生まれ変わってバグスターに……え、なんで!? 作:通りすがりの錬金術師
なお、前話にてニールがラヴリカと戦っている間の奏者たちはキャロルの護衛兼シャトーの防衛機構の対処をしてました。
(ニールside)
グレングラファイトは私たちに声を掛けてきたと思えば次の瞬間には斬りかかってきた。
私たちはそれを散開して避ける。
グラファイトと同じレベル99の私ならともかく、通常の形態のギアだと皆が渡り合うのは厳しいのはわかっている。だから……
「ソイヤッ!」
ガキンッ!そういう音と共に、繰り出した拳はグラファイトの武器によってとめられる。
それでも私は攻撃の手を休めない。完全インファイターの響ちゃんを除いて、他の皆が中~遠距離攻撃で支援をしてくれているから。響ちゃんは、タイミングを見てグラファイトに格闘を挑んでいる。
「なるほど、確かに貴様らは強くなった
だが、俺だけに構っていていいのか?」
「何を……」
言っている、そう翼さんが言おうとしたところで複数の爆音が聞こえる。S.O.N.G.からの通信も皆に入る。
その間もグラファイトは攻撃してくるので私は戦闘しながら話を聞くだけだ。
『大変だ!街に以前倒したバグスターたちが溢れている!』
っ!?まさか……
「ええっ!?」
「おいおい、本当かよ、おっさん」
『未来君とネフィ君には既に出てもらっている
そっちの状況はどうなっている!?』
「今、ニールを中心にグラファイトと戦闘中です!
現れたのはどいつなんですか?」
『今回元々交戦を予定していたグラファイトとラヴリカを除く8体全てだ……』
「マジデスか!?」
「こんなときに……」
「でもどうして!?確かに以前倒したはずなのに!」
グラファイトを弾き、皆の下に後退する。
「バグスターのコンティニュー機能……かな」
だけど、こちらの世界にバグスターの元となったゲームのデータはないはずなんですけど…………
「ああ、その通りだ
だが、一からしなければならなかったからデータの培養には少し時間がかかったがな」
そういってバグヴァイザーを見せつけてくるグラファイト。
なるほど、バグヴァイザーに回収して培養していたんですか。
「皆さん、他のバグスターの討伐をお願いします
グラファイトは私が抑えてみせますので!」
《マッスル化!》《マッスル化!》
残していたストックアイテム、マッスル化を二つ使い再びグラファイトに私は突進していった。
後ろをチラッとみるとキャロルがテレポートジェムを叩きつけて皆を転移させていた。ってキャロルが残っている!?
キャロルはそこから糸や弾を放ち私の援護を始める。
「ちょっと、キャロル!なんでここに残ったの!?」
「ふん、ここは俺の城だ、俺が残らないでどうする!
それに一人一体だと仮定すればあいつらだけで数は足りる」
なるほどね。
「だったらヘマやらかさないでくださいね!」
「お前もな!」
武器を送還し、『ガングニールハザード』と『暴奏ガングニール』を取り出し起動させ、ドライバーに装填する。
これは暴走の力&時間制限がある分、攻撃力という面だけならレベル99を越えてますからね。皆の支援がない今はこちらの方がいいと思います。
《Hazard over!》《Gungnir!》
《ガシャット!》
「イグナイトモジュール、抜剣!」
《over flow!》
《ガングニール・イグナイト!》
…………
「激怒竜牙!」
グラファイトは武器をふるい、赤い十字の斬撃を飛ばしてくる。
《キメワザ!》
《ハザード・クリティカル・ストライク!》
「でやぁ!」
それを私は漆黒のエネルギーを纏った拳で粉砕する。
そしてお返しとばかりにガシャコンスピアーに『ドラゴナイトハンターZ』と『撃槍ガングニール』を装填し、矛先から竜型のエネルギーを発生させグラファイトに向けて発射する。
《撃槍・ドラゴナイト・クリティカル・フィニッシュ!》
グラファイトはそれを避けようとするも、キャロルの放った糸で足を止められそこから動けない。ならばと自身を拘束している糸を引き、キャロルを盾にしようとしたがキャロルが錬金術で自分の足ごと地面を凍らせ地面とくっ付けたことによりそれも失敗。よって私の技がグラファイトにクリーンヒット。
だが、そのダメージを物ともせずすぐに攻撃の態勢をとり突っ込んでくるグラファイト。私もそれはわかっていたのですぐに反応し攻撃する。
縦横斜め、とグラファイトは武器をふるい様々な角度から連続で切りつけてくる。それを時にかわし、時に槍を打ち付け反らす。
「ははは!いいぞ、やはり戦いは良いものだな!」
「私は平和の方がいいからそれには賛成できないかな」
「そうか、だが勝つのは俺たちだ
世界を支配するために!」
「いいや、勝つのは私たちだよ
世界を守るために!」
私とグラファイトは決着を着けようと、お互いに必殺技の準備をする。
私は以前と同じく『撃槍ガングニール』と『暴奏ガングニール』をガシャコンスピアーに装填し構える。
《キメワザ!》
グラファイトは地面にグレングラファイトファングを叩き付け炎を纏わせる。そしてそれを手元で回転させる。
「超絶奥義、ドドドドド!」
私たちの間に暫しの沈黙が走り………
《ガングニール・クリティカル・フィニッシュ!》
「紅蓮爆龍剣!」
私の槍とグラファイトの剣が拮抗する。
「はあぁぁ!!!」
「おぉぉぉ!!!」
そこにキャロルの錬金術で生み出した弾がグラファイトに撃ち込まれ、拮抗が崩れ私の有利となる。
「元々2vs1だったんだ、文句は言うなよ?」
「ふっ、当たり前だ
文句などあるまい」
そして私の槍はグラファイトを貫いた。
「感謝するぞ、最後まで敵キャラでいられたことを!
ああ、とても楽しかったぞ!」
そのままグラファイトは散っていった。
そして本部に通信をいれる。
「こちらニール
キャロルと共にグラファイトを撃破しました」
『そうか!よくやってくれたニール君!
先ほど皆からも連絡があり他のバグスターも倒したようだ!』
そうですか、良かった。後は……って、え。
『だからニール君も帰還して……』
『司令!皆さんの戦闘エリアにて高エネルギー反応を確認!今までにない反応です!』
『なんだとぉ!?』
……たぶん皆のところからも見えているんでしょうね。
空中に仮面ライダークロニクルのゲーム画面が現れ、そこから全長約18㍍ほどある巨体が出てきたんですから。
……ははは。人型のゲムデウスではなく、超ゲムデウスですか。未来ちゃんと一緒になって変身できるクロノスがあっても勝てる可能性低くないですか?これなんて無理ゲー?
復活したバグスターたちと奏者たち(とネフィ)の戦闘は残念ながら丸々カットです。
戦闘相手だけ書いておきます。
響→ガットン、翼→カイデン、クリス→リボル、マリア→ソルティ、調→バーニア、切歌→アランブラ、未来→モータス、ネフィ→チャーリー
※撃槍・ドラゴナイト・クリティカル・フィニッシュ
FGOのアルトリアオルタ(槍)のロンゴミニアド。なお、発射されるのは竜巻ではなくエネルギーで出来た竜。