「イクス様 今回の任務の報告書を届けに参りまた」
「ああ、ありがとう」
書類を渡してきたのはイクスが率いる部隊の中でも暗部に属している部隊の小隊長のグレイシア・ルキフグス。主に情報収集・暗殺・隠蔽工作・人拐いと言った表では行えない様な任務に付いてくれているとても優秀な可愛い部下の1人だ
それと部隊の服装が独特で統一性が全く無い。話を聞けばマリア(前作の王女兼イクスの嫁の1人)が暗部部隊の服装を決めていたらしい。クノイチ系の服装や明らかに暗部に向いてない服装までマリアが一つ一つスキルで作ったらしい。因みにグレイシアの服装はBLEACHの砕蜂に出てくる衣装だとか。普段は上に何か羽織っているが部隊以外の人が居なければ上を脱いでいる
「あ、あの! この後お暇なら一緒にお食事でもどうですか!?」
「良いぞ。 丁度グレイシアからの報告書も来たから一休みにと考えていたしな」
「本当ですか!? そ、それじゃあ少々お待ちください!」
音も無くその場から姿を消したグレイシアがほんの一、二分で戻ってきた。その手には風呂敷に何かを包んでいる様な物を持って
「も、もし良かったら僕が作ったお弁当を食べてもらえませんか?」
書類が置いていない机に風呂敷で包まれたお弁当箱を置いてこちらに視線を向けてくる。その視線には不安の色合いが含んでいる事に気が付いた俺は優しく微笑みながら椅子から立ち上がる
「勿論頂くよ。 折角グレイシアが作ってきてくれたんだ、食べないわけ無いだろ?」
「はぅ!! あ、ありがとうございます!イクス様!」
俺の部隊は1人の例外も無く可愛い存在だ。そんな可愛い存在が作ってきた料理を食べない訳無いだろうに
「あ、あの、こちらの卵焼き等はどうでしたか? アーシャ様から教えて頂いたのですが上手く出来ていましたか?」
先程食べた卵焼きの感想を求められたので素直に答えると真剣に聞きながらメモ帳に書き占めていく
食事も終わり、日常会話に華を咲かせている時に突然足元に見た事の無い魔方陣が浮かび上がってきた
「イクス様!」
突然の事にイクスもグレイシアも一瞬だけ不意を突かれたがいち早く立ち直ったグレイシアがイクスに駆け寄ると同時に魔方陣が強く光ったと同時に部屋から二人の姿は消えていた
「遂に念願の勇者召喚に成功しましたな!」
とある異世界の国で勇者召喚の儀を行っていたがつい先程勇者召喚が完了した。砂煙の中から人の気配を感じて眼鏡を掛けた男は王に喜びを表していた
「そろそろ砂煙が消えますよ」
砂煙が消えるとそこには四人の人間が居た。二人は何処かの学生服を着た少年達、1人はこの国でも見た事が無い程の魔力を纏った黒い鎧を着た騎士、そして最後に残ったのが少し露出がある異性の目を引く美女だった
勇者召喚されてしまった二人の運命はどうなるのか!?