初っ端から死ぬ系美人になっていたので死の運命から全力で逃れようと思う 作:ニーハオ、ウォーアイニー
ヒトナンダ……ヒトッ!!ヒトッ!!ヒトッ!!
ヤメロォォヤメロヤメロヤメロヤメロォォォ
ヤメロォォオレハニンゲンナンダ……
オレハイキテル……オレハイキテルンダ……
おかしいな……体が動かない……
レイモンドに置いてけぼりにされた
「えー、なに?レイモンドは私に死ねと?」
「同情するわ」
「全くだ」
レイモンドはどこぞに消えて私とジル、パーカーが残った
「あいつ次会ったらあの髪の毛むしってやる」
「やめてやれ、あいつ暇さえあれば髪の毛弄ってるから」
「何それ」
その後、とりあえず通信設備を使用するため艦橋に移動することになった
「それにしてもパーカー」
「なんだ?」
「レイモンドとはやっぱりあの時の?」
「……あぁ、テラグリジアパニックの時にな」
テラグリジアパニック
1年前に発生したバイオテロ
テラグリジアは太陽光集積システム「レギア・ソリス」を使用することにより、街のほとんどの電力を太陽光発電により賄う地球環境に配慮した人工海上都市
当然それには世界中の注目が集まっていた
が、しかし。テロリストグループ「ヴェルトロ」がB.O.W.を投入するバイオテロを起こす
さらにその混乱に乗じて無人飛行機によるウイルスの散布。市街は大混乱に陥った
当時対バイオテロ組織として立ち上がったばかりのFBC(Federal Bioterrorism Commission)が捜査権を独占、最終的にレギア・ソリスによる街そのものの滅却を行った
その際レイモンドは最後まで残り市民の避難誘導をしていおり、レギア・ソリスによる滅却が決定したあともしきりに気にしていた
「なるほどね。レイモンドも昔は熱血漢だったってこと」
「いや、あいつは熱血漢って言うよりは正義感溢れるガキって感じだったな」
「酷い言いようね」
「別にやり方を避難するわけじゃない。ただ、青二才の正義感で部隊を全滅させられたらたまらないからな」
ついていけない
話についていけないです
「ここが艦橋ね」
「通信機を探すぞ」
通信機って大抵中央辺にあるよね。そうそうあの火花散らしてる辺りに……っておぉい!
「……嘘だろ」
「最悪ね」
その時、外から轟音が
「なんだ!?」
「パーカー、外よ!乗ってきたボートが!」
「クソっ!!どういう事だ一体!!」
「どういう事も何も俺達は嵌められたんだよ……」
後ろから歩いてきたのはレイモンド
どっから来た。と思ったら普通に扉あった
「レイモンド、どういう意味だ」
「少しは自分で考えたらどうだ、パーカー」
むむ、少し気になることが
「ねぇレイモンド」
「なんだレイチェル」
「私達が乗ってきたボートは?」
レイペディアが正しければ私達もボートに乗ってやってきたはず
いやまぁなんとなく分かってるけどね
「沈められたさ」
「そう」
まぁあくまで確認だけどね
さてはてこいつは私を放ってどこにいってたのかな?
「で、あなたは今までどこに?」
「研究室をな……」
研究室?
「住居区の奥にあった」
あ、私が死にかけたとこじゃないですかヤダー
「俺はこれから船底に向かう。リフトの鍵を渡してくれ」
あぁ、確かレイチェルウーズ倒したら手に入ったよな
「はい」
鍵を受け取るとくるりと振り向いて来た道を歩いていく
「あぁ、BSAA諸君」
パーカーを見て意味深げにわらう。え、何ホモ?
「ホールから非常通信室に行ける。確認しといたらどうだ……。無駄だと思うがな」
なら言うなタコ
そして階段を降りる寸前、私に向かって一言
「気を付けろよ」
とだけ言って去っていった
おぉ……レイモンドがデレた
……あれ、また私置いてかれた?
「ぶっころすぞクルァ!!」
叫んだ私は悪くないと思う
その後、レイモンドの降りてった階段を降りると扉があり開けらたらウーズが襲いかかってきた
こわかった
いやもう、本格的に退職しようかな?無理ですか?無理ですよねはい
あれだもんね、絶対これ真実を突き止めるやつだもんね
明らかに知っちゃいけないこと知っちゃうよね
「ベトベトー」
ウーズに組み付かれたせいで体液ドロドロ
とりあえず壁に擦り付けとこう
先に進むとエレベーターと分かれ道
とりあえずエレベーター無視して先に進む
まずは左の部屋から
「船の見取り図があるぞ」
「ほんとね」
そんなやり取りをしてる間に私はあるアイテムを……あった。謎の円盤
くっさ、さっきから肉の腐った匂いが
あっちの方から〜あ、明らかに近寄っちゃダメなやつだ
あ、ちょっ、ジルさんやめて
キィ……と音を立てて回る安楽椅子
その椅子の持ち主がこちらを向く
ぼとりと目からウジが落ちた
あ、ダメだこれ……
失神した
「知らない天井だ」
辺りを見回すとどうやらソファのようだ。あ、さっきの部屋ね
扉を開けて外に出る
ジルさーん、パーカーさーん出てきてくださーい。わたし、こわいでーす
……誰もいない?
がしりと肩を掴まれました
「るぇ?」
後ろを向けばウーズさん。にっこりいい笑顔
……いやまぁにっこりしてるかわかんないし口からなんか出てんだけどね
うおおおぉぉぉ
蹴りを入れると思いのほかあっさりと拘束が外れ、ウーズは背中を打ち付ける
よし、チャンスだ
喰らえ必殺のォォォ
ジャンプしつつ肘を曲げ、肘の先端をウーズの首に向ける
ピープルズエルボオオオオォォォォッッッ!!!!
肘がウーズの喉にめり込み割と真面目に人体から聞こえちゃいけない音がした
立ち上がって、首がだるーんってなってるウーズをつま先で蹴る
よし、動かないな。ディ・モールトベネ
立ち上がり前を見ると扉を開いてジルさんが部屋から出てきた
「レイチェル。大丈夫?」
「大丈夫よ。心配かけちゃった?」
この口調なれないな
「……ところで話があるんだけど」
前々から思っていたことを話そうと思い声を掛ける
「そろそろ私達、別れましょう?」
……あれ、なんかカップルの別れのセリフみたいになってる
「どういうこと?」
「簡単な話よ。私はFBC、あなた達はBSAA……それだけ
よ」
嘘です。実はショットガン取りに戻りたいだけです
「……そう。分かったわ」
「あぁ」
それに2人についてったら何度死にそうになるか分からないし
「じゃあね、また会いましょう」
「えぇ」
私は2人に背を向け廊下を歩いて行き、角を曲がって死角になったと同時に全力で走る
2人には悪いけど武器は全部かき集めさせてもらう
私は死にたくない
私は住居区に向け走り出した
だからだろう。大抵ホラーゲームでは1人になったやつから死ぬ理論をド忘れしていたのだ
序章 レイチェルさんは生き残りたい 了
研究所の滅菌室で出てきたB.O.W.って名前なんですかね
あの剣と盾持った強いやつ
ひとまずこれで序章は終了です