(評価バーが)すっげぇ赤くなってる、はっきりわかんだね
既に削除されたようですが推薦を書いていただいてたようで。
行き当たりバッタリがデフォルトの作品に、皆様ありがとうございます
さーてここのエンペラーGは皆様受け入れてくださるでしょうか(怯え)
―――魔神皇帝が二体。これをどう見る?
グレート……紛イ物 ノ 系譜
忌々シイ 存在デハ アル
―――消すか?
否。アレモ マタ 可能性ノ 発露 ノ ヒトツ
光子力 スーパーロボット ノ 在リ方 ノ ヒトツ
アノ フタツ ノ マジンガー ニ 屈シタ 因果
実ニ 実ニ ……腹立タシイ…… ダガ
―――なら、保留でいいんだな?
マジンガー ヲ 越エル マジンガー
フタツ ノ 魔神皇帝
ソノ 勇姿 ニ 偽リ無イ ナラバ
―――丸くなったもんだ。終焉の魔神が
勘違イ スルナ
最強 ハ 我
無敵 ハ 我
故ニコソ
可能性 ヲ 見届ケルノミ ニ 過ギヌ
アレホド ノ 勇姿 ヲ シテ 負ケルヨウ ナラバ
ソノ時コソ 葬リ去ル ダケダ
◇◆◇
―――『奴』の、声を聞いた。
「……あ……おれ……」
鎧依甲児の意識が浮上する。
見知った天井。ここは確か、イッセーの家? とぼやけた頭で思い浮かべる。
何で自宅ではなくここなのか、と思い返すも、そこに至るまでの記憶が曖昧。
だがこうして生きているということは、魔神皇帝討滅連合からはどうにか生き延びられた、と思い至って―――『奴』が顕れていない事実に絶句する。
「なん、で……カイザー、っづ……!」
『無理に動くな馬鹿。外傷はゼロでも圧迫されまくった内臓に軋んだ骨の回復には時間がかかる』
「それ、よりも……なんで、『奴』が来てないんだ……俺、確かあの連合に……」
『追い詰められはしたが、敗北判定はされなかったってことだろ? まぁ、エンペラーGが来なかったら話は別だったろうけどな。……あー助かった』
エンペラーG。その名を聞いて思い出した。
マジンカイザーとは別の、魔神皇帝の勇姿を。
「……カイザー。あの後、どうなったんだ?」
『ん? おう、じゃあ教えてやるよ』
◇◆◇
「退け、サーゼクス・ルシファー」
「……やれやれ。よもや、魔神皇帝がもう一体存在していたなんてね」
魔神皇帝―――マジンカイザーと並び立つ、『偉大なる魔神皇帝』マジンエンペラーG。
地に倒れ伏すカイザーを護るように立ちはだかるその姿に相対するは、冥界が誇る四大魔王が一角、サーゼクス・ルシファー。
一見すれば、鮮やかな真紅の髪を靡かせる美丈夫。だが、その力は間違いなく現存している悪魔の中でも頂点に位置する、『魔王』の名に偽りの無い男。
『
予期せぬ邂逅、予想も付かぬその対峙に、真っ先にエンペラーGに襲いかかろうとして周囲に押し倒されたヴァーリを除いた、この戦場に集った全ての種族が固唾を呑んで見守っていた。
「魔王ルシファー。この男を討つことは、アンタにとっても本意ではないはずだ」
「……」
「この戦場に集いし、全ての者達と共に決めろ」
「退くか。あるいは―――死ぬか」
傲岸。あまりにも不遜。
魔神皇帝の脅威は、伝え聞いてきただけに留まっている者が殆ど。だがそれはかつて現実に起こったものだと知っている。
けれど、未知の魔神皇帝とはいえ、その目の前にいるのは最強の魔王。
そんな存在に対する言葉としては、あまりにも不敬が過ぎる。
「……君の言う通り、彼を……コージ君を殺すなどと。もちろん私としては遠慮したいし、出来るならば彼を護ってやりたいさ。妹の知人にして、未来の義弟の親友だからね」
「……」
「けれどね。『魔神皇帝滅ぼすべし』……三大勢力を初め、殆どの種族はそう訴えている。その全てが、魔神皇帝の恐ろしさを知っているからさ」
「現代の魔神皇帝も、そうなると?」
「その認識が多数だろうね。私や妹達は否定派だけど。……だが、それ以上に」
紅を通り越し、黒にも見える程の濃い魔力が迸る。
臨戦態勢に入ったサーゼクスに対し、エンペラーGは静かに巨剣―――エンペラーソードを構え直す。
「ここまで膨れ上がり、また魔神皇帝を追い詰めてしまったこの連合だ……止まるには」
「どちらかの勝利が確定するしかない、と?」
「ああ」
「そうか……」
エンペラーGの翼が形を変える。八枚のマントが背中のユニットの変形と共に縮小、『V』の文字を象ったブースターと成った。
「「―――残念だ」」
どちらともなく呟いた言葉が合図だった。
サーゼクスが放った紅黒の魔弾。それを見ていた誰もが終わりを確信した。
サーゼクス・ルシファー。生名をサーゼクス・グレモリー。
母方の血筋である、バアル家より受け継いだ『滅び』の力。妹の扱うそれを遥かに凌ぐ一撃は、サーゼクスを最強足らしめる要素の一つ。
飄々とした優男の風貌に見合わぬ魔王の力。油断、慢心、明確な格下であろうとも全力を以て仕留める獅子の気概。
それら全てを最高の水準で有するからこそ、サーゼクス・ルシファーは魔王であるのだ。
だが、
魔弾を放ったその瞬間、まるで反動があったかのように、撃った攻撃とは逆方向、真後ろへと弾けるように、サーゼクスは吹き飛ばされていた。
何事かと見やれば、そこにはサーゼクスの腹に拳をめり込ませた魔神皇帝の姿。サーゼクスが攻撃の行動を取った瞬間に、魔神皇帝はサーゼクスに対し、一撃を決めていた。
予期せぬ事態に一瞬身体を強張らせたサーゼクスだったが、すぐさま身体を翻して零距離、かつタイムラグも零の抜き打ちの魔弾を放つ。
だが魔神皇帝はそれすらも回避。立て直したサーゼクスも、周囲の者達も、次の瞬間にはその姿を見失っていた。
飛び回っている。そう認識出来たのは、巻き起こる風とジェット機のような快音が響いているからこそ。
一方で、サーゼクスは『確殺』を心に決めた。
幾つもの修羅場、幾つもの闘いを乗り越えてきた自分の眼を以てしても見切れなかった、あの速度。
加えて先程の剣の技量。視認できないほどのスピードで駆け回りながら、『誰一人として殺していない』その事実。裏を返せば、いつでも殺せる、という意思表示に他ならない。
だからこそ、眼を閉じ、快音の響く耳と空気の流れを感じる肌に全神経を集中。同時に、次の一撃で確実に決めるべく、両手に魔力を籠めていく。
音で軌道を読み、空気の流れで向かってくる方向を見定める。
直進軌道ならば、間違いなく見切れる自信がサーゼクスにはある。伊達に今日まで長い年月を生きていない。酔狂で『魔王』を名乗ってはいない。
だから、彼の魔神皇帝をこれで確実に墜とす。
―――自分もただでは済まないだろうとも
―――敬愛なる父と母よ
―――最愛の妻と息子よ
―――そして、リアス。イッセー君。
―――此処で倒れることになったら、皆私を笑うかな?
サーゼクスの目が開かれる。
神速で振るわれた魔刃の一閃を、しかしサーゼクスは回避した。
そのまますり抜けていった魔神皇帝の背に、滅びの閃光が撃ち放たれた。
「―――グレート」
剣を投げ捨て、胸の翼に炎と紫電を走らせる魔神皇帝。
それは最後の足掻きか、或いは。
「ブラスタァァァァァァァァァァッ!!!!」
誰もが眼を疑った。
サーゼクス、否。バアル家の『滅び』の力を防げるモノなど、これまで一つとして存在しなかった。その力を浴びたモノは、一つの例外も無く塵と消えてきたのだから。
なのに、あの魔神皇帝の炎はそれと撃ち合っている。
一部を除き、全ての種族が恐怖した。
魔神皇帝は自分達の手には負えない存在だと。魔王と真っ向から対立できる存在、明らかに自分達の常識を破壊する存在。
そして何よりも、魔神皇帝の影に『死』を見た。
二体の魔神皇帝とは全体的なシルエットは似ても似つかない。だが、その姿はまさしく『魔神』だと。
全てに平等に『死という終焉をもたらす魔神』の姿を、誰もが見た。
サーゼクスの頭の中で、何かが外れる音がした。
途端、その魔力が明らかに質を変えた。
拮抗していた炎を少しずつ滅ぼし、その速度は次第に上昇していく。
数秒後には、魔神皇帝を呑み込むであろうその力こそが、サーゼクス・ルシファーの『真価』にして『本質』である。
「―――魔神パワー『強化』」
兵藤一誠が目を覚ます。直後にその事実に動揺した。
辺りを見渡して、同じように倒れた面々を見た。
次に視界に入ってきたのは、地に降り立って再び対峙する、サーゼクスと魔神皇帝の姿。
「……まだ、続けるかい?」
「それはこちらのセリフだ、サーゼクス。アンタにはまだ底があるらしいが、それもこちらとて同じだ」
「結構、自信があったんだがね」
「魔神皇帝をナメるなよ、魔王」
空気としては一触即発。魔王と魔神皇帝という、まさに世界を終わらせかねない一戦は、未だ決着が着いていない。
「……続けるならば相手になる。そうなったら俺も死ぬだろう。だが、アンタは仕留められずとも……100人単位で道連れにはさせてもらう」
「それは……困るな」
ふぅー……と一つため息を溢したサーゼクス。
辺りを見回すと、他の魔王や堕天使達の上役達を除いた、この戦場の殆どが先程の撃ち合いの余波で意識を失っているようだった。
そんな残った者達へと目配せをするサーゼクス。周囲がみな、頷いた。
―――これが続けば、間違いなく陣営が一つは壊滅する
改めて思い知った魔神皇帝の脅威。
魔王一人にここまで苦戦するならば勝ちの目はあるだろう、と思う者もいるだろう。
だが、相手取ったのが仮に他の者だったならば?
追い縋れはするだろう、傷の一つも付けるまで行けただろう。だがそれまでだ。
本気を出せない状況だったとはいえ、サーゼクス・ルシファーが相手をしてこれなのだ。
加えて、マジンエンペラーGにも、まだ奥の手が残されている。
だからこそ、サーゼクスの次の言葉にNOと言える者は、いなかった。
「―――我々の負けだ、魔神皇帝」
◇◆◇
「……すげぇな、マジンエンペラーGって」
『そりゃあな。何せマジンエンペラーGは『奴』への抑止力となるために生まれたマジンガーだ』
「『奴』への抑止力?」
「ああ。勿論、エンペラーGとは別に、『奴』への対抗策になる『偉大な皇』もいた。だが、こと『奴』へのカウンターとしては、マジンエンペラーGより有効なマジンガーは今のところ存在しない」
「……魔王ルシファーと正面きって戦って、相手から負けの言葉引き出したとか……そういや、エンペラーGはどこに?」
『さてな。お前をお仲間に引き渡したらドヒャアとクールに去っていったよ』
「……名前ぐらい聞きたかったな」
『たぶんだが、エンペラーGが現れたのは『奴』が顕現しかかってたからだ』
「どういうことだよ?」
『マジンエンペラーGは『奴』……マジンガーZEROの抑止力として生まれた存在。つまり、ZEROあるところにエンペラーG有り。エンペラーGが存在する=マジンガーZEROが在る。裏表の存在みたいなもんなのさ、『奴』とエンペラーGは』
「……それも、因果か?」
『宿命の方が正しいだろう』
その言葉を最後に、甲児とカイザーの会話は終わる。
気がついたら眠りに落ちていて、次に目覚めた時には部屋に集まっていた仲間達全員から全力で謝られてちょっと疲れたりもした。
次の日にはマジンガーと縁深い者と縁が深い女性と下の名前が同じの幼馴染からお叱り受けたりした。
最後に呟いたカイザーの言葉は、甲児の耳には届いていなかった
『魔神パワー持ち……あのエンペラー、どこの世界線から来たんだ……?』
エンペラー「魔神パワー持ってっから」
ZERO「は?(威圧)」
ゲッペラー「怒った?」
前回分の感想では皆様やっぱりグレートマジンカイザー好きな方多いようで
もちろん作者も好きです。真ZEROでの出番少なめながらカッコよさがマジグレート。
ちなみにサーゼクス様も好きです。本気出したら本気でやべーからその強さを描写できる自信無いだけで(言い訳)
さーて脳内ストック尽きちゃったけどこの後どーしょ