ダンボール戦機ウォーズ~夢を探しに~(リメイク版) 作:黒好きのシン
初陣で、敵国の拠点を制圧した俺たちは、クラフトキャリアでLBXを乗せて基地に運んでもらった。
コントロールポッドから出て、指令室に戻ると美都先生と出雲君が出迎えてくれた。
「お疲れさま、三人とも良い連携をしている」
と、出雲君は絶賛しているが、小さい声で「俺の所の二人とは大違いだ」などとつぶやきが聞こえる。
あれ、出雲君の小隊メンバーって細野君の他に誰だったっけ。
「初陣にしては良い結果よ、お疲れ様」
褒められているのか貶されているのか表情を見るとわからないが、誉め言葉として受け取っておくことにする。
「それはそうとこの後は」
「はい、4人をダック荘に連れていきます」
「わかったわ、では解散」
ダック荘とは何だろうと思ったが、出雲君曰く「俺たちの住んでる寮だ」ということなので、後ついていく。
が、出雲君とフミカは、隊長として、報告書を提出しないといけないらしく、その説明のため俺たち三人は校門の前で待つことにした。
すると、校舎から見たことのある人たちが走ってくる。
「マナト―! エリー! ジンー!」
「おー、アラタか、それと―――誰だ?」
分からないのか、と思いつつ自分の記憶をたどるが、覚えているのが瀬名君と出雲君、細野君しか記憶になかった。
だが、積極的に話しかけてきたのが瀬名君だったので、印象が強く残ったのだろう。
「そういや名乗っていなかったな、僕は星原ヒカル」
「私は鹿島ユノ、クラスの副委員長よ、よろしくね!」
星原君に鹿島さんね、覚えておこう。
だけど……星原君。なんで俺のことずっと睨んでるの。
転入初日でなにかやらかしたのか。と思っていたら星原君が近づいてきて。
「黒山マナト、僕と勝負だ」
「……無理」
「だろうな」
俺は迷わず断ることを選んだ。
「なぜ断る‼」
「何故もなにも、この勝負、俺が受ける理由がないから」
「受ける理由がない……?」
「だってそうだろ。君にとって、勝負することに理由があるかもしれない。だが、俺自身、勝負を受けたり、または挑んだりする理由がどこにもないからだ」
「勝負するのに理由が必要なのか?」
「なら逆に聞くが、君は俺に勝負を挑んだことに理由がないと言いたいのか? それなら俺は受けるが」
すると、星原君は急に黙り込む。そう、滅多なことがない限り、勝負ごとに何かしらの理由が存在する。
そして、星原君。君の目は、強いLBXプレイヤーを倒したい。そういう瞳をしている。
「無言は肯定とはこのことか」
「うるさい! そんなことはどうでもいい。良いから僕と」
「どうでも良くはないだろ?」
あきらめる気のない星原君に追い打ちをかける。
「まあ、理由はともあれ、星原君が勝負を挑みたいのは分かった」
「なら!」
「だけど。俺は君の考えてることなんてわからない。だが、この勝負が君の自己満足のためだけにあるのなら。俺は君と勝負をすることは一切ないだろう」
「違う! 自己満足なんかじゃない! 僕は……」
「僕は?」
「強いLBXプレイヤーを倒して僕の実力を認めさせるためだ!」
「それが自己満足って言うんだよ」
「……っ!」
反論できないのか黙って睨んでくる。
「星原君は確かアルテミス優勝プレイヤーだな?」
「ああ、そうだ。僕はアルテミスで優勝したんだ! 弱いわけがない!」
「は? アルテミスで優勝? それで自分は強いってか。笑わせるな」
「なんだと……!」
「あんな見世物に出たくらいで自分が強いって思うのが間違ってるんだよ」
「……マナト。そこまでにしとけ」
「……あ、ああ」
無我夢中で気づかなかったが、周りから見たら結構ヒートアップしていたらしい。止めてくれたジンには感謝だな……
「ヒカルも落ち着けって」
「そうよ! ハルキに怒られるよ?」
星原君を瀬名君と鹿島さんが止めようとするも……
「うるさい! マナト。君はそう言って逃げるのか!」
「……逃げ、ね。そうだよ。俺は「彼はずっと逃げてきたのさ。昔と変わらずにね」お前は……っ」
俺の言葉を遮って割り込んできた声。
その声の主は、過去に俺を化け物だと言い出した張本人。
「何しに来た、雅央イズヤ……!」
「久しぶりだな。化け物」
校舎の方から歩いてくるこの男。雅央イズヤ。制服の色が白なので彼はロシウス軍なのだが。そんなこと関係ない。
「化け……物?」
「ああ、そうさ。こいつは化け物だ。臆病で卑怯者のな!」
イズヤは周りにも聞こえるよう。わざと大声をあげている。
「いい加減にして! これ以上マナトの悪口を言うならあたしが許さないから!」
「俺も同感だぜ。お前のただの嫉妬に周りを巻き込むんじゃねぇよ」
「ハハッ。何を言う。今までのことに関係するのは俺だけではないのは知っているだろ? 例えば……」
不気味な笑みを浮かべジンの方を見る。
「こいつの父親も関係してるんだよ。なあ? 紅ジン。いや、暁ジレ「黙れ」はいはい。じょーだんだっての。化け物のくせして怒んなよ」
星原君の時とは違い、
「あ、あのー。マナト君が化け物ってどういう意味なの?」
「そうだな! なんでなんだ?」
状況が呑み込めない瀬名君と鹿島さんであったが。その質問は
「そうだな、今のうちに教えてやるよ」
「やめろ!」
その言葉は届くことはなく。
「こいつの目がな、気味悪く光るんだよ。こんなことできるのって化け物しかいないだろ?」
「ちょっと、この状況は何? とりあえずジンは殴りかかろうとしない」
ジンが暴走しかける絶妙なタイミングでフミカたちが戻ってきた。
「ケッ。人が増えたな。んじゃオレ帰るわ。じゃーの。化け物とその御一行さん」
イズヤは気持ち悪い笑いをしながら去っていった。
「それで。何が「……化け物」ヒカル? どうした」
「この化け物! さっきのやつが言ってた光る目を使って今まで勝ってきたんだろ!」
言い返せない。全くその通りだからだ。
「化け物で卑怯者か。そんな奴が僕に説教してたのか」
「そうだな。説教したな」
「おいまて。いまいち状況が理解できん」
それはそうだろうな。今来たばっかりだもん。
「なら。僕の前に二度と現れるな!」
「お、おいヒカル! 待ってよ!」
この感じ。前と変わらない辛い空気。
すべてが自分に宿る力のせい。
そう。この力さえ発動しなければ……
「マナト……君?」
「……案内が終わったら二度と俺に近づかないほうがいい。絶対だ」
夕日を背景に、マナトの目が、青く輝いていた。
その後、鹿島さんに神威島を案内してもらっていたが、今まだに気まずい空気が流れている。
会話もなく。ただただ寮まで歩いていた。
そして寮についたが、寮長のトメさんに挨拶と書類を渡し終えるとすぐに各自部屋へと向かっていった。
「……そんで、授業どうすんよ」
「二度と現れるなって言われたんだ。ウォータイムまで屋上かなんかで自習しとく」
「そうかよ」
部屋に入るなり荷物の整理を始める。が、その後俺は着替えずにベットに横になる。
「……疲れた。もう寝る…………」
その後、俺は眠りについた……
文章がまとまってないような気がします。
「それより言わないといけないことは?」
更新遅れて申し訳ありませんでしたぁぁぁ‼
いや、予定より大幅に遅れた理由は……はい。ゲームしてましたごめんなさい
「いつでもゲームに浮気するのな」
いやだって楽しいじゃないですか。イベントイベントイベント祭りだぜ!
「反省していないようだからフルビットバースト受けてみる?」
……評価、感想、お気に入り登録などお待ちしております‼