東方夢再起(とうほうゆめさいき)~アリス・マーガトロイドの夢の扉をこじあけて~   作:プレインズウォーカー

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アリスはリハビリをすすめていくうちに魔理沙にお世話になった御返しとして、朝の掌(たなごころ)を考えるのであった。

(パチュリーはうめぼしフィリア(重要)



13の針:夢の扉をこじあけて ~魔理沙に掌(たなごころ)を込めて~

アリス「ふふ、昔が懐かしく感じるわ。

ぎこちない動きだったわね・・・。」

 

 

ちょいちょい、ひょこひょこ、ぐいぐいぐいぐい、えいえいえい・・・。

 

アリスは上海人形を壊さないように慎重に糸の加減と調整を何度も繰り返しながら、昔の自分を思い出していた。

 

試して行って錯乱と誤りを見つけて、間違った糸を解して、正しい糸につなぐ、これを何度も何度もやって自分にとってこれは!って思うものを仕上げていく、まさに試行錯誤。

 

何かを作る、これは仕上げると壊すの行ったり来たりの往復で時に狭間にゆれる事がある、もう少し何かを入れるべきではないのか?いや、これでいい、この仕上げたもので行くとしようと自問自答、何度も何度も成功、失敗を繰り返して・・・それが職人というものだ。

 

だが、利益、技術の追求ばかりを追い求めて物を正しく扱わない、基本的なことを考えられない・・・これは捉え方を変えれば【職人失格同然の欠陥職人】だ。

 

作ったものには、魂、灯火が宿り・・・その魂、灯火が悪意、敵意、殺意で汚される事は作られたほうも歪んでしまう、そういった気持ちは持つものではない、それがアリス・マーガトロイドの考えだ。

 

作ったものを悪用されたら、黙っていられるのかな?

黙っていられるわけないよね。

 

成功重視で失敗は許されない、そういった考えは許していいのかな?

あっていいわけないよね。

 

 

難しい話は置いておいて本編に・・・。

 

上海人形「アリス~~。」

アリス「久しぶりね、上海。」

 

アリスは上海人形をぺこりと頭を下げさせた後でゆっくり、植物の根、蔦を意識しながら動かしてゆっくり抱いた。

 

アリス「ぎこちない動きでごめんね・・・。

また、元のように動かしてあげるから・・・。」

上海「しゃんは~~~い。」

アリス「うふふ。」

 

アリスは満面な笑みだった、その姿は赤ん坊を抱いているように見えた。

 

 

そういえば、神社で宴会の手伝いをしていたら霊夢が何か言っていたわね・・・。

 

~回想・博麗神社で宴会の準備をする霊夢とアリスのやりとり~

 

アリス「ねえ、霊夢。こういった準備を何度もやっていて楽しい?

嫌になったって思う時があるんじゃないの?」

霊夢「嫌になった気持ちはあるわよ・・・でも、掌(たなごころ)と思えば嫌という考えはないわよ。」

アリス「たなごころ?」

霊夢「てのひらにはたなごころという意味があるのよ、大切な人に御礼をするおもてなしのようなものかしらね。

そういったものを反故にするのはいけないわよ、アリス。」

 

~回想終了~

 

アリス「掌ね・・・魔理沙をびっくりさせようかな。」

 

 

~時がたち、霧雨魔法店~

 

とととととと・・・トントントン・・・100とHで100トンハンマー。

 

じゃっじゃっじゃ、ほっほっほ、じゅっじゅっじゅ。

 

魔理沙「・・・む~、一体全体何の音だぜ・・・?  アリスか?」

 

魔理沙は目を覚ます。ふぉわわ~~ってあくびをしながらひょいと出てきて。

 

アリスは朝の朝食を作っていたのだ、魔理沙にお世話になった掌(たなごころ)を込めて・・・。

 

アリス「魔理沙、おはよう!!

ごはんできるから少し待っていて」

 

魔理沙はアリスの料理を見て・・・。

魔理沙「寝起きでチャーハンか。」

アリス「いいえ、オムライスよ魔理沙。」

魔理沙「すごいな、家事とかできるくらい動けるようになったのか?」

 

アリス「数え切れない蜘蛛の糸をイメージしてね・・・ある程度なら人形も操れるわ・・・だから・・・今日でここを出て行こうと思ってね。」

 

アリスの決心は固かった。

 

魔理沙「そうか!!まあ、がんばれよ。

アリス、お前の姿にはいろいろと励まされたよ、私は。」

 

アリス「次に会う時は、以前と同じ(動き回る意味で)上海にあわせてあげるわ。」

 

魔理沙「それじゃあ貴重なアリスの手料理をいただこうとしようかな。

夢の扉をこじ開ける記念としてな・・・。」

アリス「ふふふ、そうね。」

魔理沙「アリス、家はどうするんだ?」

アリス「廃墟をリフォームよ、自信があるから大丈夫よ、魔理沙。」

 

(魔理沙の心中)

この味は忘れられないもののぜ、アリスがんばれ!!

 

(アリスの心中)

掌が伝わってよかったわ、魔理沙。

 

 

 

 

 

 

~紅魔館パチュリーの図書館の中~

 

アリス「こういうことがあってね、パチュリー。」

パチュリー「しばらく姿を見ないと思ったのはそれだったのね、心配したわよ、どうしたかと思ったわ。」

魔理沙「悪かったのぜ、パチュリー。でも大変だったぜ。」

 

アリスと魔理沙はパチュリーのいる図書館の中でパチュリーと一緒に机で話をしていた。

 

アリス「厄介だったわね。」

魔理沙「あ~文は好奇心の塊だったからな、苦労したもんだぜ。」

アリス「食のスタイルは正反対で・・・。」

魔理沙「私は和食で、アリスは洋食、それでちょっと対立もあったな。」

アリス「手が使えなかったから」

魔理沙「お風呂は苦労したな~ホント。」

 

パチュリーは魔理沙とアリスの会話を聞いていて、あなたたちいつの間にそんな仲よくなったのよ?って言わんとばかりにぼ~~~っとしていた。

 

パチュリー「魔理沙にアリス・・・あなた達、いつの間にそんなに仲よくなったのよ。」

パチュリーのほほはうめぼしフィリアのようにぷうっって膨らんでいた。

 

魔理沙「あ、いや、その、なんだ・・・結構ながく一緒にいたからな、ははは。」

アリス「聞いて頂戴、パチュリー、魔理沙はね・・・。」

 

わいわい、きゃっきゃ。

 

パチュリーは沸騰を抑えるのが精一杯であった。

 

 

 

~おまけ(3人が机で話すのをこっそりと柱に隠れて覗き見)~

小悪魔「パチュリー様ファイトです!!」

昨夜「様子を見に来たけど、パチュリー様魔理沙に本を奪い取ってほしかったんでしょうかね、レミリアお嬢様?」

レミリア「少し退屈な顔をしていたからね、パチェは。

癇癪を出さないようにするのがやっとなんじゃないの?」

フラン「お姉さま、絶対楽しんでいるでしょう?

と言うより魔理沙とアリスって無意識なバカップルだよね?」

 

少し様子が気になったのでこっそりと覗き見をする紅魔館のメンバーであった。

 

 

 

~東方夢再起(とうほうゆめさいき)~これにて~




最後まで書き終えました、パチュリーごめんね。

うめぼしフィリアの補足

うめぼしフィリアの補足も入れておきましょうかね・・・。
コミックテイルズオブデスティニー儚き時のリオンにはフィリア・フィリスというキャラがいます。
コミックの中には4コママンガがありその中には寝ぼけたフィリアがキャラのいる方向を間違えたり、焚き火に誰かがいると思い込んで、それをかつごうしようと勘違いしたフィリアがうめぼしのようにほほをぷうっと膨らませる描写があるのです。

私はこれをうめぼしフィリアとよんでいます。
(ファンの皆さんごめんなさい。)
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