しかし、そこに怪盗キッドとルパン三世のものと思われる予告状が!!
奴らはもうここに潜入しているかもしれない!
その予告状が届くと一気にその会場はどよめき始め、
警察関係者や、警備員達がぞろぞろと入ってくる。
銭形「間違いない!!ここに奴は来るぞ!!」
中森「ああ。今度こそ捕まえる!!」
どうやらこの二人は彼らを捕まえる専門の警察官らしい
(工藤新一から聞いた)
「なぁ、怪盗キッドは知っているが、
もう一人のルパン三世とはなんだ。」
と聞くと
「ルパン三世はそのままんまだよ。世界中を股にかける
大泥棒。でも彼は次元大介、石川五ェ門、そして峰富士子。
この四人で活動しているときもある。」
四人か・・・まぁそんなものか。
しかし・・・
「これが今夜盗まれる『命の輝き』ですか。」
まさに命の輝きといっても過言ではない
赤く輝くその宝石はまさしく人の命の輝きそのものだった。
「もうすでに彼らは一般の人々に紛れここに居るかもしれない!
くれぐれも注意してくれ!!」
しかし、
「その必要はないぜ。」
その独特な気が抜けたまるであざ笑うかのような
間延びした声と共に現れたそいつは既にその宝石を奪っていた。
「「「!!ルパン!!」」」
そう言われ、俺もすぐさまそいつを見るが、
そいつの手には『命の輝き』が握られていた。
「んじゃ~ね~!」
「待て!!!」
俺は完全に出遅れたが、この時のためのこの会場の見取り図や
建物の構造が分かる設計図をもらっていた。
俺ならここから逃げる。こうやって逃げる。
皇子として隠れて逃げていた時やテロや戦争で
一人で逃走する経路を考えることはたやすくない。
「恐らくここからあいつらは逃げるな・・・」
俺はまるでその時は奇跡を起こしていた時に戻ったような
何とも言えない感情に付きまとわれていた。
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「逃げろ逃げろ~!」
すたこらと逃げる男。彼はルパン三世。
彼の手には今日のお宝がきらりと光る宝石が。
「待てー!!」
その後ろには追っ手。これが怪盗の王道。しかし、
「悪いですが、それは私がもらいます。」
「おろ?」
その横をスッと白い者が横切る。
「あれま~!」
『命の輝き』は奪われてしまった。彼、怪盗キッドにより。
自分は終われている身なのでさすがに引き返せない。
怪盗キッドはするすると警察官の間を抜け去っていった。
「何!!?」
「くそっ!」
そのやり取りを見ていた警官は血相を変え、怪盗キッドを
追って行った。
「悪いが俺はとんずらこの隙にとんずらさせてもらうぜ~」
悪いな坊主。
怪盗キッドを囮にしてルパン三世は次元のもとへ向かった。
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「悪い悪い、次元~少し鬼ごっこが長引いてな」
彼の手には確かにキッドから盗まれたはずの
『命の輝き』があった。が、
「いや~大変だったぜ。あいつには悪いが偽物を
プレゼントさせてもらったぜ。今頃泣いてるだろうな~」
そう言いながら愛車に乗り込む。が、
「本当、余計な土産まで連れてきやがって」
と、今回も一緒に行動している次元大介がそういった。
「な~んの話?」
そう言うと次元はそこに拳銃を向けた
「そこに居たのは分かってんだ。
出てきな」
「さすが、次元大介ですね。」
それはまだ若い10代ぐらいの青年だろうが。
それにしてはすらりと伸びた慎重にやけに整った顔。
黒髪に紫の瞳というここに住んでいる人は持ってない
特徴を持った男が居た。
「ただの餓鬼じゃんか。」
「それはどうかな?」
そう言うと、警官隊が彼らを囲んでいた。
「あっれま~」
「ただの餓鬼がこんなことできんだろ拳銃向けてもびくともしねぇ。」
「確かに?」
そう。彼は次元大介という凄腕の拳銃使いに拳銃を向けられても
びくともしないのだ。ただ単純に次元大介という男を知らない
というのもあるが。だが、彼の顔からはまるでこの状況を
いくつも乗り越えてきたかのような笑みを浮かべていた。
「撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだ!!」
そう言うと、警官は一斉に動き出す。
まるで洗礼された動きのように。
「なんだこいつら気持ち悪っ」
ルパン三世はそう言うと
「悪いがお遊びに付き合っている暇はないんでね。
あらよっと!!」
ととびかかってきた警官をよけ車を発進させた。
「マテ!!」
どうやらあの坊主も来たみたいだがもう遅い
俺達はすでに車を発進させていた。
「くそっ」
そう言う声が聞こえたが追いかけてはこなかった。
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「なんで追いかけねえんだよ!」
そう目の前に居たそいつルルーシュに俺は言った。
「追いかける必要はない。元々偽物だ。」
「なっ!!?」
そう言うそいつはもうすでに分かっていたとでも言いたげそうな顔だった
「きっと今頃慌てているだろうな。」
彼はそう言ってほほ笑んだ
一旦終わる
ルパンかくの難しい・・・
誰か書き方教えてくれw