バケーションin SUMMER!!   作:すずめいと

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初めまして、[すずめいと]です。今回が初投稿なので誤字・脱字、読みにくい点などがおおくあるかもしれません。温かい目で見守っていただけるとありがたいです。










プロローグ/夏休み0日目

『えー、今日で1学期が終わるわけでありまして、明日から夏休みが始まります。生活リズムを崩さないように…』

 

「ふぅ…。校長の話は相変わらず長いな…。でも、明日から夏休みかぁー、今年の夏休みは思いっきり楽しむぞ!」

 

と、浮かれている僕の名前は 朝月 桔梗《あさつき ききょう》。月ノ宮高校の1年生だ。今日は終業式ということもあってみんなソワソワしている。まぁ、明日から夏休みが始まるわけだし、当然といえば当然だよね。

 

『桔梗はさ、夏休みの予定とか決まってる?』

 

「いや、僕はまだしっかりとは決めてないよ?」

 

『え!じゃあさ、私とどこか出掛けない?』

 

「え、でも僕もまだ予定立ってないからさ…」

 

『えー、こんなに可愛い子が誘ってるんだよ?一緒に遊ぼうよぉー!』

 

この子は柊木 杏子《ひいらぎ あんず》。同じクラスの女子だ。僕はあまり女子とは面識がないが、杏子は何故かよく僕に話しかけてくれる。

 

「んー、空いてる日があったら連絡するよ。」

 

『絶対だからね?絶対に連絡してよ!!』

 

「わかりましたー。」

 

『あー!その言い方!絶対わかってない!か・な・ら・ず、連絡してよね!』

 

「う、わかったよ。連絡するよ」

 

『絶対だからね!バイバイ!』

 

今日は午前中で学校が終わりだ。そろそろ僕も帰ろうかな。…と思ったけどまだ帰るのには少し早いかな。どっかのファストフード店にでも寄り道していこう。

 

『いらっしゃいませ』

 

『ご注文をお伺いします。』

 

「えと、ルナバーガーのセットを1つ。飲み物はオレンジジュースで」

 

『かしこまりました。しばらくお待ちください。』

 

「テディバーガーなんて久し振りに来たな…!まぁ、こっちの道通ることなんて滅多にないから仕方ないか。」

 

この店には中学の時に幼馴染とよく来ていた。でも、別々の高校に進学してからは会うことも少なくなり、あまり連絡も取らなくなっていた。アイツ、今どうしてるのかな。

 

『ルナバーガーのセットのお客様ー!』

 

「あ、僕です!」

 

「ハムっ!うん!やっぱりここのハンバーガーは美味しいな!また近いうちに食べに来ようっと!」

 

僕が食べているハンバーガーは目玉焼きが挟まっていて、とても美味しいのだ。でも、やっぱり一人で食べるとちょっと寂しいな。ふと、時計を見ると昼の3時を少し過ぎたところだ。

 

「さて、と食べ終えたしそろそろ帰るかな。今から帰れば誰かしら家にいるだろう。」

 

『ありがとうございました。』

 

「っ!流石にこの時間の日差しは堪えるな…!」

 

今年の夏は暑い。というよりも熱いという方があってるかもしれない。それくらい暑いのだ。

 

「あ、そうだ。帰る前にあそこにも寄っていこう。今日はいるかもしれないし」

 

あそこ、というのは中学の時の思い出の場所だ。僕の家の近くにある海岸のことで、小さい頃から幼馴染といつもそこで遊んでいた。

 

「…やっぱり今日もいないか…はぁ」

 

『ねぇ、もしかして、桔梗?』

 

「その声は、綾女?」

 

『やっぱり!桔梗だ!!久しぶりだね!』

 

「そっちこそ!久しぶり!」

 

彼女は神崎 綾女《かんざき あやめ》。僕の幼馴染だ。久しぶりの再会を2人で喜んだ後、僕たちはいろんな話をした。中学の時の思い出話、今の学校の話、他にもいろんな話をした。もちろん、恋愛についても。

 

『ねぇ、桔梗ってさ、好きな人とか…いる?』

 

「そ、そういう綾女はどうなのさ!」

 

『わ、私はいる…よ?って、私のはどうでもいいの!』

 

「え!誰誰!僕知ってる人!?」

 

『い、言わないわよ!でも…多分、よく知ってると思うな…。私ね、この夏休み中に告白しようと思ってるんだ。』

 

「そう…なんだ。頑張ってよ!」

 

僕は綾女に憧れていたからかなりショックだった。でも、彼女の恋愛だから、彼女の好きにすればいいと思う。僕は応援しかできないから。

 

『…うん、ありがと。あと、さ。今度の日曜の午後空いてる?』

 

「日曜の午後ねぇ…空いてると思うけどなんで?」

 

『夏祭り…じゃん?一緒に回らない?』

 

「え、僕で良いの?好きな人とか誘えば?」

 

『桔梗が良いの!だから誘ってるんでしょ?』

 

「んー、わかった!一緒に行こうか。」

 

『ありがと!』

 

僕は彼女の笑顔がこの世で1番好きだ。

 

「そろそろ暗くなって来たから帰ろっか。」

 

『そうだね。それじゃあ、日曜日にね!』

 

「うん。バイバイ!」

 

さて、とそろそろ夕ご飯の時間だ。家に帰らなくては。

 

「ただいまー」

 

『あ、にいちゃんおかえりー』

 

妹が出迎えをしてくれた。妹の名前は瞿麦(なでしこ)僕の1つ下の中学3年生だ。

 

「お、瞿麦!そのアイスちょうだい!」

 

『冷凍庫にはいってるよん』

 

「やった!」

 

『ほんっとににいちゃんはアイス好きっていうかスイーツ好きだよね。』

 

「なんだよー!悪いか?」

 

僕は昔からスイーツが大好きだ。和菓子に洋菓子、スナック菓子になんでもござれだ。ちなみに、1番好きなお菓子はモンブランだ。

 

『いやぁー、私的には大歓迎なんだけどさ。食べてくれる人がいるわけだしねー』

 

「どんどん作ってくれて構わないからな!いくらでも食べるからさ!」

 

『でもそろそろ夕ご飯だよ?ご飯の後にアイス食べたら?』

 

「そうだなー、そうするか。」

 

『今日の夕ご飯はねー、なんと!塩ラーメンだよ!』

 

「おぉ!…って、インスタントかよ!!」

 

『だってぇ…今日からパパ海外出張だし、ママもそれについていっちゃうしさぁ…』

 

「あ、そういえばそうだった…。」

 

僕らの両親が今日から2ヶ月ほど海外出張に行くと言っていたのをすっかりと忘れていた。

 

「じゃあ、今日はそれで我慢するか。」

 

『明日から私がにいちゃんの為に料理するからね!』

 

「お、期待してるぞ!瞿麦!」

 

『うん!』

 

「今日は疲れたから先に寝るよ。おやすみ」

 

『んー?おやすみぃ。』

 

…明日から、夏休みが始まる。

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