かなり設定や内容が変更されてますが、どうぞよろしくお願いします。
俺の名前は
突然の事だが、今俺は死にかけている。いや、あと数秒後に死ぬと言ってもいい。
連日の徹夜疲れのせいでフラフラだった為に、赤信号に気付かず道路に飛び出し轢かれてしまった。
自動車ならまだ救いはあったが、不運な事に俺を轢いたのは大型貨物のトラックだった。
不思議と痛みは感じない.........そう言えば人は死の間際は何も感じないんだっけ?
(あ〜......俺がもう少しマシな人材だったなら、会社の奴らは俺を悲しんだのかもな〜。)
会社に入ってからというものの、俺は要領が悪く毎日のように怒られていた。
〝全く使えないクズ〟って影で囁かれてたっけ?
(もしも来世があるなら、今度は何でも出来る万能な人間になりてぇな。)
───確認しました。ユニークスキル〝
(死んだら幽霊に化けて、俺を馬鹿にした奴らを驚かそうかな?)
───確認しました。〝
(あの
───確認しました。スキル〝呪殺〟の獲得......成功しました。
(あ〜......まぁ、痛みなく死ねるのは有難いかな。)
───確認しました。スキル〝痛覚無効〟の獲得......成功しました。
(やべ......そろそろ死にそう。そういや死んだら死神が迎えに来るんだっけ?だったら死神になってアイツらのお迎えに来たら驚くかな?)
───確認しました。種族〝幽霊〟を最上位個体〝
(そろそろ死ぬんだろうけど......やっぱ死にたくねぇよな〜......。)
───確認しました。エクストラスキル〝不死身〟の獲得......成功しました。
(ハァ......若い時は3日連続で徹夜しても平気だったのに......年は取りたくねぇよな。)
───確認しました。エクストラスキル〝不死身〟を進化させます.........成功しました。エクストラスキル〝不死身〟はユニークスキル〝不老不死〟へと進化しました。
(不老不死に進化ねぇ.........────って、何だそりゃ!?)
先程から頭の中に響く声に、思わず心の中でツッコミを入れながら起き上がると、そこは既に見慣れた景色では無かった。
見渡す限りの炎......炎......炎......。
その火の海の中に建物だった残骸が確認出来るので、どうやら火の海に呑まれた街の中らしい。
(日本......じゃないよな?だって建物の壁がコンクリじゃなくて煉瓦だし......。)
西洋建築では主である煉瓦造りの瓦礫を見ながら、俺は更に周囲の調査を続けた。
(真っ黒焦げの死体はあるが......この街らしき場所に対して数が少ないな?もしかして灰になった?)
昔参列した葬式での火葬された遺体を思い浮かべながらそう思っていると、不意に誰かの気配を感じたような気がした。
しかし辺りを見回しても人らしき姿は確認されない。
(漫画やアニメだと、ここで意識を集中して気配を感じるって方法があったな。)
そう思って目を瞑って意識を集中すると、何故か視点が上空から眺める第三者のような視点へと切り替わる。
そして俺の約右斜め後方......少し距離がある場所に火の玉らしきものが揺らめいていた。
(火の玉が移動している?えと......なんか魂みたいだな。)
そう思った直後、その火の玉が一瞬で俺の背後へと移動する。
なので目を開けて振り返ってみると、そこには赤い......いや
「やけにどっかから見られてる気がして来てみたけどよォ......まさかまだ生き残りがいるとは思わなかったぜ?」
紅髪の男はニヤリとしながらそう話す。
コイツが先程の魂(?)の持ち主だろうか?
「え〜と......どちら様でしょうか?」
「あん?テメェ......どうやら
「......は?」
男が一体何を言っているのか分からない。
ただ、コイツがとってもヤバい奴ってだけは分かる。
「見た事ねぇ奴だな?その姿......その
「死神族って......目って......一体何を言ってるんだ!?」
「何だ、まだテメェが何者だか分かってねぇのか?そこに丁度水溜まりがあるからテメェで確認してみろよ?」
そうアドバイスされ、俺は恐る恐る水溜まりに自分の顔を映す。
そしてそこに映っていたものを見て思わず尻餅をついてしまった。
「な......な......な......!?」
水溜まりに映っていたもの......それは白黒反転した目を持つ自分の顔だった。
その自分の顔があまりにも怖かった為、思わず尻餅をついてしまったのだ。
「はっはっはっ!テメェ、おもしれぇ奴だな。そういや俺が誰だか知りたがってたな?俺はギィ......ギィ・クリムゾンだ。」
この出会いにより、俺は〝死神族〟としてこの異世界に転生した事を知らされる。
そしてこのギィ・クリムゾンとの出会いが、これからの俺の新たな人生の道標となるのであった。
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