転生したら遠坂家!? 二代目赤い悪魔の魔術師生活 作:狩宮 深紅
あれから少しと一年が経った、魔術師の総本山である時計塔はやはりレベルが違った。
一年のうちに目的の一つであるロードエルメロイ二世との友好的な関係を築くことができただろう。
問題は全くなかったとは言えなか年齢故か影ながら馬鹿にされていることが少なからずあった。
だが、そんなことをしてくる輩は大体がたいしたことのないやつらばかりだったから
実力をもって二度とそういうことが言えなくなるまで
仲のいい学友も小学校のころに比べて作ることができたといってもいい。
・・・まあ、一人だけ相容れないやつはいるが。
金銭面は宝石魔術の費用のおかげで無駄遣いはできないが、何とかやりくりをして
それなりの生活はできていた。
手持ちの宝石はヤツよりも少ないがそれなりに多い量は確保できている。
母さんとは違うのだよ、母さんとは!
以前提出した宝石魔術に関する論文はそれなりにいい評価もしてもらい時計塔生活は順調といったところだろうか。
遠坂紅輝の朝は・・・・遅い
朝の七時半に起床し身支度を済ませエプロンをきて台所に立つ。
一年ほど自炊をすれば自然と家事スキルも身についてきた。
トーストとベーコンエッグ、コーンスープという、いつもの朝食を食べ時計塔へと向かう
この日は一限から基礎魔術の講義があるのである。
講義が終わったら、次の講義がない場合は図書館へ言って本を読む、一日の講義がすべて終了したら友人たちと雑談しながらアパートに帰宅。
夕食は大量に買い置きしてある食材から何かを作り食べた後は魔術の鍛錬をする。
一通りのノルマが終わったらお風呂に入り就寝といった日が続いている。
自分はこの生活に満足しているし、この生活が卒業まで続くと考えていた。
そう、あの日までは、
時計塔生活が二年目になろうかとしている五月だった。
自分はいつもどおりに現代魔術の講義が終わり、次の鉱石かの講義を受けようと
次の教室に向かっていたときだった。
「すきあり」
聞き間違えよもないヤツの声、それに伴いヤツが自分の頭部に向けて手刀を振り下ろしてきた。
「あたるかよ!」
そう返しながら、ヤツの手を魔術で強化した手の甲ではじき返す。
ヤツは不意打ちが外れたことを意にも介さず余裕の笑みを浮かべる。
ヤツの名はレティシア・エーデルフェルト、次期エーデルフェルト家の頭首であり、
認めたくはないが、自分がライバルとして認めているやつでもある。
「あらあら、まさか反応されてしまうだなんて、運のいいお方。」
「微塵もそんなこと思っていないくせによく言うね、それで何用、今忙しいのだけれど」
「まあ、そんなに邪険にされたら悲しいわね、同じ血が流れているんですから
もう少し仲良くしてくれてもいいじゃないですか」
彼女は自分の反応が予想通りだったのかくすくす笑いながら話す。
「そう思っているのだったら、君も自分に対する行為を改めるべきではないか?
君の態度と行動が変われば自分も君に対する行動を改めようじゃないか」
素っ気なく返事を返し次の教室へと向かおうとすると、レティシアが自分の隣を歩く
「何だエーデルフェルト、君の教室は自分とは違うだろう。」
「掲示板を見ていないのかしら、私の担当の教授は今日はお休みですから
同じ教室で講義を行うのよ。」
・・・自分の講義に関する変更はなかったからよく見ていなかったのが仇となったか。
まあいい、エーデルフェルトの近くに座らなければいいだけの話だ。
教室に入ると黒板には一枚の紙が張られていた。
合同で授業を行うからか、今回は席が指定されているようだ。
自分の席を確認して、割り振られた席の隣にはエーデルフェルトの文字が書かれてあり
ヤツは面白いことが起きたときのように口元を隠しながら笑っていた。
「あら、紅輝さん、どうやらお隣のようですね、くれぐれも私の邪魔はしないでくださいよ」
「それはこちらの台詞だよ」
そんなこんなで始まった今回の講義であるが、色んな意味での問題児が一ヶ所に集まればどうなるかは想像は容易くはないだろう。
確かにお互いの授業妨害はしなかったが、お互いの発言のたびに片方が余計な一言や
論破をしあうものだから二人ともヒートアップしいつ殴り合いになってもおかしくない
状態だった、その場は教授の一声によって収まったが周りにいた生徒たちは気が気ではない状態だっただろう。
講義が終わった瞬間に二人はすぐさま中庭に出るとお互いをにらみあっていた。
周りの人間は“またやってるよ”といった感じで笑い、止めるものは居なかった。
「授業前にいいましたよね、私の邪魔はしないでって」
「邪魔してきたのはそちらだろう、君のあの一言はあの場で言う必要なかったと思うのだけど」
「あら、私はあなたに足りていない知識を教えただけよ、決して邪魔なんかじゃないわ」
「は?」
「あ?」
両者がお互いににらみ合いを始める、もしここが漫画の絵のなかであったなら二人の視線の間には火花散っていることだろう。
その瞬間、お互いに地面を蹴りプライド(笑)を賭けた
あれか数分後、二人の喧嘩は思わぬ事態によって幕を閉じた。
二人の殴りあっている地面に埋まっていた大き目の石が戦闘の衝撃によって中に浮かび
たまたま紅輝が放ったガンドとレティシアの放ったガンドがその石に直撃し勢いよく弾かれた石は時計塔に勤めているある教師の研究室のガラス窓を割り、その中にあった研究史料を破壊してしまったのである。
二人はその後、罪の擦りつけあいをしているうちに騒ぎを聞きつけた教員が発見し、二人とも仲良く?罰金と弁償、一週間の謹慎処分になった。
ロードエルメロイ二世が中間に入ったことにより二人の処分はここまで軽くなったが二人の名が悪い意味で知れ渡ったのは当然だろう。
そして、後に二人に届いた罰金と弁償の請求の額は日本円にして
五百万円だった。
やべぇ、やべぇよ、どうすんだよこの金額!流石に自分も悪いとは言えこの金額はまずい。
手持ちの貯金じゃまず絶対に足りない、宝石を手放すか?
いや、それはだめだ、宝石魔術を研究するなら絶対に宝石は必要だ。
レティシアはさっさと支払いを済ませているみたいだが、こっち、もちろん日本の実家にもそんな金額があるわけがない。
非正規雇用のアルバイトをするにしても、何ヶ月かかるか分かりやしない。
まぁ、おそらく
命の保障はまずないだろう。
通達が来てからの三日間は雇ってもらえそうな所をあちこちを回ったが、
年齢か、それとも東洋人だからかなのか全く相手にしてもらえなかった。
どうしようもなくなって、公園のベンチに近くのカフェで買ったコーヒーを片手にうなだれていたときだった。
「君こんなところでどうしたの?具合悪いの?」
自分はその声の主を見上げると、美しい金色の髪に透き通った青色の目を持つ少女が
こちらをまっすぐに見つめていた。
補足としてですが、この作品ではデートアライブにおける魔力と型月における
魔力のオドを同じものとしてみなしています。
霊力に関してですが、型月世界で言う魔力のマナと同じものとしています。
オリ主の魔術属性は火、土、水と三属性もちで残念ながら凛からすべての属性を受け継ぐことはできなかった。
起源は衛宮士郎の起源を継承しており、いまだに固有結界を開くことはできないが、
剣の貯蔵は定期的に行っている
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