Yanky in the 雛見沢!   作:ReA-che 名義

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諸君、遅くなって申し訳ない
早めのスランプだ


部活メンバーとの遭遇

「あー……」

 

ナオキは現在

退屈そうに空を眺めていた

 

新しい学校に通いはじめて早くも数日が経ち

今日は土曜日、久々の休日だ

 

「新生活のためにチームも抜けた……でもそのせいでやることがないな…」

 

現在物置からKHを取り出したが

別に行くところもないので夏に向けてキャブレターを弄ってる

 

「はぁ……」

 

好んでレクトロンのキャブレターをつけてる訳だが

ベストなセッティングが出るまで延々とトライ&エラーを繰り返す

少し面倒くさい

 

ジャコッ!

 

とりあえず一度エアスクリューを暫定で決めると

キックでエンジンを始動させる

 

ゴォ…オッ!

ババッ…パンパン……カカカッ

 

「ふぅ…セッティングのし直しか…」

 

額に浮き出る汗を腕で拭いながら

 

ナオキはKHのタンクをもう一度外す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「遅いですわよ~!」

 

「圭ちゃん早く早く~~!」

 

雛見沢にある古出神社と言う小さな神社の裏山で中学生と小学生位の子供達、総数5人がおいかけっこをしていた

 

緑の髪の少女と金髪の少女が茶髪の少年を煽る

 

「だぁ…ちょ、ちょっと待て……」

 

追いかける側の少年は既に疲れきった顔をして肩で息をしてる

 

「みー☆間に合わないのですよ圭一」

 

「圭一くん急いで~!」

 

追い駆けっこ以外にも目的があるのか

深蒼髪の少女と茶髪の少女も急ぐように少年を促す

 

「ここだよここ!」

 

少しして目的地に着いたのか

先頭の緑髪の少女が足を止める

 

「…うわぁ…誰だよ、この村になんにも無いなんて言った奴……」

 

遅れて最後尾の少年がたどり着いたのは村一面を見渡せる神社の高い丘だ

丁度山に日が落ちそうになって幻想的な風景になってる

 

「なはは!これで圭ちゃんも村の一員だね!!」

 

茶髪の少年の呟きを聞いて

満足そうに緑髪の少女が笑う

 

その時

 

 

_______カァアアアアアァァンッ_______

 

村の端の方から甲高い排気音が聞こえてくる

 

「あれ?この村にあんな人いたっけ?」

 

茶髪の少年がそう言って指差す先には、田んぼ道を推定100㎞オーバーで走るレインボータンクのKH

 

「あぁ…何か最近村に来た人らしいよ

婆っちゃが言ってた」

 

緑髪の少女は相手を知っているのだろう

茶髪の少女と金髪の少女は頭にハテナを浮かべていた

 

「あれ?どうしたんだリカちゃん」

 

茶髪の少年はバイクを見て固まった深蒼髪の少女に心配そうに尋ねる、が

 

「心配ないのですよ」

 

畑道を走ってるバイクから目を剃らさずに返す深蒼髪の少女がそう言ったのであまり気にしないようにした

 

 

「あ、セブンスマートに入ったね」

 

バイクは少ししてセブンスマートと言うコンビニの駐車場に入ったのが見えた

 

「面白そうだ!

よし皆!あの人に話しかけに行こうよ」

 

緑髪の少女の発言で、一行は神社を駆け足で下ってセブンスマートを目指した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、セブンスマート駐車場

 

「いやぁ、何とか今日中にセッティング出たなぁ…」

 

駐車場に入ってヘルメットを外しながら

ナオキはスタンドを掛けてバイクから降りつつコンビニへ入る

 

ここで買ったのは缶コーヒーとタバコ一箱だ

まだ規制が緩かった時代だからこそ出来る所業である

 

「もーちょいで夏が始まるなぁ

夏休みはOBとして集会に参加してやるかな」

 

缶コーヒーを開けて、駐車場の車輪止めに座りながら

自身のKHを見てニヤリと笑う

そんなときだ

 

「あの~!すいませ~ん」

 

駐車場の外の方から声が聞こえ

立ち上がって見るとこちらに手を振る緑髪の少女がいた

 

「?」

 

疑問に思いながら近づくと少女の周辺には四人、別の少年少女の姿

 

「何か用か…って

あれ?リカちゃん?」

 

呼ばれた少年少女たちの中に自身の知り合いを見つけると何か用があったのかな?と話し掛けてみる

 

「あるぇ?梨花ちゃんの知り合い?」

 

声を掛けられたナオキの知る梨花と言う少女はにっこりと笑う

 

「ナオキ、あのときはどうもなのです

お陰様で遅刻しないで済んだのですよ」

 

「何、困った時はお互い様だろ?」

 

そう軽く笑い返すナオキをみて

梨花は内心悪い奴じゃ無いのかも、と思い始めていた

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