魔法少女アマゾンズ   作:naogran

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ある日のネットカフェ。さりながある物を取り出して、それにUSBケーブルを接続してパソコンに繋げて、魔法少女サイトを検索した。

漆『不幸だね〜不幸だね〜。また会えたね〜。』

魔法少女サイトが開いた。

漆『もう魔法少女になって魔法を・・・』

マウスを動かして、漆の左耳をクリックする。

漆『耳感じるぅ~。』

すると画面が切り替わり、テンペストまでの残り時間が表示された。

さりな「これか。」






数日前。梨ナの病室。

漆「これはこれは。君は雫芽さりな。」

さりな「っ!?私の名前・・・」

漆「そうだ君・・・魔法少女にならない?」


Episode4「SUCCESSOR WITH EXCHANGE STUDENT」

さりな「魔法・・・少女?」

 

漆「ひょほほほほ~。」

 

さりな「あんた一体・・・」

 

漆「僕は魔法少女サイトの管理人、漆だよ~。」

 

さりな「魔法少女サイト?」

 

漆「不幸~な女の子に、魔法を与えてるウェブサイトの事っすわ~。」

 

さりな「魔法少女って?」

 

漆「サイトから受け取ったステッキを使って、魔法少女になった子の事よん。」

 

さりな「まさかあの朝霧と奴村も・・・」

 

漆「そっ。彼女達もステッキで力を手に入れたの~。君のお友達もさぁ。君のその痛そ~なお首の怪我もみ~んな彼女らのステッキパゥアーによるもにょ。そして、あの水澤悠君は、彼女達と行動を共にしてるのよ〜ん。」

 

さりな「そんな・・・」

 

漆「因みに~。この子も魔法少女。名前は潮井梨ナたん。この子には魔法少女のステッキの回収をお願いしていたんだけどさぁ、使い過ぎてぶっ倒れちゃったみたいでちょ~っと困ってたんだよね。ぶひひひっ。だ・か・ら・ね、やってみない?魔法少女。」

 

さりな「っ!?」

 

漆「この子の後継者になってよ。マジカルハンターに。」

 

さりな「わ、私が・・・?」

 

漆「ひとまずこれを渡しまっさ~。」

 

ヨーヨー型のステッキをさりなに渡した。

 

さりな「ヨーヨー?」

 

漆「それな。君のステッキ。能力は試してみてからの、お・た・の・し・み。きゃはっ!」

 

さりな「それで・・・どうしろって言うんだよ?」

 

漆「復讐。」

 

さりな「っ!?」

 

漆「そうすれば、あの3人に受けた屈辱も恨みも晴らす事が・・・できる。どうする~?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在に戻った。さりなが画面をクリックし、Tempestを調べる。

 

さりな「っ!!」

 

テンペストまでの残り日数を見て驚愕した。

 

さりな「くっ!!」

 

ステッキを持って、ネットカフェから出た。

 

 

 

 

帰り道。

 

さりな(朝霧と奴村と先生・・・)

 

カラス「カァ〜!!」

 

さりな「っ!!」

 

ヨーヨー型のステッキをカラスに向けて投げた。ヨーヨーはそのままさりなの右手に戻った。

 

さりな「彼奴らには・・・この傷とえりか達の仇・・・」

 

首に巻いてる包帯を取ると、切られた傷跡が残っており、カラスは首を切断されて死んでしまった。

 

さりな「死で償ってもらう!」

 

彼女の復讐が始まった。

 

 

 

 

 

 

後日の武蔵之病院。梨ナの病室。

 

悠「まだ意識は回復してないみたい。」

 

露乃「ええ。(来る8月11日、19時3分。その日テンペストが起きる。何としても、此奴からテンペストの情報を聞き出さないと・・・)

 

そこに彩が花を持って来た。

 

露乃「朝霧さん。先生。行こっか。」

 

 

 

 

 

 

帰り道。悠はバイクを押してる。

 

露乃「そう言えば、ずっと聞こうと思ってたんだけど・・・」

 

彩「え?」

 

悠「何を?」

 

露乃「朝霧さんって、あのクソ女達にどうしていじめられてたの?」

 

悠「っ。」

 

彩「・・・」

 

彼女は語った。

 

 

 

 

 

 

彩は高ノ織中学校に転校して来た。彼女は元々人見知りで誰とも真面に話せなかった。そんな彼女に目を付けたのが、雫芽さりなだった。最初は彩に優しくしていたが、彩のたじたじした行動を何度も見て嫌気が刺した。最終的に彩をいじめると言う行動に出てしまったのだった。

 

 

 

 

 

 

彩「その日からはもう・・・ただの地獄だった。」

 

露乃「・・・先生は知っていたの?」

 

悠「ああ。彩が転校した1週間後に赴任したからよく覚えてる。あの日から僕は雫芽達の行動を全部知っている。」

 

彩「でもね、こうなったのも全部私が悪いの。私がちゃんと人とコミュニケーションを取れる人間だったら・・・ありがとうって言える人間だったらこんな事にはならなかった・・・」

 

悠「彩・・・」

 

彩「だからああなったのは全て私が原因・・・」

 

"ピチン"

 

突然露乃から軽いデコピンを喰らった。

 

彩「ちょ・・・ちょっと奴村さん!急に何するんですか?」

 

すると露乃が、彩を撫でる。

 

彩「え?」

 

露乃「もう自分を気負うのは止めなさい。私はね朝霧さんに強くなって欲しいの。」

 

彩「強く?」

 

露乃「例え1人でも、立ち向かえるようなそんな強い人間にね。」

 

彩「え・・・?」

 

露乃「朝霧さん。あなたは自分が思っている程駄目でも弱い人間でもないわ。少なくとも私はそう思ってる。」

 

彩「奴村さん・・・」

 

露乃「じゃあね。」

 

彩「うん。また明日。」

 

悠「気を付けてね。」

 

露乃は帰って行った。

 

彩「悠さん、私強い人になれるのかな?」

 

悠「きっとなれるさ。例え僕が君の傍に居なくても、勇気を持って立ち向かえる強い人間にね。」

 

彩「悠さん・・・」

 

悠「でも、何もかも1人で抱え込んでちゃ駄目だ。困った時は僕と奴村さんに相談して。僕は君を守りたいから、こうやって君を支えている。ね?」

 

彩「悠さん・・・うん。」

 

涙を流した彩。悠が優しく撫でる。

 

悠「じゃあ、帰ろうか。」

 

彩「うん。」

 

 

 

 

バイクで家路を急ぐ。

 

彩(知ってるかな?奴村さんは私に出来た初めてのお友達なんだよ。こんな私に何時も優しくしてくれてありがとう。私奴村さんの期待に応えられるように・・・強くなれるように頑張るよ。だから・・・これからもずっとお友達で居てね。奴村さん。)

 

 

 

 

その頃露乃は、自宅に帰って来た。

 

 

 

 

同じ頃虹海は、亡くなったみかどを見て涙を流していた。

 

 

 

 

そして要は、父から暴力を受けていた。母が父を止める。殴られた理由は、テストで100点が取れなかった事だった。実は父親は、過去に東大に合格出来なかった事から、要への教育に厳しい態度で臨み、模試が満点でないだけで息子に過剰な暴力を振るう性格になってしまったのだった。

 

 

 

 

同じ頃露乃は、自宅で倒れてしまった。

 

 

 

 

 

 

後日。要が学校へ向かっている。

 

要(僕は自分以外の何者も認めていない。)

 

彼は自分の才能と、自分を優しくしてくれる母親以外はクズと見下している。

 

女子高生A「あの人格好良くない?」

 

要(クズクズクズ・・・)

 

女子高生B「あっほんとだ。格好良い~!」

 

要(クズクズクズ・・・)

 

周りの女子高生達に目を向ける事無く、全てクズと連呼する。

 

要(どいつも此奴もクズばっかりだ。此奴らは動く脳なし肉だるまだ。)

 

彼には、周りの人間が肉だるまにしか見えていない。

 

要(どうして僕は、こんなクズ共と同じ空気を吸いながら生きているのか本当に謎だし理解出来ない。ク〜ズ!!)

 

精神状態が只事では無い性格になってしまってる。

 

 

 

 

1軒のコンビニに入店。

 

要(もしかしたら僕は、人間などではなく人間の皮を被った神なんじゃないか?)

 

突然訳の分からない事を言い始めた。ジュースを持ってレジに持って行く。

 

直戸「らっしゃあせ~。」

 

このコンビニには、直戸がバイトしていた。すると彼のスマホが鳴った。

 

直戸「あっ、ちょっとお待ち下さい。」

 

仕事そっちのけでスマホを見る。

 

要「はあ?おいお前何をしている?早く・・・」

 

直戸「ーーーーーー!!!!!」

 

突然絶叫して、泣きながら倒れてしまった。

 

要「お・・・おい!お前大丈夫か?」

 

直戸「ううぅ・・・・にじみ~ん・・・・何で・・・・」

 

要(はあ?ん・・・?)

 

彼のスマホを見ると、穴沢虹海が学業専念を理由にいぬあそび。を引退すると言うニュースがあった。

 

要(クズだ。自分の人生を勝手に他人に預けているクズの中でも最低最悪で最底辺のクズ。あいつと同じ・・・生きる価値のない・・・クズだ!)

 

 

 

 

 

 

その頃高ノ織中学校では、彩が怯えながら下駄箱を開けた。しかし、何もされていなかった。

 

彩(不思議。奴村さんと出会ってから、何だか世界が変わって見える。ううん。本当に変わってきてる。だから言わなきゃ。昨日思った事奴村さんに・・・)

 

教室に入る。

 

男子生徒A「昨日にじみんがアイドル辞めたってよ!」

 

男子生徒B「な?びっくりだよな?」

 

男子生徒C「いぬあそび。どうなるんだよ。」

 

彩(にじみんがアイドルを辞めた?どうして?奴村さんお休みかな・・・)

 

そこに悠が教室に入った。

 

悠「皆おはよう。」

 

男子生徒A「あれ?水澤先生早いですね。」

 

悠「ああ、ちょっと早く来ちゃって。HRまで自由にして良いよ。」

 

愛「さりな!」

 

彩「!」

 

悠「っ!」

 

 

 

 

 

 

退院したさりなが登校した。

 

 

 

 

 

 

愛「もう怪我大丈夫なの?」

 

さりな「ええ。お陰様で。」

 

彼女は彩と悠を強く睨んだ。

 

彩「・・・!!」

 

悠(雫芽・・・退院したのか・・・)

 

 

 

 

HR。

 

悠「はい皆着席して。今日はまず始めに、転校生を紹介したいと思う。」

 

男子生徒A「転校生?」

 

女子生徒「どんな人なんですか?」

 

悠「皆がよく知ってる方だと思うよ。入って。」

 

教室に入って来たのは・・・

 

 

 

 

 

 

虹海「初めまして。穴沢虹海です。知ってる方も知らない方も皆宜しく~!」

 

 

 

 

 

 

全生徒「にじみーーーん!?」

 

転校生は穴沢虹海だった。

 

虹海「あっ!あやっぴ~!」

 

生徒達が彩に顔を向けた。

 

彩「いや・・・あの・・・」

 

悠「じゃあ穴沢さん、向こうの席に座って。」

 

虹海「は〜い!」

 

 

 

 

 

 

放課後・屋上。

 

彩「あの・・・どうして・・・」

 

虹海「決まってるじゃな~い。みかどちゃんを殺した奴を探す為だよ。」

 

満面な笑みで物騒な発言をした。

 

彩「え?」

 

虹海「お仕事で時間を取られて犯人を探せないから、アイドル活動は一先ず休止。結果的にはファンの方を悲しませる事になったけど。それでも私は彼奴を・・・殺したいんだ!ここにはあやっぴとつゆゆとはるるんも居るし、少し迷惑を掛けるかも知れないけど、これからも宜しくね!」

 

彩(どうしよう・・・これじゃあ・・・)

 

 

 

 

露乃『彼奴のあの目、潮井のこの状態を知ったら、すぐにも殺し兼ねない。』

 

 

 

 

彩(奴村さんに相談を・・・)

 

虹海「所で、つゆゆは今日どうしたの?風邪?」

 

彩「連絡はしたんだけど、全然既読にならないの。何時もは向こうから連絡が来るんだけど・・・」

 

虹海「何それ?大好きだね!何かあったのかなぁ?」

 

彩「そうだね。今日帰りに悠さんと家に行ってみる。」

 

虹海「それなら私も行く~!」

 

彩「い・・・いやそんな・・・いいのに・・・」

 

虹海「良いの良いの。私もつゆゆが心配だしね。それにもう私達お友達じゃない!」

 

彩「う・・・うん。そうだね。じゃ・・・じゃあ一緒に行こっか。」

 

 

 

 

さりな「へぇ。」

 

盗み聞きしていたさりな。

 

 

 

 

 

 

職員室。

 

彩「それで・・・今日奴村さん家へ行こうと思って。」

 

悠「分かった。僕も行く。」

 

彩「はい。」

 

悠「連絡は来なかった?」

 

彩「はい・・・メールしたんですが、既読にならなくて。」

 

悠「何かあったのかも知れない。僕はもうすぐ終わるから、教室で待ってて。」

 

彩「はい。」

 

 

 

 

教室。

 

虹海「皆ばいば〜い!また明日〜!」

 

女子生徒A「にじみんばいば〜い!」

 

女子生徒B「じゃあね〜!」

 

虹海「またね〜!」

 

 

 

 

 

 

玄関。

 

さりな「穏やかじゃないねぇ。まさか穴沢虹海が復讐の為にアイドルを引退するなんて。」

 

虹海「え?何の・・・」

 

さりな「ねえ。あんたの探してる奴ってこの女じゃないの?」

 

スマホである女を見せた。

 

虹海「っ!!!」

 

 

 

 

 

 

夕方。悠と彩が露乃の自宅があるマンションへ向かっていた。

 

彩「にじみん先に帰っちゃったのかな・・・」

 

悠「野暮用とかあったのかもね。」

 

彩「そうかな?」

 

 

 

 

マンション付近に、あの少年が立っていた。

 

少年「ここにご飯の匂いがする。」

 

 

 

 

奴村家。

 

悠「ここだね。」

 

インターホンを鳴らす。しかし、反応は無かった。

 

彩「奴村さん!朝霧です!」

 

悠「水澤だ!奴村さん居るの?」

 

しかし返事が来なかった。

 

悠「可笑しい。」

 

ドアノブに触れると。

 

彩「開いてる・・・奴村さ~ん!」

 

悠「奴村さん?」

 

中は真っ暗になっていた。すると奥から。

 

呻き声「うぅ・・・うぅ・・・」

 

彩「お・・・男の人の声・・・」

 

悠「誰か居るのか?彩、離れないで。」

 

彩「うん。」

 

2人は部屋へ上がった。

 

 

 

 

廊下。彩は悠の後ろに隠れてステッキを持ってる。

 

 

 

 

リビングのドアを開ける。

 

彩「奴村さん!」

 

倒れてる露乃を発見し、急いで駆け寄った。

 

悠「奴村さん!!大丈夫か!?」

 

彩「奴村さん!返事して!」

 

露乃「・・・朝・・・霧さん・・・先生・・・私は・・・大丈夫。」

 

彩「良かった・・・奴村さん、生きていた・・・」

 

悠「どうしたんだ?それに血がこんなに・・・まさか!」

 

露乃「ちょっと・・・ステッキを使い過ぎたみたい・・・」

 

悠「彩!救急車を呼んで!」

 

彩「うん!」

 

露乃「駄目!!」

 

悠「え!?」

 

露乃「呼んだら・・・彼奴を見られたら・・・絶対に駄目!」

 

リビングには、呻き声を上げてる謎の男が拘束されていた。

 

彩「で、でも・・・」

 

悠「何だ?この男は・・・」

 

露乃「彼奴は・・・絶対に渡さない・・・あ・・・彼奴は・・・死ぬまで生かすの・・・!」

 

彩「あの人一体・・・」

 

悠「教えてくれ。君に何があったんだ?」

 

露乃「私が・・・魔法少女に選ばれた理由・・・」

 

悠「君が、魔法少女に選ばれた理由?」

 

露乃「私の家族は・・・幸せを絵に描いたような笑顔の絶えない家族だった・・・」

 

 

 

 

彼女が幼い頃。

 

露乃の父『ほら露乃!バースデーケーキだぞ!』

 

バースデーケーキを持って来た。

 

 

 

 

露乃「父にも母にも愛されて・・・私は幸せだった・・・」

 

彩「だった・・・?」

 

悠「じゃあ、両親はまさか・・・」

 

露乃「ええ・・・ある日突然強盗に殺された・・・」

 

 

 

 

 

 

彼女の両親は、強盗によって命を奪われてしまった。大好きだった両親が殺された光景を見て、露乃が恐怖した。強盗は露乃に近付いた。

 

強盗『今は殺さないでいてあげる。君は可愛いからきっと美人になる。だから大人になったらまた遊びに来てあげるねぇ~。』

 

 

 

 

 

 

露乃「その日以来、私は彼奴の影に怯えながら生きて来た・・・来る日も来る日も来る日も、1人私は死んだように怯えて生きて来た・・・しばらくしてサイトに出会い、時を止めるステッキを手に入れた。成すべきことは決まっていた。復讐だけが私の生きる理由。」

 

ステッキを手に入れた彼女は、両親を殺した強盗を毎日甚振る生活を送って来た。

 

「END」




         キャスト

       水澤悠:藤田富

       朝霧彩:大野柚布子
      奴村露乃:茜屋日海夏
      穴沢虹海:芹澤優
     雫芽さりな:山崎はるか

       朝霧要:岡本信彦
      直戸圭介:安里勇哉
       川野愛:清水彩香
       彩の父:小上裕通
       彩の母:増田ゆき

  サイト管理人・漆:中尾隆聖

     女子生徒A:古賀葵
     女子生徒B:田中那実
     男子生徒A:安田陸矢
     男子生徒B:小林竜之

        強盗:佐藤健太郎

        少年:緒方恵美

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