ほのぼのバトスピ伝   作:ヴァーチャル

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第7話 太陽の合体ドラゴン

「渦を巻け、地獄の炎!『焔竜魔皇マ・グー』、召喚!」

「それがお前のキースピリットか」

「そうだ。でも、これだけじゃないぜ」

「……そうか」

 

 アタックステップ。マ・グーの効果でトラッシュのコアは全てマ・グーに置かれLV3になる。LV3のBPは10000。さらにアタックステップ中の効果でBPが3000上がり、そして常に発動するLV2・LV3の効果で、系統に古竜を持つスピリット、つまりカグツチドラグーンと自身に、赤シンボルをひとつ追加する。

 

「行くぜ、カグツチのアタック!アタック時効果でドロー」

「ライフで受ける!」

 

 カグツチが放った息吹きが、彼のライフを2つ破壊する。大ダメージと言うに値するダメージだったはずである。しかし、彼は笑っていた。

 

「俺は、ライフを撃たせてコアをためるタイプでね」

 

 リスキーでございますね。そう言おうとした矢先、僕は気づいた。何に気づいたかと言えば、無論、描写が完全に抜けていたことである。ここに至るまでの描写がエンプティ、空っぽなのである。だからここは、うん、一から説明するというのが僕のするべきことだろう。では読者の紳士淑女諸君には、少しだけ、回想という名の時間旅行にお付き合いいただくとしましょう。ホワンホワンホワーン。

 

 

 

「バトルしないか?」

「バトルって、バトスピですか?」

「あぁ」

 

 僕は、聖天(せいてん)(ざん)は、家に帰る途中で若い男性に声をかけられた。真っ赤なとんがりヘアーの、高校生ぐらいの少年だ。僕より年上ということになる。

 彼はなにやら人を探してるとかで、僕も暇だったので、少し話を聞くことにした。すると、なんてこった、彼が探しているのは我が雇い主の、馬神(バシン)トッパその人だったのだ。そんなわけで、彼の探し物は案外簡単に見つかった。

 それから僕は彼を連れてバシンさんの店に向かった。道中、特に会話はなかった。どうやら彼はそんなにやかましいタイプじゃないらしい。実に結構だ。沈黙は金、なんたらは銀ともよく言う。しかしバシンさんの店に着く直前、彼は立ち止まり僕に話しかけることで沈黙を破った。その話しかけてきた内容というのが、僕へのバトルの誘いだ。

 

「僕はいいですけど、店までもうちょっとですよ?」

「あぁ。だけど俺も久々にバトルするからさ。ウズウズしてしょうがないんだよ」

 

 彼はデッキを取り出し強く握りしめ、僕を見つめた。なにやら力強いものを感じた。それに、バトルしたいという気持ちは分かる。説明は難しいのだが、カードバトラーというものは、そういう気持ちになることがしばしば起こるのだ。

 

「……分かりました。やりましょう」

「ありがとう。じゃあ、行こうか」

「行く?どこに?」

「当然、あの世界へさ」

「あぁ……。え、でも」

「行くぞ」

「お、おぉ」

 

「「ゲートオープン、界放!!」」

 

 そんなわけで、我々はあの場所、イセカイ界へ降り立った。ん、ちょっと待っただ。なぜ降り立っているのだろうか。

 

「なぜ降り立っているのだろうかー!?」

「それは、俺が界放したから」

「え?」

「なんてな。さぁバトルしよう」

「なんだ、なんなんだお前はァッ!?」

「お前が勝ったら全部答えるよ」

 

 彼は不敵に笑った。正直僕は彼に対して不信感というか、まぁそういう類いのものを感じはじめた。だが感じたからどうなるというものでもない。バトルは始まった。なら、バトルする他ないという結論になるのが摂理だろう。僕はデッキからカードを4枚引く。

 

「なら勝たせてもらう!俺の先攻、ドロー!『ゴラドン』と『英雄皇の神剣』を場に出し、ターンエンド」

「今度はこっちだ。スタートステップ。コアステップ。ドローステップ。そしてメインステップ!『ブレイドラ』、『イグアバギー』、『モルゲザウルス』を召喚。さらにバーストをセット。アタックステップ!」

 

 えー、状況を整理しよう。とりあえずBPだ。僕のゴラドンが1000で、向こうのイグアバギーも1000、ブレイドラはLV2で2000で、モルゲザウルスも2000だ。そしてモルゲザウルスはアタック時にBPが2000上がる。つまりBPは全体的に向こうが上ということになるので、躊躇なく攻撃ができるというわけだ。

 

「モルゲザウルスでアタック」

「ライフだッ!」

「ブレイドラ、行けっ!」

「ライフで受ける!」

 

 2体の攻撃を受け、僕のライフは2つ減って残り3になる。

 

「イグアバギーは残してターンエンドだ」

「俺のターン」

 

 カードを引く。そして僕は笑った。神剣の効果で、僕はバーストをセットしたらドローができる。それなのに前のターンでバーストを伏せなかったことから察してもらえるように、僕の手札にバーストはなかった。僕はバーストが自分の戦術だと思っているので、これはまことに遺憾であった。しかし今は違う。

 

「来た、来たぜ俺の切り札ァ!バースト、セットォッ!」

「バーストか」

「神剣の効果でドロー。さらに『カグツチドラグーン』をLV2で召喚。アタックだ。行けカグツチ、激突ッ!」

「……激突か」

 

 激突。その攻撃を相手は可能ならばスピリットでブロックしなければならないという能力だ。

 

「カグツチのアタック時の効果で1枚ドロー。さぁ、どう受ける?」

「イグアバギーでブロック!」

「そっちのBPは1000。LV2のカグツチは6000。もらったァ!」

 

 カグツチの口から撃たれた炎がエルギニアスを焼きつくし破壊する。

 

「よし!」

「……俺のスピリットの破壊により、バースト発動。『双光気弾』!2枚ドローし、コストを払い、フラッシュ効果を発動。神剣を破壊!」

「なに!?くっ、ゴラドンでアタック!」

「ライフで受ける」

 

 ゴラドンが彼のライフを砕き、彼のライフは4になる。もう向こうの場にブロッカーはいない。たたみかけたいところだが、こちらの場にもアタッカーがない。僕はおとなしくターンを終えた。

 

「やるな。鮮やかなバーストさばきだぜ」

「お前も、いい激突だ」

「激突に良いとか悪いとかある?」

「さぁな。でも分かるんだよ」

「……はっはーん」

「?」

「分かっちまったぜ。ズバリ、あんたの切り札は激突だ!ははは、うかつだったな~。俺はターン終了」

「……ふっ、どうかな。俺のターン」

 

 少しバトルから脱線してしまったが、収穫はあった。彼の切り札はおそらく激突を持つカード。激突は装甲で防げるはずだから、赤の装甲を持っているヤツを出せばいいのだ。僕のデッキで装甲を持っているカード、持っているカード、えー、あー、ない。なかった。やはり脱線は脱線ということだったらしい。それに装甲持ちがいたとしても、そいつが激突を受けないだけで他のカードは受けてしまう。

 おっと失礼、描写を忘れていた。えー、僕がいろいろ言っていた時、彼は1枚のカードを振りかざしていた。

 

「太陽よ、炎をまといて龍となれ!『太陽龍ジーク・アポロドラゴン』、召喚!」

 

 そして、そのドラゴンが場に現れる。彼のセリフ通りの、炎をまとった赤いドラゴンだ。たぶん、これが彼のキースピリット。

 

「バーストセット。ジーク・アポロドラゴンのLV1のBPは4000」

「来るか?」

「いや、ターンエンドだ」

「あ、あぁそう。そいつの効果は?」

「ジーク・アポロドラゴンか?こいつは、回復状態の相手スピリットに指定アタックができる」

「し、指定アタック!?」

「指定アタックはブロックを強制する激突とは違い、相手のスピリットを指定し、攻撃宣言直後のフラッシュタイミングを飛ばして、指定したスピリットのブロック宣言を強制し、バトルを行う」

「……よ、よく分からねぇが、つまりブロックは無理やりさせられるってことか?」

「あぁ。その後は普通のバトルと同じだ」

 

 つまりバトルは不可避だが、BPを比べる直前のフラッシュタイミングはあるというわけだ。つまりカウンターは普通にできる。

 

「なるほど、これが指定アタック。そういや、あいつのテキストにもそんなこと書いてたな。でもまぁ、疲労させれば問題ないってわけだ。よし、俺のターン!」

 

 指定アタック、なるほど厄介だ。BPがジーク・アポロに劣るカードならレベルを上げる前に倒されてしまう。だが指定アタックできるのは回復状態のスピリットだけだ。それにBPもどうしようもないというほど高くはない。BPさえ勝っていれば倒されることはない。

 

「なら、そいつを越えるパワーで攻める!」

「ジーク・アポロのLV3のBPは9000。いきなりそれを越えるパワーのスピリットを出せるのか?」

「コアがトラッシュに行きっぱなしなら無理だね。だが、こいつは使ったコアを自分の力にできる!」

「……なるほど」

「渦を巻け、地獄の炎!『焔竜魔皇マ・グー』、召喚!」

「それがお前のキースピリットか」

「そうだ。でも、これだけじゃないぜ」

「……そうか」

 

 アタックステップ。マ・グーの効果でトラッシュのコアは全てマ・グーに置かれLV3になる。LV3のBPは10000。さらにアタックステップ中の効果でBPが3000上がり、そして常に発動するLV2・LV3の効果で、系統に古竜を持つスピリット、つまりカグツチドラグーンと自身に、赤シンボルをひとつ追加する。

 

「行くぜ、カグツチのアタック!アタック時効果でドロー」

「ライフで受ける!」

 

 カグツチが放った息吹きが、彼のライフを2つ破壊する。大ダメージと言うに値するダメージだったはずである。しかし、彼は笑っていた。

 

「俺は、ライフを撃たせてコアをためるタイプでね」

「リスキーだな」

「リスクだけでもないさ。ライフ減少により、バースト発動。『救世神撃覇』!ゴラドンを破壊。さらにコストを払い、1枚ドロー」

「ぬぬ」

「自らライフを削ること。スピリットの破壊を選ぶこと。全ての痛みが、勝つための力になる。これが俺のバトルだ」

「……かっこいいじゃねぇか。俺は、これでターンエンドだ」

 

 斬 状況

 [手札]5[ライフ]3

 [場]《回復》

 マ・グーLV3(7)

 《疲労》

 カグツチLV1(1)

 

「俺のターン。マジック、『エクストラドロー』を使用」

 

 エクストラドローの効果は、デッキから2枚引いた後、デッキの一番上のカードをオープンし、それが赤のスピリットだった場合、手札に加えることができる、というものだ。オープンされたのは赤のマジック『リバイヴドロー』。よって手札には加えられない。

 

「ちょっと残念だったな」

「そうでもないさ。欲しいカードは引けたからな。行くぞ、『戦竜エルギニアス』、そして、『牙皇ケルベロード』召喚!」

「そいつは、まさか!?」

「ケルベロード、ジーク・アポロドラゴンと合体(ブレイヴ)!」

 

 青い狼が現れ、太陽龍と合体して1体の合体(ブレイヴ)スピリットになる。獣の鎧が龍を包み込み、その全身から青い光が発せられる。スピリットと合体し、その能力やBPを強化し戦闘力を上げる。それがブレイヴの力だ。

 

「ケルベロードは合体したスピリットのBPを5000上げる。さらにジーク・アポロをLV2にし、さらにBPアップ!」

「BP14000、マ・グーを遥かに越えるだと!?」

「そしてマ・グーは回復状態。行け合体スピリット、合体アタックっ!」

 

 合体しても指定アタックは健在。マ・グーが指定アタックされる。さっきも言った通りBPの差は大きい。

 

「マ・グーをこうも簡単に越えてくるのか……!」

「しかもこれだけじゃない。ケルベロードの合体アタック時の効果。ターンに1度、デッキの上のカードを5枚破棄することで、このスピリットは回復する!」

「ダブルシンボルの連続攻撃だと!?」

「行け、合体スピリット!」

 

 合体スピリットから放たれ炎がマ・グーを包む。合体スピリット自身の体も炎に包み込まれ、そして、マ・グーへの突進。マ・グーは破壊される。

 

「……くそっ!」

「続け、合体スピリット!これはライフへのアタック!」

「ライフで受ける!」

 

 僕のライフは2つ削られ、残り1になる。これで僕のライフは残り1。彼の場の攻撃可能なスピリットは3体。まさに絶体絶命だが、まだ打つ手はある。

 

「行くぜ、バースト発動!俺のライフが減った時、俺のライフが3以下なら、相手のBP15000以下のスピリットを破壊する。合体スピリットを破壊だ!」

「なに!」

「そしてこのスピリットを、コストを払わずに召喚する!『龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード』、LV2で召喚!」

 

 大地が割れ、その間から炎が溢れだし、向こうの場の合体スピリットをのみ込み、そして僕の場に赤い龍が召喚される。ヤマト・フリードのLV2のBPは10000。ちなみに、ケルベロードはスピリット状態で残った。

 

「それが、お前があの時に引き当てたカードか」

「そう。さぁ、この後のアタックはどうする?」

「……ブレイドラでアタック」

「ヤマト・フリードでブロック。そしてフラッシュタイミング!マジック、『ヴィクトリーファイア』だ!」

 

 ヴィクトリーファイアはBP3000以下のスピリットを2体破壊できる。V字の炎が、エルギニアスとモルゲザウルスを焼き払う。そして、ヤマト・フリードの剣がブレイドラを切り裂く。

 

「これでそっちのアタッカーは全滅!どうだァ!」

「……ターンエンド」

 

 僕のターン。彼の場にブロッカーはなく、ライフは3つ。これは千載一遇のチャンス。

 

「そして俺の手札には、こいつがもう1枚ある!焔竜魔皇マ・グー、召喚!そしてアタックステップ。トラッシュのコアを全てマ・グーへ」

 

 今僕の場にいるスピリットは全て系統に古竜を持っている。よって全員にシンボルが追加され、ダブルシンボルになる。

 

「攻撃がひとつでも通れば、俺の勝ちだ!」

「なら撃ってこいよ」

「……行くぞ。カグツチでアタック!アタック時効果でドロー。そして、これで終わりだ!」

 

 決死の突進。僕は勝利を確信した。しかし同時に僕は見た。彼は、笑った

 

「っ!?」

「フラッシュタイミング。マジック、『デルタバリア』を使用!このターン、コスト4以上のスピリットのアタックでは俺のライフは0にはならない」

「なっ、なに!?」

「アタックはライフで受ける。だが、俺のライフはひとつ残る!」

「ちぃ……!ヤマト・フリード、ケルベロードへ指定アタック!そしてマジック、『ピュアエリクサー』を使用。俺のスピリットは全て回復する」

 

 ヤマト・フリードも、LV2から指定アタックができるスピリット。絵のカッコよさでデッキに入れたカードで能力を把握してなかったが、指定アタックを知ることができたから、ちゃんと使うことができた。

 

「デルタバリアを使われてもケルベロードを破壊できるように、ヤマト・フリードのレベルを上げておいたわけか。やるな」

「へへっ!ピュアエリクサーの効果で回復したスピリットは、このターン攻撃できない。俺はこれで、ターン終了」

 

 斬 状況

 [手札]4[ライフ]1

 [場]《回復》

 マ・グーLV2(3)

 ヤマト・フリードLV2(3)

 カグツチLV1(1)

 

 勝ちきれなかったが、僕の場にはブロッカーが3体。この防御は簡単には突破できないはずだ。

 

「俺のターン。ブレイドラを召喚し、マジック、リバイヴドローを使用し、2枚引く。『森林のセッコーキジ』を召喚」

 

 彼の手札はこれで2枚。さして多くはない。しかしそれでも、なぜか自分でも分からないのだが、彼ならここから凄まじいものを見せてくれるような、そんな感じがした。

 

「あんたのカードもいいツラ構えしてるよな。かかってこいよ」

「良い自信だ。じゃあ、行くぞ」

「来い!」

「駆け上がれ、神の名を持つ赤き龍!『太陽神龍ライジング・アポロドラゴン』、召喚!」

 

 再び大地は裂け、彼の元にジーク・アポロに似たドラゴンが舞い降りる。違うところをあげると、全身が細くなって、攻撃性というか、そういうものが増したような印象を受けた。しかしアタッカー3体なら止められる。

 

「そして、『武槍鳥スピニード・ハヤト』を召喚し、スピニード・ハヤトを、ライジング・アポロドラゴンに合体!不足コストは、ブレイドラから確保!」

 

 やはりブレイヴ。鳥の翼と太陽神龍の翼が交り、巨大な翼になって緑色の強烈な光が発せられた。背中に槍が何本も生えている、かついでいる、どちらかは僕には断言しかねるが、とりあえず分かるのは、これから凄まじい攻撃が始まるということだ。

 

「アタックステップ!スピニード・ハヤトの効果で色をひとつ選ぶ。このターン、指定された色のスピリットにブロックされたら、この合体スピリットは回復する。俺が選択するのは、赤だ!」

「俺のスピリットは全て赤……!」

「そしてライジング・アポロドラゴンの効果で、系統に星竜を持つ俺のスピリットは全て、指定アタックができる。そしてライジング・アポロ自身も星竜!行け合体スピリット、カグツチドラグーンに指定アタック!」

 

 カグツチドラグーンはあえなく破壊され、さらに合体スピリットは回復する。つまり攻撃は続く。

 

「行け、合体スピリット!マ・グーに指定アタック!そして回復」

「くっ、フラッシュタイミング、ヴィクトリーファイアを使用。セッコーキジを破壊!」

 

 セッコーキジは炎にのまれて破壊される。しかし合体スピリットの攻撃を防ぐ手段はない。マ・グーは破壊される。

 

「行け、合体スピリット!ジーク・ヤマト・フリードへ指定アタック!そして回復」

「くっ、行け!ヤマト・フリードォ!」

 

 合体スピリットから放たれた炎とヤマト・フリードの炎がぶつかり合い、共に消える。しかし合体スピリットが投げた槍がヤマト・フリードに突き刺さり、その動きを封じる。そして、合体スピリットの決死の突進が、ヤマト・フリードを粉砕し、破壊する。

 

「……俺の負けか」

「俺は嫌いじゃないぞ。お前のバトル」

「だけど、デッキに答えることができなかった」

「なら強くなればいい」

「……その通りだ」

 

 デッキを見る。俺は悔しい。俺の好きなカードたちを使いこなせすことも、勝つこともできない。知らないことが多すぎる。俺は、弱すぎる。

 

「でも、次は負けない。明日の俺は、今日の俺より、もっと強くなるから」

「……そうか」

「さぁ、来い!」

「行くぞ。合体スピリット、合体アタック!」

「ライフで受ける!」

 

 最後のライフが砕け、僕の負けが決まった。

 

 

 

「じゃあ、行こうか」

「はい。また、バトルしてくれますか?」

「あぁ。またやろう」

 

 僕は差し出された彼の手を掴んで立ち上がり、そして、歩き出した。

 

 

 

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