魔法少女アマゾンズ   作:naogran

2 / 12
???「全くもう、世話焼かせるわね。」

そこに1人の女子生徒が、さりなが持ってるカッターナイフを没収した。

彩「あなたは・・・奴村さん・・・何で?」

そこに現れたのは、2年B組の奴村露乃だった。

悠「奴村さん・・・?どうして君が?」

彩「これって・・・」

露乃「時を止めた。」

彩「え・・・?」

悠「時を、止めた?」

露乃「そう。それが私の魔法。」

彩「魔法?」

露乃「そう。朝霧さん、あなたも持っているんでしょう?ステッキ。だったらこんな生ゴミ早く殺せば良いのに。」

彩「殺すって・・・」

悠「奴村さん、彩は殺す行為なんて出来ないんだ。」

露乃「そうね。例えばこんな風にして・・・」

さりなにカッターナイフを持たせて、そのままさりなの首を切った。

彩「ひぃっ!」

悠「っ!」

露乃「はい。不慮の事故の出来上がり。」

悠「・・・・・」

露乃「長居は無用よ。付いて来て。先生も。」

彩「あ・・・あの・・・魔法って?奴村さん・・・」

悠「奴村さん、魔法って?」

露乃「教えてあげる。魔法少女サイトについて。朝霧さん、水澤先生、あなた達が必要なの。」

悠「僕達を・・・?」






あの後、3人は時が止まってる街中を歩く。

彩「本当に皆止まってる・・・」

悠「奴村さん、本当に君が?」

露乃「そうよ。私のステッキの能力は時間停止。これで信じてもらえたかしら?」

悠「スマホ型のステッキ?」

彩「でも何で私と悠さんは?」

露乃「動かしたい相手の名前を入力すれば、止まった時間の中でも私と共に行動出来る。」

ステッキには、悠と彩の名前が入力されてあった。

露乃「朝霧さん、あなたのステッキも中々便利な能力ね。」

彩「え?」

悠「知っているのか?」

露乃「瞬間移動。対象物を瞬時に別の場所に移動させる力。」

彩「どうしてそれを・・・?」

露乃「昨日の事全部見せてもらったわ。」

昨日の事とは、ステッキでえりかと荒井を殺した事だった。

彩「あれは・・・」

露乃「気に病む事ないわ。言ったでしょ?折角ステッキを手に入れたのだから生ゴミはどんどん排除すれば良い・・・でも、あなたのステッキを使ったのは見覚えの無い男だったわ。」

彩「え?」

悠「見覚えの無い男?」

露乃「ええ。朝霧さんが持ってるステッキを簡単に使っていた。先生、見覚えは無い?」

悠「彩のステッキを使った男・・・いや、僕には・・・」

露乃「そう。朝霧、ステッキを持ってるなら生ゴミを排除すれば良い。」

彩「・・・・」

露乃「ムカつく奴、嫌味な奴、嫌いな奴、五月蝿い奴、調子に乗ってる奴、モラルの欠片も無い奴、他人に迷惑を掛ける奴、罵声を浴びせる奴、暴力を振るう奴、脅しを掛けて来る奴、法を犯す奴、欲望の為に他人を傷付ける奴。自分に実害があると認識すれば皆消してしまえば良い。」

彼女は調子に乗ってる奴、モラルの欠片も無い奴、他人に迷惑を掛ける奴、罵声を浴びせる奴、暴力を振るう奴、脅しを掛けて来る奴、法を犯す奴らを全て別々の場所へ移した。

彩「あの・・・」

悠「君は・・・」

露乃「これが不幸な人生に血塗られた、私達のような人間の特権。」

彩「奴村さん・・・」

露乃「ここまで来れば十分ね。」

悠「・・・・」

彼女はステッキの再生ボタンを押した。すると周りが動き出した。先程露乃に移動させられた者達が驚いてる。






校舎の裏では。

さりな「ん?」

首を見ると、大量出血した。

愛「さ、さりな・・・!?」

さりな「ぐああああああああ!!!!!」

愛「きゃあああああああああ!!!!!」

さりなは倒れ、愛が絶叫した。






街中。

悠「奴村さん、雫芽は?」

露乃「大丈夫。あの女はクズだけど殺してはいないわ。じゃあ行こっか。」

彩「えっ?」

悠「何処へ?」

露乃「朝霧さん家。」


Episode2「THE TEMPEST」

夜の朝霧家。彩の部屋。

 

露乃「ふ~ん。」

 

彩「あ、あの、どうして家に・・・?」

 

悠「何かあったのか?」

 

”コンコン”

 

要『彩、入るよ。』

 

ノックしたのは要だった。

 

要「母さんに聞いたよ。お友達が来てくれたんだって?」

 

彩「は、はい・・・」

 

彼はお菓子とジュースを持って来たのだった。

 

悠「・・・・・」

 

要「いらっしゃいませ。えっと・・・」

 

露乃「奴村露乃です。お邪魔しております。」

 

要「兄の要です。彩の事どうぞ宜しく。じゃあごゆっくり。」

 

露乃「はい。どうも。」

 

彼は部屋から出た。彩はホッとした。

 

悠(あの笑顔から殺気を感じた。)

 

露乃「お兄さんイケメンね。」

 

彩「え?」

 

露乃「な~んて言うんでしょうね。普通の人間は。あんなクソみたいに胡散臭い顔をした人久し振りに見たわ。先生もそう思うでしょ?」

 

悠「え?僕?」

 

露乃「朝霧さん家で居候しているんでしょ?」

 

悠「何時から気付いていた?」

 

露乃「先生が学校に入った直後に。」

 

悠「そうか。」

 

露乃「朝霧さんにとっては優しいお兄ちゃんかしら?」

 

彩「あの・・・奴村さん。」

 

露乃「何?」

 

彩「私これからどうなるのかな?」

 

露乃「どうって?

 

彩「だって、私の持つステッキで人が・・・雫芽さんも大怪我を・・・」

 

露乃「どうにもなりはしないわよ。」

 

彩「え?」

 

悠「どう言う事だ?」

 

露乃「「魔法のステッキで人を殺しました。」そんな事言って誰が信じる?」

 

悠「そう言う事か。」

 

彩「で、でも・・・」

 

露乃「魔法を物理的に証明出来ない以上警察は立件すら出来ない。つまりそう言う事。目障りなゴミはどんどん排除すれば良い。ただし使い過ぎは要注意よ。」

 

彩「え?」

 

露乃「教えてあげるわ。魔法少女サイトについて。と言っても今の所経験から導き出されたルールのようなものでしかないけど。」

 

露乃「昨日これを使った時体に異変があったでしょ?」

 

彩「異変・・・」

 

露乃「まぁ、あなたは昨日使ってなかったから知らないだろうけど、教えてあげるわ。これを使うと目から流血して、髪の毛が可笑しくなる。そしてここに紋章が浮かび上がる。」

 

左手首のハート型の紋章を見せた。

 

悠「ハート型紋章?」

 

露乃「そう。あの紋章は私達のライフポイント。要するに寿命よ。魔法を使う度少しずつ削られてゆくの。で紋章が消えた時魔法少女は死ぬ。どうやらそう言う仕組みらしいわ。」

 

彩「死ぬ?」

 

悠「事実、なのか・・・?」

 

露乃「ええ。恐らくは。魔法少女サイトあれが何の為にあるのか。誰が運営し私達に何をさせようとしているのか・・・」

 

 

 

 

 

 

漆『不幸だね〜不幸だね〜。』

 

 

 

 

 

 

露乃「1つはっきりしているのはステッキを手にした瞬間、私達魔法少女はサイトのルールに縛られる。それがどんなに理不尽なものであってもね。だけど、あの時見覚えの無い男が使ってもあなたは何の異変も無かった。」

 

彩「でも。」

 

露乃「ん?」

 

彩「どうして奴村さんはそんな大事な事を私に教えてくれるの?同じ魔法少女だから?」

 

露乃「・・・まあそんな所ね。朝霧さんは私にとって実害はないし、寧ろ手を結べばメリットのある相手だと思ってる。勿論先生も手を結べばメリットになるわ。」

 

彩「メリット?」

 

悠「何のだ?」

 

露乃「実を言うと、ここに来た理由がもう一つある。私は朝霧さんあなたに警告しに来たの。気を付けて。魔法少女サイトに出会ってステッキを手に入れた者は私達だけじゃない。」

 

悠「それって、他にもステッキを持つ者が複数存在するのか?」

 

露乃「そうね。先生の言う通り、魔法少女は複数存在する。しかも私達が思うより遥かに多く。」

 

彼女はスマホから少女の画像を2人に見せた。

 

露乃「彼女もその1人だったわ。」

 

悠「その子は?」

 

露乃「名前は潮井梨ナ。ネットで知り合って以来共にサイトの謎を追い求めていた魔法少女よ。」

 

悠「どんな子なんだ?」

 

露乃「梨ナは所謂情報屋と言う奴で、でネット上で繋がりを持った他の魔法少女達から情報を引き出したりしていた。だけどその矢先・・・魔法少女達が次々と惨殺されると言う事案が発生したの。そしてどの現場でも金品は奪われず、その魔法少女の持っていたステッキだけが消えていた。つまり犯人の目的はステッキの回収。その残忍な手口と不可解な遺体の状況から私達は犯人を他の魔法少女だと推察したわ。」

 

悠「魔法少女を狩る者か。」

 

露乃「ええ。私と梨ナはそいつの事をマジカルハンターと名付けて調査を始めた。そんなある日潮井梨ナが突然消息を絶った。」

 

彩「え?」

 

悠「消息を絶った?まさか、彼女は死んだのか?」

 

露乃「いえ、遺体はまだ見付かってない。」

 

彩「じゃあ潮井さん・・・」

 

露乃「行方不明になる直前梨ナが送ってきたメールに犯人の写真が添付されていた。被害者の少女の1人が死の間際に撮ったものらしいわ。」

 

被害者が残した写真の画像を見せて、悠と彩が驚いた。その画像には、両目が大きく見開かれ、顔に大量の血が付着していた。

 

露乃「此奴がステッキの回収人、マジカルハンターよ。」

 

悠「・・・・・・」

 

露乃「これで分かったでしょ。私達が手を結ぶ訳。時を止める私のステッキ物体を瞬間移動させる朝霧さんのステッキ。先生の持つ特殊な力。奴にとっては魅力的な獲物でしょうね。」

 

彩「え?」

 

悠「特殊な力?」

 

露乃「それは朝霧さんの前では言えないわ。」

 

悠(奴村さん、まさか僕の正体を?)

 

露乃「まあ今の所負ける気はしないけど。もし奴が私以上のスペックを備えたステッキを手に入れたら。」

 

彩「どう、なるんですか・・・?」

 

露乃「間違い無く3人共殺されるわね。」

 

彩「そんな・・・!」

 

悠「・・・・・・」

 

露乃「だからこそ万が一の備えに、朝霧さん、水澤先生、あなた達が必要なの。」

 

彩「でも、何で悠さんまで必要なの?」

 

露乃「さっき言ったでしょ?先生には特殊な力があるって。」

 

彩「悠さん?」

 

悠「彩、その事は今度話す。」

 

露乃「勿論見返りとしてあなた達の身は私が守る。悪くない取り引きでしょ?」

 

彩「でも、私はどうしたら・・・何時襲って来るか分からないなんてそんな・・・」

 

露乃「やれやれ、世話が焼けるわね。じゃあ今夜だけ私が朝霧さんを守ってあげる。」

 

彩「えっ・・・えっ?」

 

露乃「良いよね?先生。」

 

悠「う、うん。」

 

この日は露乃がお泊まりする事になった。

 

 

 

 

 

 

深夜の彩の部屋。露乃が寝ずに寝ている彩を見守っている。

 

”ギギギ”

 

露乃「ん?」

 

廊下から音が聞こえた。露乃は確信した。

 

 

 

 

ドアの前で要が立っている事を。

 

要(今日は我慢・・・今日は我慢~!!)

 

彼は面白い顔芸しながら虐待を我慢していた。ストレス上昇中。

 

 

 

 

その頃悠の部屋では。

 

悠「・・・・・・」

 

 

 

 

回想。

 

悠『何で君がここに?あの時死んだんじゃ?』

 

少年『確かにあの時は死んだ。けど、奇跡的に一命を取り留めたんだ。』

 

悠『一体何が目的なんだ・・・?』

 

少年『目的?僕はただご飯を食べにこの街に来たんだよ。』

 

悠『昨日何があったのか知っているのか?』

 

少年『ああ、2人の中学生が事故で亡くなったって。それも両腕と両足が無くなって、左胸が貫かれたって。』

 

悠『誰が殺ったんだ?』

 

少年『それは分からない。』

 

回想終了。

 

 

 

悠(彩のステッキを使った謎の男、恐らく彼奴だ・・・)

 

 

 

 

 

 

そして夜の街中では、1人の少女が鼻歌を歌いながら「さつりく帳」と言う資料を読んでいた。

 

少女「さ~てお次は~・・・う~ん・・・此奴だなぁ。」

 

資料に乗ってる彩を指差した。

 

少女「ふふふふふ・・・・あはははははははは!!!」

 

 

 

 

 

 

翌朝の高ノ織中学校。

 

男子生徒A「やべぇよな。貝島に続けて雫芽も大怪我だろ?」

 

男子生徒B「えっ、自殺じゃねぇの?」

 

男子生徒C「違ぇだろ。川野が一緒に居たって言うし。」

 

男子生徒B「えっ、川野にやられたの?」

 

男子生徒A「いや自分で切ったらしいぜ?」

 

男子生徒B「うわっ。呪われてんじゃね?」

 

男子生徒C「じゃあ次は川野の番だな。」

 

愛「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

彼女は両耳を塞いで過呼吸をした。

 

 

 

 

 

 

放課後。露乃は机の上で寝ている。

 

彩(奴村さん、本当に一晩中眠らずに守ってくれてたの?)

 

 

 

 

露乃『自分に実害があると認識すれば、皆消してしまえば良い。』

 

 

 

 

彩(奴村さん・・・あなたには何があったの?)

 

彼女は教室から出た。彩が教室から出たタイミングで、露乃が起きた。

 

 

 

 

 

 

バイクに乗った悠と彩が居た。

 

悠「奴村さん、一日中寝てたの?」

 

彩「うん。一晩中私を守っていたから。」

 

悠「そうか。奴村さんの言う通り、マジカルハンターは何処から襲って来るか分からないからね。」

 

彩「大丈夫。マジカルハンターの顔は分かっているんだから・・・」

 

悠「ん?」

 

目の前に少女が立っており、悠がすぐにバイクを停車した。

 

彩「え?」

 

悠「君、そこに立ってたら危ないよ?」

 

少女「あのぉ~。すいませぇ~ん。ちょっと良いですかぁ?」

 

悠「え?はい。」

 

少女「あなたじゃなくて、後ろの彼女に用があるんですぅ。」

 

彩「え?私に何か用ですか?」

 

少女「えっとぉ。早速なんですけどぉ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「死んでもらいま~す!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悠「なっ!?」

 

少女の両目が変わって、黄色い結界が張られ、悠と彩を閉じ込めた。

 

露乃「何!?」

 

すぐに露乃もステッキを使った。しかし結界に入ってる3人が動いてる。

 

露乃(そんな・・・時を止めたのに・・・何で奴は動いているの?)

 

少女「さ~て。お前のステッキ頂こうかしら?寿命縮んじゃうからさぁ。とっとと片づけさせてもらうね!」

 

彼女は鼻血を出してる。

 

露乃「マジカルハンター!!」

 

悠「奴村さん!!」

 

彩「奴村さん!!」

 

露乃「朝霧さん!先生!そいつから離れて!」

 

彩「駄目なの!壁が!」

 

悠「この結界、頑丈だ!!」

 

露乃(あの壁・・・まさか・・・)

 

マジカルハンター「さっすが~!もう気付いたか!」

 

パイプを持って壁の破壊を試みるが、罅すら入らなかった。

 

悠「奴村さん!!」

 

マジカルハンター「無駄~!どんな魔法も物理攻撃もこのボックス内に居る限り通用しないわ!それに、ここに異物まで入り込んじゃうとはね〜。」

 

悠(っ!)

 

彼はカバンからある物を密かに出した。

 

露乃「マジカルハンター。あんたどうやって顔を変えた?」

 

マジカルハンター「やっだな~その呼び方。ダサいからもう使わないでよ~。」

 

懐からカメラ型のステッキを取り出した。

 

マジカルハンター「ジャ~ン!このカメラ撮影した被写体と同じ容姿になれるステッキ。すげくね?」

 

露乃(此奴・・・!!)

 

マジカルハンター「で、ついムチムチボインの眼鏡っ子にしてしまったわ!はっはっはー!いやぁ男が寄って来る寄って来る。入れ食いだかんね!って・・・そんなこたぁどうでもいいの。はよ死ねぇ!」

 

ステッキから電撃を放射した。

 

彩「きゃあああああああああ!!!!!」

 

悠「ぐああああああああああ!!!!!」

 

電撃を受けた悠と彩。悠が膝を付き、彩が倒れた。

 

悠「彩・・・!!!」

 

露乃「朝霧さん!!先生!!」

 

マジカルハンター「んだよ。意外と攻撃力低いな。」

 

露乃「朝霧さん起きて!早く!」

 

悠「彩・・・!!!」

 

マジカルハンター「やっぱり此奴が一番かな?」

 

背負ってるバッグからハンマー型のステッキを取り出した。彼女はハンマー型のステッキを振り上げた。しかし悠が彩を引っ張って回避させた。

 

悠「彩!!大丈夫か!?」

 

マジカルハンター「な〜にしてんだよカス男が。次は逃がさねぇべ。脳みそぶち撒けてやんよ!」

 

悠「これ以上彩に手を出すな!!」

 

マジカルハンター「な〜に格好付けてんだよ。ただの男が何が出来る?」

 

悠「彩、下がってろ。」

 

彩「え?悠、さん?」

 

彼はネオアマゾンズドライバーを腰に巻き、注射器のアマゾンインジェクターをスロットに挿して、レバーを上に上げた。

 

マジカルハンター「な〜にそのステッキ?」

 

悠「アマゾン!!」

 

アマゾンインジェクターに入ってる白い液体を注入した。

 

『NEW・OMEGA』

 

”ドゴーーーーーン”

 

彼は緑色の炎に包まれた。

 

彩「っ!!」

 

マジカルハンター「な、何!?」

 

露乃「・・・!!」

 

炎が晴れるとそこには・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緑色の体表面、オレンジ色の胸部装甲、更に頭部に銀色の追加装甲やバイザーが装着されたアマゾンニューオメガが立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彩「は、悠さん・・・?」

 

露乃(水澤先生、やはりあなたは・・・)

 

マジカルハンター「何その姿!?」

 

悠「マジカルハンター、これ以上彩に手を出すのは止めろ!」

 

マジカルハンター「格好付けんじゃねえ!!だったら先にお前の脳みそをぶち撒け手やんよ!!!」

 

ハンマー型のステッキを振り上げた。

 

『BLADE・LOADING』

 

アマゾンインジェクターを押すと右腕にニューオメガソードが生成し、ハンマー型のステッキを受け止めた。

 

悠「何て力だ・・・!!」

 

マジカルハンター「このまま潰してやんよ!!」

 

彩「悠さん!!」

 

露乃「朝霧さんステッキよ!あなたのステッキを使うの!」

 

彩「ス・・・ステッキ・・・駄目!これを使ったらこの人が死んじゃう!」

 

露乃「何言ってるの!?使わなきゃあなたと先生が殺される!!」

 

彩「だけど!!」

 

悠「彩・・・!!使ってくれ・・・!!」

 

彩「駄目!!悠さんが死んじゃう!!」

 

露乃「バカ!!そんな事言ってる場合じゃ!!」

 

悠「ぐあっ!!」

 

蹴り飛ばされ、壁に背中を強打した。

 

マジカルハンター「イッラ〜!ぶっ殺されるってのにな〜んで此奴上から目線な訳?」

 

露乃「朝霧さん、大丈夫。ステッキを使ってもそいつは死なない。」

 

彩「でも・・・」

 

露乃「自分が信じられないのなら・・・」

 

マジカルハンター「死ねやこのブスがあああああああ!!!!」

 

ハンマー型のステッキを大きく振り上げた。

 

悠「止めろおおおおお!!!!」

 

前に出たニューオメガがハンマー型のステッキを防いだ。

 

マジカルハンター「お前もしつこいな〜!!」

 

悠「くっ!!」

 

露乃「私を信じなさい!!」

 

彩「・・・うん!!」

 

彼女は勇気を出して、拳銃型のステッキを発砲した。

 

悠「っ!!」

 

ニューオメガが横に避け、マジカルハンターが何処かへ消えて行った。

 

悠「はぁ・・・はぁ・・・」

 

彩「はぁ・・・はぁ・・・」

 

彼女の髪が少し赤くなり、両目から血涙が出た。

 

露乃「大丈夫。もう大丈夫だから。」

 

彩「でも・・・私・・・」

 

露乃「バカね。私が時間を止めているんだから前のようにはならないわ。」

 

彩「奴村さん・・・」

 

悠「彩・・・助かった・・・」

 

彩「悠さん・・・その姿は・・・?」

 

悠「これ?今は話せないけど、今度訳を話すよ。」

 

露乃「さて、後は何処へ飛ばしたのかが問題ね。立てる?」

 

右手を伸ばした。

 

彩「う、うん・・・」

 

手を握って立つ。

 

 

 

 

マジカルハンターを探しに向かう。悠は変身を解いた。

 

露乃「朝霧さん。さっきステッキを使った時何を考えた?」

 

彩「何って・・・ただ殺したくないと・・・」

 

露乃「はぁ・・・呆れたお人好しね。」

 

彩「ごめんなさい・・・」

 

露乃「前回は踏切だった。恐らく身近な場所記憶に強く残っている場所を選択しているはずだけど・・・」

 

彩「記憶に・・・?あっ!もしかしたら・・・」

 

 

 

 

 

 

ミャーちゃんと遊んだ河川敷の橋の下へ行くと。

 

悠「ここに居たのか。」

 

ステッキによって飛ばされ、時を止められたマジカルハンターが居た。

 

露乃「成る程、そう言う事ね。やっぱり便利ねそのステッキ。」

 

彩「え?」

 

露乃「此奴を殺したくないと言う思いが、無意識的にせよ朝霧さんにこの場所を選ばせた。つまり意識すれば飛ばす場所を選べるって事。」

 

悠「頭に浮かんだ場所を考えて撃てば、その場所へ飛ばせるって事なのか?」

 

露乃「そう言う事ね。それなら1人でステッキを使っても殺す恐れはないでしょ?」

 

彩「そう・・・なのかな?」

 

露乃「さて、先生手伝ってくれる?」

 

悠「うん。」

 

 

 

 

 

 

夕方の公園。マジカルハンターが縛られている。

 

マジカルハンター「奴・・・村・・・!」

 

露乃「あんたの負けよマジカルハンター・・・いいえ潮井梨ナ。」

 

悠「え!?」

 

彩「潮井梨ナ?でもその人って・・・」

 

露乃「そう。私と共にサイトの真相を追い求めていた魔法少女。まさかあんたが犯人だったとはね。」

 

マジカルハンターの正体は、潮井梨ナだった。

 

梨ナ「くくく・・・どうして気付いた?」

 

露乃「マジカルハンター・・・この呼び名を使っていたのは私とあんただけ。あんたはその呼び掛けに応じた。」

 

梨ナ「チィ!」

 

露乃「何故裏切った?」

 

梨ナ「うっせぇよバ~カ!」

 

”ドゴッ”

 

梨ナ「ぐはっ!?」

 

腹蹴りを喰らった。

 

悠「奴村さん!?」

 

露乃「何故姿を変えた?」

 

梨ナ「お前を油断させてステッキを奪う為だよ・・・まっ、前の顔はブスだし貧乳だったからな。」

 

露乃「まさか、私欲と私のステッキ欲しさに魔法少女を殺して回ったのか?」

 

梨ナ「ちっちっちっ。んな訳ねぇだろ。けどこれ以上は・・・」

 

”ドゴン”

 

しかし悠に殴られた。

 

彩「悠さん・・・?」

 

悠「何処まで黙秘する気だ?」

 

露乃「言え。言わないともう一度時を止めてその間に公園中のセミをお前の体の中にぶち込む。」

 

梨ナ「ちょ・・・ちょっと待て!頼むそれだけは・・・」

 

悠「じゃあ何で魔法少女達を殺したんだ?」

 

梨ナ「わ・・・私はただ生き残りたいだけなんだよ!」

 

露乃「生き残りたい?」

 

梨ナ「ステッキが必要なんだよ沢山!より強いステッキを手にして生き残る!でないと全員死ぬ!テンペストが起きればな!」

 

露乃「テンペスト?」

 

悠「どう言う事だ?」

 

梨ナ「姿を消す前私は奴に出会った。サイト管理人。」

 

彩「あの・・・サイト管理人って?」

 

梨ナ「おさげ髪の不気味な奴だよ。お前らも知ってるだろ。そいつから聞いたんだ!あのサイトには隠しエンターがある。」

 

 

 

 

以前。

 

漆『不幸だね~不幸だね~んっ・・・耳感じる~。』

 

サイト管理人の漆の左耳をクリックした。

 

 

 

 

梨ナ「来る8月11日19時23分。その日・・・テンペストが起きる。この腐った世界に終焉を齎し新世界への扉を開くこと。それがテンペストだよ。」

 

露乃「どう言う事だ!?それじゃあ答えになってない!新世界とはなんだ!?何故全員が死ぬ!?」

 

梨ナ「それは・・・がはっ!」

 

彼女が吐血した。

 

彩「ひぃっ!」

 

悠「なっ!?」

 

露乃「潮井!?おい潮井!どうした!!」

 

彩「あ、あの私救急車を!」

 

露乃「お願い!」

 

すぐに救急車を呼ぶ彩。

 

露乃「テンペスト・・・その意味は嵐、暴風雨。一体どう言う事?」

 

悠「一体、何があったんだ・・・?」

 

 

 

 

 

 

その日の夜。ある場所では、1人の少女、穴沢虹海がパソコンで潮井梨ナを調べていた。

 

虹海「殺したい殺したい殺したい殺したい・・・殺したい殺したい殺したい殺したい・・・」

 

彼女は親指の爪を噛みながら殺したいと唱え続けていた。

 

「END」




         キャスト

       水澤悠:藤田富

       朝霧彩:大野柚布子
      奴村露乃:茜屋日海夏
      潮井梨ナ:鈴木愛奈
      穴沢虹海:芹澤優
     雫芽さりな:山崎はるか
       朝霧要:岡本信彦

  サイト管理人・漆:中尾隆聖

       川野愛:清水彩香
      小波ゆう:古賀葵
     男子生徒A:村上聡
     男子生徒B:小林竜之
     男子生徒C:木田祐

        少年:緒方恵美

NEXT SITE「POISON APPLE WITH PRINCESS」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。