可愛い部下が異世界で無双するのですが……   作:エスト瓶

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イクスの本気の戦闘はこんなんじゃありませんよ!


試合は実力が同じか少し上が適切だと思うよ

最近の胃痛の悩みの原因の一部を見つけた俺は時間も時間なので教室に戻ると教室が騒がしかったが無視して自分の机に座り、持参した小説を読み始める。 この作品は妻であるマリアが作ったホラーミステリーなのだが中々に面白いので愛読しているのだ、犯人が毎回意外な人物でトリックも思い付かない様な仕掛けをしてくるから新刊が出る度に俺はそれを楽しみに読んでいる

 

「なあ、ちょっと良いか?」

 

小説を楽しんでいた所を邪魔されたせいで多少不機嫌になったイクスは声を掛けられた方に向くと護衛対象の岡田真人が話し掛けてきた。 内心舌打ちをしてから真人の方に向き直る

 

「……何だ?」

 

「さっきの授業に居なかったが何処行ってたんだ?」

 

「少し体長が悪くてな」

 

愛想笑いを浮かべながら適当に誤魔化した後に小説に目を戻す。 生憎と俺はテンプレに付き合うほどお人好しじゃないんでな。 今日中にこの新刊を読み終えたいんだよ

 

読んでる途中に教師が来たので読書を中止して教師に視線を向けると次の授業の説明をされた。 次の授業はAクラスと合同で練習試合をするので急いで体育館に集合との事らしいが全員が顔を真っ青にしていたが何かあったのか?

 

体育館に集まるとAクラスの連中も青い顔をしてブルブルと何かに怯えていた。 アイツ等は一体俺が居ない間に何をしたんだ?

 

「イクス様」

 

声を掛けられて振り向くと微笑みながら近付いてくるグレイシアとカーラに回りは道を開けて必死に目を合わせないようにしていた

 

「……一体何をしたんだ?」

 

「私達は特に何もしていません。 私達には有象無象の考える事は分かりません」

 

本当にどうでも良い事と思ってるのかグレイシアは俺の側で待機し、カーラは一体何処で手に入れてきたのか調理された燻製肉を淡々と食べてるし、でも美味しそうだから少し分けてもらった

 

そしてそこからは教師が来て試合の事を話していた。 くじ引きで決まった相手と対戦する形式らしい。 なので同じクラスの奴と当たったりA対Dになる事も十分にあり得る

 

そして始まった試合は何れも低レベルな試合で欠伸が出る程に退屈すぎで暇だった。 この程度の相手なら俺の部隊の新人が相手でも余裕だな

 

そんな事を考えてるとグレイシア達の番になったので対戦相手を見ると丸々と太った男子生徒だった。 そしてその男子生徒はグレイシア達の顔を見ると泣き叫びながら試合を放棄して逃げてしまった

 

(本当にアイツ等は何をしたんだ?)

 

「次、クラウン!」

 

名前を呼ばれたので思考を一度切ってからイクスは前に出ると同じクラスの護衛対象の岡田真人が対戦相手だった

 

「使い魔、魔武器の使用を許可する。 相手が参ったか気絶したらその場で試合は終了する。 では始め!」

 

教師の合図と共に真人はイクス目掛けて突撃してきたがイクスは何の焦りも無く、事前に用意していた鉄の盾で真人を受け止める

 

「なっ!?」

 

「どうした?お前の力はそんなものか!」

 

驚いている真人を無視してイクスはがら空きである真人の脇腹に蹴りを入れて距離を取りながら相手を観察する

 

(剣術や踏み込みはまあまあだな。 これは前の世界では剣道をやっていた落ちか?剣が正直過ぎるのも考え物だな)

 

盾で全ての攻撃を弾きながらそんな事を考えていると不意に後ろから気配を感じてその場を離れると光の槍が突き刺さっていた

 

「悪い。ミスった」

 

「いや、今のは俺のミスだ」

 

真人の隣に降り立ったのは天使の見た目をした男が申し訳無さそうに謝っていた

 

「天使……いや、智天使クラスか……」

 

イクスの言葉に二人は驚いた表情を向けながらイクスを見詰めてくるがそんな事を無視してイクスは二人に仕掛ける。 鉄の剣で真人に仕掛けるがギリギリの所で智天使に邪魔をされたが直ぐ様に剣を手放して盾で智天使の顔を殴ってから落ち掛けている剣を掴み取り真人の首スレスレに刃を向ける

 

「勝負あったな……」

 

その言葉と共にイクスは興味を無くしたのか剣と盾をしまってその場から離れていった




キャラ紹介の所にカーラと勇者達のプロフィールを更新したので興味がある方は是非見てください
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