転生したら遠坂家!? 二代目赤い悪魔の魔術師生活 作:狩宮 深紅
ダンジョンメーカー楽しすぎやしませんかねぇ・・・。
私の時間のほとんどを取っていきましたよあのゲームは・・・(言い訳)
あの後、少女、セシル・オブライエンは親と自分の体の仇を取る。と、SSSに志願した。
トレーズさんの命令で彼女の生活やCR-ユニットの制御などは自分とアルテミシアが世話をすることになった。
詳しく言うと、
幸い、時計塔との距離は近く、寮よりは遠くはなったが通える距離だったので自分もそこに住むことになった。
・・・いや、正確に言えば住まざるを得なくなったが正しいか。
アルテミシアとの1年の付き合いの中で分かったが、彼女は料理が壊滅的に駄目なのである。レシピ本を持たせても自分が見ていなければ
アルテミシアだけならカップ麺生活で何とか良いもののセシルもそこに住むと言うのならば話は別である。
昼ごはんは基地の食堂で食べるから良いが朝と夜はそうはいかない、セシルにまでカップ麺生活をさせる訳にはいかなく、朝と夜は自分が作るようになったのである。
アルテミシアに掃除や洗濯をして貰っているが、言ってはいけないことだと分かっているが、正直に言って自分がやったほうが綺麗にできる気がした。
さらにある日のことだった。
アルテミシアは他の隊ではぐれ者になっていた、アシュリー・シンクレアという女の子、また別の日には
レオノーラ・シアーズという、これまた他の隊で厄介になっている子を連れてきたのである。
アルテミシアに本人には微塵の悪意が感じられないし、自分としても、1度こうして関わったからにはほっとけないため、トレーズさんに頼み込み人員交換をしてもらい、うちのインパルス隊で面倒を見ることにしてもらった。
そして、アルテミシアの家はいつの間にか1家族ほどになったのである。
月日はまた流れ、セシルやアシュリー、レオノーラがうちの隊に馴染んできた頃だった。
アルテミシアや自分を含めた5人で次に精霊が出た時の連携方法を考えていたときだった。
「私と戦え、アルテミシア!!」
突然現れ、アルテミシアに宣戦布告をしたのはSSSの中でもトップ2の実力を持つと言われている
「お前は模擬戦にはろくに参加していない、お前のSSSでの評価は全て精霊戦によるものだけだ。故に私はお前を倒しトップの座を手に入れる。さあ、武器をとれアルテミシア!!」
そういう彼女はまるで獣が牙を向け、敵意を丸出しにしている様子であった。しかし、アルテミシアはむき出しにされている敵意を全く意に介さず、穏やかな表情をミネルヴァに向けていた。
どうやらミネルヴァの眼中には自分やアシュリー達の姿はないらしくこちらに意識をむける様子は全くなかった。
「ミネルヴァ・・・、私はたとえ模擬戦でも無駄な戦いはしたくないの。私はね、精霊を倒して平和を守れる力があればそれでいいの、だから、誰がトップだなんてそんなことには興味はないの。」
そう言うアルテミシアの言葉には優しさが溢れており、
彼女がだれも嘘を言っているようには感じないだろう。
「ふっ、私では実力不足と言いたい訳か、流石は皆から認められるSSS最強の魔術師様だ。」
駄目だ、アルテミシアとミネルヴァで全く話が噛み合ってない。
このままでは争いごとになると感じた自分は2人の間に割って入る。その際に自分の意識を魔術師モードに切り替えておく。
「落ち着きたまえ、ミネルヴァ・リデル上等兵、魔術師同士の私闘は禁止されている。それに君が思っているほどアルテミシアは傲慢ではない。」
ミネルヴァはやっと僕の存在を認知したのか、投げやりな態度をとる。
「お前は・・・。あぁ!アルテミシア達の隊長殿か、私はあんたに用はない、私が用があるのはアルテミシアだけだ。」
「そういう訳にはいかないさ、確かに僕はアルテミシアよりも弱いが一応、彼女達の上に立つものなのでね。
どうしてもと言うのなら代わりに僕が相手をしようじゃないか。」
「はぁ?なにを言ってるんだお前は、ん?そういえばお前も模擬戦にはほとんど、というか強制参加以外の時以外は出てなかったな。まぁいい、そこまで言うなら相手になってやるよ、精々アルテミシアを誘い出す餌になってくれよ。」
「その気になってくれて助かったよ。さぁ、模擬戦場に行こうじゃないか、申請書は僕がだそう。」
「ちょっとまって!?遠坂君が戦わなくても・・・!」
アルテミシアが僕を引き止める。優しい彼女のことだ、きっと僕が彼女自身のせいで酷い目にあわされると考えているのかもしれない。
「安心するんだアルテミシア、君ほどではないが僕は強いよ。」
僕はそう言い、模擬戦場へと向かった。
僕とミネルヴァは模擬戦場でお互いに向き合っていた。
お互いの手に握られているのは対精霊用の標準装備である〈ノーペイン〉。模擬戦は一応同じ条件で戦わなければいけないから僕がいつも使っている<インパルス>のビームサーベルではない。(他の手を使わないとは言っていないがね。)
「さて、始めようじゃないかミネルヴァ。」
「ルールは模擬戦と同じ、1本とったら終わりだそれでいいな。」
「あぁ、それで構わないよ。」
僕がそういうとミネルヴァは<ノーペイン>を構え戦闘態勢をとる。
自分も肩の力をぬき、いつ来てもいいようにしておく。
「じゃあ、私から行かせてもらう。・・・はぁ!」
そういいミネルヴァは随意領域を使った瞬間加速でこちらに突っ込んでくる。その速さはアルテミシアには届きはしないがトップ2と評価されるのも納得の速さであった。
だけど、真っ直ぐに突っ込んでくるとは僕も大概になめられたものだ。
「そうそう、君に言い忘れていたことがあったよ。」
僕は両手で持っていた<ノーペイン>を片手で持つ。
「
両手の筋力を魔術で強化し、ミネルヴァの<ノーペイン>を受け止め、押し返す。
「なっ!?」
「
無銘の西洋剣を投影し、ミネルヴァの怯んだ一瞬で随意領域と魔術でのブーストでその剣を彼女の喉元に向け、寸止めをする。
「僕の戦いにおいて随意領域の操作はあくまで補助に過ぎない、従来の戦い方では僕には勝てないよ・・・てね。まあ、もう遅いだろうが。これで僕の勝ちだ。君に慢心がなかったら対処出来たかもしれないし、文句は受けつけないよ。」
「くっ・・・、貴様ァ。」
ミネルヴァは忌々しそうな目でこちらを睨んでいた。
気持ちは分からないことはないが、運が悪かったと諦めてほしい。
「さぁ、これでわかっただろう。僕に勝てないようじゃアルテミシアにも適わないよ。さぁ、君も早く自分の所属の部隊に戻りたまえ。僕はこれで失礼するよ。」
そう言って僕は投影を解除し、西洋剣を消した後、未だに睨みつけてくるミネルヴァを放っておき模擬戦場を立ち去った。
セシルside
私は彼のことが気になってしまい模擬戦場で行われた遠坂紅輝とミネルヴァの試合をこっそりと窓の外から見ていた。
実際は”見ていた”と言うほどの試合時間はなく、一瞬の出来事であり、随意領域で強化してある私の目で追ってやっと見えるほどだった。
しかも、その中で紅輝が見せた一瞬の所業、突然虚空から現れた1本の西洋剣。
ただの西洋剣はSSSでは精霊にダメージを与えられず、絶対に使われないため、
「あれは・・・?どういうことなのかしら。」
「あれは魔術だよ。」
突如、声が聞こえ振り向くとそこにはトレーズ・エーデルフェルト少将が私の後ろに立っていた。
「いつの間に・・・!?あ、す、すみませんエーデルフェルト少将!とんだご無礼を・・・。」
「気にしなくていい、それよりも君は見たみたいだね。」
「見た・・・とは、何をでしょうか。」
「遠坂紅輝伍長が見せた奇跡の事さ、何もない場所から剣をだした。その場面を君は見たのだろう?」
「・・・はい。」
「本来なら君達
「ひっ・・・!」
エーデルフェルト少将の目は戯れを言っているように聞こえず、少将から感じられる威圧感に私は耐えられず後ずさりをしてしまう。
「冗談さ、安心したまえ。君はいつも彼の傍にいるからね、露見するのも時間の問題だったさ。
それが偶然、時期が早まった、それだけの話だよ。気になるのなら彼に直接聞いてみるがいい。それじゃあ、私は執務に戻るとしよう、くれぐれもこの事は他に漏らさないでくれたまえよ、記憶処理も少々手がかかるからね。ちなみに社内恋愛は禁止してはいないよ。」
「・・・え?」
そう言うと、エーデルフェルト少将はそのまま去っていった。
私は少将の言ったことに呆気にとられてしまいしばらく動けないでいた。
今回も見ていただき、ありがとうございました!
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立華お兄さん、御神天司さん、寝虎さん、msz007さん。
ありがとうございました!
これからも見ていただけると嬉しいです!
主人公の戦闘スタイル
基本的に対精霊はガツガツ攻めるタイプだが、対人戦は相手の攻撃に対し、カウンターを決めてそのまま一撃で決めたり、初見殺しをよくしたりする。
ちなみにオリ主が模擬戦に参加しないのは力に慢心しているわけでもなく、アルテミシアのように無駄な戦いはしない、みたいな考えでもなく、ただ、時計塔に時間を割いているだけです。
投稿スタイルについて
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文字数いっぱいの読み応え重視
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投稿頻度を高くして短い感覚で継続性を重視