奴隷商人の商売を潰してから時間は過ぎた。 元凶である貴族の男は現在聖国と言う国に行っていて居なかったが帰ってくれば確実に奴の人生を破滅させてやる
そして俺は相変わらず学園内では特に交遊を広める事は無く、毎日屋上や日当たりの良い所で昼寝をして居た。何で授業を受けないのかと言う理由は既にこの世界についての事や魔法関係は全て覚えたからである。 それと前に嫌みな教師が来たので適当に相手をしたら教師の心が折れてしまった
「……最近よく視線を感じるな」
「そうですね。 どうしますか?」
「ご命令あればすぐにでもミンチにしますが?」
「……頼むから何でも武力で物を片付ける思考は止めてくれ……」
治療部隊の隊長の筈なのに何故コイツはこんなにも好戦的なのだろうかと時々考えてしまう。 そしてその際に生じた被害書の事を考えて胃が痛くなってしまう……
「良いか? 何があっても殺しや相手に致命的な傷害を残すなよ? 特にカーラはな」
「な、何故私の名前なのですか!?」
「お前は前に相手の四肢を全部砕いた後にミンチにしただろう。 あの時はまだ情報も引き出してなかったのに……」
「うぅ、ご、ごめんなさい」
「だから何があっても相手を殺すな、傷を残すな。 良いな?」
「「はい」」
(さてさて相手さんはどう動くのかね)
そしてイクスの心配は見事に的中した。 放課後にグレイシアはイクスが居る教室に向かおうと廊下に出ると一人の生徒がグレイシア達の前に立ちはだかった
「貴方がグレイシアさんね?」
「…………」
目の前に居る女子生徒の顔を見るなり嫌そうな顔をしながら小さく舌打ちをしてから正面を向く
「そんなに嫌そうな顔をされると流石のお姉さんでも傷付くのだけど……」
「知りませんよ。 貴女がいくら傷付いても私の知った事ではありませんので」
それだけを言ってグレイシアとカーラは隣を通り抜けようとするが
「それは仕方無いわね。 なら貴方達がよく会っている彼に話でも聞こうかしら」
女子生徒のその一言で動き出した足を止めてゆっくりと女子生徒の方に顔を向ける。 その表情にはもしイクスに何かすればただでは済ませないと言う表情を浮かべていた
「そんなに睨まないでくれる? お姉さんが用があるのは貴方達なんだから」
「……何の用ですか」
「単刀直入に言うわね? 私と戦ってくれないかしら?」
「…………何故でしょうか?」
「ふふ、貴方達の強さに興味があるからよ♪」
ニッコリと微笑む女子生徒にカーラもグレイシアも無表情を浮かべながらも目の前に居る存在を殺したい衝動を必死に抑え込んだ
「場所は?」
「グラウンドで良いわよね?」
「分かりました」
お姉さんキャラって何かやりにくい感じですね!