「貴様は化け物だ!」
「この悪魔め!」
「この子は生まれながらにして悪魔だ!」
「あの悪魔を見付け出して殺せ!」
彼の目の前には老若男女関係無く彼の目の前で武器を鍬や鎌を持ち、襲い掛かろうとするが彼は彼等に向かってニッコリと微笑みながら聖母の様な暖かな笑みを向けながら答える
「ええ、私は悪魔です。なので皆さんは私の為に贄になって下さいね」
彼はその一言を言い終えると【素手】で彼等を肉片に変えていく。 彼等はその光景を見ながら武器を捨てて逃げようとするが彼等よりも先回りして一人一人入念に肉塊に変えていく。 そしてその間の彼は微笑んでいた
「あ、悪魔……」
最後に残った老人はそう小さく呟く
「ええ、貴方達がそう言うのであるから私は悪魔になりました。 それではさようなら♪」
そう言って彼は少し力を入れて真っ二つに引き裂く。 残ったものは彼等の肉片だけたった
そして残った彼は彼等の墓を立てた後にその場でじっとしていると誰かがやって来るのを感じ、振り返るとそこには…………
「カーラ、何時まで寝てるの? いい加減に起きないと短剣を心臓に突き刺すよ?」
「………起きていますわ。 それと寝起きから物騒な事は言わないでもらえますか?」
ゆっくりと目を開けるとそこには短剣を降り下ろそうとしているグレイシアが居り、カーラは降り下ろしてきた腕を掴み、短剣を弾き飛ばし、そのままグレイシアとの体制を逆転させる
「言っておきますが今は【任務中】なので貴方のお相手は出来ませんよ?」
「分かってるよ。 生憎と僕もその気は無いからね」
「そうですか、それは良かったですわ。 それよりも彼等の様子はどうですか?」
「ん?昨日と同じかな。 取り巻きがお互いに邪魔をしてる間は彼もゆっくりと休めてるよ」
「それは良かったです。 こんな場所で退場させられたらイクス様に顔向けできませんもの」
グレイシアに呼ばれてからカーラは持ち前の誰とでもすぐに打ち解けられるので護衛対象の勇者とはすぐに仲良くなることは出来た。 そして勇者の話を聞いていく内にカーラとグレイシアは勇者に対してかなりの好感を持てるようになっていた。 彼の思考はグレイシアやカーラに酷く似ていて気持ちも変わることは一切なかった
だからカーラ達は出来るのなら友人として彼等を助けたいとは思っている。 勿論決めるのはイクスであり、イクスの決定にはカーラやグレイシアでは覆す事は到底できないがイクスも二人の気持ちを組んだ上で判断をすると決めている
「ねぇ、カーラ聞いてる?」
「何かしら?」
「やっぱり聞いてなかったね? もう一度言うよ? 今日の晩御飯は魚と肉どっちが良い?」
「ではお肉が良いですわ。 勿論血液は私が貰いますわよ?」
「いや、僕はいらないからね。 普通はお腹を壊すからね?」
「私には関係ありませんわ」
「はぁ、早くこのサバイバル終わらないかなぁ……」
「私はとても山賊狩りがしたいですわ……」
「……そこら辺の生徒で我慢してね? 勿論殺しは無しで」
「……駄目ですの?」
「駄目だからね」
「………どうてしも?」
「どうてしも」
「…………うぅ」上目遣い+涙目
「そんな顔をしても駄目だからね」
「っち」
やっぱりカーラは聖女ですね!(遠い目)