転生したら遠坂家!? 二代目赤い悪魔の魔術師生活   作:狩宮 深紅

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33話目です。

皆さん、おはこんばんにちわ!
投稿期間が開いてしまい申し訳ないです…。
改めて原作の方を読み直していると矛盾点が多く、プロットの修正をしたいたら意外と時間がかかってしまいました・・・。
まぁ、言い訳はこの程度にして・・・。
実は!コードギアスの映画を見に行って!その影響を受けていろいろプロットを書こうとしてたらほとんどボツになったので、少し萎えてサボってました!すみませんでした!(泣)


今回の最後にオリジナルのCR-ユニットが登場します!
ある程度のインフレを抑えるための処置として考えてみましたが、プロット内では今のところ破綻していないので大丈夫だと思います・・・。



新たな不和

 

9月8日

 

夏休みは終わったが、未だに夏の暑さが残る中、来禅高校はもうすぐ開催されるこの辺りの地域にある高校が合同で取り組む文化祭、天宮祭に向けて浮き足立っていた。

近隣の高校と合同での文化祭であるため、天宮市総出での準備も行われ、規模もかなり大きいらしい。

2年生達はそれぞれ何か出し物をするらしいが、3年生は自由参加であるため、我らが3年1組の何人かは他のクラスも巻き込んで何か企画をする予定らしい。自分としては、士織と一緒に回りたいと考えていて、その旨を士織に伝えると喜んで承諾してくれた。

 

 

文化祭か・・・。自分はずっとイギリスにいたからここの学園祭がどういったものかは知らないが、士織が案内してくれるみたいだし何とかなるかな?

 

しかし、学校が始まってから明らかになった問題が1つある。

それは、1度イギリスで片割れを倒したはずの〈ベルセルク〉が両方揃ってこの学校にいるという事だ。

目にした時はあまりの衝撃に士織に心配をかけてしまった。

ただでさえ〈プリンセス〉が士道と近くにいて危ないというのに、また危険度の高い〈ベルセルク〉がこの学校に来るなんて!

 

1度ASTに報告をして、〈ベルセルク〉に霊力があるか調べてもらったが、〈ベルセルク〉の霊力は検知されなかったが〈プリンセス〉のことがある。

恐らくだが、士道もしくはそのバックに居る組織には霊力を偽装する類いの力があると考えられる。

それに、最近のASTが観測した精霊出現場所には決まって士道と思しき少年が現れていることを見ると、その他の多くの精霊が今の〈プリンセス〉や〈ベルセルク〉のように士道の近くにいるということも考えられる。

 

そんな精霊が集結しているような場所に士織を置いておかないと行けないということに無力感を感じる。できることなら、士織だけでも安全な場所、それこそASTの基地で保護したいぐらいだ。

 

だが、士織がそれを望んでいない以上無理やり保護することなどできない。

 

それに、最近士織との距離が少し離れたような気がする。

今までなら五河家に着くまで送っていたのだが、最近はその手前で自分の家に返されてしまっている。他にも上げればキリがないが周りにさ気づかれていないため、士織との不仲を疑われることはなかったが、やはり、少し寂しい。

うーん、何か失敗したのだろうか。今度改めて話し合ってみよう。

 

 

 

 

 

 

──────────────────────

 

─AST天宮駐屯地

 

下校後、自分はすぐに基地の方に向かった。

なんでも、イギリスに本社を構えるDEMの魔術師(ウィザード)が10人配属されるらしい。

昨日の時点で"無理な配置だ!"とか"うちは野球チームじゃない!"って日下部隊長はかなり愚痴を言っていたから落ち着かせるのが大変だった。

DEMからどんな奴らが配属されるかは自分も聞かされていない、分かっているのは全員が英国人だと言うことだけ。

DEMの魔術師は英国にいた頃から分かっているが実力は保証できる。

だが、やはりDEM自体はあまり信用できる組織ではない。

それに、精霊を殺すなら自分にだってできる、戦果だってこの前出した、今更誰が配属された所で何もかわりはしない、少し殺すのが楽になるだけだ。

恐らくウェストコットが何か企んでいると考えてもいいだろう。

 

 

基地内を歩き回り、今日配属されるというDEMの魔術師達を探していると、

塚本三佐の部屋から日下部隊長の怒鳴り声が聞こえた。

 

『やっぱり納得いきません!!100歩譲って配属するのはいいとして、あの権限はなんです!?』

 

『そ、それは・・・。』

 

『ちっ!もういいです!!失礼しました!!』

 

その言葉と共に、扉が勢いよく開かれ日下部隊長が部屋から出てきた。

日下部隊長は扉の外にいる自分に気がついたのか、少し驚いたいた。

 

「っ、遠坂少尉、貴方もきていたのね。みっともないところを聞かせて悪かったわ。」

 

「いえ、日下部隊長のお気持ちはよく分かります。上層部はなんと?」

 

「だんまりよ、裏で何か回ってるのは確実ね。」

 

「まぁ、そうでしょうね。塚本三佐があの様子じゃあダメでしょう。それこそ自衛隊本部に掛け合ってもだんまり決めこまれるのがオチでしょう。」

 

「ええ、───っ、今日の主役達が来たようよ。」

 

そう言って日下部隊長が腕を組みながら親指で自分の背中の方を指していた。

 

そこには聞いていた通り、10名の外国人がこちらの方に着ていた。

全員イギリスにいた時に見たことのある顔ぶれがほとんどであったが、その中でも先頭にいる赤毛の女は嫌でも何度も見た女だった。

 

「っ!アプデタスIII・・・!」

 

「あラ?アナタもこっちに来ていたの、リボンズ・アルマーク?いや、こっちでは遠坂紅輝って呼んだ方がいいかしラ?」

 

その女の名はジェシカ・ベイリー。

DEMに潜入していたときに、よく模擬戦をさせられた相手だ。

性格は好戦的であるが、アイザックに対する忠誠心は激しく、いつかはエレン・ミラ・メイザースを超えたいとも話していた。

 

「どっちでも構わない、君の好きなように呼べばいい。」

 

「つれないわねェ、ま、いいワ。リボンズはともかく。・・・ふーん。」

 

そう言ってジェシカ・ベイリーは日下部隊長を見て口を少し歪ませた。

 

「資料で見た顔。ASTの隊長、日下部燎子、ね。」

 

「・・・あんたは?」

 

日下部隊長の隠しきれていない苛立ちを無視するかのようにジェシカは大仰に頷いてから右手を差し出す。

 

「今日付でASTに配属になったジェシカ・ベイリーでス。以後よろしク。」

 

「・・・ふん。」

 

日下部隊長は不快そうに顔を歪め、手を弾くように押し付けジェシカの握手に応じた。

 

「あんた達がここに何しに来たのかは知らない。だけど、ASTに配属された以上、上官である私の指示に従って貰うわ。」

 

隊長の言葉にジェシカは目を丸くし、後ろにいる他の部下たちと目を合わせてから肩をすくめた。

 

「あなたの命令に従えば精霊は倒せるのかしラ?」

 

「・・・なんですって?」

 

AST(こっち)の噂はいろいろ聞いているのヨ?ここ、数年、空間震が世界で最も多い地域の対精霊部隊なの二ィ。未だに一体の精霊も狩れていないオママゴトチームってネ?あ、ごめんなさイ。そう言えば最近やっと一体狩れたみたいネ。配属されたばかりのリボンズ・アルマークの活躍によっテ。」

 

「・・・っ!!」

 

明らかに挑発するような態度をとるジェシカに何とか怒りを堪えている様子を見て、流石にこれ以上は不味いと感じた自分は2人の中に入った。

 

「ジェシカ・ベイリー。君がどんな目的でここに来たのかは知らない。だが、仲間への謗りは許されないことだ。仲良くしようとは言わない。だけど最低限の礼儀とマナーは守るようにしてくれ。」

 

「フフ、相変わらずネ。私はあなたのことはちゃんと認めているし、結構気に入っているのヨ?何でも、なんの情報もなかった新種の精霊を単騎で倒したっテ。アイザック様もお褒めになっていたワ。」

 

「・・・そうか。ありがとうございます、とだけ言っておいてくれ。話はそれだけかい?それならいまから君達の宿舎に案内するよ。日下部隊長、いいですよね?」

 

「え?え、えぇ。構わないわそれじゃあ頼んだわよ。」

 

一刻も早く日下部隊長からジェシカ達を離すため、彼女達が使用する予定の宿舎に案内しようとしたとき────。

 

けたましいサイレンがAST基地内を駆け巡った。

 

「っ!」

 

「空間震警報・・・!」

 

「ちょうどいいワ、私たちも出撃しましょウ。アナタ達に私たちの戦い方ってものを教えてあげるワ。ただしィ・・・。」

 

ジェシカは日下部隊長を見て人差し指を振りながら言葉を続ける。

 

「私たちは特別な任務を帯びているノ。場合によってはそちらを優先させてもらうワ。」

 

「特別な任務だと・・・?」

 

「えエ、それじゃあネ。アンタ達!出撃準備ヨ!」

 

そう言ってジェシカは、後ろにいる部下達に声をかけ格納庫に向かった。

 

「っ!私たちもいくわよ!─もしもし!サイレンは聞いてるわよね!全員出撃準備よ!!」

 

『了解!!』

 

「日下部隊長。」

 

自分は、今にでも駆け出そうとする日下部隊長に声をかけた。

 

「・・・何かしら?遠坂少尉。」

 

「もし、彼女らの任務とやらが精霊を殺すものなら僕は彼女らに協力しましょう。ですが、もし、一般市民に危害を加えるものなら──。」

 

「もちろん、全力で妨害するわ。」

 

「!それが聞きたかった・・・!」

 

聞きたい言葉か聞けた自分は、日下部隊長と共に格納庫に走った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────

 

同日、午後13時頃

〜イギリス、SSS独自開発室。

 

ここは、SSSが独自にCR-ユニットを開発する場所。

DEMのCR-ユニットにばかり依存してはダメだと少し前に新しく設立された施設である。

いつもなら多くの技術者が新しいCR-ユニットの開発に向けて勤しんでいるのだが、今日は違った。

この場所にいるのは、アルテミシアとトレーズ・エーデルフェルト、それにトーレズが直接雇った技術者の男しかいない。

 

「本当にこれを日本に送っていいのかい?アルテミシア君。」

 

トレーズがアルテミシアに最後の確認と言わんばかりに聞いた。

だが、アルテミシアの目は1ミリの迷いすらなく、寧ろそれを望んでいることを示していた。

 

「はい、私の脳内情報を元に作られた5機のCR-ユニット全ての力を持ったこの機体、〈不思議の国のアリス(アリス・イン・ワンダーランド)〉ならきっと遠坂くんと美紀江ちゃんの力になってくれるはずだから・・・!」

 

「ま、アルテミシア嬢がそういうなら仕方ねぇな。上への報告は開発に失敗したとだけ言っておきますよ。」

 

技術者の男がアルテミシアにサムズアップして、席を離れ報告書作成に取り掛かった。

 

「ありがとう、ジェームズ。このお礼はいつか必ずさせてくれ。アルテミシア君、あとは私に任せなさい。3日以内に彼の元に届けて見せよう。」

 

「ありがとうございます!」

 

「構わないさ、それにセシル君の体調もまだ悪いんだろう?2人の手伝いに戻るといい。」

 

「はい、お気遣いありがとうございます!それじゃあ私は家に戻ります。何かあったらまた連絡をください!」

 

そう言って開発室を飛び出していくアルテミシアをトレーズは見送ると、目の前にある〈不思議の国のアリス〉へと目を向けた。

 

「この機体がこの先、未来をどう切り開くか楽しみだね。」

 





今回も見ていただきありがとうございます!

お気に入りに追加して頂いた
ちくちゃんさん、優希@頑張らないさん。ありがとうございます!
これからも見ていただけると嬉しいです!

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