不思議な星の輝きを貴方は見つめる事が出来るか。   作:泡 沫

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2.責任。

......

 

......

 

「フィンさん。そろそろ許してくれません?」

 

「ん?何かいったかな。ハロス。」

 

「......いえ、なんでもありません。」

 

ハロスは許しを請うがフィンは許さない。

断じて許さない。

 

あの後フィンとリヴェリアから恐ろしい笑みを向けられた2人は、背中に冷や汗をかきながら必死に弁明をした。

 

いや、互いに責任を押し付けた。

といった方が正しいだろう。

 

 

------

 

「いや、待ってくれ。フィン。リヴェリア。話を聞いてくれ。」

 

このままでは、即刻罰を与えられると思ったハロスは無理だとは思ったが弁明の余地を願う。

 

それに対し2人は

「いいよ。」

「いいだろう。」

と許可を出した。

 

!?

まさか話を聞いてくれる思っていなかったハロスは必死で頭を回した。許されるにはどうすればいい。いや、そもそもラウルはこの2人に何て言ったのだ??あいつはちゃんと課せられた役割を果たしたのか?とラウルに責任転嫁しようともした。

 

頭を回して考え抜いた故、

ハロスはゆっくりと右手を上げ隣にいるアイズを指差して

 

「アイズが悪いな。

アイズが鐘が鳴り終わった後も、特訓をしたいとごねたからな。

俺はそれに付き合っただけだ。

むしろ俺は被害者だな。うん。」

 

売った。言い訳ができない程、完璧に売った。

 

 

「!!!」

アイズは目を見開き音速でこちらを振り向く。

その目が、「売ったな。私を売ったな。」と責めている。

 

ハロスは窓の外に目を向け、自由に空を飛ぶ四羽の白い鳥を眺める。

「鳥はいいなぁ。空を自由に羽ばたけて。」

と現実逃避している目をする。

 

そんなハロスに今度はアイズが左手をゆっくりと上げて指差し、

「....ハロスが悪い。

ハロスは言ってた。

ラウルに向けて、フィンとリヴェリアに対して言い訳しといてって。

どうせあいつら馬鹿だから騙せるって。」

 

売った。こちらも完璧に。

しかもひどい捏造までして。

 

ハロスは光速で振り向く。

白い鳥などもはや眼中にない。

 

「お前、ふざけんなよ!

ってか捏造してんじゃねえよ!」

 

「してない。ハロスが悪い。」

ハロスの激昂の言葉にアイズは顔をプイッと背ける。

 

「おい、こら。こっち向け。」

 

「ツーン。」

ハロス、再び激昂。

アイズ 無視。

 

そんなやりとりを大人しく見ていた2人はやがて、

 

「気が済んだかい?では、2人に等しく罰を与えよう。」

 

「そうだな。」

 

笑みのまま、ハロス達に断罪を告げた。

 

 

 

------

 

「くっ。足が痺れて」

「........痛い。」

 

2人に課せられた罰。それは許しが出るまで正座。

&朝食抜きという苛酷なものだった。

 

いや、幹部のけじめという意味では優しい罰なのだが、ハロスからしてみれば恐ろしい罰なのだ。

何せ朝食が食べれないし、自由時間が減ったのだから。

おまけに足は痺れて上手く歩けない。

 

 

「はぁ。めんどいな。」

 

「....ん。めんどい。」

 

「43階層か。」

 

そう。2人への罰は正座&朝食抜きだけではないのだ。

 

資金調達の為、ダンジョン43階層にて降る星の雫をありったけ取ってこいという指示が出されていた。

 

 

 

 

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