転生したら遠坂家!? 二代目赤い悪魔の魔術師生活   作:狩宮 深紅

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10話目です。

感想を・・・下さい・・・!(直球)

あ、もちろん、強制というわけじゃないですよ?
そこで改善点などを書いて貰えればなーとか思ってます!

余談ですが。
最近見たアニメの中で1番面白そうなのがありましてて・・・。ゴクドルズって言うのですけど、見てない方は1度見てみてはいかが?


望むものは大概、努力をすれば手に入るものである。

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?」

 

私の体はそのまま落下し真っ暗で底の見えない穴に落ちているような感覚に陥っていた。

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?」

 

とりあえずいつ地面に激突しても良いように随意領域を展開しておき、衝撃に備えたときだった。

 

落下速度が一気に落ち、エレベーターのふわっと、なる感覚が私を一瞬だけ襲いしばらくするとゆっくりと落ちてゆき、簡単に着地することができた。

 

とりあえず、状況を把握するために近くに光源のスイッチか何かを手探りで探して見るが、それらしきものは見つからなかった。

しかし、そのうちに目がこの暗闇に慣れてきて、少しだけではあるが周りが見えるようになった。この場所は石レンガで周りが囲まれており、まるで地下迷路のような印象を受けた。

 

 

目を凝らしてみると、どうやらこの先に真っ直ぐの一本道があるようだ。

落ちてきたところから元の場所に戻れなさそうであったため、諦めてこの道を進むことにした。

 

「はぁ、この先に進むしかないようね・・・。」

 

私はそうつぶやき、警戒を怠らずに前に進む。

すると、私が歩いた傍から突然空間に小さな光が発生し、その光が集まり、塊になるとそれらはランプとなり壁に固定され辺りを照らす。

 

「これも、魔術・・・なのかしら。」

 

そのランプは一本道の向こう側まで続いており、視力を随意領域で強化し、目をこらす、すると、向こう側に木製の扉がひとつあった。

 

 

私はそのまま歩きながらその木製の扉の方に行こうとした、その時だった。

 

 

 

 

 

突如、さっきまで辺りを照らしていた、ランプが文字通り消滅し、当たりが一気に暗くなる。

 

「なっ!?一体何が起こったの!?」

 

 

私は警戒レベルを最大に引き上げ体を自由に動かせるようにしておく。

 

その時、周りの壁のところどころから、ぽつ、ぽつ、と不思議な文字が浮かび上がり、そのレンガの部分が壁から引き抜かれ中に浮くと、そのレンガの横の面を全てこちらに向けてきた。

 

「何かくるっ!?」

 

すると、そのレンガから何か小さい黒いエネルギーの塊の様なものが放たれる。しかも、その他の全てのレンガが同じように。

 

「まずい!」

 

私はすぐにその場から後退し放たれるものを躱す。私が元いた場所のレンガはえぐれており、私がその場所にいたら、恐らく軽傷では済まされなかっただろう。。

 

――どうする!?随意領域で防ぎきれるかしら・・・?

恐らくあれも何らかの魔術よね。魔術が随意領域に通じるか不安ね・・・。こうなったら一か八かかけてみようかしら!

 

頭の中で随意領域の制御をしながら一気に私がいた場所へとバックステップで下がる。すると、中に浮かんでいるレンガが一斉にこちらを向き先程と同じ、黒いエネルギーのような塊を発射してくる。

 

「随意領域テリトリー展開!」

 

私にできる最大の防性の随意領域を展開し、黒いエネルギーの塊に備える。

 

 

これで貫通してくるのなら私は一巻の終わり、どうかお願い!防いで!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――バチ!バチッバチバチ!

 

やった!何とか防げてる!

 

私の願いがかなったのか、随意領域は黒いエネルギーの塊を何とか防いでいた。けれどもそう長くは持たないと直感的に把握する。私はレンガが密集している場所の1番脆そうな所を持ち前のの観察眼で見つけることができた。

 

「そこね!」

 

私は一気に地面を蹴り、随意領域を展開したままその部分に全力で蹴りを入れて突破する。正直いって随意領域は限界だが、根性で随意領域を維持させて一気に扉へと駆け出す。

 

 

 

 

扉まで後3秒

 

レンガ達は突破した私の方向を向きエネルギーを収束させていた。私は分け目もふらず一気に扉の方まで走る。

 

 

 

扉まで後2秒

 

レンガに収束されたエネルギーが私に向けて放たれる。

私は最後の随意領域を強化し、エネルギーに備えながらも走り続ける。

 

 

扉まで後1秒

 

レンガから放たれたエネルギー弾が私の随意領域に次々と直撃し、今にも破られそうであった。

私は最後の一蹴りで扉に向かってジャンプし飛び蹴りを食らわせる。

 

「開いてぇ!!」

 

飛び蹴りが直撃した扉は吹き飛び私はそのままの勢いで中に転がり込み、エネルギー弾の射線から自分の身を逸らす。

そのまま私は近くの机と思わしきものの下に身を隠す。その際に随意領域を操作し、周りの空気に気配を紛らわせる。

 

 

 

レンガは中に入ってきてしばらく周りを巡回するように漂った後、元の場所へと戻っていった。

 

「・・・ふぅ、何とかなったみたいね」

 

 

随意領域操作を解除し、机と思しきものの下から出る、変わらず周りは真っ暗のため目の方を強化し、ライトのスイッチようなものがないかを探していると扉のすぐ横の壁にあった。スイッチをオンにすると、備え付けられていたライトが明かりを灯す。

 

そして、ようやくこの部屋の全貌が明らかになった。

この場所はまるで映画などに出てきそうな錬金術師の工房のような場所で現代のものとは思えなかった。

1度ぐるりと周りを見渡すといくつかの木箱の中に乱雑に入れられている、見ただけでも凄そうな剣がいくつも入ってあり見ただけでも凄そうな剣がいくつも入っており、また、この部屋の内側を囲むように配置されている机の上には数々の宝石がガラスケースの中で大切に保管されていた。

 

 

 

「す、すごい・・・!こんな場所が紅輝の部屋の下にあったなんて。」

 

 

数々の宝石の中でも一際目立つ宝石が私の目に止まった。それは拳大の大きなルビーで何かとても大きな力を感じた。しかも、そのルビーは他の宝石とは違い1番奥の壁に埋め込まれており、触れることができるようであり、私は何故か(・・・)心を奪われてしまう。

 

そして、私はその宝石の不思議な力に導かれるようにそのルビーの元へ歩み、自分の手でそのルビーに触れてしまう。

 

 

その瞬間、何か体が読み取られるような感覚に襲われ、はっと我に返った私は急いでその手を離し、その場を急いで離れると、突然、背中に何かが刺さるようなチクッとした痛みを感じると、身体が急に激しい麻痺に襲われ、体を動かすことが出来なくなってしまった。

 

「うっ、これは・・・。麻痺矢・・・!?か、体が、う、ごか、な・・・い。」

 

 

私が地面に倒れているあいだに、機械音がしたかと思うと、部屋の机などが全てしたの方へと収納され、先程の大きなルビーがあった場所には何か大きな人型の物体が見える。残っている意識で随意領域を操作し、目だけでも動かせられるようにし、その人型をみると、そこには全身が大きな宝石で形成されたゴーレムだった。

 

そのゴーレムはこちらのことを視認すると、こちらがもう動けないことを理解しているからなのかゆっくりとこちらに向かって歩いてくる。

私は随意領域操作を全力で行い、何とか逃げようとするが麻痺のせいで全く体が動かすことができず、ついにはそのゴーレムは私の目の前に立つ。

 

私の身体は動きはしないが内心は完全に震えてしまい、ついには完全に声さえも出せないほどの恐怖心が私を襲う。

 

ついに、そのゴーレムはその宝石で形成された大きな腕を振りかぶり、こちらに狙いを定め、一気にその拳を振り下ろした。

 

「・・・!!!!」

 

流石にもう駄目かと思い、私は完全に思考を放棄してしまった。随意領域操作も手放し、後はもうすぐ訪れる”死”を待つのみだった。

 

 

 

そして、そのゴーレムの拳が私に当たるその瞬間だった。

 

 

「ゴーレム!そこまでだ!」

その言葉と共にゴーレムの動きがピタリと止まり、元の直立の姿勢に戻る。

 

「大丈夫か、セシル!」

 

紅輝の声が聞こえ、扉があった場所から紅輝が駆け込んでくる。

 

「あー、やっぱりか、すまない、少し体を触るぞ。」

 

彼はそう言うと、私の背中に刺さっている麻痺矢を抜き、恐らく持っていたのであろう黄金色をした液体を口を開かせて飲ませてくれる。その液体は少し苦かったがその効果はちゃんとあり、その液体を飲むと、体の麻痺がゆっくりと引き少しづつではあるが動かせるようになる。

 

「彼女のゴーレムは優秀だが、遠隔操作が出来ないのが難点だな。動けるか?セシル。」

 

「え、ええ、紅輝。それと、ごめんなさい、勝手にあなたの部屋に入ってこんな所まで来てしまって・・・。」

 

私は紅輝に対し頭を深く下げる。

 

「・・・顔をあげてくれ、セシル。」

 

そう言われて紅輝の顔を伺いながら顔を上げる。たが、私の心配とは違い、彼はとても穏やかな顔をしており、そのまま私のことを抱きしめた。

 

「・・・え?」

 

「よかった、君が無事で、それに僕にも君がここに入って来ないと過信していたから起こってしまったことでもある、君を咎めることは僕には出来ないよ。」

 

「で、でも・・・。」

 

「それにトレーズ少将からも既に話は聞いていた、それを知っていてなお、警戒を怠ってしまった僕の責任でもあるんだ。それに、アルテミシアは既にこのことは知っているし、君達なら赤の他人には話さないだろうという、信頼もある。だから、そんなに自分を責めないでくれ。」

 

「紅輝、ごめんなさい。ありがとう・・・!」

 

私は紅輝が許してくれたことに安心し、肩の力が抜けてしまう。そこで随意領域制御も一緒に切れてしまい、立つことが出来なくなる。

 

「あっ・・・」

 

「セシル!?・・・と、危ない。」

 

紅輝は、私の手を掴み腰に手を回して倒れないようにしてくれた。急なことで恥ずかしかったが、彼の優しさが私に向けられているようでとても嬉しかった。

 

投影、開始(トレース・オン)

 

彼が何かの呪文を唱えたかと、思うと紅輝が私を椅子に座らせてくれた。その椅子の感触は私がいつも使っている車いすと同じだった。

 

「さて、と、僕も座ろうかな。」

 

すると、近くで木製の椅子が引きづられるような音かして、私の近くに紅輝が座った。私は紅輝がしていることへの考えがわからず、質問する。

 

「えっと、紅輝、今から何をするの?」

 

「何って、君は知りたいことがあったからここまで来たのだろう?僕の魔術について。」

 

「・・・っ!」

 

恐らく今が、私が紅輝のことを聞く最大のチャンスだ。

これならここまで来た甲斐があったと言うものだ。

 

だから私は紅輝を真っ直ぐに見つめて口を開く。

 

「お願いします。」

 

 

 

 

 

 

 

 





今回も見ていただき、ありがとうございました!
感想や評価をして頂けると、作者のモチベーションの向上になりますのでどうか、よろしくお願いします!

また、お気に入り登録して頂いた。

DxDさん、ストレートなこしあんさん、正宗03698さん

ありがとうございました!

これからも見ていただけると嬉しいです!


ではまた次話をお楽しみください!

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