東方夢再起(とうほうゆめさいき)~アリス・マーガトロイドの夢の扉をこじあけて~ 作:プレインズウォーカー
~魔理沙視点~
魔理沙「アリス、手が動かないって・・・何かの間違いじゃないのか?
私としては受け入れがたいものなんだが・・・。」
アリス「事実よ、永琳が話していたんだから・・・。」
アリスは重い口を開く、永琳から言われたことを・・・。
私から見て信じがたいものだった、でも事実なんだ・・・現実の修正が可能ならって少し思ってしまうことだったのぜ。
~アリスの回想(永琳、アリスに説明中)~
永琳「アリス、あなたにとって特につらい事かもしれないけどよく聞いて頂戴・・・。
【手は元には戻らないわ。】
事故の影響であなたの両腕から先は跡形もなくなっていたからね・・・。
可能な限り腕の見た目は整えてみたけど・・・あなたの腕の構造の元はわからないのに、それを【再現】なんてできるものではないから・・・。
力になれなくてごめんなさいね・・・。」
再現というものは動きも含める、動きを含まなければホントの意味での再現とは言えまい・・・。
~アリスヴィジョン(魔理沙に説明終わる)~
アリス「私の手は【実質ついているだけよ】・・・。
神経という糸が通っていないも同然・・・針がもてない、羽ペンも持てない・・・。
先は夜の帳同然よ・・・。
こんな状態でこの先どうしろっていうのかしら。
人形は動かせないのよね、私は無価値同然よ、七色の魔法使いが無色の魔法使いね・・・。」
~魔理沙視点~
おいおい何を言っているんだ、精神的に自分を追い込むなよ。
自暴自棄するな、らしくない、いつものお前はどこにいったんだ!?
魔理沙「おい何を言っているんだ、アリスお前らしくもないぜ。
希望を持てよ。」
~アリスヴィジョン~
魔理沙、あなた無神経にはほどがあるわよ。
私がこういう常態であるって事を分かっていて言っているの!?
アリス「動かせない手で希望を持てですって!?
無神経な事を言わないでよ、魔理沙!!」
魔理沙「私は無神経で言っているんじゃないんだ、ここまで運んでこなかったら今頃お前はどうなっていたんだアリス!?
ここまで運んできた私の立場も考えろ!!」
アリス「・・・ごめんなさい。」
~魔理沙視点~
大声を出したい気持ちは分からないわけではないけど、プラスに考えようぜ、アリス。
魔理沙「アリス、永琳がいっていたことは厳密に言えば【治療だけで元に戻すのは無理】ってことであってお前の努め方によっては前みたいに動かす事も可能って事だろう?
永琳はそういう見解だよな?」
永琳「現実的とはいえないけど・・・。」
永琳、空気をよんでくれ、このままじゃアリスは後ろ向きのままだぜ。
永琳「・・・そうね、理論上は可能よ、だけど確定はできないわ。
私は良い結果という保証をたてる約束は・・・。」
話が長くなる・・・アリスには前向きになってほしいのぜ。
魔理沙「いいか?アリス・・・。
お前ははじめから人形を操れたわけじゃないだろう?
昔は技術を知らなかった、今は技術はわかっていて、手がなじんでいない、それだけだ。
そしてそれは力の入れようでなんとでもなる。
アリス、この状況は・・・希望は皆無か?
なんともならない状態か?
お前は【人形師】だろ・・・?
ゼロではない可能性を自ら捨てるのか?
努力は無駄か?
一直線に力を入れることはバカなのか!?
どうなんだ!?
アリス!!」
魔理沙は無意識ながら口調が熱くなっていた。
~アリスヴィジョン~
魔理沙・・・。
どうしてこんなに熱くなるのよ、そこまで熱くならなくても・・・今の魔理沙他人事じゃないみたいな・・・。
助けてくれた事は事実だし、こんなに真剣じゃそれにこたえなくちゃね。
アリス「そうね・・・魔理沙すごく真剣な目をしているし・・・。
永琳・・・手になじませる方法(リハビリの意味)・・・知っていたら教えてくれないかしら。」
アリスが前向きになってくれた、絶望を縫い合わせる希望の手になってやろうと思う魔理沙だった。
無色の魔法使い、これはひどいかもしれないな。
アリス、許してね・・・。