東方夢再起(とうほうゆめさいき)~アリス・マーガトロイドの夢の扉をこじあけて~   作:プレインズウォーカー

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腕についただけの手を動かせるようにしようとするアリスだが・・・。

その鎖を解すのには遠く感じるのであった。

(今回はどこかで見たことがあるアニメとゲームのネタを混ぜています。分かる人はいるのかな。)


8の針:遠く感じる解鎖(かいさ)

手、それは道具を作り出す原始的な道具と言っても言い過ぎではない。

 

一つの分野を極めた職人は願望を形にして、糸と糸をつないでいく。

 

誰かを元気にさせたい、笑顔を見せたくて、殴り合いによる試合を楽しみたい、小説を書くことで創造の魅力を持たせたり、願望の形はさまざまだ。

 

 

アリスは腕についただけの手を動かせるようにしようとなじませる努力をするが、それは気の遠くなるものであった。

 

 

~アリスヴィジョン~

 

永琳が教えてくれたリハビリの内容、悪くはないけど・・・実感がわいてこないわ。

 

魔理沙は「少し出かけてくるからな、アリス、お前はやる事をきちんとやっておけよ!」ってその場にいないし。

出かけた先は私が知っても意味がないわ。

 

やる事に取り掛からないと・・・。

手に糸が通るように、針の穴に糸を通すようなものね、指の各関節に力が入るように・・・ダンベルを持って腕をえさえさえっさって上下に上げて下げて・・・ある程度硬くてやわらかいねんど(?)のようなものでぐに・・・ぐにって手を動かすように意識しながら馴染ませるようにやっているけど・・・動かない・・・。

 

遠すぎるわよ、外の世界じゃ無数の鎖を自分の武器同然に使いこなせる戦士がいるようだけど、鎖を瞬くなく解せることが出来るなんて・・・そういうことが出来れば苦労はしないわよ・・・。

 

やる気が出ないわ、ベッドで再考したほうがいいわね・・・。

遠く感じたアリスはベッドの上でドサリと横になるのであった・・・。

 

 

~アリスベッドの上でお悩み中~

 

 

アリス「だめだわ・・・あれだけやっても、動かないわ・・・。

関節にちょっと力を入れるだけがやっと。」

 

アリスは右手を見ながらぎぎぎぎぎっと手を動かそうとするが・・・力が入らない。

 

想像と現実の一致は難しく、2つを縫い合わせて形にするのは難しいものだ、それはアリスもわかっている。

 

 

アリス「上海・・・」

アリスが寝ているベッドのそばには上海人形が置かれていた、アリスは無謀とわかって腕をちょいちょいと動かし人形を動かそうとするが、人形はこつんとぶつかって動くだけだった。

 

この先どうすればいいのよ・・・手が動かせないなら・・・。

 

 

~魔理沙視点~

 

アリスはやる事をきちんとやっているかな・・・やっていればいいけどな。

え?私は何をしにいったのか?細かい事は気にするなのぜ。

 

魔理沙「アリス~帰った・・・ぞってお前何をやっているんだ?」

 

 

アリスはベッドからおりて上海をずるずる動かしていた瞬間だった、外の世界なら4人中、1人を戦闘不能にさせてずるずる右から左に移動させる親玉(魔理沙の中ではボスの意味)のようなものだぜ。

 

 

アリスは帰ってきた魔理沙を見てあわてて証拠を隠そうとするが魔理沙の目はごまかせない。

 

 

~アリスヴィジョン~

 

私は手がダメなら足を動かして人形を駆使できるようにしようと思ったんだけどね、魔理沙・・・。

 

 

アリス「な、何もしていないわよ・・・。」

 

魔理沙「私の目がごまかせると思っているのか、アリス?

お前の足の近くにある上海はなんなんだ!?」

アリス「そ、それは・・・。」

 

言葉を詰まらせるアリスだった。

 

 

~魔理沙視点~

 

アリスお前何をやっていたんだ、そして何を考えている?つかもうとするのが遠くなっていってやる気がないのが見え見えだぜ。

 

 

魔理沙「リハビリはどうしたんだ、やる事はきちんとやっておけって私は出かける前に言ったはずだぞ、アリス。」

 

アリス「だ、だって、結果が出てこないのよ・・・いくらやっても動かないし・・・。」

 

魔理沙「だからって足で・・・。」

アリス「違うわよ、魔理沙、あなたどういう想像をしているのよ?」

 

アリスは少しモジモジしていた、話を続ける。

 

アリス「それに・・・魔理沙の家でお世話になっているのは悪いと思ってね・・・。

 

足で人形を動かせるようになれば、迷惑にはならないと思って。」

 

魔理沙「アリス、現実をよく考えろ。

足だけで人形を動かすなんてそんなのは好奇の目で見られてやがて誰にも見られなくなるのがオチだぞ。ひどい言い方で悪いが片手だけの奴に仕事を任せるものは皆無に等しいぜ、アリス。」

 

アリス「魔理沙!?」

言われた事は現実的なことで返す言葉がない。

 

魔理沙「それと、私の家でお世話になるのは悪い?

私にとっては小さいことだ、いくらでも利用してやる。そう思っていればいいんだ、アリス。」

 

アリス「あなたね・・私はそこまで図太いわけじゃ・・・。」

 

 

~魔理沙視点~

 

おおっとこれ以上は言わせないのぜ、アリス。

私の話は最後まで聞くもののぜ。

魔理沙はアリスを人差し指で言いたい事を言わせないようにする。

 

魔理沙「お前の手が動くようになったら、私はこれを恩にやらせてもらう。

 

だから、お前がふてくされないでがんばればがんばるほど、私は得なのぜ。

私は力を貸すぜ、アリス・・・。」

 

 

~アリスヴィジョン~

 

魔理沙・・・あなたねえ・・・。

そういうなら思い切って頼っていいわよね。

 

アリス「そ、そういうことなら気にすることなく借りてあげるわよ・・・。」

 

魔理沙「そう来なくちゃな、がんばっていこうぜ、アリス。」

 

 

前向きになってよかったそう思う魔理沙であった。

 

 

魔理沙とアリスがこうしている間に1人だけ魔理沙の家から見守っていたものがいた、無意識の少女こいしだ。

 

 

こいし(無意識化)「少し心配だったけど、よかった。

アリス、人形動かすのまた見たいからがんばってね・・・。」

 

無意識の少女は姿を消すのであった。

 

 

 




1日で二本投稿、初めてです。

今回は文の出番はなかったけど、他人の反応を見るような取材ではお約束の行動を考えてみようかな?
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