転生したら遠坂家!? 二代目赤い悪魔の魔術師生活   作:狩宮 深紅

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キャッチーなオープニング(ダブルミーニング)


改変

 「・・・っ!」

 

五河士道は目を見開いた、先ほどまで地震に狙いを定めていた折紙の反転精霊の

【羽】をオレンジ色のビーム光が通ったかと思うと、そこにあったはずの【羽】は全て消えていた。

士道を【羽】の攻撃から守ったのは彼が封印した精霊達ではなく、また、対話に失敗し

士道を守るように立っている()の士織でもなかった。

 

「その様子だと君たちの対話は失敗したようだね」

 

肘の部分にあるオレンジ色の粒子を放出するエンジンを様な何かを操作しゆっくりと降下してくる。

彼の名は遠坂紅輝、DEMの魔術師(メイガス)にして

士道の通っている学校の先輩でもあった。

 

「ま、待ってくれ遠坂先輩!まだ手はあるはずなんだ!もう一度対話をすれば—————

「本当にそう考えているのかい?」——っ!」

 

「それに、チャンスは一度きりといったはずだよ、士織も口を開かないけれど分かっているはずさ。士道、君は彼女の拒絶をはっきりと感じただろうこれ以上は無駄だよ。

それに、これ以上は被害が増えるだけだ」

 

ここで黙っていた士織が口を開く。

 

「だけど、私たちはやらなくちゃならない、折紙ちゃんを救えるのは私たちしかいないから・・・!」

 

「そうだ!もう一度チャンスをくれ!次は必ず成功させる、だからもう一度チャンスをくれ、いや・・・ください!」 

  

その言葉と同時に士道は紅輝に頭を深々と下げる。紅輝は少し考えるがすぐ答えを出す。

 

「だめだ」

 

その言葉に士道と士織は苦し気な表情をする。

 

「どうしてですか!?先輩はいいんですか!折紙が、同じASTの仲間が苦しんでいるんですよ!それなのに・・・!」

 

今にも噛みつきそうな士道を士織が制す。

 

「・・・今の君たちには不可能だよ、特に士織、君の力は確かに対話を成せる力だよ。

だけど君の力は純粋な対話の力ではないんだよ、トランザムバーストによる対話は君たちの精霊を救うという絵空事を確立させる手助けにはなっただろう、以前の≪プリンセス≫の反転体の時は見事だと称賛を送ろう。だけど今は状況は違うのだよ、それに士織は先ほどで粒子を使ってしまっただろう?もう一度言おう、()の君たちには無理だよ。もう手遅れなのだよ。来い、バンダースナッチ!」

 

紅輝の言葉に反応し近くに待機してあったバンダースナッチが士道と士織を取り囲む

バンダースナッチは二人にレーザーブレードを向けるが攻撃する様子はないだが、少しでも動こうものなら即座に彼らの体を切り刻めるだろう。

 

「くっ、このままじゃ折紙が!」

 

「安心したまえ、君たち二人は殺さないよ、上からの命令があるのでね。それじゃあ」

 

そういって紅輝は反転体の折紙の元へと飛び立った。

 

「やめてくれ、紅輝先輩!」

 

彼を止めるために八舞姉妹の力を使おうとするがバンダースナッチにレーザーブレードを

首元に向けられ動けなくなる、士道は士織の方を見ると同じように首元にレーザーブレードを向けられていた。

 

「くっ、逃げろ、逃げてくれ!折紙ぃぃぃぃぃ!」

 

五河士道の叫びは少女に届くことなくむなしく響いていた

 

 

 

 

 

 

遠坂紅輝は一直線に反転体の折紙に向かっていた。しかし、そう簡単に事が運ぶはずもなく、

反転体から放たれた【羽】が敵を排除しようと砲撃をしかける

「簡単にいかないのはわかっていたが、これは数がおおい、少し掃除をしなければいけないな、ゆけ、ファング!」

 

その言葉とともに腰と盾に備えられていた【(ファング)】が放たれる。

【牙】は【羽】を食いちぎるように次々と破壊していく、ビームライフルでも【羽】を打ち落としながら、エレンの方を一瞥すると三体の精霊と【羽】を相手に立ち回っていた。

彼女からの支援は期待できそうにない、彼はそう判断すると自分の手で鳶一折紙を殺す方法を思考する。

 

「まずは・・・」

 

折紙の反転体にバスターライフルを数発撃ちこむが【羽】に阻まれ全く届きそうにない様子だった。

それどころか先ほどの砲撃で明確に敵と認識したのか、前よりも【羽】はその数を増やしていた。

 

「なるほど、出し惜しみをしている状況ではないようだ、大型ファングの方の粒子はチャージは終わっているな。いけ、フィンファング!」

 

【牙】を回収し次に大型のファングを放ち【羽】を次々と打ち落としてゆく、紅輝自身も

バスターライフルをエンジンに直結し高威力の砲撃を放ち周囲の【羽】を次々と打ち落とす。

折紙との距離を縮めると急激にその数を増やし、紅輝を撃ち抜かんと砲撃の雨を浴びせる。

 

「このままではじり貧か、仕方ない。」

 

戦闘中のエレンのプライベートチャンネルを開きコールをかける。

三コールほどが鳴り響きエレンがコールにでる

 

「エレン、聞こえているかい?」

 

『・・・執行部長と呼べといったはずですよ、紅輝、それで、なんの用です、今忙しいのですが。』

 

彼女の言葉の通り精霊たちとの剣戟音やビームが通りすぎるような音がしているが、彼女の声には息が切れていて様子はない、流石は人類最強の魔術師といったところだろうか。

 

「なに、簡単なことさ、今の君はとても忙しそうだからね、バンダースナッチの指揮をする暇がなさそうだ、そこで僕が君の代わりにバンダースナッチの指揮を執るために指揮権の譲渡をしてほしいのだよ。」

 

エレンからの返答はすぐに帰ってきた。

 

『まあ、いいでしょう、指揮権を遠坂紅輝に譲渡します。それと、トランザムシステムは不確定要素が多いため使わないように』

 

エレンの音声で指揮権の譲渡が行われる。

 

「わかっているさ、ありがとう。それじゃあ、そっちはまかせたよ。

そういってチャンネルを切り、次にバンダースナッチのチャンネルを開く

 

「バンダースナッチ隊に命ずる、出力を最大にしてあの反転体に特攻するんだ」

 

紅輝は淡々と言い放つと、バンダースナッチはエンジンを最大展開させ一直線に突っ込んでゆく。

【羽】はバンダースナッチを落とそうと砲撃を放とうとするも紅輝の放った合計八つものファングとフィンファングが打ち落とし、なかなかバンダースナッチを落とせずにいた。

何機かを落とすことができているが、それを上回る量のバンダースナッチが次々と折紙の反転体へと当たり、瞬時に大きな音を響かせ爆発してゆく。

本体その攻撃は折紙本人には何のダメージを与えることができていないが、彼女を囲んでいる【羽】は次々と剥がされてゆき、数分もしないうちにすべてのバンダースナッチは跡形もなく無くなったが、同時に折紙を守っていた【羽】は無くなり、その姿が露わになっていた。

紅輝はその姿を視認するとファングをすべて収納する。

 

「フィナーレといこうか、リボーンズキャノン!」

 

CR-ユニット背にあった砲門を全て前方に移動させ、砲撃体制に入る。

 

「慢心はしない、全力で殺す、トランザム!」

 

その言葉とともに音声認証が反応し機体の中に貯蔵してあった粒子を一気に開放する

機体が赤く発行し砲門にエネルギーを充填してする。

 

「圧縮粒子開放、・・・鳶一折紙、君は優秀な魔術師だったのだがね。さよならだ、君のことは忘れはしないよ」

 

その言葉とともに引き金が引かれ、開放された巨大な粒子砲が放たれ、折紙に直撃する。

 

そして数秒後、粒子砲が止み、折紙がいた場所には彼女の姿はなく、そこにあるのは暗く輝く宝石のようなものが浮かんでいるだけだった。

紅輝はトランザムを解除しそれを手に取ると笑いだす。

 

「ふふふ、はははは!ついに手に入れたぞ!反転体の《霊結晶(セフィラ)》を!」

 

紅輝はしばらく笑うとアイザックから渡されていたケースに入れる。

そんなとき、彼に急速接近するものがいた

 

「憤怒、よくもマスター折紙を!!!」

 

八舞夕弦、鳶一折紙をマスター折紙と親しみをもって接していた少女である。

弓弦は手のペンデュラムで怒りに身を任せ高速の攻撃を繰り出す。

紅輝はすぐに回避行動をとり回避が無理そうなものは盾とビームサーベルでいなしていた。

 

「君は・・・、確か〈ベルセルク〉の片割れか、邪魔をしないでくれるかい、僕は今とても気分がいい。今すぐ攻撃をやめるのであれば、今日は君たちにこれ以上何もしないよ。」

 

「却下、許しません!あなただけは!」

 

尚も攻撃の手を緩めない夕弦に紅輝はため息をつく。

 

「やれやれ、そんなに命を捨てたいのかね君は!」

 

そしてまた精霊と魔術師たちの戦いが始まった。

そしてここには既にこの場を鎮められるものはいなくなっていた

 

 

 

 

 

 

 

 




誤字脱字があれば報告お願いします

用語解説(簡単に説明します)

トランザム(TRANS-AM)・・・赤くなって出力が一定時間3倍になる。
トランザムは使うなよ。
了解、トランザム!

トランザムバースト・・・GN粒子という万能粒子の力で精神同士で対話をできるようにするもの
ただし、今作ではこの技を使った後はしばらく本来の力を出せなくなるようになります。

バンダースナッチ・・・今作のバンダースナッチは形状の変化はありませんが、高出力での自爆機能が搭載されています。

ファング・・・オリ主が装備しているCR-ユニットに搭載されている無線誘導兵器、
相手を貫くための小型のファングが盾と腰に4機ずつ、背中のほうに大型の砲撃を放つフィンファングが存在する

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