ストライクウィッチーズ 扶桑の兄妹 改訂版   作:u-ya

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第16話「ブルー・プルミエとの一時とグラマラス・シャーリーの音速突破」

「あったあった」

 

医務室に来た優人は救急箱を見つけた。ベットの端にペリーヌを座らせると、彼女の前に跪いて手当てを始める。ペリーヌのお嬢様らしい容姿と優雅な雰囲気も相俟って、優人の姿は姫に忠誠を誓う騎士のようだった。

 

「いっ!……」

 

包帯を巻いている途中で、ペリーヌは一瞬だが苦痛に顔を歪めた。

 

「あっ、悪い」

 

「大丈夫ですわ。どうぞ、続けてくださいまし」

 

ペリーヌに言われ、優人は手当てを再開する。優人は診療所の息子。医学に関しては素人だが、応急処置程度ならば、ある程度心得ている。初陣を飾った扶桑海事変やリバウ基地でも仲間達の傷を看ていた。今回は久々だったのか、少しだけ荒っぽい。

 

「とりあえず、これで大丈夫だな」

 

包帯を巻き終えた優人は救急箱を片付ける。ペリーヌは彼の手当てに感謝し、深々と頭を下げた。

 

「ありがとうございます、宮藤大尉」

 

「せっかく綺麗な足をしているのに、傷を残すわけにはいかないからな」

 

「褒めても何も出ませんわよ?」

 

と照れを隠すかのようにペリーヌは髪をかきあげた。美しいブロンドがふわっと宙に浮かぶ。優人はその仕草に少しだけドキッとした。ふと、彼はペリーヌの水着を改めて見た。彼女の水着は青のセパレーツタイプで大きめのトップで清楚さを、小さめのボトムでセクシーさを、そしてフロントにあしらわれたリボンで可愛さを演出している。

 

「なんですの?」

 

優人の視線にペリーヌが気付き、怪訝そうに彼を見る。

 

「馬子にも衣装、とでもおっしゃりたいのかしら?」

 

ペリーヌは軽く悪態をつくと、腕を組んでそっぽ向いた。相変わらず当たりがきついように見えるが、これでも以前に比べればかなり軟化している。

 

「あっ、いや……似合ってるなって思ってさ」

 

「えっ?」

 

優人からの予想外の言葉に目を丸くするペリーヌ。優人はさらに続けた。

 

「ペリーヌは気品さや優雅さとマッチして大人っぽいし。なんて言うか……すごく綺麗だよ」

 

「…………」

 

「…………」

 

「…………」

 

(これってもしかして……軽いセクハラ?……)

 

優人は純粋にペリーヌの水着姿を褒めたのだが、彼女が何も言わないため、地雷を踏んだかもと優人は冷や汗を掻く。

 

「お、お褒めの御言葉をありがとうございます」

 

ペリーヌは頬を染め、礼を言う。面と向かって異性に容姿を褒められたことがあまりないのだろうか。

 

(ペリーヌって、こんな顔もするんだな)

 

優人はペリーヌの顔をまじまじと見る。正直なところペリーヌに苦手意識があった優人だが、今の彼女のことは可愛いと思っている。

 

「さて、そろそろ着替えたいよな?更衣室まで送るよ」

 

優人はそう言うと再びペリーヌを抱き上げた。すると、ペリーヌの口から可愛らしい声が漏れる。

 

「ひゃっ!……大尉!もう抱えて頂く必要はありませんわ!」

 

「無理はするなよ。傷が塞がったわけじゃないんだ」

 

ペリーヌの身を案じる優人。包帯を巻いたといっても、足を床に着けば痛みが走る。無理をすれば、包帯に血が滲むこともあり得る。

 

「で、でも――」

 

「基地には他に誰もいないんだ。見られる心配はないよ」

 

「そういう問題じゃ!……いえ、わかりましたわ」

 

根負けして大人しくなるペリーヌ。優人のこういった強情なところは妹の芳佳とどこか似ている。ペリーヌは抱えられている時点で自分に拒否権はない、怪我を悪化させたら軍務に響く、等の言い訳をして自分を納得させていた。しかしながら、彼女は満更でもなさそうにも見える。

 

(優しくて、頼もしくて……宮藤さんがお慕いするのも頷けますわね……)

 

優人の横顔を眺めるペリーヌの口元は自然と緩んでいた。

 

「どうしたんだ?ニヤニヤして」

 

「もし私に兄がいたらこんな感じかと思いまして……」

 

ネウロイの侵攻で家族と故郷を失ったペリーヌ。気丈に振舞っていても、内心では辛い時に甘えられる兄か姉のような存在を欲していたのかも知れない。ペリーヌは坂本の件とはまた違った理由で芳佳に嫉妬してしまいそうな自分に苦笑する。

 

「ペリーヌも妹みたいなものだよ」

 

「私が?」

 

「うん。寂しがりやなくせに意地っ張りな妹」

 

「私は貶されていますの?」

 

ペリーヌの眉毛が不快そうにピクピクと動く。

 

「芳佳だけじゃなく、お前やリーネ、ルッキーニやサーニャにエイラ。みんな俺の可愛い妹だよ」

 

部隊にいる歳下ウィッチの殆どを妹のようだと言う優人。同じく歳下であるはずのハルトマンやシャーリーが妹分に入っていないようだが、理由は何となく想像できる。

 

「ふふ、ずいぶんと大勢の妹さんをお持ちですのね。“お兄様”♪」

 

「なんか照れ臭いな……」

 

“お兄様”という言葉に反応して、今度は優人が頬を染める。妹同然と思っていても、実際にそう呼ばれるのは照れ臭いようだ。

 

「あら、嬉しそうに見えますけど?よろしければ、時々こうお呼びいたしましょうか?」

 

優人は何も答えず、恥ずかしそうに目を逸らした。ペリーヌは優人の様子を見て、悪戯が成功した子どものようにクスクスと笑う。

やがて、二人は更衣室前の廊下に到着する。海上訓練後、風呂で砂や海水を落としてから着替えるために更衣室の脱衣棚のカゴの中にはウィッチ達の制服やズボンが収まっている。ちなみに優人の入浴はウィッチ達の後となっている。

 

「あっ、しまった」

 

優人は気付いた。ペリーヌを連れてきたはいいが、男である自分が彼女の入浴や着替えを助けるわけにはいかない。とりあえず、隣にある休憩所のソファーにペリーヌを降ろした。

 

「もう、こういったことは先に気付いて頂かなくては困りますわ」

 

呆れたように言うペリーヌ。優人は誤魔化すようにあはは、と乾いた笑い声を上げる。優人の抜けているところを知り、心の中で言った“頼りになる”を取り消したくなった。

 

「とりあえず、ここで待っててくれ。誰か呼んで来るよ」

 

「あっ、あの大尉」

 

踵を返して休憩所から離れようとする優人をペリーヌが呼び止めた。

 

「ん?」

 

「訊いてはいけないことだったら申し訳ないのですけど……」

 

ペリーヌが遠慮勝ちに訊ねる。

 

「大尉の固有魔法は、妹さんとはまったく違うものですわよね?」

 

ペリーヌは以前からの疑問をぶつけてみた。宮藤家、正確には母方である秋元家の血を継いで生まれたウィッチないしウィザードは皆強力な治癒魔法を受け継いでいる。それを活かして代々診療所を営んできた。しかし、芳佳の兄であるはずの優人は治癒魔法を受け継いでおらず、まったく関連のない攻撃系の固有魔法を使う。

 

「えーっと……それは」

 

優人は頭を掻きながら口ごもる。ペリーヌの質問に困っているようだが、その瞳には僅かに影が射していた。

 

「まぁ、調べればわかることだから言うけど――」

 

優人が意を決して説明しようとすると、基地内にネウロイ襲撃を知らせるサイレンが鳴り響いた。

 

「ネウロイ!?」

 

「くそっ!また予報が外れた!」

 

優人はウンザリしたように怒鳴る。迎撃に出るため、ハンガーで向かおうとする彼をペリーヌが再び呼び止めた。

 

「お待ちください大尉!私も行きますわ!」

 

「何言ってるんだ!お前は怪我してるだろ!」

 

「ストライカーを履けば、足の怪我等気になりませんわ!」

 

そう言ってペリーヌは痛みに耐えながらよろよろと立ち上がり、ハンガーへ向かおうとする。彼女の両肩をガシッと掴んで引き留める。

 

「ほら、痛むだろう?」

 

「くっ……」

 

渋面になるペリーヌ。しかし、彼女自身、今の自分がいっても足手まといだということはわかっている。仲間の足を引っ張る訳にはいかない、とペリーヌは大人しく座り直し、優人を上目遣いに見上げた。

 

「大尉、ご武運をお祈りいたしますわ」

 

「ありがとう。ペリーヌの分も戦ってくるよ」

 

優人はペリーヌに微笑み返すと、ハンガーへ向かって駆け出した。

 

「お気をつけて……お兄様」

 

ペリーヌは足に巻かれている包帯をいとおしいそうに見つめながら呟いた。

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

その頃、いち早くネウロイに気付いた芳佳達三人は基地の滑走路近くに到着いていた。

 

「は、走るのも速い……」

 

芳佳とリーネを大きく離して走っていくシャーリー。彼女の背中を見ながら芳佳は呟く。芳佳とリーネは訓練の疲れもあってか、ハンガー目前でへばってしまっている。

 

「シャーリー!」

 

「優人!もう来てたのか?」

 

シャーリーがハンガーにたどり着くと既に優人が自分の零式の魔導エンジンを始動していた。着替える暇がなかたったため、水着のままユニットを履いている。シャーリーも優人に続いて、自身のP-51に魔法力を流してエンジンを始動する。

 

「宮藤優人!発進する!」

 

「イェーガー機!出る!」

 

優人は13mm機関銃をシャーリーはBARと愛用のゴーグルを装備して出撃する。

 

「シャーリーさんとお兄ちゃっ!?……はうっ!」

 

芳佳が自分より先にハンガーに来ていた兄に驚く暇もなく、優人とシャーリーは滑走路にいた芳佳の頭上スレスレを飛んで離陸した。そのため芳佳は前のめりに倒れ、空に向かって尻を突き出すよう姿勢になる。

 

「大丈夫!?」

 

「むぅ……」

 

自分を心配するリーネに芳佳は滑走路にぶつけてしまった顔を押さえながら答える。

 

「芳佳ちゃん!私たちも!」

 

「うん!」

 

二人は自分達のストライカーユニットへ急いだ。

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

「優人、シャーリーさん、聞こえる?」

 

ネウロイ迎撃のため、空へ上がった二人のインカムに通信が入る。

 

「ミーナか?」

 

優人はミーナからの通信に応答する。現在、基地のハンガーには3つほど並べられた木箱の上に地図や通信機を置いた簡易指揮所が設置されいる。

 

「敵は一機、超高速型よ。既に内陸に入られてる」

 

「敵の進路は?」

 

シャーリーが訊ねる。ミーナは地図の前にいる坂本に目をやる。同時に坂本はネウロイの進行方向に合わせて地図上にまっすぐ線を引き、ネウロイの目標と思われる場所に印を付ける。

 

「方角はここから西北西、目標はこのまま進むと……ロンドン!」

 

坂本はミーナと顔を見合わせると、通信機のマイクを自分に向ける。

 

「ロンドンだ!シャーリー、直ちに単騎先行せよ!お前のスピードを見せてやれ!」

 

シャーリーに先行するよう指示を出す坂本。速度重視の改造が施されたストライカーユニットを駆る彼女に優人は着いていくことが出来ない。かといってシャーリーが優人に合わせて飛んでいてはネウロイがロンドンに到達してしまう。

 

「了解!」

 

シャーリーはゴーグルをかけてスピードを上げた。あっという間に最高速度に達する。慌てて空に上がった芳佳やリーネはもちろん、併走飛行をしていた優人のことも引き離していた。

 

「せっかく出撃したのに出番は無さそうだな」

 

遠ざかっていくシャーリーの背中を見ながら優人は呟く。

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

「頼んだわよ、シャーリーさん」

 

と呟くミーナ。彼女と坂本が滑走路から空を見上げているとルッキーニが大分遅れて基地に戻ってきた。

 

「あ~、シャーリー行っちゃった。まさか、“あのまま”なのかな…」

 

と不安そうに呟くルッキーニ。坂本とミーナは彼女の言葉を聞き逃さなかった。

 

「何が“あのまま”なんだ?」

 

坂本がルッキーニに問いただす。

 

「えっとね。昨夜あたし、シャーリーのストライカーをね……あひっ!?」

 

ルッキーニは坂本の問いに答えようとするが途中でただならぬ気配を感じ、身をすくませる。

 

「……あ、あの……何でも……ないです」

 

ルッキーニがそう言いながら振り返ると明らかに目が笑っていないミーナがいた。

 

「続けなさ〜い。フランチェスカ・ルッキーニ少尉、うふふふ」

 

優しいが威圧のこもった声で言われ、ルッキーニの顔は青ざめる。彼女は観念して昨晩、シャーリーのユニットを壊してしまったこと。そして、それを適当につなぎ合わせて形だけ取り繕っていたことを説明した。

 

「何だって!?」

 

そのことはインカムを通して、すぐに優人にも知らされた。シャーリーのユニットの状態を知り、優人は顔には動揺の色が伺える。

 

『シャーリーにも帰投するように呼び掛けているんだが、応答がないんだ!』

 

「わかった!俺が直接連れ戻す!」

 

そう言って、優人はスピードを上げた。追い付いてきた芳佳とリーネも後に続く。シャーリーのストライカーユニットは奇跡的に動いているようなものだ。このまま飛び続ければ、良くて空中分解。最悪、魔導エンジンが吹き飛ぶ可能性もある。

 

「離される~!」

 

「追い付けないよ~!」

 

三人は必死に追い掛けるが、シャーリーとの距離はどんどん開いていく一方だ。

 

「シャーリー!おい!シャーリー!」

 

優人はインカムでシャーリーに呼び掛ける。彼は焦っていた。

 

(なんだ?全然加速が止まらない。今日はエンジンの調子がいいのか?)

 

一方のシャーリーは自分のユニットの状態がいつもと違うことに気付き始めていた。しかし危機感等はなく、むしろ加速の止まらないD-51に高揚していた。

 

(この感じ。似てる……似てる……あの時と!)

 

シャーリーの脳裏にボンネヴィル・フラッツの記憶が蘇る。そこは表面が塩で覆われたリベリオン大陸の中央にある平原。多くのスピード狂が自分のマシンを持ち込み、速度を競った。軍に志願する以前、シャーリーは自身の手で改造したリベリオン製のバイク『レッドマン・スカウト』で地上最速記録を更新。今、その時と同じ感覚を覚えていた。

 

「シャーリー!聞こえないのか?シャーリー!」

 

優人の必死の呼び掛けも魔導エンジンの轟音に掻き消され、シャーリーの耳には入らない。

 

「いっけえええええええええっ!」

 

シャーリーは固有魔法『超加速』を発動し、一気に加速する。そして、ついに彼女は音速の壁を超えた。その際に生じた衝撃波で優人、芳佳、リーネは吹き飛ばされそうになる。ゆっくりと目を開けたシャーリーは自分が音の無くなった空間を飛行していることに驚く。

 

「これは?あたし、マッハを超えたの!?これが超音速の世界?すごい!すごいぞ!やった!あたしやったんだ!」

 

「聞こえるかシャーリー!返事しろ!」

 

バレルロールをしながら喜ぶシャーリーの耳にようやく優人の声が届いた。

 

「優人!やったぞ!あたし、音速を超えたんだ!」

 

「止まれええええ!!敵に突っ込むぞ!!」

 

「……え?ん?」

 

優人の言葉を聞いて現実に引き戻されたシャーリーは正面に目を向ける。自分が追い掛けていたネウロイが眼前に迫っている。まるでシャーリーに向かって突っ込んで来ているかのようだ。

 

「えええええぇ~っ」

 

最早止まることの出来ないシャーリーは悲鳴を上げながら、慌ててシールドを展開する。マッハを超えた彼女は弾丸のようにネウロイを貫通する。コアも破壊していたらしく、ネウロイは水蒸気爆発のような煙を上げて四散する。

 

「て、敵……撃墜」

 

優人は予想外の結果に驚愕しながら基地へ報告を入れる。彼の後ろでは芳佳とリーネが唖然としている。

 

『シャーリーさんは!?』

 

シャーリーの身を案ずるミーナの声がインカムに入る。優人は目を凝らして周囲を見る。すると、白煙の中から飛行機雲を引いて上昇していくシャーリーが見えた。優人は安堵し、芳佳達と共にシャーリーに近づいていく。

 

「無事だ!シャーリーは無事……ん?」

 

シャーリーの無事を基地へ報告していた優人は彼女の様子がおかしいことに気付く。シャーリーが履いているユニットのプロペラと、使い魔のウサ耳と尻尾が消えていた。ユニットはシャーリーの足からスルッと脱げ、海に落下していく、シャーリーも少し遅れて落ちていく。

 

「なっ!?あいつ意識が無いのか!?」

 

「あわわわわわわ!!」

 

「全然無事じゃな~いっ!」

 

三人は頭から海へ落ちていくシャーリーを追い掛け、急降下する。海面ギリギリのところで三人はシャーリーをキャッチした。

 

「はっ!?」

 

「ええぇ~っ!!なんで!?」

 

優人は目の前の光景に目を見開き、芳佳は驚きの声を上げる。今のシャーリーはゴーグルしか身に付けていない、所謂生まれたままの姿だ。さらに宮藤兄妹がシャーリーの豊満な胸を片方ずつ鷲掴みにしてしまっている。

無論、不可抗力である。リーネにはシャーリーの裸体があまりに刺激的だったらしく、顔を背けて目をギュッと瞑っていた。

 

『どうした?何があった!?』

 

坂本からの通信で固まっていた優人は我に返った。芳佳とリーネにシャーリーを任せるとシャーリーの裸体を見ないように背を向けて報告する。

 

「あっ、ああ。シャーリーを確保した!けど……」

 

『けど、なんだ!?』

 

はっきりしない優人に坂本が苛立って怒鳴る。すると、別の声が聞こえてくる。

 

「ああ……おっきい」

 

「きゃああああ~!芳佳ちゃん、何やってるのぉ~っ!?」

 

芳佳はシャーリーの胸を揉みしだきながら心地よさそうな声を出す、その表情は穏やかだ。リーネはそんな芳佳を見て悲鳴を上げる。

 

『おい!状況を正確に説明しろ!』

 

マイクに向かって怒鳴る坂本の隣では察しのいいミーナが頬を赤く染めている。

 

「説明出来ることじゃないんだよ!!」

 

「腹へったぁ~……」

 

優人が坂本に怒鳴り返すと共に、幸せそうな顔をしたシャーリーの口から呑気な寝言が漏れた。

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