明日を掴め(ないです)デビルマシン   作:オパール
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レヴィアたん「しょうがないにゃあ……♡」

こんなこと言われたい……言われたくない?



※真摯なマジンガーファンの皆様、今のうちに謝罪させていただきます。特に深い考えはありません


明日を掴め(ないです)デビルマシン

―――伝承に曰く

 

その力は、神を越えていなければならない

 

その力は、悪魔を滅ぼすほどでなければならない

 

自ら正義を謳ってはならない

 

惰性で悪に堕ちてはならない

 

その力を振るうのは、人間でなければならない

 

因果を越えてはならない

 

それは、最強でなければならない

 

それは、無敵でなければならない

 

 

 

その者―――魔神皇帝は。……否。

 

マジンガーは、負けてはならない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だって原初の魔神来ちゃうし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

呼 ン ダ ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「呼んでねぇから因果に引っ込んでろッ!!!」

 

両腕から飛び出した二本の鉄拳が、竜殺しっぽい男の顔面と股間に突き刺さった。潰れた? 知らんな。

 

聖剣っぽいブツを持った騎士王じみた奴が斬りかかってきた。とりあえず顔が良いのに腹が立ったからミサイルぶちこんでおいた。

 

何か見るからにやべー猿っぽい奴が来たからバナナ投げておいた。食い付いた。

 

 

 

全身真っ白、龍みたいな鎧のイケメンが来た。

 

「ッハハハハハハ! 良い、良いぞ魔神皇帝!!」

 

やっべ変態だこいつ。と頭でごちて振るわれた拳に向けて拳を突き出す。どちらの拳も欠けず、衝撃だけがビリビリと全身に伝わってきた。

 

新タイプの超感覚めいた悪寒に振り向けば、背中から黒だったり白だったりな羽根を生やした軍勢が飛んできていた。

 

胸のZが熱を持ち、その周りの翼のようなシルエットが唸りを上げる。

 

そこから放たれた超高熱の熱線、広範囲かつ長距離に渡って放たれたそれが羽根の軍勢を呑み込んでいった。

 

 

 

「アッー!」

「アーツィ!」

「アーツ!アーツェ!」

「アツゥイ! ヒュウー、アッツ!」

「アツウィー、アツーウィ!」

「アツー、アツーェ!」

「スイマセェンッ!!」

 

 

 

……だが悲しいかな、『敵を焼き尽くす』という謳い文句であったはずの一撃はそんなクッソ汚い悲鳴と共に羽虫の如くボトボトと撃ち落とすだけだった。

 

「背中を向けるとは余裕だなァ!?」

 

白龍イケメンが殴りかかってきたのをジャンプで避ける。

目元がドチャクソに熱くなって、そこからプピーという間抜けェな音と一緒にビームが出た。まぁ避けられたが地面に綺麗な亀裂が入っていた。

 

ちなみに『何者も触れさせぬ偉大な風』を起こすことも出来るっちゃ出来るが、生物に使ったらとんだスプラッタ映像になるため自粛している。

 

 

 

一方、相対する白龍の男―――『尻もとい白龍皇』ヴァーリは、眼前に聳える勇姿の背後に異形を見た。

 

隆々としたボディ、その背後に浮かぶ『0』の形にも見える紅い物体、視線だけで万物を殺せそうな、黒の浮かぶ黄金の瞳。

目の前の魔神皇帝と対を成すかの如き、絶対的な『死』を放つその出で立ちにヴァーリは―――畏怖と、同時に高揚を覚えた。

 

自分はその『死』にどこまで喰らいつけるのか

 

自分の力は彼の『魔神』に届きうるのか

 

(戦ってみたい。そして乗り越えたい、その姿を!!)

 

ヴァーリにとって、戦闘とはそれそのモノが生き甲斐。

飯だとか女だとか、そんな有象無象よりも、強者と闘うこと、それこそがヴァーリ・ルシファーの全てでもあった。

 

 

 

―――乗り越えられない『因果』があることを知らないのは、彼にとって幸か不幸か。それこそ誰も知らない

 

 

 

(やばいヤバいヤバイヤベーイ! このままじゃ負ける! おいどうすんだよカイザー!?)

 

『頑張れ男の子』

 

「死ねッッッ!!!」

 

背中の翼で空を舞う。性懲りもなく飛んできた羽根つき達に向けてもいっちょ熱線。今度は怒りでブーストでもされたのか、全身燃えながら墜落していった。

言うなれば焼き羽虫。不味そう。

 

(テメェが言ったんだろが! 「負けたら因果が紡がれて奴が来る」って!)

『ああ。来たら世界終わるゾ。大変だな』

(他人事ォ!?)

 

熱線掻い潜って来た羽根つきには、両肩から抜いた皇帝肩裂き剣(公式名称ハッキリしろ)で大立回り。ズババンズババンと斬っては投げ斬っては投げ。光線だろうと凶器だろうとズババンズババンターチアーガレトーモーノータメー

 

(もぅまぢむり。ゃめたぃ)

 

『……お前がここで負けるのは勝手だ。けどそうなった場合、誰が代わりに『奴』と戦うと思う?』

 

「……ばんj」

『お前の仲間達だ(食い気味)。彼らはお前に『奴』との因果を背負わせてしまっていることに負い目を感じているはずだ。だからお前が勝たなきゃ死んでも『奴』に挑むだろう。だが、彼らじゃどう足掻いても『奴』には勝てない。そうなれば、ここと繋がる全てがZEROに還ることになる』

「……」

 

そこまで言われて思い返す。

彼の存在は、存在そのものが脅威だ(・・・・・・・・・・)

因果を紡ぐだとかそんなチートを抜きにしても、その力は自分が纏うような「なんちゃって」の力では決してない。

(光子力の)ビーム輝くフラッシュバックに『奴』(ZERO)の影、とはよく言ったものである。

 

神を凌駕し、悪魔を蹂躙し、世界を無に帰す

原初にして最終、究極にして唯一の魔神。それが『奴』だ。

 

「……じゃあ、なおさら俺がいても」

『お前が勝ち続けるしかないんだよ!』

「えぇ……」

 

『何を躊躇ってる! お前にはやるべきことがあるんじゃないのか!?』

 

『神を越えて、魔王も降すんじゃなかったのか!!』

 

 

 

『それとも全部ウソだったのか!!?』

 

 

 

「―――そもそも全部お前のせいだろうがぁアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!」

 

 

 

ズビィィィィィッ!!! と今度は地面割っただけだった先程と比べてやべー出力の目からビーム。

どのくらいやべーかと言うと遥か彼方の地平線が軍勢もろとも大☆爆☆発(CRLS)するくらいにはやべー。

 

『魔神パワーレベル5.0! やれば出来るじゃないか!』

「覚えとけよこのゴミクズ魔神! 全部終わったら『奴』の目の前に突き出してやるからな!!」

 

地に降り立つ。同時に向かってくるのは―――赤。

 

「イッセー、お前も来たか!!」

「コージ、お前は俺がァァァ!!」

 

赤き龍の鎧を身に纏った親友へと剣を振るう。

左腕で受け止めた男に、兜越しに叫んだ。

 

 

 

「―――天界冥界堕天使軍勢に禍の団の混成軍って人間一人相手に過剰戦力すぎると思わない!?」

「言うな! 俺達オカ研みんな思ってるから!!」

 

 

 

今さらながら、魔神皇帝を纏う者の名は鎧依甲児(ヨロイコウジ)

たまたま下の名前が『魔神』と縁の深い者と同じだった、というだけで世界の命運を背負わされる羽目になった、どこにでもいたハズの高校二年生にして人間生17年皆勤賞の男の子である。

 

「止まってくれよコージ! 部長なら問題なく受け入れてくれるって、お前もわかってるだろ!」

「降伏=敗北だ! お前の言い分も先輩の厚意も理解してるしありがたいよ! けど、俺は何があっても負けられない! 負けちゃいけないんだよマジンガーは!!」

「だったら殴り倒してでも終わらせてやるッ!!」

「お前に出来るのか赤龍帝!?」

「やってやるよ魔神皇帝!!」

 

『乳もとい赤龍帝』兵藤一誠。甲児の親友にして、人間から悪魔へと転生した、将来はハーレム王という因果を紡がれた約束された勝利のおっぱいスキー。

この男のどこが好ましいって、どんだけ強くなってチートじみてきてもそれに驕らず努力惜しまず力に応じたデメリットもあるってとこよネ(過剰な持ち上げ)。納得のハーレム野郎である。超絶ド級の変態だが。

 

 

 

「―――俺を無視とはナメてくれたな魔神皇帝ィィィィィィッ!!!」

 

 

 

「げぇっ、ヴァーリ!?」

「あーもう面倒臭ぇなこの尻フェチホモ野郎が!!」

「ヴァーリってホモだったのか!?」

「知らん、言ってみただけだ!!」

 

 

 

赤き龍帝

 

白い龍皇

 

そして黒の魔神皇帝

 

それぞれが『皇』と『帝』の名を持ち、それに恥じないだけの力もある。

 

そして奇しくも、それぞれが想うものもまた違って

 

 

 

「コージ……一緒に、駒王に帰ろう」

 

赤龍帝、イッセーが愛するのは、おっぱい

 

 

 

「遊びはここまでだ、魔神皇帝……」

 

白龍皇、ヴァーリの性癖は(強いて言うなら)尻

 

 

 

「負けねぇぞ、俺は……俺が負ける時は……!」

 

そして魔神皇帝、鎧依甲児は―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――レヴィアたんのうなじって決めてんだよォォォォォォォォォォォォォッッッ!!!!!」

 

 

 

おっぱい愛好家、無自覚尻フェチに続く

 

第三勢力、うなじ狂いである。

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

鎧依甲児はどこにでもいる高校二年生。

そんな彼はある日、昔に大ブームとなったロボットアニメのOVA「真アジンガー 衝撃ZZ篇」のとんでもないラストシーンに唖然として、加えて続編も未定というショックで寝不足となった疲れからか、不幸にも黒塗りの魔神皇帝に追突してしまう。

 

『オッス、オラ魔神皇帝』

「は?」

 

魔神皇帝は言う。

 

『大昔にやべーことやらかしちゃってやべー奴に狙われててさー。誰かと戦って負けたらそいつがやってきて世界ごと滅ぼされるってわけ』

「は?」

『だから手伝ってもらおう、マジンガーに縁深き者よ』

 

「は?」

 

そこから色々な出会いと事件があった

 

「堕天使だってよ。徒党組んでるらしいけど、そういうのって頭叩けば終わりじゃねーの?」

『まるで将棋だな』

「 は ? 」

 

「神を越え、悪魔をも滅ぼす」とさえ呼ばれた力は衰えど、魔神皇帝の真価は、人間と共にあるが故に

 

「神にも天使にも愛されたくないし、悪魔にも魔王にも庇護されたくない。堕天使? 死に絶えればいいよ」

 

 

 

「人間だからこそ、俺は魔神皇帝でいられるんだよ」

 

 

 

果てしない闘いを終わらせるために

 

『神さえ、悪魔さえ』

「俺は越える。お前と共に―――!」

 

因果の果てで待つ者への恐怖はある。それの顕現を防ぐためにも、何があっても負けられない。誰が相手だろうとも。

 

 

 

「マジィィン、ゴォォォォォォォ!!」




「なんだこのカイザー」と思うのは当然でしょう。作者もバイト疲れと深夜のノリなのでね

うな神皇帝とかいうワードの浮かんだそこのあなた、ワンカップ大関奢ってあげるから名乗り出なさい

ここのマジンガーZERO:真マジンガーZEROとかXとかVとか経由して自分以外のマジンガーの存在は許容するけど敗北は何があっても許さないからマジンガーが敗北した瞬間に制裁しに行く。ただここの魔神皇帝に対しては人間が「乗る」のではなく「纏う」ため、あんまり見ないマジンガーに内心wktkしてる



レヴィアたんのうなじで致したいだけの人生だった







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