生まれ変わってバグスターに……え、なんで!?   作:通りすがりの錬金術師

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GX-16

(ニールside)

 

超ゲムデウスをほんの少し押し返した火の玉。それを繰り出した存在を見るために飛んできた方を見ると、巨大な碧の機械仕掛けの獅子がいた。

 

「あれは……いったい?」

 

味方……なのかな?

少し困惑しているとその獅子から声が聞こえてくる。

 

『聞こえているか、シンフォギア装者たち』

 

え、もしかしてキャロル?

 

『立花響、今から文字通り大量のフォニックゲインをお前たちに送る』

 

「へ?」

 

『俺が溜め込んでた分だ、好きなだけ持ってけ!』

 

その宣言通り、シャトーに光が集まりビームと化して響ちゃんたちへと向かう。

 

「あわわわわ……どうしたらいいの?」

 

「歌え、バカ!お前の絶唱であれを束ねろ!」

 

「私も手伝うわ

アガートラームの絶唱特性はエネルギーベクトルの操作、貴女が束ねたフォニックゲインを私が再分配する!」

 

「それにキャロルの言う通りあれが大量のフォニックゲインなら」

 

「エクスドライブになれるデス!」

 

「頼むぞ、立花!」

 

「みんな……うん!」

 

 

 

「「「「「「Gatrandis babel ziggurat edenal

 

 

 

Emustolronzen fine el baral zizzl

 

 

 

Gatrandis babel ziggurat edenal

 

 

 

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「セット!ハーモニクス!」

 

響ちゃんがキャロルより渡されたフォニックゲインを束ねて、それをマリアさんが全員に均等に配分。

 

「S2CA、フォニックゲインを力に変えてぇ!」

 

響ちゃんたちを包んだ光が晴れると、エクスドライブとなった六人がいた。響ちゃんが一人上空に浮き、残りの皆は地面に立っている。

 

「オォォオォオォォォ!!!」

 

超ゲムデウスが咆哮を上げ、デウスファーブニルを伸ばし攻撃してくる。

それを皆は各々で迎撃、少しずつ押し返していく。

 

『未来ちゃん、しばらく一人でクロノスを維持してもらえる?』

 

「え、うん!頑張るよ!」

 

未来ちゃんから返事をもらったので分離して、再変身する。

やることはただ一つ。

この前入った仮面ライダークロニクルのゲーム世界では特訓だけでなく、ゲムデウスウイルスの採取も目的としていた。そこで死にかけたけどなんとか採取に成功。それで作った急ごしらえのゲムデウスワクチンを撃ち込む!一回しか使えないから確実に当てないといけない。

 

「行くぞ、ゲムデウスゥ!!」

 

《ドクターマイティXX!》

 

《ダブルガシャット!》《キメワザ!》

 

《ドクターマイティ・クリティカル・フィニッシュ!》

 

ワクチンで白く染まった槍を超ゲムデウスに注射のように撃ち込む。それは超ゲムデウスに染み渡り、弱体化させていく。そして『ドクターマイティXX』はヒビが入ったと共に砕け散った。

それを確認すると、私は未来ちゃんの中に戻る。

 

『よし、皆!今だよ!』

 

 

 

 

「やるぞっ!」

 

マリアさんのその掛け声で響ちゃん以外の五人がギアをそのままエネルギーに変換する。

 

「はあっ!」

 

「はっ!」

 

「でやぁ!」

 

「はあ!」

 

「デスッ!」

 

『これも持ってけ!』

 

五人のアームドギアとキャロルの獅子の炎、それらは一つの塊となって超ゲムデウスにぶつかり大爆発を引き起こす。

弱体化した超ゲムデウスにはかなりのダメージとなったみたいだが、倒せてはいない。

 

『ッ!アームドギアが一振り足りないか!?』

 

超ゲムデウスは再び咆哮を上げ、デウスカリバーを皆のエネルギーを片手に集めている響ちゃんに向けて振り下ろす。

 

「立花!」

 

そこで爆発が起こり響ちゃんの安否が気になる。

 

「響!!!」

 

『響ちゃん!』

 

煙が晴れると、デウスカリバーを巨大な手で押し留めている響ちゃんがいた。それを押し飛ばし超ゲムデウスを地面に落とす。

 

「繋ぐこの手が、私のアームドギアだ!

当たると痛いこの拳も、誰かを傷つけるだけじゃない!」

 

響ちゃんはアームドギアを前方に向けるとそれが分解され、響ちゃんを包み込む巨大な拳と変わる。

 

「はぁぁぁぁぁ!!!!」

 

『私たちも行こう!未来ちゃん!』

 

「そうだね、響だけにやらせない!」

 

左手のバグヴァイザーをしまい、右手のツヴァイをベルトに戻し、ボタンを押す。

 

《……キメワザ!》

 

そのまま私たちは超ゲムデウスに向けて走り出す。

 

その後ろでは翼さんたちがギアのエネルギーを響ちゃんに送っている。

 

「立花に力を!天羽々斬!」

 

「イチイバル!」

 

「シュルシャガナ!」

 

「イガリマ!」

 

「アガートラーム!」

 

皆の援護を受けて響ちゃんが殴りかかる。

 

「ガングニーーール!」

 

【Glorious Break】

 

 

響ちゃんの技に合わせ、私たちも飛びあがる。

 

《クリティカル・クルセイド!》

 

『「でやぁぁぁ!!」』

 

響ちゃんの六つの聖遺物を纏めた虹色の拳の一撃とクロノスのクリティカル・クルセイド(ライダーキック)が超ゲムデウスを貫き、次々と爆発を引き起こしていく。

そして最後に一際大きな爆発が起こり、その煙が晴れた後に残っていたのは変身解除された私と未来ちゃん、響ちゃんたち装者とキャロルだった。

 

 

 

ちなみに最後の爆発で周囲は大惨事、さらにシャトー及び獅子機も完全に壊れたらしい。私たちが無事だったのは変身していたからだそうだ。

 

何はともあれこれでこの事変は解決ですね!




たぶん後1~2話くらいで完結です。
AXZ以降は全く書ける気がしないのでやりません。
(気が向けば番外編とかはやるかもしれないけど)
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