山ほどあるし、忠誠の対価もきちんと払うタイプらしいしさ。」

 

「……何とも不思議な気分だわ。私、リーゼお嬢様の所有物になっちゃったのね。」

 

呟きながら自分の身体を見下ろしている咲夜は……うーむ、どことなく嬉しそうだな。『所有』されることに喜びを感じるとは、我が友人は中々変わった価値観を持っているらしい。

 

口の端を緩ませながら自分の身体をぽんぽんと叩いている親友を見て、霧雨魔理沙は幸せの形が人それぞれであることを実感するのだった。

 


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