この世界は、あらゆるものを捕喰する細胞「オラクル細胞」から形成される異形の怪物「荒神(アラガミ)」によって荒廃し、彼らの「食べ残し」である人類は滅亡の危機に瀕していた。人類の対抗手段は、生化学企業「フェンリル」によって開発された生体武器「神機」とそれを操る「ゴッドイーター」だけだった。
2年前
「シン、マユ急いで」
多くの人々がアラガミに怯え逃げ回っていた。俺たち家族もサテライト拠点に目指していた。
「あぁ!マユの携帯」
逃げている途中、妹のマユが携帯を落としてしまった。
「そんなのはいいから!」
母さんがマユを呼び止めたが
「いやぁ!」
マユは母さんを振り払おうとしていた。
「俺が取りにいくから安心してマユ。父さんと母さんは先に向かってて」
子供の頃から運動能力が高い俺はそう言って俺はマユの携帯を探しにいった。けどそれが悲劇の始まりだった‥
携帯を見つけてマユたちの方角へ走っていったそのときマユ達の悲鳴が聞こえた
「きゃあぁぁぁ助けて!お兄ちゃぁぁん!」
僕は全速力でマユたちのもとへ向かった
「マユぅぅぅぅ」
だが目の前の光景に僕はただ立ち尽くすしたできなかった
無惨にも食い散らかされている死体があったそれは父さんと母さんそして妹マユだった
自分のせいだ、自分が行かなければ母さんたちがこんな目にあわずにすんだのに
「父さん、母さん、マユ‥うわぁぁぁぁぁぁぁ」
僕はただ叫ぶことしかできなかった。
その後俺は、ゴッドイーターの人に保護されサテライト拠点に搬送された。そして俺は決意した自分がゴッドイーターとなりアラガミども駆逐することを心に誓った。マユたちの仇を取るために。
入隊前日、あの日助けてくれた神機使いと会い、入隊について相談をした。
「君はどうして、神機使いになるんだ?」
彼は俺に問いかけた。
「もう、誰も悲しい思いをさせたくないんです。力が無ければ何一つ、自分たちすら守れないと自分は思います。」
俺はそう返した
「そうか、ならば私から言えることは一つだ。力はただ力だ使い方を間違えれば大切なものを失う羽目になるそのことをしっかりと胸に刻み込んでおいてくれ。ではな私は任務に戻る。また相談事があったら連絡してくるといい」
そう言って彼は席を立ち、任務に戻っていった。
そして、俺はフェンリルへ入隊をした。
ついに俺は神機使いとして生きていくことになった。どうやら俺は第三世代神機に適性があったらしく
極致化技術開発局「ブラッド」の配属することになった
みなさんいかがでしたでしょうか。今回はシンが神機使いになるきっかけの話でした。
原作SEED DESTINYの第一話をオマージュというか無理矢理つなげてみた感じになってしまいました。
次回はフライアでの適合試験です。よろしくお願いします。