直戸「嘘だ・・・にじみんは・・・僕の天使は汚されてしまった・・・もうお終いだ。僕の幸せは何処にも無い・・・それもこれも彼奴の・・・彼奴のせいだ!」
彼は自分と虹海のツーショット写真を見て、要に恨みを抱いていた。
数日前のファミレス。虹海と仲良くなってる要に怒りをぶつけていた。
直戸(彼奴がにじみんをたぶらかし堕落させた・・・彼奴が天使の羽を散らせたんだ!)
再びアパート。
直戸「許さない・・・お前だけは絶対に・・・殺す・・・殺してやる朝霧要!」
写真に殺すと何度も書き、その真ん中に朝霧要を書いた。
後日。青空広がる浜辺。
虹海・梨ナ「海だ~!」
彼女達は海に来ていた。
梨ナ「よ~してめぇら!今日はがっつり遊びまくるぞ~!」
虹海「ちょっと!何であんたがリーダーっぽくなってるのよ!」
梨ナ「へっへ~。私を殺りたきゃここまでおいで~!べー!」
虹海「パンツがあれば今すぐ殺ってやるわよ!」
あさひ「でも確かに。」
みかり「来たからには遊ばなきゃ!」
紗雪「今日だけは存分に楽しもう。」
彩「奴村さん。楽しいこといっぱいしようね!」
露乃「ええ。」
すると彩は、露乃と手を繋いだ。
彩「行こ?」
露乃「・・・うん。」
海へ向かう2人。後ろには海パン姿の悠が立っていた。
悠「綺麗な海だ。でも海を見てると、あの時を思い出す・・・」
彼は、嘗てアマゾンアルファとして、多くのアマゾン達を狩った鷹山仁との対決を思い出した。
悠「いや、もう過去の話は止めた。僕も遊ぼうかな。」
清春「小雨ちゃん。」
小雨「分かってる。はぁ・・・今日だけは楽しい思い出に・・・」
海では、彩と露乃が楽しく遊んでる。
水鉄砲合戦をしてる虹海と梨ナ。
虹海「やったな!死ね~!」
梨ナ「甘い甘い!」
水鉄砲を避けた梨ナ。だが彼女の後ろに居るあさひの後頭部に命中した。
虹海・梨ナ「きゃあああああああああ!!!」
追って来るあさひから全速力で逃げる2人。
砂浜では、みかりが山井の体に砂を盛っていた。
海では、紗雪は浮き輪に乗ってのんびりしている。
砂浜では、梨ナは男達を逆ナンしている。男達は少し引いてる。
海では、彩と露乃とみかりと清春がカヌーをしていた。みかりは景色を眺めており、清春は景色を眺めているみかりに怒っている。
一方悠は、サーフボードに乗ってサーフィンをしていた。
砂浜では、彩達がビーチバレーをしていた。
その後スイカ割りをする。梨ナが目隠しをし、棒を持つ。
紗雪「もっと右だ!」
露乃「そうそのまま!」
梨ナ「うう・・・どっちが右だ?」
左へ進む。
露乃「バカ!そっちじゃ・・・」
みかり「良いわよ!そのまま直進!そうそうそこよ!ストップ!」
立ち止まった先には、体が砂に埋められてる山井が居た。
山井「ええ!?」
みかり「行っけ~!ぶちまかせ~!」
山井「えええええ!?みかり様ああああああ!!!!」
梨ナがお構い無しに棒を振り下ろした。
みかり「とても愉快だったわ山井。良く出来ました。」
ギリギリで回避出来た。
山井「で・・・では・・・」
みかり「ご褒美のハゲちゅっちゅ。」
悠「皆!スイカ切ったよー!」
切ったスイカを皆で食べる。
海の家。
清春「たまには、こう言うのも良いね。」
小雨「キヨちゃん。」
清春「ん?」
小雨「あの事、教えてくれてありがとう。」
清春「あっ・・・うん。」
小雨「はぁ・・・これで良かったんだよね。私達魔法少女の命にはタイムリミットがある。要はそれが来るのが早いか遅いかの話だもの。」
清春「うっ!」
突然清春が頭を抑えた。
小雨「どうしたの?」
清春「うん、また切れた・・・」
小雨「切れたって・・・仲間との通信?」
清春「うん。最近は沢山の魔法少女と繋がってるし、気のせいだとは思うんだけど・・・」
小雨「でも、それってまさか・・・」
清春「通信が途切れたのはコンタクトの浅い子ばかりだから正直まだ何とも言えない。だけど用心だけはしておいた方が良い。今日を良い思い出に終わらせたければ・・・」
女子更衣室では。
???「へへっ。」
ある男が何かを物色していた。
浜辺では、悠と彩と露乃が海を眺めていた。
悠「海は綺麗だなぁ。」
彩「うん。」
露乃「ねえ朝霧さん。」
彩「ん?」
露乃「今日の事計画してくれたのは、朝霧さんなんでしょ?」
彩「えっ?あっ・・・うん。思い出を作ろうと思って・・・」
悠「そうだね。皆との思い出を作らなきゃね。」
露乃「・・・・・」
彩「そ・・・それに皆で遊びに行けば結束も強まるかな~なんて。ほらこれから一緒にサイト管理人と戦う仲間なんだし・・・」
悠「勿論僕も仲間だよ。僕は君達を守らなきゃね。」
露乃「・・・・・」
悠「奴村さん?反応薄いよ?」
彩「えっと・・・あっ!そうだ奴村さんあれ!一緒にやってみようよ!」
露乃「ん・・・?うっ!」
空にある何かを見て嫌がっていた。
パラセーリング。
彩「わあ~!気持ち良い~!」
露乃「・・・・」
だが露乃は白目を向いていた。
彩「ふふっ、奴村さんにも苦手なものってあったんだね。」
露乃「よよ・・・」
実は、露乃は高所恐怖症である。
彩「奴村さん顔を上げて空を見て。そうすれば怖くないから。」
顔を上げると、綺麗な海と青空が見えた。
露乃「!!」
彼女は綺麗な景色を見て笑った。
彩「笑った!」
露乃「え?」
彩「奴村さんがそんなに楽しそうに笑うの初めて見た。嬉しい!」
露乃「・・・私も朝霧さんのそんな楽しそうな顔初めて見た。」
彩「え?」
露乃「出会った頃は何時も俯いて悲しそうな顔してた。でも今は違う。こうして顔を上げて2人同じ景色を見てる。」
彩「・・・・」
露乃「ねえ。私が初めて朝霧さんの部屋に行った時本当は何を考えていたか分かる?」
彩「えっ?何?」
露乃「この部屋女の子の匂いがするなって。」
彩「えっ!?えっ恥ずかしい・・・」
露乃「そんな事ない。甘くて優しい・・・ずっと昔どこかに置き忘れて来た大切なものの香り。」
彩「奴村さん・・・私奴村さんにも出会えて良かった。悠さんの他に奴村さんが居てくれたから私・・・ありがとう・・・」
彼女は嬉しくて涙を流した。
露乃「それは私のセリフよ。朝霧さん私と出会ってくれてありがとう。」
彩「・・・」
彼女はあの時を思い出した。
数日前、小雨から電話が来た時。
小雨『あのね、露乃ちゃんの命はもう長くない。もしまたステッキを多用すればその時は・・・』
あの時小雨が言った言葉は、露乃の寿命が長くない事だった。
彩「奴村・・・さん・・・」
露乃「やだ、まだ泣いてるの?泣き虫ね朝霧さんは。」
彩「もう一度・・・もう一度きっとまた一緒にこの海に来ようね。約束だよ。」
露乃「・・・そうね。きっとまた・・・2人でこの海に。」
2人は約束を交わした。
夕方になり、悠が私服に着替えて男子更衣室から出た。
悠「海楽しかったなぁ。そろそろ準備しないと。」
一方女子更衣室では、問題が起こっていた。
虹海「ええ~!?私のパンツが無いってどう言う事!?」
梨ナ「まさかてめぇ、奪ったパンツステッキずっと履いてたのかよ?」
露乃「誰が履くのよそんな物。」
虹海「そんな物って・・・酷いよ!」
何と虹海のステッキが無くなっていたのだった。
露乃「持って来てただけよ。朝霧さんの家に置いておいたら、雫芽さりなに狙われるんじゃないかと思って。」
梨ナ「ああ私の後継者だとか吹いてる女か。まだ生きてんのかねぇ。」
紗雪「何か分かるか?清春。」
魔法を使う。
清春「ううん。ここに居る皆の記憶を辿っても、誰1人盗んだ記憶は残ってない。」
あさひ「じゃあ一体誰が?」
その頃悠は、バイクに乗って駐輪場から出た。彼が乗っているのはジャングレイダーである。数日前までは、朝霧家の裏にあるブルーシートに隠してあったのだった。
悠「ん?この気配・・・彼奴か?でも何処だ?」
海の家の裏に、神崎が立っていた。
神崎「さて、これを使ってみようかな。」
彼の手にはある物が握っていた。
そして別の場所では。
直戸「殺してやる。殺す。僕の天使を汚し僕の幸福を奪った・・・僕は彼奴を・・・ん?」
浜辺で直戸がフラフラしながら歩いていると、目の前に要が後ろ向きで立っていた。
その頃女子更衣室では、ロッカーにこじ開けられた跡が残っていた。
みかり「こじ開けられた形跡があるわ。」
紗雪「と言う事は、明らかにステッキを狙った犯行だな。」
彩「でも誰が・・・?」
小雨「ステッキの力を知る誰か・・・」
清春「まさか管理人!?」
露乃「だけど、私が穴沢のステッキを所持してる事は、先生含んでここに居る人間しか知らないはずよ?」
虹海(まさかやっぱりそうなの?私のために?うんきっとそうだよ。ああ・・・なんてお優しいのお兄様!)
女子更衣室から出る。
悠「皆、遅かったね。」
彩「悠さん、にじみんのステッキが無くなったの。」
悠「虹海ちゃんのステッキが?誰かが盗んだの?」
露乃「いえ、私がステッキを所持してる事はここに居る全員しか知らないわ。」
悠「じゃあ一体誰が・・・」
別の場所では。
要「ん?」
後ろに振り向くと、直戸が立っていた。
要「あれ?君は・・・」
直戸「殺す殺す殺す殺す殺す・・・」
要「はあ?何言って・・・」
直戸「朝霧要!」
彼は包丁を出した。
要「え?」
直戸「お前は僕のにじみんをたぶらかした挙句彼女の天職を奪った。僕の天使を汚し堕落させた。お前だけは・・・お前だけは許さない!」
しかし要は冷静。
直戸「こ・・・こ・・・殺してやる。うっ・・・うわ~!!」
包丁を握って要を刺し殺そうとした。
数日前のファミレス。
要『魔法少女サイトって知ってるかな?』
虹海『あっ!どうしてお兄様がそれを?』
要『(ビンゴ!)やはり君も知っていたんだね。この所彩の様子がどうも可笑しいんだ。入院する程の怪我をしたのに急に治ってたり・・・そんな時噂を聞いたんだ。魔法少女サイトと言うのは一体何なんだい?」
虹海『そ・・・それは・・・』
要(もう一押し必要か。)
彼は虹海の両手を握った。
要『にじみん・・・君の事が心配なんだ。何か面倒な事に巻き込まれてるんじゃないのかい?こうして出会えたのもきっと運命だ。君の力になりたい。僕で良ければ全て話してくれないか?』
虹海『お兄様・・・』
要(全くちょろいメスガキだ。)
裏では悪事を企んでいる。虹海が全てを自白してしまった。
虹海『私のステッキは彩ちゃんと露乃ちゃんと先生に盗られてしまって、今は手元にないんです。』
要『彩と悠君がそんな事を?それはいけないな。取り返してあげたいけど・・・』
虹海『そ・・・そんなお兄様のお手を煩わせるなんて・・・』
要『所で君のステッキはどんな形で、何の能力があるのかな?』
虹海『それは・・・』
そして彼は、悠達が来てる海にこっそり訪れた。女子更衣室に潜入し、露乃のロッカーをこじ開けて虹海のステッキを奪ったのだった。しかしこれが、彼に災いが舞い降りて来る事を知る由も無かった。
現在に戻った。
直戸「お前は僕のにじみんをたぶらかした挙句彼女の天職を奪った。僕の天使を汚し堕落させた。お前だけは・・・お前だけは許さない!」
しかし要は冷静。
直戸「こ・・・こ・・・殺してやる!うっ・・・うわ~!!」
包丁を握って要を刺し殺そうとした。しかし。
要「跪け。」
突然体が勝手に跪いた。
直戸「何・・・だ・・・体が勝手に・・・」
要「包丁を置け。」
すると直戸は、強制的に包丁を置いた。
直戸「どうなってるんだ・・・」
要「あれ~?僕を殺すんじゃなかったっけ~?なあキモオタ。」
彼の左手首には、スペードの紋章が刻まれてあった。
直戸「な、何なんだお前・・・何なんだ・・・」
要「僕はね。お前みたいなクズを見てると虫唾が走るんだよ。僕が一番嫌いなクズの中でも最低最悪最底辺のクズ。何の取り柄もないバイト風情のクソ無能がくっだらねぇアイドルなんかのケツ追い掛けけて一喜一憂しやがって。てめぇの人生他人に依存してんじゃねぇよ!」
直戸「・・・!!!」
要「何が「僕のにじみん」だこのアホが!アイドルの事を自分の物だと勘違いしている寒いDT野郎なんか生きてる価値ねぇんだよ。バ~カ。」
直戸「くっ・・・!!お前・・・!!」
要「何だよ?悔しいのかよ?ええっ?人間の中でもザコ中の底辺の癖にさぁ。ええ~?ブッサイクな顔!マジウケんだけど。ひひひっ!ひひひひっ!ああ~それともう1つ良い事を教えてやろう。僕は今お前がそのくっだらねぇ人生を懸けて追い掛けていたアイドル・・・そのアイドルの・・・」
彼はズボンのベルトを解いて脱いだ。そこには・・・
「穴沢虹海の使用済みパンツを履いている!」
何と虹海のステッキがあったのだった。
直戸「っ!?・・・!?」
要「げはははははははは!!!どうだ?見ろ。これがお前の人生を捧げたアイドルの履いていたパンツだ!」
直戸「ぐっ・・・!!!」
要「そのパンツを僕は今直履きしている!お前が数十数百万と注ぎ込んでも握手しか出来なかった女のパンツを僕は履いている!」
直戸「ぐぅ~・・・!!」
要「んん~!良い良い良い~!その屈辱的な表情~!堪んないね~!お前のようなクズの人生観人間性人格全てを否定するのが僕にはたまらないよ~!」
直戸「ああぁ・・・」
要「ああ~五月蝿ぇ。」
跪いてる直戸の頭を足で踏んだ。
要「なあ分かった?世の中はね。弱肉強食なの。お前みたいなクズはねそうやって地べたをはいずり回って生きていくって運命レベルで定められてるの。なのに僕を殺すだって?はあ~?お前みたいな底辺どクズは1人で勝手に死んでろ。ひっそり誰にも気付かれずに。2度と生まれ変わるな。」
直戸「・・・して・・・」
要「あぁ?何?聞いてんの?」
直戸「殺してやる・・・殺してやる・・・」
要「ぶふ〜!いや死ぬのお前だけどね。はい包丁持って~。」
直戸「あっ・・・」
ステッキの力を使って、彼に包丁を持たせてあげた。
要「っで、そのまま沖へ向かいましょう~。」
そのまま直戸を沖へ向かわせた。
直戸「嫌だ・・・嫌だ・・・嫌だ・・・」
要「どうせお前の人生なんて嫌な事から逃げて来たんでしょ?最後ぐらい逃げんなよ。じゃあねキモオタ。心臓に包丁を突き立てて自殺しろ。」
直戸「にじ・・・みん・・・」
包丁で心臓を突き刺して、彼は自殺してしまった。
要「うん・・・あれ?全然心が痛まないぞ。そりゃそっか。クズだもんな。良かったね~魚の餌になれて。」
その光景を、悠と彩が見てしまった。
悠「か、要・・・!?何故・・・!?」
彩「あっ・・・嘘・・・お兄ちゃん・・・」
要「ん?」
後ろに振り向くが、誰も居なかった。
2人は物陰に隠れてる。
彩(どうしてお兄ちゃんがにじみんの・・・それにあの人・・・)
悠(まさか・・・彼奴が虹海ちゃんのステッキを奪ったのか・・・?)
梨ナ「お~い朝霧!水澤〜!こんな所に居たのかよ。」
露乃「海の家周辺をしらみつぶしに捜したけど手掛かりは無かったわ。諦めましょう。」
梨ナ「ほら、帰るぞ。」
悠・彩「・・・・・」
露乃「朝霧さん?先生?」
彩「う、うん・・・」
悠「い、今行くよ。」
2人が後ろに振り向くと・・・
彩「ひぃっ!?」
悠「っ!?」
恐ろしい顔をした要が覗いていた。
悠「彩、見るな!」
すぐに彩を自分の後ろに隠した。
悠(要・・・何故君が・・・!?何故虹海ちゃんのステッキを・・・!?)
夜。彩達を乗せたバスが移動中。そのバスの前には、ジャングレイダーに乗った悠が走行している。
車内では。
清春「飴ちゃんどうぞ~。」
露乃「ありがと。」
清春「はい彩ちゃんも。」
彩「ありがとう。」
露乃「やっぱり妙よね。」
彩「え?」
露乃「穴沢のステッキの事よ。どう考えても私達以外に内部の事情を知る者が居る・・・雫芽さりな?管理人?違う、奴ならこんなやり方はしないわ・・・だとしたら、誰が一体何の為に?」
彩(どうしよう・・・とても言えない・・・)
ステッキを盗んだ犯人は、自分の兄だと言えなかった。
ジャングレイダーに乗ってる悠。
悠(要、何故魔法少女サイトの存在と、彼女達魔法少女の事を・・・あの目・・・僕には分かる。要は確実に何か企んでる。災いが起こりそうな事を・・・けど何としてもそれを阻止しなければ・・・)
道路を走行してるタクシーには、要が乗っている。彼は虹海のステッキを使ってタダで乗り込んでる。すると要は、自分の腹部を抑え始めた。
要(ぐっ!?・・・な、何だこの痛みは・・・?)
彼の体内には、ある物が潜んでいた。
そしてバスの車内では。
清春(まさかこんな事になっていたとはね。女の子に隠し事は付き物だって言うけれど・・・)
魔法の力でお見通しだった。
彩(だけどどうすれば・・・もしこの事を打ち明けたらお兄ちゃんはきっと皆に殺されてしまう・・・)
清春(確かに、今後の事を考えてもそれは避けたい事態よね。それにしても情報の漏洩元がにじみん本人だったとは・・・)
全ての発端は、虹海だった。だが彼女はこの非常事態に気付いていなかった。
清春(出来れば誰も傷つかないようなるべく穏便に事を収めたい所だけど・・・さてどうするか・・・)
一方閉まってる海の家では、神崎が自販機でジュースを買って飲んでいた。
神崎「まさか彼がステッキを持っているとはね。でも、そんな彼はもう終わりに近い気がする。これがあればね。」
右手にはある物が握られていた。
神崎「さてと、次の場所へ行きますか。」
ジュースを飲み干してゴミ箱に捨てて、次の場所へ向かった。
そして、直戸が自殺した現場の浜辺では。美炭貴一郎と警官達が来ていた。
鑑識員「死亡推定時刻は本日の夕方。死因は失血死。状況から自殺と思われます。」
美炭「自殺?躊躇い傷も無く胸をひと突きでか?臭いな・・・」
白い手袋を嵌めて直戸の遺体を調べようとした時。
刑事「美炭さん!仏さんの所持品にこんな物が。」
持って来たのは、直戸が持っていた要へ対する強い恨みを書いた写真だった。
美炭「これは?」
刑事「何か怖いっすね・・・」
美炭「ああ。だが・・・ん?朝霧要・・・」
写真に、要の名前が書かれてある事に気付いた。
その頃虹海は、実家へ帰る途中だった。
要「おかえりにじみん。きっと君なら分かってくれると信じてた。」
そこで待っていたのは、要だった。
虹海「お兄様!ではやっぱり・・・」
要「君に1つ伝えたい事があるんだ。とても大切な事だよ。」
彼は、虹海の耳元に顔を近付けた。
要「にじみん。これからは何があろうと僕の・・・」
そして、管理人達は。
壱「遅いぞ。」
漆「いや~ごめんごめん。ちょっと仕込みに忙しくってさぁ。」
海を満喫したように漆が帰って来た。
弐「どう見ても遊んで来たっちゅう格好やないけ。」
捌「漆はん偉い余裕どすなぁ。」
漆「働き過ぎかなぁ。暇なチミ達と違って。」
弐「はあ?何言うてんねん。頭沸いとんのか?」
捌「羨ましいわぁせわしのうて。貧乏暇なしやなぁ。」
漆「やれやれ、口だけは達者だもんね。」
弐「何やわれ?もういっぺん言うてみい。」
捌「野蛮なお人らは敵わんなぁ。」
壱「無駄話はいい。座れ。」
漆「やれやれだねぇ。」
壱「テンペストによる新世界樹立の為、更なる不のエネルギーを王は欲しておられる。諸君。嵐の時は近い。」
果たして、不のエネルギーを欲しがっている王の正体は何なのか。
「END」
キャスト
水澤悠:藤田富
朝霧彩:大野柚布子
奴村露乃:茜屋日海夏
穴沢虹海:芹澤優
潮井梨ナ:鈴木愛奈
雨谷小雨:原由実
泉ヶ峰みかり:本渡楓
水蓮寺清春:松井恵理子
滝口あさひ:Lynn
燐賀紗雪:M・A・O
朝霧要:岡本信彦
直戸圭介:安里勇哉
美炭貴一郎:鈴木達央
サイト管理人・漆:中尾隆聖
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刑事:木内太郎
鑑識員:関幸司
山井執事:小形満
神崎賢也:緒方恵美
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