【完結】紳士的な異世界はスマートフォンとともに。   作:味音ショユ

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この話もみ、短い……。
ていうかネタ入れられない……。


魔法、そして適性。魔法剣士はなんか弱いイメージ

「魔法を教えて欲しいって……。冬夜、あんた適性あったの?」

「適性? 何それ?」

「魔法は、生まれ持った適性によって大きく左右されます。適性の無い人はどれだけ頑張っても魔法を使うことはできません……」

 

 成程、特定の資質が無ければ使えないってわけか。まあ誰もが使えるならもっとその方向に文明をシフトさせるよね。

 

「適性なら大丈夫だと思う。うん、大丈夫大丈夫多分きっと大丈夫」

「そこはかとなく不安になりますね……」

「根拠何よ」

 

 神様が言ってた、とは言えない。僕言えないことばっかり。秘密を抱えて見栄えが増すのは女の方じゃないのか。

 

「適性を測る方法ってないの?」

 

 僕の質問に、リンゼは腰のポーチからいくつかの透明感のある石を取り出す。これでどうやって測るのだろうか。

 

「何これ?」

「これは魔石です。魔力を増幅、蓄積、放出出来る物で、これで適性を大雑把にですが調べることが出来ます」

 

 そう言うとリンゼは青みがかった魔石をつまみあげ、飲み終わった紅茶のカップの上に持っていく。

 

「水よ来たれ」

 

 リンゼが言葉を紡ぐと、魔石から少量の水が流れだし、カップに落ちていく。

 

「おおーっ」

「これが魔法が発動した状態です。魔石が私の魔力に反応して水を生み出したわけです」

「ちなみにあたしがやるとこうなるわ」

 

 隣のエルゼが魔石を受け取り、同じようにする。

 

「水よ来たれ」

 

 しかし、魔石は何の反応も示さず、水が流れることは無い。

 

「ふーん、適性が無ければ魔法は使えない、ってことか」

「そういうこと。じゃ、あんたも早速やってみて」

「オッケー」

 

 エルゼから青い魔石を受け取り、テーブルにこぼれないように皿の上につまんだ手を持ってくる。

 そして呪文を唱えた。

 

「水よ来たれ」

 

 すると次の瞬間、魔石から水が滝のように流れ出した。

 

「何だこれ!?」

 

 驚いて魔石から手を放すと、水はすぐに止まったがテーブルクロスがぐしょぐしょになってしまった。喫茶店でやることじゃなかったな。

 

「どういうことなの!?」

 

 僕も適性があるならリンゼくらいの量の水が流れると思っていたのに、全然違うじゃん。という意思を篭めて歌い出しそうになりながら2人を見るも、肝心の2人も唖然としていた。

 

「……冬夜さんの魔力が桁違いに大きかったんだと思います。こんな小さな魔石と呪文の断片で水浸しになるなんて……。それと、魔力の質が有り得ない位澄んでいます。信じられません……」

「……あんた魔法使いの方がいいわよ、絶対。間違いなく」

「せっかく刀買ったのに……」

 

 これからは魔法剣士で行こうか、メラ○ーマ覚えたら転職するけど。

 にしても適性はあったか、しかもかなり規格外みたいだ。まあ大は小を兼ねるって言うし、神の心遣いに感謝しよう。

 その後、ずぶ濡れにしてしまったテーブルについて謝罪して、僕らは喫茶店を後にする。宿に帰ると夕方になっていたので、魔法については明日にすることにした。

 夕食を終えるとそのまま食堂でリンゼに読み書きを教えてもらった。まずは簡単な単語をリンゼに書いてもらい、その横に僕が日本語で意味を書いていく。

 

「……見たことの無い文字ですね。これはどこの文字ですか」

「僕の故郷の文字だよ、あまり広まっていない上に習得難易度が高いことで有名だから使われる範囲が狭いのが特徴かな」

 

 まあ嘘は言っていない。リンゼにもとくに突っ込まれなかった。

 その後、単語を地道に教えてもらいそれをどんどん日本語に変換していく。すると、どんどん頭で文字が理解できるようになっていく。まさか僕の左手にガンダー○ヴのルーンが!?

 まあ真面目に考えるなら神の力だ。何だろう、この微妙にかゆい所に手が届かない感じ。強力な魔力より読み書きがデフォルトで出来るようにして欲しかったよ、まあア○リアよろしく言葉から覚えなきゃいけないわけじゃないからいいや。

 ある程度出来るようになったところで勉強を終えて、リンゼと別れて自室に戻る。

 日記を書こうかと思ったが、何か飽きたので止め、ネットに繋ぐ。え、これが書籍化するの? マジで!?

 なんてことを思いつつも眠くなったので、さっさとベッドに入る。

 にしても魔法の適性か、まさか全属性の適性がありますなんて過剰搭載はしてないよね?

 ……してないと、いいなあ。

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