ハッキリ言って僕は人間が大嫌いだ。 イクス様に出会うまでに人間の汚さは嫌と言う程に見てきた、だから僕はイクス様と部隊の仲間以外誰も信じないし信用する気も無い。 今回もイクス様の命令でなければ僕はさっさとこの場から離れて他の事をして居ただろう。 僕ごとき低脳な存在がイクス様の考えを理解する事は出来ないけど僕が想像してるよりも遥かに凄い事を考えてるに違いない!! だから僕はイクス様の役に少しでも立てる為に今はこの時間は我慢しよう
教師の指示で幾つか注意されたがどうでも良かったので全て聞き流した後で僕は教師から魔石を受けとるのと同時に2、3個盗って適当な場所でその魔石を全て【虚構】に入れてからその場で待機する事にした
「なあ、そこで暇してるなら俺達と組まないか?」
突然話し掛けてきたのは今回の護衛対象の1人であるマサキ・ヒナタだった。ハッキリ言って興味も何も感じないから断る事にする
「興味が無い。それに私はもう終わってるから」
視線を動かさないで護衛対象に答えると少し驚いた風にしていたがどうでも良い事だ。早くどっかに行ってくれないだろうか……
そんな事を考えてると諦めたのか護衛対象は待っていた他のメンバーの所に戻っていった
それから時間が経過して使い魔召喚の時間になった。僕は順番が来るまでイクス様の事だけを考えていると教師に呼ばれたので使い魔召喚をする事にした。召喚時に部隊の仲間は元気かと考えてると目の前に火花が散ったかと思うと目の前に見知った人物が立っていた
「あら?シーア?何で貴女が私(わたくし)の目の前に居るのかしら?」
僕が召喚したのはまさかの部隊の仲間の一人だった。 煙が晴れて現れたのは深くまでスリッドが入った魔改造されたシスター服を着た人物だった。 彼女の名前はカーラ・グレモリーと言って僕と同じ小隊長の地位に付いて彼女が最も得意とするのは治癒関係なので治癒部隊を任せられている。 隊の中でも上位に入る程に彼女の部隊は何かと重宝している。 因みにカーラの別名は鮮血のカーラと呼ばれている。 何故そう呼ばれているのかはまた今度話そうか
「私、確かイクス様の行方を探して執務室でイクス様の椅子で自制じゃなくて調査してましたのに……」
「おい待て、今聞き捨てならない事を言ったよね?何イクス様の椅子で性欲満たしてるの?バカなの?死ぬの?いや、今ここで殺してあげようか?」
腰に付けていた短刀を手を掛けながらカーラの胸ぐらを掴む
「あら、貴女だってよく部隊の皆の前でイクス様にやられてだらしのない顔を曝してましたよね?その時の光景は今でも思い出せますわ♪」
「よーし、ぶっ殺す!君とは何かと合ったけど今日でこの縁も切れるな!イクス様には僕から言っておくから安心して死ね!」
「あらあら♪貴女の方こそ今日ここで肉片になってイクス様に報告しておきますわ♪」
グレイシアは腰に付けていた短刀を取り外し構え、カーラも腰に付けていたモーニングスターを構える。 お互いにニッコリと微笑みながら得物を構えて胸ぐらを掴んでいたら普通に周りから人が居なくなるのは当たり前たがそんな事を気にしてる余裕は二人には無かった
とそんな馬鹿な事をしていると近くで使い魔召喚を失敗した太った生徒が汚い悲鳴をあげた事で二人は漸く視線を外して悲鳴をした方に視線を向けると
「あれはキメラですわね」
「そうだね。しかも複数の種族が混ざりあったキメラだね」
ライオンに山羊の頭と蛇の尻尾を生やした見事のキメラに二人はしばしばそんな光景を見ながらそんな事を呟いた
「あ、イクス様が言っていた『肉食獣』ってこれの事だったんだ」
「は?イクス様が此処に居るのですか?何処ですか!早く吐きやがれですわ!」
再び胸ぐらを捕まれて揺らされるグレイシア
「ま、先ずはキメラを倒してからね!」
「分かりました!ですが約束を破ったり逃げたりしたら追い詰めて爪先から砕いてやりますわよ!」
そんな事を良いながら二人はキメラに向かって走り出した。カーラのモーニングスターでキメラの顔にぶつけるとライオンの顔だけが吹き飛び壁に激突した。グレイシアも山羊の頭と蛇の尻尾を一瞬で切断することに成功した
まさに一瞬の事で周囲の生徒達も口を開けて驚いていたのは言うまでも無い
金髪ドリルの髪型のシスターがモーニングスターを振り回す絵は想像しにくいですね……