「殺しは無し、どちらかが気絶か降参を言ったらその人の負けね?」
「分かりました」
グラウンドに到着したグレイシアと女子生徒は勝敗を決めてから少し間をあける
「あ、そうだったわ。 まだ自己紹介してなかったわね。 私の名前はシトリィ・クレハ、この学園の生徒会長よ」
「……グレイシアです」
互いに短く名前を教えてから己の武器を取り出す。 シトリィは魔槍を構え、グレイシアは何時もの短剣では無く、両腕に刺突刃を着けて構える
「珍しい武器ね? 何て名前なの?」
「教える気はありません」
「そう、意地悪なのっね!」
素早い動きでグレイシアの懐に入り、槍を繰り出すがグレイシアは表情を変えずに淡々と槍先を交わしては刺突刃で反撃していく。 グレイシアが脚を蹴り上げるとブーツに仕込んだ仕込みナイフが爪先から飛び出してはシトリィの髪を少し切り落とす
「貴方、曲芸師にもなれるわよ?」
「興味がありませんね」
無表情で答えると今度はグレイシアから仕掛け始めた。 両腕に仕込んだ刺突刃でシトリィがギリギリ避けられる速度で攻めていく
「シッ!」
流れる様にグレイシアは両腕の刺突刃とブーツに仕込んだ仕込みナイフを使ってシトリィを徐々に追い詰めていく
(いくら力を押さえてるとは言え、これ程とは夢にも思わなかったな)
グレイシアは今回の戦いに置いてシトリィに対する評価を改めた。 そこら辺に居る無能達とは違うと理解できた。 そして同時に驚異の度合いも上がった。 シトリィが何処かの組織の物だったら速やかに処理しなくてはならないと
「もう終わりですか?」
「まだまだよ!お姉さんを舐めてもらっちゃ困るわ!」
先程まで切り傷だらけだった姿は一瞬で消えて、元の試合をする前の状態に治っていた
「ここからが本番よ! 悪いけど今からは手加減はしないわ!」
「!?」
先程とは比べ物にならない程の速度で攻めてくるシトリィに思わず思考が一瞬遅れてしまった
「ハァッ!」
放たれた一撃にグレイシアは咄嗟のガードで防げたが防いだ際に腕が異常な程に痺れてしまった
「隠し玉ですか」
「お姉さんを本気にさせた罰よ」
「……凄く面倒です」
小さく溜め息を吐いたグレイシアは一度目を閉じて数回息を整えてから目を開ける
「手加減をするのは止めましょう。 これからは本気で相手をしてあげます」
「っ!? 良いわ!掛かって来なさい!」
お互いの本気がぶつかり合う瞬間に何かが間に入ってきた
「貴様等、一体何をして居る?」
二人の間に現れたのは怒りの表情を浮かべているイクスだった
仕事忙しい……更新出来ない…………アイデア浮かばない…………