Game of Vampire   作:のみみず@白月

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邂逅

 

 

「動かないでね。……はい、これで元通りよ。もう一度チャレンジしてみましょう。」

 

『バラけ』てしまった魔理沙の左手首を杖魔法でくっ付けてから、アリス・マーガトロイドは床に描いた円を指して姿あらわしの練習の再開を宣言していた。うーむ、教え方が下手なのかな? 咲夜は比較的早い段階で上達したものの、魔理沙が予想以上に手間取っているな。やり方を変えてみるべきかもしれない。

 

七月三日の土曜日、私はブラック邸で咲夜と魔理沙に姿あらわしの指導を行っているのだ。練習は『大掃除』以降一切使っていないらしい広めの空き部屋でやっており、隣の部屋ではハーマイオニーとロンがハリーの試験勉強を手伝っている。

 

他にも使用していない部屋が山ほどあるみたいだし、やはりブラックとハリーだけでは持て余すんだろうなと考えていると、魔理沙が珍しく弱気な態度で質問を飛ばしてきた。

 

「……私って、姿あらわしが下手なのか? どうにもイメージが纏まらないぜ。どうすればいい?」

 

「多分だけど、貴女は空間把握の方法が独特なんじゃないかしら? だからこそ優秀な飛び手で、故に姿あらわしの習得に手古摺るんだと思うわ。」

 

「褒められてるのかダメ出しされてるのかよく分からんぜ。」

 

「何事にも良い側面と悪い側面があるってことよ。……んー、目標点に『飛び込む』ってイメージが合ってないのかもしれないわね。一番受け入れ易いイメージを探してみて頂戴。『パッと現れる』とか、『落ちる』とか、『飛び出す』とか。仮にバラけても部屋の外までは飛んでいかないように魔法がかかってるから、恐れずにチャレンジしてみなさい。」

 

私のアドバイスに首肯して杖を構えた魔理沙が、隣で待っていた咲夜と同時に姿あらわしを使うと……ダメか。目標となる円の手前にパシュッという音と共に現れたかと思えば、派手に地面に突っ込んでしまう。顔からだ。

 

「今のは痛かったわね。」

 

見事隣の円の中心に出現した咲夜が同情しているような面持ちで代弁するのに、両手を床に突いて身を起こした魔理沙が応答する。渋い表情だな。

 

「ああ、クソ痛かったぜ。そして今度は右足が行方不明だ。探してくれ。」

 

アクシオ(来い)。……はい、アリス。不気味だから早く『装着』してあげて。」

 

『姿あらわしの失敗でバラけた右足』を呼び寄せるのは中々難易度が高いだろうし、靴を呼び寄せることで右足を『おまけ』にしたのかな? 上手いこと呪文を使うなと感心しつつ、咲夜から魔理沙の右足を受け取って呪文で本体にくっ付けた。

 

しかしまあ、『バラけ』は何度目にしても難解な現象だな。切断されたわけではないから血は流れないし、バラけた状態でも自分の意思で身体から離れた部分を僅かにだけ動かせるのだが……これ、本当にどうなっているんだろうか? 何度も見ていたら気になってきたぞ。

 

「……ねえ、魔理沙? この際だからちょっと実験してみてもいい? バラけた部分を更にバラけさせるとどうなるかを観察したいんだけど。」

 

「おい、私は実験動物じゃないんだぞ。絶対に嫌だからな。生きたまま細切れになるのは御免だぜ。」

 

「だけど、意図的にバラけるのってかなり難しいのよ。チャンスは今だけなの。……ダメかしら? バラけた腕は動かせるとして、そこから更に指が離れてもまだ動かせるのかが気にならない?」

 

「ならない。だからやらない。」

 

むう、気になるんだけどな。両手両足の指を意図的にバラけさせることが出来れば、二十体の指人形を離れた位置から操れるかもしれない。そりゃあ魔法で操作すれば簡単かもしれないが、指人形は指で動かしてこそだろう。

 

人形劇に使えそうだし、良い考えだと思うんだけど……問題は何かの拍子で指がスルッと人形から抜けてしまった場合、舞台上にモゾモゾと独りでに動く『指』だけが取り残されてしまうという点だな。大人は単純に引くだろうが、子供は泣くかもしれない。芋虫のように動く指を見て喜ぶ子供はさすがに居ないだろうし。

 

となると指を固定できる構造にする必要があるなと思考を回している私に、魔理沙がじりじりと後退りながらジト目で話しかけてきた。

 

「……おいこら、アリス。何か危ないことを考えてるだろ。魔女の顔になってるぞ。」

 

「人形のことを考えてたのよ。指人形を使った人形劇のことを。全然危なくないわ。」

 

「さっきの会話と『指人形』って言葉を足すと、とんでもなく危ない発想が生まれると思うぞ。……とにかく実験は無しだからな。やろうってんならここからの指導はシリウスに頼むぜ。」

 

「まあいいわ、今度別のやり方で試してみることにしましょう。……咲夜はほぼ確実に円に入れるようになってきたわね。距離を遠くしてみる?」

 

手持ち無沙汰にストレッチしている咲夜に聞いてみれば、彼女は軽く頷いて了承してくる。咲夜の方は姿あらわしが得意であるとすら言えそうだな。

 

「ん、やってみる。……リーゼお嬢様、やっぱり来ないのかな?」

 

「諏訪子さんと神奈子さんとの話し合いが長引いてるのかもね。」

 

ここに居ないリーゼ様は、現在日本の守矢神社にて二柱との打ち合わせを行っているのだ。何でも移住する際に一緒に『持っていく』土地の広さについてを相談しているらしい。魔法に詳しい私がこっちに居られる間に計画の骨子を作っておきたいのだとか。

 

ううむ、そんなに頼られても困るんだけどな。出発前のパチュリーから『もしマーガトロイド人形店を持っていくなら』と転移魔法の術式を教えてもらってあるので、リーゼ様はそれを頼りにしているんだろうけど……あの神社をごっそりっていうのは物凄く難しいと思うぞ。術式自体はパチュリーのものだが、術式に合わせるための細かな計算や調整をするのは私なのだ。

 

パチュリーは見事に紅魔館を丸ごと転移させてみせたけど、私は同じことが出来ると胸を張って言えるほどの魔女ではない。でもリーゼ様にがっかりされるのは悲しいし……ああ、憂鬱だな。帰ってきた彼女に『裏手の湖ごとになったよ』と言われたらどうしよう。そうなるともう絶対に無理だぞ。

 

それに、人形店をどうするのかもまだ決めかねているのだ。紅魔館に住むなら持っていっても仕方がないわけだが、愛着があるあの家をこっちに残していくのは薄情な気がする。とはいえ紅魔館の裏手にポツンと人形店が設置されてあるのは奇妙すぎるだろう。

 

うーん、悩むぞ。残り一年になって色々と考えることが増えてきたなと唸っていると、部屋にひょっこり顔を出したブラックが皿を片手に呼びかけを投げてきた。皿に載っているのは……クッキーか?

 

「マーガトロイドさん、少し休憩にしませんか? クッキーを焼いたんです。」

 

「……貴方、いつの間にクッキーなんかを作れるようになったの? 騎士団の頃は料理なんて全然できなかったわよね?」

 

「最近料理に凝ってましてね。お菓子にも挑戦しているんです。紅茶も淹れましたから、ハリーたちが居る部屋で食べましょう。」

 

訳が分からないな。ブラックは一体どの方向に進もうとしているんだ? エプロンを身に纏っている元囚人へと首肯してから、私と同様に微妙な表情になっている咲夜と魔理沙と三人で隣の部屋に移動する。ハリーの名付け親が未だ迷走しているのは間違いなさそうだ。

 

「そら、ハリー! クッキーだ! 今日のは上手く焼けたから美味しいと思うぞ。」

 

まあうん、毎日が充実していそうではあるかな。名付け子へと満面の笑みでクッキーを差し出すブラックを横目に、アリス・マーガトロイドはやれやれと首を振るのだった。

 

 

─────

 

 

『あの、何してるの?』

 

蛇だ。見覚えのある黒い蛇。要するに細川先生のペット。校舎の中庭の草むらの中でとぐろを巻いている蛇に語りかけながら、東風谷早苗はかっくり首を傾げていた。まさか、また逃げ出したのか?

 

七月三日のお昼ご飯の直後、当番を押し付けられた中庭の掃き掃除をしている途中でこの蛇を見つけたのだ。今日は土曜日なので午前中で授業が終わりなため、今は掃除の時間なんだけど……うー、見つけちゃったからには放っておけないな。折角お二方がリーゼさんとの話し合いのために神社の方に顕現しているから、早く終わらせて大きなテレビを独占しようと思っていたのに。

 

捕まえて細川先生のところに届けないとと考えている私に、舌をちろちろさせながら頭をもたげた蛇が返事を返してくる。棒読みではなくなっているものの、この前と同じ変な口調でだ。

 

『おっ? 何じゃ? 誰じゃ? ……おー、蛇語を話す小娘か。』

 

『そうだけど、また逃げちゃったの? こっちにおいで。細川先生のところに持っていってあげるから。』

 

『小娘』か。蛇の寿命がどれくらいなのかはよく知らないけど、多分私の方が歳上だと思うぞ。『人間に換算すると何歳』的なあれなんだろうか? しゃがんで手を伸ばしながら呼びかけてやれば、黒蛇は頭をゆらゆらと動かして駄々をこねてきた。

 

『嫌じゃ嫌じゃ、毎日退屈なんじゃもん。わしだって外で遊びたい。自由を謳歌したい。ネズミとか追いたい。』

 

『ネズミは居ないんじゃないかな。ここはちょっと特殊な場所だから。……ほら、我儘言わないで帰ろう? 細川先生が心配してるよ?』

 

『何かおぬし、無礼じゃな。何じゃその童に語りかけるような口調は。礼儀がなっとらんぞ。わしをもっと敬え。』

 

『えぇ……。』

 

何だこの蛇。謎の上から目線に困惑しつつ、周囲に生徒が居ないことを確認してから説得を続ける。蛇語で話しているところを見られるのは避けた方がいいだろう。今でも転入直後に自慢げに蛇語を『披露』した結果、どうなったのかを鮮明に覚えているぞ。あの時は凄い特技だってちやほやされるんじゃないかと思っていたっけ。苦い失敗の記憶だ。

 

『えーっと、ごめんなさい。敬語の方がいいですか?』

 

『うむうむ、そうじゃな。わし、偉いから。分かるじゃろ? 偉い雰囲気があるじゃろ?』

 

『あー……はい、あります。』

 

『じゃろ? 見る目があるのう、おぬし。やっぱりわしの凄さは隠しきれんかー。照れるぞ。照れ照れじゃ。』

 

とりあえず下手に出て捕まえちゃおう。するすると動きつつ喜んでいた黒蛇は、急に焦ったように動くスピードを上げたかと思えば……ジタバタしながらこちらに助けを求めてきた。

 

『あれ? ……あっ、絡まった! わし、絡まっとる! 早く助けるのじゃ! 怖い!』

 

『えと、はい。今助けます。』

 

飼い主の細川先生には悪いけど、この子はかなりバカな蛇みたいだ。普通の蛇がこんなことになるとは思えないし、少なくとも平均的な蛇よりは頭が悪いということになるな。勝手に固結びのような状態になってパニックに陥っている黒蛇を持ち上げて、解いてやろうとしてみるが……ぬう、どうしてそんなに動くんだ? 解けないじゃないか。

 

『あのですね、動かないでくれませんか? 余計に絡まるんですけど。』

 

『だって、胴体が絡まっとるんじゃぞ? おぬし自分の身体が絡まったことがあるか? 凄い怖いんじゃからな? ……しかもなんか、おぬしに触られると痛いし。触り方が下手すぎるのかもしれんな。そんなんじゃ立派な蛇使いになれんぞ。』

 

『蛇使いなんて目指してませんし、人間は絡まろうと思っても無理ですし、解こうとしてるんだから動かないで任せてください。』

 

『優しくな? 優しく解くんじゃぞ? わし、繊細なんじゃから。か弱い蛇なんじゃ。蛇って掴まれるとゾワッとするんじゃよ。本能的に。』

 

蛇についての余計な知識が増えたところで、掃除用の竹箒と解き終わった黒蛇を持って校舎の方へと歩き出す。リーゼさんがひょっとしたら妖怪かもと疑っていたけど、それはやっぱりなさそうだな。こんなにおバカな蛇が妖怪だなんて有り得ないぞ。

 

『解けたから行きますよ。』

 

『えー、つまらんのう。わし、遊びたい。おぬしも遊びたくならんか?』

 

『なりません。』

 

『あれ、ならん? 本当に? ちっとも? ……あれぇ? 変じゃな。何でじゃろ?』

 

何でもなにもないだろうに。黒蛇が心底不思議そうにくりくりと頭を捻りながら私を見上げた瞬間、はたと重要なことに気付いて立ち止まった。蛇を持ったままで校舎の中を歩くのは賢い行動じゃないな。細川先生は飼っていることを隠しているらしいし、蛇舌の私が堂々と蛇を連れているのも問題だ。隠さないと。

 

『なあ、本当に遊びたくならん? わし、遊びたいんじゃけどなー。……そら、なったじゃろ?』

 

『なりませんって。……ちなみに聞きますけど、蛇さんってオスですか?』

 

『どう見ても女じゃろうが。失礼な小娘じゃな。その質問ってマジ無礼じゃぞ。わし、マジムカつく。』

 

古臭いんだか現代的なんだか分からない口調だし、テレビとかで言葉を覚えているんだろうか? 細川先生、時代劇が好きなのかな? この蛇がケージの中からテレビを観ている光景を想像しつつ、メスならいいかと懐に黒蛇を入れる。

 

『細川先生のところに行きますから、ここに入っててくださいね。……ちょっ、何でいきなり暴れ出すんですか。入ってくださいってば。』

 

『嫌じゃ! ……おぬしの懐の中、居心地最悪なんじゃけど。ドブの中とかの方がまだマシじゃぞ。わし、ここは嫌。外の方がいい。』

 

『めちゃくちゃ失礼なこと言うじゃないですか。いいから中で大人しくしててください。他の人に見られると蛇焼きにして食べられちゃいますよ?』

 

『……嘘じゃろ? わし、食べられちゃうの?』

 

『ドブの中』とは失礼千万だな。意味不明な罵倒にちょっとイラッとしつつも、至極適当な嘘で蛇を大人しくさせた後、中庭から校舎に入って二階に向かう。研究室に居るかな? 細川先生の自室がある桐寮にはあまり近付きたくないぞ。考えながら一番近い階段を上って、二階の渡り廊下を抜けて四面廊下に足を踏み入れたところで……制服の中に入っている蛇が質問を寄越してきた。余計な文句と共にだ。

 

『ぬああ、本気で居心地が悪いのう。最低最悪じゃ。……なあなあ、本当に遊びたくならん? ほんとのほんとに?』

 

『しつこいですよ。ならないって何度も言ってるじゃないですか。蛇語を周りに聞かれたくないので静かにしておいてください。』

 

『えー? 変じゃぞ、おぬし。何でならんのじゃろ? ひょっとしてわし、不調? 最近調子良かったはずなんじゃがのう。』

 

シューシューとよく分からないことを呟く蛇を無視しつつ、たどり着いた細川先生の研究室のドアを名乗りと同時にノックしてみれば……良かった、居るみたいだ。中から入室を許可する声が響いてくる。

 

「あの、東風谷です。入ってもいいでしょうか?」

 

「どうぞ、入ってください。」

 

「失礼します。……こんにちは、細川先生。」

 

「どうも、東風谷さん。バートリ女史から何か伝言があるんですか?」

 

どうやら何か書き物をしていたようだ。デスクに着いたままでペンを置いて問いかけてきた細川先生は、私が首を横に振りながら懐から出した蛇を見て顔を引きつらせると、勢いよく席を立ってこちらに……あー、あれは痛そうだな。デスクの角に足をぶつけて苦悶の声を漏らしてから、よろよろとこちらに歩み寄ってきた。めちゃくちゃ慌てているじゃないか。

 

「ぐっ……ど、どうしてその蛇を? というか、何故東風谷さんが?」

 

「あのですね、さっき中庭の掃除をしてた時に草むらで見つけたんです。また逃げ出したってことなんじゃないでしょうか?」

 

「……なるほど、そういうことですか。いや、助かりました。ありがとうございます。見つけたのが東風谷さんで本当に良かった。」

 

何か早口だな。私から黒蛇を受け取りながらお礼を言った細川先生は、ピタリと動きを止めて疑問を送ってくる。

 

「……この蛇から何か聞きましたか?」

 

「『何か』? ……えーと、遊びたいって言ってましたよ? 退屈してるんじゃないでしょうか?」

 

『しとるしとる。言ってやれ、小娘。わし、退屈しとるって。ヒマじゃって。』

 

「あーっと、今も言ってますね。ヒマなんだそうです。」

 

だから脱走しちゃったのかな? 蛇の通訳をするという貴重な体験をしている私に、細川先生は物凄く苦い笑みで首肯してきた。

 

「そうですか、参考にします。だからつまり、飼育する上での参考に。」

 

「はい、助けになったなら良かったです。……じゃあその、失礼しますね。これを置いてこないといけないので。」

 

改めて考えると、先にこれを片付けるべきだったな。我ながら優先順位を定めるのが下手すぎるぞ。手に持ったままだった竹箒を示して退室の意思を伝えてやれば、細川先生はうねうねと腕に巻き付いている蛇を制御しながら再度お礼を口にしてくる。

 

「ありがとうございました、東風谷さん。助かりました。」

 

「いえいえ、そんなに手間のかかることじゃなかったので気にしないでください。失礼します。」

 

『じゃあの、変な小娘。』

 

『あ、はい。もう逃げちゃダメですからね。』

 

尾を振って別れを告げてきた蛇にも蛇語で返答した後、細川先生の研究室を出て箒を用具置き場に戻すために廊下を進む。奇妙なトラブルだったな。どういうケージで飼っているのかは知らないけど、また逃げ出さないようにきちんとロックすべきだと思うぞ。

 

何にせよ問題は片付いたんだし、ここからはゲームに一直線だ。早く箒を片付けて大きなテレビでゲームがしたい。明日は日曜日で休みだから、この前の外出日に買ってもらったお菓子を食べながら夕食の時間までずっとやろう。宿題もあるけど……うん、明日やれば大丈夫だ。きっと間に合うさ。今までだってそれで間に合ってきたんだから。

 

早歩きで移動しつつ自分の賢い結論に納得して、東風谷早苗は宿題のことを頭から消去するのだった。

 


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