なんとか1日に1投稿できたらいいのですが…
頑張るので、応援お願いします。
【主人公サイド]
「大丈夫か?」
ハーフタイム中、煜が俺のそばにやってきて尋ねてきた。
前半のプレーで体にはあざがたくさんできてしまった。
「なんとかな。それより最後のって…」
「あぁ、必殺技の卵だな。」
煜が嬉しそうに答える。
あれが、必殺技…だが、まだ足りないみたいだ。なぜだかわからないが、俺の直感からなにかが違うと囁いている。
「後半はFWに入って、実際に打ってみろ。チャンスは俺が何回でも作ってやるからな‼︎」
煜は俺の肩を叩くとそう言ってくれた。
力強い仲間がいる。信じてくれる仲間がいる。助けたい人がいる。それを考えるとどこからか力が湧いてくる。
「後半は必ず点を奪ってやるよ‼︎」
【アフロディサイド】
「神の力が負けた…」
僕は、ベンチに座りながら信じられないという気持ちを抑えていた。
「神の使徒たる君がまさか彼に負けるとはね」
「まだ、負けたわけじゃない‼︎」
「でも、彼はきっと後半はFWとしてプレーしてくるよ?」
「なら、何としても得点をやらなければいいだけだ」
「それが、君にできるのかな~?」
神はおちょくるように言ってくる。が、目は真剣そのものだった。
「神の使徒たる私に不可能はない。今度こそ奴らに神の怒りを知ってもらう。」
そう。僕は神に選ばれたんだ。ただの人間に負けるはずがない。
それを後半に証明してやる。
【主人公サイド】
後半は、こっちからのキックオフ。俺はFWに。煜はMFに入った。
後半が始まってすぐ、俺は煜にパスを出して、前線に駆け上がる。
「行かせないよ。」
アフロディが煜からボールを奪おうとする。
「させるかよ」
煜の右足に渦巻きができる。その渦巻きをアフロディに向けて蹴る。
「アクアジェット」
「くそっ」
アクアジェット。これが煜の必殺技だ。渦巻きの中心に置かれたアフロディは渦巻きの中からでることができず、ミスミス突破されてしまう。
「頼んだぜ」
煜から、パスが飛んできて俺は受け止めると、すぐに他の魂たちを突破する。
これで残るはキーパーの神のみ。実質1対1だ。
「食いやがれ」
俺はゴッドノウズを止めた時の感覚を思い出しながら、シュートを放つ。ボールは炎を纏いながらゴールに向かっていく。
が、途中で威力はなくなり、炎も消えてしまった。
これではシュートが入るわけもなく、あっさりと神に止められてしまう。
「この程度なのかい?」
神は挑発気味に俺に言うと止めたボールを俺に向かって投げてきた。
「なるほどな。」
それから、俺は何発もシュートを打った。が、何度打っても必殺技になるわけもなく、あっさりと止められる。
神は止めるたび、俺にボールを渡してくる。
ただただ、いたずらに時間だけが過ぎていった。
「くそっ。俺にはなにが足りないなんだ。」
何度打っても変わらないことに対して、俺は若干のイラつきを覚えていた。
「仕方ないからヒントをあげよう。君のシュートには魂がこもっていない。だから、ダメなんだよ。」
神はそういいながらお手本と言わないばかりに、必殺技を放つ。
「これをみて少しはなにか思い出すかな?」
神は自分の足に光を纏い、そのままボールを高く蹴り上げ、縦回転をしながら飛び上がった。
「ライトニングバレット」
回転で威力の上がった状態からのかかと落とし。ボールは光り輝きながらまっすぐ下に落ち、地面に当たった瞬間ものすごい回転をおびながら、ゴールに向かっていく。
「させるか。ハイドロウェーブ」
ハーフライン上にいた煜がDF技を出すが、あっさりと破られてしまう。が、なんとかゴールからは外れたようだ。
「やっぱ、ロング技じゃないとあっさりとずらされちゃうか~」
神が言った言葉に煜は動揺する。
「あっさりって…俺は止めるつもりだったのにずらすので精一杯になっちまった」
俺は煜の言葉よりもさっきの神の言葉が気になった。
(魂のこもったシュート…魂って一体なんなんだ?)
俺は神を、いや、天音の姿を見ながら考えた。
(魂…魂…)
魂とはなにか。それを考えていると、ふとある事を思い出した。
「ははっ。そういうことかよ。」
俺は笑いながら呟くと神に向かって宣言をした。
「神様。みとけよ。次に俺がシュートを打つときは、点が決まる瞬間だぜ」
「それは大きくでたね。まぁ、楽しみにしておくよ。」
後半残り15分。まだまだ、試合はこれからだ。