転生したら遠坂家!? 二代目赤い悪魔の魔術師生活   作:狩宮 深紅

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12話目です。

最近は縄跳びダイエットを始めた深紅です。

実際、効果があるのかは分かりませんが、とりあえず3ヶ月は続けてみようかた思ってます!

最近は猛暑のせいで熱中症になる人がかなり多い見たいですね・・・。皆さんは熱中症にならないようにこまめな水分補給と休養をきちんととってくださいね!






SSSのクリスマス

12月25日

 

「おーい、そろそろターキーが焼き終わるから皿を出してくれないか?」

 

「「「はーい!」」」

 

自分の言葉にアルテミシア、アシュリー、レオノーラが明るく返事をする。

今年のクリスマスは、去年のような戦場でのクリスマスではなく、初めての、みんなで集まってのクリスマスだった。

 

「コウキ!持ってきたぜ!」

 

そう言って、アシュリーがターキー用の大きな皿を棚からだして持ってきてくれた。アルテミシアやレオノーラはセシルが作った料理の皿の方をリビングのテーブルへと運んでいた。

 

「ありがとう、アシュリー。んー、よし!このくらいかな。アシュリー、火傷するから近づくんじゃないぞー。」

 

「了解したぜ!」

 

オーブンを開けると鶏肉の香ばしく焼ける匂いが広がり、自分の食欲も激しくそそられてしまう!

 

オーブンからターキーを取り出し、アシュリーが持ってきてくれたお皿にのせる。

焼き加減も十分だな!ターキーを焼くのは初めてだったが我ながらよく出来たものだ!

自分がターキーをお皿にのせると、待ってましたと、言わんばかりにアシュリーがすぐ、リビングのテーブルの方へと持って言った。

 

「あ、飾り付け。まぁ、後でも大丈夫か。」

 

そう判断し、セシルの方をみると、あちらの料理も既に終わってあり先に片付けの準備をしていた。

 

「流石はセシル、手が早いな。」

 

「そんなことないわ、わざわざ紅輝が手のかからないやつを私の方に回してくれたんでしょ。当然のことよ♪」

 

「そうか?それでも君の手際は凄かったよ。下手したらすぐに追いつかれるかもしれないな。」

 

「ふふ、そう言って貰えると嬉しいわ。」

 

 

「おいおい、二人とも何話してるんだ、早く食べようぜ!」

 

「うんうん、私も待ちきれないよー!」

 

「こんなご馳走、初めて・・・!」

 

自分達に声をかけた、アルテミシア達3人は既に待ちきれない様子で席に座っていた。自分とセシルは少しおかしく思って、思わず笑ってしまう。

 

「もう待ちきれないみたいだね。」

 

「それじゃあ、私たちも席につきましょうか。」

 

自分とセシルは席につくと、アルテミシアが掛け声をかける。

 

「それじゃあみんな!手を合わせて・・・いただきます!」

 

「「「「いただきます!」」」」

 

今年のクリスマスはとても楽しくなりそうだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「ご馳走様でした!」」」」」

 

 

 

 

 

 

ディナーも食べ終わり、自分とセシルは最後のクリスマスケーキを準備をしていたときだった。

テレビを見ながら、レオノーラがふと呟いた。

 

「こうしていると、なんだか本当の家族みたい。」

 

レオノーラの言葉に周りにいた全員が目を丸くする。

そして、アルテミシアが優しく微笑むと、レオノーラとアシュリーの手をとる。

 

「レオン、何言ってるの♪私達はもう、本当の家族よ!」

 

「はっ、そんなこと当たり前だぜ!あ、でもそれなら家族構成はどうなるのかな?」

 

 

――え、それ言っちゃう!?

 

 

アルテミシアの言葉に同調したアシュリー、最初の言葉は良かったが最後に軽い爆弾を落とした気がした。

 

「んー。そうだねぇ、コウキくんは男だからお父さんか、お兄さんポジションになるとして・・・私はお母さんかな!」

 

 

「「「「いや、それはない。」」」」

 

「えぇ!?みんなして酷いよ!」

 

ここに来てアルテミシア以外の全員の意見が完全に一致した。

いや、アルテミシアがお母さんは無理があると思います。向き不向きかあるとはいえ、家事全般が出来ないのはちょっと・・・。

 

「アルテミシア、お母さんになりたいならもう少し家事能力を身につけた方がいい。と自分は思うよ・・・。」

 

「そ、それなら、私はお母さんはセシルが向いてると思う。」

 

レオノーラが自分と一緒にケーキを作っていたセシルの方を見ながら言う。

 

「え?私?」

 

「う、うん、家事もできるし、美味しい料理も作れるし、何より紅輝と一緒に料理を作っている時なんかはまるで夫婦みたいだったから。」

 

「確かに!オレもそう思ってた!」

 

「え、えぇ!?ほ、本当にそう思うのかしら・・・?」

 

セシルの顔は既に真っ赤になっており、とても恥ずかしがっている様子だった。

かく言う自分もとても恥ずかしく顔が赤くなってまっているかもしれない。自分としては士織のことが少し困ってしまう。

 

そう言えば、アルテミシア達に日本のこととか、あまり話してなかったな・・・。

 

 

 

 

 

 

ここから先はほぼカールズトークの領域に入ってしまっており、男の自分が入り込めるような隙間はなかった。

私は悲しいポロロン

まぁ、そんな中でもクリスマスケーキの準備を、そつなくこなすセシルは将来、本当にいいお嫁さんになるのではないだろうか。

 

そんなことを考えていると、少し日本にいる士織のことを強く思い出した、今頃はどうしているのだろうか、SNSでやり取りをしているとはいえ、現在はあまり音沙汰がない。もしかしたら・・・。

いやいや!士織がそんなことするはずないよな!

浮かんできてしまった。嫌な考えを無理やり追い払う。

既にクリスマスケーキの皿分けは終わっていて、後はみんなで食べるだけの状態だった。

 

さて、自分もクリスマスケーキを食べるかな!

 

自分は自分の席に着くために周りの簡単な片付けを素早く終わらせていた

 

 

 

だけどいつか、みんなに日本に帰ることを言わなきゃならないんだよな・・・。

やっぱり、こういうのは早い方がいいのだろうか・・・。

 

 

こんな不安を考えながら。

 

 

 

 

 

 

 

~セシルside

 

 

皆がターキーの魔の睡眠導入に為す術もなくやられ、寝静まったころ。

日課である、随意領域制御を今日は以前、紅輝から貰ったネックレスを使い制御訓練を終えた後。

シャワーで汗を流し、私も眠る前の水を1杯飲むために台所に行くと、リビングのテーブルで、何かを書いている紅輝を見つけた。

それは手紙のようなもので、随意領域で大幅に強化されてある目で見ると、それは以前この家のみんなで撮った写真を使った、ニューイヤーカードだった。

 

「紅輝、まだ寝ていなかったの?」

 

私が声をかけると、紅輝はビクッと驚いた様子で私の方を見ると、安堵の息をもらす。

 

「セシルか、驚かさないでくれよ。」

 

「ごめんなさいまさかあんなに驚くとは思わなくて。それは・・・ニューイヤーカードね?誰に送るの?」

 

「日本にいる人達にさ。イギリス(こっち)の方は既にポストに入れたけど、日本宛てを書くのが遅れてしまってね。たまたま自分の、知り合いが明日日本に行くらしいからその時に届けて貰おうかなと。」

 

日本に・・・と言うことはやはり彼の御両親などだろうか。だが、私の記憶のなかから、つい先日見た写真の女の子のことがよぎる。

 

「なぁ、セシル。」

 

しかし、彼の邪魔をしてはいけないと、思い自分の部屋に戻ろうとすると。

突然、紅輝が真面目な声色で私を呼び止めた。

 

「どうしたのかしら?」

 

「1つ、聞いてほしいことがあるんだ。」

 

彼の神妙な面持ちに普通のことでは無いと考え、私は紅輝の前に座った。

 

「それで、聞いてほしいことって言うのは何かしら?」

 

彼は先程まで持っていたペンを机に置くと、何か決心したような顔でこちらを真っ直ぐに見つめてきた。

 

「あと、早くて1年、遅くても2年後には自分は日本に帰ろうかと考えているんだ。」

 

 

「・・・え?」

 

「自分の学校での通う期間は実質あと1年で終わりになる。だから留学生活も終わって自分がこのイギリスにいる理由の半分が無くなるわけだ。」

 

紅輝のあまりに唐突な話に私は戸惑ってしまう。だけどなんとか顔には出さないようにして、冷静な振りをして口を紡いだ。

 

「・・・な、なるほど、ね。それじゃあSSSのことはどうするつもりなのかしら?」

 

「SSSのことについては予めトレーズ少将に話は通してある。自分の扱いは日本にあるAST部隊への配属扱いにしては貰えるらしい。だが、君達のことは―――」

 

「待って、1つ聞いていいかしら。」

 

「・・・大丈夫だよ。」

 

私は紅輝の言葉を遮り、私も決心する。もしかしたら、私にとって最悪の答えが返って来るとしても、聞かないといけない気がするから。

 

「あなたの家族の他に・・・その、大切な、恋人のような人は日本にいるの?」

 

紅輝は私の質問に少し驚いたような顔をするが、すぐに元に戻す。

 

「・・・ああ、いる、さ。日本にはこっちに来る前に恋人になった人がいるんだ。」

 

やっぱり、か。あぁ、彼の目には私は映っていなかった。映っていたとしても、それは異性に対するそれではなくて、家族としか映っていなかったのね。

 

「・・・それは、貴方の部屋にあった、写真の女の子かしら?」

 

「っ!見てたのか。そう、彼女が自分の恋人だよ。」

 

そう、か。それなら仕方ないわね。これで私はきっぱりと諦められる(本当に?)

 

「わかったわ、それなら仕方ないわね。(そんなわけない。)」

 

「貴方がやっていた家事はみんなですればなんとかなるだろうし(私はずっと貴方の隣にいたい・・・!)」

 

「私達のことは大丈夫よ。(嘘!本当はずっとここにいて欲しい!日本に・・・帰らないでよ!)」

 

「すまないセシル、君には迷惑をかけてばかりだな・・・。だけど、自分も年に何回かはこっちにくるようにはするよ。」

 

「いいのよ、貴方は安心して日本に戻りなさい。(違う!私が望んでいるのはそれじゃない!私は貴方にそばにいて欲しい、そして、私のことをもっと見て!)」

 

「ありがとう、セシル。」

 

彼は申し訳なさそうに私に頭を下げていた。

 

心を押しつぶし、なんとか紅輝に重荷にならないような言葉を発することができた。今、私の顔をちゃんと平静を装えているのかしら。もしかしたら酷い顔をしているのかもしれないわね・・・。

 

「じゃあ、私も一言言ってもいいかしら?」

 

「ああ、もちろん構わないよ。」

 

私は昨日みたいに紅輝に顔を近づける、だけど、今日は彼のの頬じゃなくて、耳元に近づける。

 

「I Love you.」

 

「・・・え?」

 

「これでいいわ、それじゃあ紅輝、おやすみなさい。」

 

「セシルっ・・・!」

 

私はその場から逃げるように自分の部屋へと戻った。紅輝が私のことを呼び止めていたけど、今回は無視をさせて貰った。

 

だって、その時の私はきっと、彼に見せられないような顔をしていたから。

 

 

 





今回も見ていただき、ありがとうございました!
感想や評価をして頂けると、作者のモチベーションの向上になりますのでどうか、よろしくお願いします!

また、お気に入り登録して頂いた。
マサヒロさん、枯れない桜さん、Flepさん。

ありがとうございました!

これからも見ていただけると嬉しいです!



おかしいですね・・・プロットの時は3000字程度だったのにいざこっちに書くとなると1000字ほど増えていた・・・。

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