魔法少女アマゾンズ   作:naogran

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夜の燐賀家。

組員達「おかえりなさいませ!お嬢!」

大勢の強面の組員達が出迎えた。

紗雪「ただいま。」

悠「ここが、紗雪の家・・・」

紗雪「この通り、我が家の防犯システムは万全だ。」

沢山の監視カメラ、無数の感知レーザーなどもあった。

紗雪「パンツステッキ盗難の件が片付くまで、うちでゆっくりして行ってくれ。」

悠「あ、ああ。」

梨ナ「いや!こんなん休まらねえわ!!」

露乃「・・・取り敢えず、今夜は安眠出来そうね。ん?」

だが彩は俯いていた。

紗雪「悠さん。」

悠「ん?」

紗雪「後で話したい事がある。」

悠「何?」




その頃バスでは。

みかり「あさひちゃん!暗いから気を付けてね!」

あさひ「今日は楽しかった。じゃあな。」

バスを降りたあさひに手を振った。

みかり「・・・ねぇ清春。」

清春「・・・」

みかり「あなた、さっきからずっと何を企んでますの?」




同じ頃、別の場所では。

神崎「さて、ご飯の時間だ。」

右手に持ってるある物が光った。


Episode8「GOD IS NOT ABANDONED ME」

その頃虹海の実家では。

 

要「流石国民的アイドル。凄い所に住んでるね。でも、寂しくないのかい?こんな広い部屋で一人暮らしなんて・・・」

 

虹海「ア、アイドルの時は、ファンの方達をステッキで操って、お手伝いしてもらってたので。」

 

要「へぇ〜。君も中々やるねぇ。悪い子だ。」

 

クールな顔とクールな台詞を聞いた虹海に、キューピッドの矢が刺さった。

 

虹海「はううぅぅぅ・・・・・・そ、それはそうとお兄様・・・」

 

要「ん?」

 

虹海「やっぱり、お兄様だったんですね!私のパンっ、・・・ステッキを取り戻してくれたのは。」

 

要「ああ。」

 

虹海「はわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

妄想の中。虹海が姫で、要が勇者になってる。

 

要『さぁ、これを。僕のプリンセス。』

 

 

 

 

そんな妄想してる虹海だった。

 

要「このパンツ、凄く良いな。」

 

虹海「ん?」

 

要「お座り。」

 

ステッキを使って、虹海を正座させた。

 

要「にじみん、君と出会えたこの運命に心から感謝するよ〜。」

 

髪の毛が白く変色した。

 

要「こんな素晴らしい物が手に入れる事が・・・出来たんだからね!!」

 

目にスペードの紋章が浮かび上がった。

 

虹海「お兄・・・様・・・?」

 

 

 

 

外では、誰かが立っていた。

 

 

 

 

要「ごめんねぇ〜。履いちゃった〜。」

 

虹海「っ!?嘘・・・やだ・・・!どうして・・・!?だって、お兄様は私の為に!!」

 

要「はぁ?何を言っているんだ?もうこれは、僕の物だ〜。」

 

虹海「わ、分かった!お兄様は私の寿命を減らさない為に、私の代わりに履いて下さっているのですね?」

 

要「寿命〜?ふぅ〜ん、そう言うシステムなのかぁ。良い事を聞いたなぁ〜。」

 

虹海「あ・・・・れ・・・・?」

 

要「君はもう用済みだぁ。」

 

虹海「嫌!!嘘・・・嘘・・・嫌です!!そんな!お兄様!!!!止めて下さい!!!お願いです!!!何でもしますから!!!!何でもしますから!!!!」

 

要「・・・・・・・・・・無理。」

 

彼は、1つのロープを投げた。

 

要「さぁ、縄を手に取って〜。」

 

抵抗したいが、ステッキの力で強制的にロープを取ってしまった。

 

要「君にはそれで・・・首を・・・」

 

しかし誰かが要の首にラリアットした。

 

要「ぐあっ!?」

 

ラリアットされた要が飛ばされた。ラリアットした人物は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

滝口あさひだった。

 

あさひ「今まで色んなクズに出会ったけど、あんたはその中でダントツの・・・」

 

 

 

 

 

 

清春・あさひ「クズよ!!!!」

 

バスの中に待機している清春もクズと発言した。

 

 

 

 

 

 

虹海「あ、あさひ・・・ちゃん・・・どうしてここに・・・?」

 

 

 

 

外では。

 

???「面白くなりそうだ。」

 

 

 

 

マンションの部屋。

 

要「ぐふふ、ぐははははは〜・・・・成る程〜、そいつが身体能力を増強させるステッキの持ち主かぁ。」

 

フラフラになりながら立ち上がった。

 

要「にじみ〜ん、君がお喋りで助かったよ〜。それにそいつのその目・・・・・対象を意識操作するステッキの持ち主に操られてるなぁ〜?いやぁ、君のお仲間は実に興味深い。だが、僕にはこれがある。」

 

虹海「っ!!」

 

要「大人しく術者の元に戻り、その手で操ってる者を殺・・・ぐおあああああ!?」

 

命令を下してる最中に、あさひに顔面を殴られた。

 

 

 

 

バスの中。

 

清春「ふぅ・・・間一髪で間に合ったみわね。後は・・・うっ!?」

 

突然清春が苦しんだ。

 

 

 

 

マンションの部屋では、あさひが虹海に首をロープで絞められていた。

 

あさひ「ぐ・・・あ・・・ぁ・・・・!!!」

 

虹海は今、要の持つステッキで操られていた。

 

要「残念だったなぁ・・・・ゴホッ!ゴホッ!」

 

口から大量の吐血を吐いた。

 

要「対策を取っておいて・・・正解だったよぉ・・・そのガキには予め・・・暗示を掛けてある・・・」

 

彼は、先程虹海と出会った直後に既に操っていたのだった。

 

要「あぁ〜、いってぇ〜・・・これ骨逝ってるなぁ〜。」

 

またもやフラフラしながら立ち上がった。あさひは首を絞められて苦しんでる。すると虹海が気付かれないように少しずつロープを緩めた。

 

要「はっ!お前ら無能とは違って・・・僕は2歩3歩4歩先まで見据えている〜。それが天才と凡才の違いだよぉ〜。さぁ、お飯事は終わりだぁ。その手で・・・ぐっ!?」

 

突然要が腹を抑えて苦しみ始めた。

 

あさひ「え・・・!?」

 

要「な・・・何だ・・・!?またこの痛み・・・!!何なんだ・・・!!」

 

彼の体内には、ある物が侵食していた。

 

あさひ「今だ!!」

 

すぐにジャンプして、要の顔面にキックした。

 

要「ぐおああああああ!!!!」

 

その隙にあさひが全速力で逃げ出した。

 

 

 

 

 

 

外からあさひが逃げて行く光景を見た人物は。

 

???「さて、面白くなりそうだ。」

 

その場から去って行った。

 

 

 

 

あさひは、清春とみかりの元へ戻って行った。

 

清春「あさひちゃん!」

 

あさひ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

清春「大丈夫?」

 

あさひ「あ、ああ・・・何とか・・・」

 

みかり「一体、何がありましたの?」

 

あさひ「あの男が突然苦しんで、その隙に逃げた・・・」

 

 

 

 

 

 

マンションでは。

 

要「くそ・・・!足が・・・!しかも顔面の損傷が・・・激しい・・・それにこの腹の苦しみは何だ・・・?まぁ考えるのは後で、今はあれが必要だぁ〜。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃燐賀家にある離れでは。

 

悠「え?僕がアマゾンだって事知ってるのか?」

 

紗雪「ああ。実は私の親戚が嘗て野座間製薬の職員だった。アマゾンが脱走したと同時に駆除班に配属され、悠さんがアマゾンになった光景を目にしたと言ってた。」

 

悠「そうか・・・それって、君の家族も知っているのか?」

 

紗雪「無論だ。だが私達はそなたを敵視しない。仲間として認めている。」

 

悠「あ、ありがとう。」

 

紗雪「さて、そろそろ風呂にするか。」

 

悠「あ、そうだ紗雪ちゃん。ちょっとゆで卵が欲しいんだけど良いかな?風呂上がりでも良いから。」

 

紗雪「ああ、部下に伝えておく。」

 

 

 

 

風呂から上がった大広間では。

 

梨ナ「ごく・・・ごく・・・ごく・・・ぷはぁ〜!美味え〜!!やっぱり風呂上がりはこれだよな〜!」

 

ジュースを飲んでる梨ナ。

 

悠「ふぅ〜・・・良い温泉だったよ。」

 

ゆで卵を食べてる悠。

 

紗雪「フッ。遠慮せずにやってくれ。」

 

露乃「ん?」

 

まだ彩は俯いている。

 

露乃「・・・あの、朝霧さん。」

 

”バリーーーーン”

 

突然窓ガラスが割れた。そこには、箒のステッキに乗ったみかりと清春と、高速ダッシュで来たあさひが到着した。

 

みかり「大変ですわ!!」

 

紗雪「何があった!」

 

あさひ「虹海が操られて、襲われた!」

 

悠「襲われた!?誰に!?」

 

清春「・・・眼鏡の男だ・・・」

 

悠「眼鏡の男・・・まさか・・・要!?」

 

彩「えっ!?」

 

露乃「彩のお兄さん・・・!?」

 

悠「まさか、今要は何処に!?」

 

あさひ「分からない・・・」

 

彩「こうなったのも・・・私の責任だ・・・」

 

悠「自分を責めるな彩!僕の責任だってあるんだ。」

 

露乃「どう言う事なの?」

 

 

 

 

 

 

外では、大勢の組員達が倒れていた。

 

彩「にじみんのステッキを奪い、にじみんを操って、あさひちゃんを襲わせたのは・・・私のお兄ちゃんなの・・・」

 

梨ナ「って!何で朝霧の兄貴が出て来るんだよ!!」

 

悠「見てしまったんだ・・・皆がバスに乗る前に、海岸で虹海ちゃんのステッキを使って、1人の男性を自殺させた要の姿を・・・」

 

彩「私も、見てしまった・・・」

 

梨ナ「てめぇ・・・知ってたんなら何で言わなかったんだよ!!!」

 

みかり「そうですわよ!!もし知っていたなら・・・!」

 

露乃「言わなかったんじゃないわ・・・言えなかったのよ。問題の原因が、自分の兄だって。」

 

梨ナ「え?」

 

清春「彩ちゃん・・・」

 

悠「清春君、君は彩の心情を組んで、誰かに知らされる前に処理しようとしてたんだろ?」

 

清春「え?何でそれを・・・?」

 

悠「分かった気がしたんだ。」

 

彩「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・本当にごめんなさい・・・・」

 

悠「僕からも言わせてくれ。ごめん・・・」

 

紗雪「静かに!来る!」

 

みかり「え?何が?」

 

 

 

 

外から足音が聞こえた。

 

 

 

 

悠「・・・彩、そこにあるバッグをこっちに。」

 

彩「う、うん・・・」

 

置いてあるバッグを、悠に持って来た。

 

悠「ありがとう。」

 

バッグを開けて、アマゾンズドライバーを取り出す。

 

悠「みかりちゃん、清春君と一緒に下がって。」

 

みかり「分かりました。」

 

清春とみかりが後ろに下がり、全員が構える。

 

梨ナ「何・・・だよ・・・?」

 

 

 

 

 

 

要「ばぁ〜。」

 

 

 

 

 

 

暖簾から要が顔を出した。紗雪とあさひが一斉に攻撃を仕掛ける。

 

紗雪・あさひ「はあああああああああ!!!!!」

 

要「お座り。」

 

しかしまだ虹海のステッキを履いていた。全員がその場で座ってしまった。

 

あさひ「ば、バカな・・・!!」

 

紗雪「動けない・・・!!」

 

悠「虹海ちゃんのステッキを・・・!!」

 

みかり「こ、こんなのズルですわ!!」

 

梨ナ「く、くそ・・・!!指1本動かない・・・!!」

 

要「ん〜、いやぁ〜。本当に良い物を手に入れた〜。」

 

彼は彩の前に立った。

 

悠「要・・・!!」

 

要「お前のお陰だよ。彩。」

 

彩「お兄ちゃん・・・!!絶対に許さない・・・!!」

 

要「おいおい、何て顔でお兄ちゃんを見てんだよ!!!!!!」

 

激怒して彩の腹を蹴った。

 

彩「うっ!!」

 

悠「要・・・・!!!!」

 

露乃「お前・・・!!!」

 

要「お前とは失礼だなぁ。減点1。全く、どいつもこいつも。ん?」

 

小雨が持ってるステッキが落ちてあった。

 

要「此奴が傷を治す治癒のステッキか。」

 

露乃「何故それを・・・!?」

 

悠「何故ここだって分かった・・・!?答えろ!!!要!!!」

 

梨ナ「穴沢・・・」

 

露乃「え・・・?」

 

 

 

 

 

 

穴沢虹海の姿がここにあった。

 

 

 

 

 

 

悠「虹海ちゃん・・・!?まさか・・・!!」

 

要「丁度良かった。気が進まないが、飲ませてもらうよ。」

 

彼は小雨のステッキを持って、彩の右手を握って、掌を切った。

 

彩「っ!!!」

 

悠「彩!!!」

 

掌から血が溢れ出し、要がその血を飲み始めた。

 

悠「・・・・・!!!!」

 

要「美味いぞ〜。効いてきたぁ〜。」

 

再び彩の血を飲む。

 

彩「いや・・・いや・・・止めて・・・!!お兄ちゃん・・・!!」

 

要「・・・はぁ〜、不味。」

 

血を吸われた彩が倒れた。

 

悠「彩・・・!!!」

 

要「だがこれで元通りだぁ〜。へ、へへへへへへへへ!!!感謝してるぞぉ〜、クズメス共おおおおおお!!!!!げはははははははははは!!!!!」

 

紗雪「この・・・・外道が!!!!」

 

要「あぁ〜?おやおやぁ、これは。」

 

紗雪「貴様!!」

 

彼女のステッキを奪った。

 

要「ふぅ〜ん?これが斬った物を硬化させるステッキかぁ。にじみん、他のステッキを全て回収しろ。」

 

虹海「はい。」

 

命令された虹海が、彼女達のステッキを回収した。そして、清春のステッキを回収しようとしたが。

 

清春(にじみん・・・にじみん聞こえる・・・?私を!!)

 

テレパシーで虹海が解放された。

 

清春(良かった、どうやら魔法の上書きが出来たみたいだね。)

 

虹海(清春・・・ちゃん・・・?)

 

清春(そう。そのまま動かず黙って聞いて?この最悪な状況を断ち切れるのは、彼しか居ない。)

 

虹海(どう言う事・・・?)

 

清春(私達は、ステッキの力で動けない。だがステッキを持っていないのは悠さんだ。)

 

虹海(え・・・?彼が持ってるのは一体?)

 

清春(その話は後で。今あのクソ兄貴を止められるのは、悠さんだけだ。)

 

虹海(は、悠さんが?)

 

清春(お願い。そうにか不意を付いて、悠さんを解放させて!)

 

虹海(私が、悠さんを・・・?)

 

泣いてる彩の頭に、要が足を踏ん付けた。

 

要「あぁ〜?何泣いてんだよ〜?彩ああああ!!!」

 

悠「要・・・!!止めろ・・・!!」

 

要「黙れよクソ男。お楽しみはこれからなんだぞ!!!!」

 

そして彩の顔面を強く蹴った。

 

彩「がはっ!!!」

 

悠「!!!!!!」

 

彼は彩がやられてる光景を見て、怒りが頂点に達した。

 

悠「止めろ・・・!!要・・・!!」

 

要「あぁ〜?」

 

悠「これ以上・・・彩に・・・手を出すなああああああああ!!!!!!!!」

 

怒りが爆発し、自らの意思で立ち上がった。

 

要「何!?」

 

虹海「え!?」

 

彩「悠・・・さん・・・!?」

 

悠「ふぅ・・・ふぅ・・・ふぅ・・・」

 

激怒して要に歩み寄る。

 

要「な・・・何だよお前・・・!?おい!!座れ!!」

 

しかし悠には効かなかった。

 

要「座れよ!!座れつってんだよ!!このクソが!!!!!!」

 

だが、悠はステッキの力に屈しなかった。

 

要「何で動けるんだよ!!!!!おいにじみん!!!!此奴をどうにかしろ!!!!!」

 

虹海「・・・え?」

 

だが何故か、虹海はその命令に操られてない。

 

要「おい聞こえてんのか!!!!!!此奴を殺せよ!!!!!!」

 

虹海「な、何で・・・?何で操られないの・・・?」

 

要「チッ!使えねえゴミ共め!!おるああ!!」

 

懐からナイフを出して、虹海に向けて投げた。

 

虹海「っ!?」

 

要「ハッハッハッハッハッ!!!死ねやああああああ!!」

 

”ザクッ!”

 

虹海「・・・・・あ、あれ?」

 

要「な、何で死んでねえんだよ!!・・・っ!?」

 

ナイフが刺したのは、要の右腕だった。

 

要「ぐあああああああああ!!!!!な、何でだああああああ!!!!」

 

 

 

 

 

 

それは、悠がアマゾンズドライバーで跳ね返したからだった。

 

 

 

 

 

 

要「悠・・・貴様あああああああああ!!!!!!!」

 

悠「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」

 

”ドゴーーーーーーーーン”

 

要「ぐおああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」

 

悠が要の顔面を力強く殴り、外へ放り出した。それと同時に全員が動けるようになった。

 

梨ナ「う、動ける!」

 

清春「解放された!」

 

露乃「朝霧さん!」

 

倒れてる彩を起こす。

 

露乃「大丈夫?」

 

彩「奴村さん・・・」

 

 

 

 

中庭。

 

要「ゲホッ!ゲホッ!な・・・何なんだよお前!!!!」

 

悠「要、僕が狩りたい人間は、君が初めてだ・・・・」

 

要「な、何言ってんだよお前!!!!」

 

悠「これ以上、僕の守りたい者を傷付けるなら、僕は君を駆除する!!!」

 

腰にアマゾンズドライバーを装着した。

 

要「な、何だそのステッキは!?」

 

悠「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」

 

そして獣のように声を枯らす程の咆哮を上げた。

 

要「五月蝿え五月蝿え五月蝿え!!!何なんだお前は!!!」

 

アマゾンズドライバーの左のアクセラーグリップを捻った。

 

『OMEGA』

 

電子音声が鳴ったと同時に、悠の体内に潜んでるアマゾン細胞が刺激された。

 

悠「アマゾン!!!!!!!」

 

叫んだと同時に、悠が緑色の炎に包まれた。

 

『EVOLU-EVO-EVOLUTIONE』

 

要「うわっ!?」

 

 

 

 

彩「っ!!」

 

露乃「っ!!」

 

梨ナ「っ!!」

 

みかり「何ですの!?」

 

紗雪「・・・!」

 

清春「・・・!」

 

虹海「っ!?」

 

 

 

 

要「・・・っ!?」

 

炎が晴れると、そこには・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アマゾンオメガの姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

要「な、何だその姿!?」

 

アマゾンオメガは、体勢を低くして構える。

 

要「そんな化け物の姿になったくらいで、僕に勝てるとでも思ってるのか!!!!!」

 

紗雪が持ってたステッキを強く振り下ろした。だが、アマゾンオメガが右腕のアームカッターで防いだ。

 

要「な!?」

 

悠「これ以上は止めろ・・・殺されたくなければな!!!」

 

要「五月蝿え!!!!僕は神になる男なんだ!!!!神は僕に力を与えてくれたんだよ!!!!」

 

悠「神なんて、この世に居ない!!」

 

要「何だと〜!!!!!!」

 

悠「ハァッ!!!」

 

要「ぐああああああ!!!」

 

強く蹴り飛ばした。

 

悠「ヴェアアアアアアア!!!!!」

 

高くジャンプして、要にマウントポジションした。

 

悠「ウオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

そのまま要の顔面を殴り続ける。

 

要「がはっ!!がぁっ!!」

 

悠「僕は守りたい者を守る為に戦う!!!!例え君が人間でも、守りたい者を傷付けるなら僕は容赦しない!!!!!」

 

殴り続けられてる要の顔面に大量の流血が流れた。

 

要(く、くそっ!!!何なんだよ此奴・・・!!!!)

 

アマゾンズドライバーの右のバトラーグリップを引き抜いて、両手でアマゾンブレイドを握って振り上げる。

 

『VIOLENT BREAK』

 

悠「ウオオオオオオオオオオオ!!!!!」

 

アマゾンブレイドを振り下ろして、顔を串刺そうとしたその時。

 

 

 

 

 

 

彩「止めて!!!!」

 

悠「っ!?」

 

 

 

 

 

 

見ていた彩が叫んだ。

 

悠「彩・・・?」

 

彩「もう止めて・・・悠さん・・・!」

 

悠「でも、要は君達を・・・」

 

彩「例え私達を殺そうとしても、お兄ちゃんは私の家族なの!!!」

 

悠「っ!」

 

すると要が、アマゾンブレイドを奪い取った。

 

要「おるあああ!!!!」

 

そして、アマゾンオメガの腹部を何度も串刺した。

 

悠「がはっ!!!」

 

彩「悠さん!!!」

 

露乃「先生!!!」

 

梨ナ「悠!!!!」

 

刺されたアマゾンオメガの腹部から大量の血液が溢れ出た。

 

要「助かったよ彩ぁ。僕を助けてくれてぇ。」

 

感謝しながら、彩達の方へ歩む。

 

要「さぁ、僕に忠誠を尽くせ!逆らうと即殺す!!」

 

悠「させない!!」

 

要「あぁ〜?そんなボロボロな体で何が出来るんだぁ?もう瀕死状態じゃねえかぁ。」

 

しかし、アマゾンオメガの腹部が一瞬にして完治された。

 

要「なっ!?」

 

彩「傷口が、治った・・・」

 

彼の体内に寄生してるアマゾン細胞の力で、一瞬にして傷口が完治された。

 

要「な、何で傷口が治るんだよ!!!!!」

 

悠「・・・・・」

 

要「治ったぐらいで調子に乗んじゃねえぞ!!!顔を刺せば殺せる!!!!!」

 

アマゾンブレイドを持って、アマゾンオメガの顔目掛けて串刺そうとする。

 

彩「止めてええええええ!!!!!!」

 

要「死ねやああああああああ!!!!!!!!」

 

しかしその時。

 

要「っ!!うぐっ!!!!」

 

悠「っ!?」

 

再び要が苦しみ始め、持っていたアマゾンブレイドを手放した。

 

要「ま・・・まただ・・・!!!何だよこの痛みは!!!!!」

 

彼の体内に潜んでいた物が侵食したその時。

 

要「うわああああああああああああ!!!!!!!」

 

体内から煙が噴射した。

 

悠「これは・・・まさか!!!」

 

彩「お、お兄ちゃん・・・!?」

 

煙が晴れるとそこには・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼岸花と酷似した異形の怪物が姿を現した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悠「っ!?」

 

要「な、何だこの姿・・・!?何なんだよこの姿はあああああああ!!!!」

 

???「あ〜あ、遂になっちゃったか。」

 

悠「っ!?」

 

要「っ!?」

 

 

 

 

 

神崎賢也が、物陰から姿を現した。

 

 

 

 

 

 

露乃「あ、彼奴は!」

 

彩「神崎、君?」

 

梨ナ「誰だ彼奴?」

 

 

 

 

神崎「水澤君、また会ったね。」

 

悠「神崎、何で君がここに?」

 

神崎「そりゃあ勿論、彼女達の手助けさ。」

 

悠「手助け?どう言うつもりだ?」

 

神崎「忘れちゃったの?僕はクズな人間しか喰べないって。あの子達を喰べるつもりは無いよ。」

 

要「おい・・・何だてめぇは!!!」

 

神崎「僕は神崎賢也。朝霧要君、君の今までの行動をずっと監視してたんだよ?」

 

要「監視・・・だと・・・!?」

 

神崎「そしたら最終的に、僕達と同じアマゾンになってしまうとはねぇ。」

 

要「アマゾン・・・だと・・・!?何だそれは・・・!?」

 

神崎「簡単に言えば、僕達と同じ化け物って意味だよ。」

 

彼は体内から煙を噴射させ、ハダカカメガイアマゾンへと姿を変えた。

 

要「化け物・・・だと!?巫山戯るな!!!!」

 

すると要のアマゾンの体内から煙が噴射され、要の姿に戻った。

 

神崎「へぇ〜、自らの意思で元の姿に戻れるなんて、これまた興味深いね。さっきの姿からすると、彼岸花だね。要君、もう君には希望も残されてないよ。」

 

要「希望が無い・・・だと!?」

 

神崎「君が履いてるそのパンツのステッキ、精巧に作られてるだろ?」

 

要「精巧に・・・!?どう言う意味だ!!!!!」

 

神崎「だってそれ、僕の作った偽物さ。」

 

要「っ!?」

 

 

 

 

彩・露乃・梨ナ・虹海・清春・小雨・紗雪・みかり「え!?」

 

 

 

 

要「偽物だと・・・!?」

 

神崎「本物のステッキはここさ。」

 

彼の右手には、本物の虹海のステッキが握られていた。

 

要「なっ!?」

 

神崎「まさか自分が偽物を履いたとは知らずに命令を下していたとは、これまた嗤えるね。」

 

要「どう言う事だよ!!!!!あの時僕が命令したらあのメスガキ達が聞いてくれたんだぞ!!!!!」

 

神崎「あれ、僕が命令したんだよ。」

 

要「何だと・・・!?」

 

神崎「僕はずっと、君達の近くに居たんだよ?」

 

 

 

 

彩達が海に来た時は、海の家の裏に隠れて監視していた。

 

 

 

 

要が直戸を殺害しようとしてる時は、遠くにある岩陰に隠れて監視をしていた。

 

 

 

 

要が虹海と出会った時は、停車してある車の裏に隠れて監視をしていた。

 

 

 

 

あさひが逃げ出した時は、マンションの陰に隠れて監視をしていた。

 

 

 

 

神崎「実に面白い光景を見せてもらったよ。僕は隠れなから、虹海ちゃんのステッキで君の思うままにしてもらえるように操ったのさ。僕の耳は凄く良くてさ、君の命令を聞き取って、代わりに僕が彼女達に命令したのさ。」

 

悠「君が、何故そんな事を?」

 

神崎「要君のクズな行動が見たかったから。」

 

露乃「でもどうやって、偽物を本物と掏り替えたの?」

 

するとハダカカメガイアマゾンが液状化した。

 

露乃「え!?」

 

神崎「僕のこの姿は、液状化も出来るんだ。だから君達が海で遊んでる間に本物と掏り替えたのさ。」

 

悠「けど、何で要がアマゾンになったんだ?」

 

神崎「偽物のステッキに黒いシミがある事に気付かなかった?」

 

要「シミだと!?」

 

すぐにズボンを脱いで、履いてる偽物のステッキを見ると。

 

要「っ!?」

 

 

 

 

 

 

側面に小さな黒いシミがあった。

 

 

 

 

 

 

神崎「それは僕の血液さ。恐らく君は、溶原性細胞に感染してしまったね。」

 

彩「溶原性・・・細胞?」

 

悠「新種のアマゾン細胞。例え普通の人間でも、それに感染してしまえばアマゾン化してしまう。」

 

彩「アマゾン化・・・?」

 

神崎「恐らくその血液のシミには、無数の溶原性細胞が入っていたみたいだね。でも本来は感染してしまうと理性を失ってしまうが、君みたいな人間がそれを制御出来るなんて凄いよ。」

 

要「巫山戯るな・・・・・巫山戯るな・・・・・巫山戯るな・・・・・巫山戯るなああああああああああああ!!!!!!!!」

 

神崎「?」

 

要「僕を馬鹿にしやがって!!!!!!偽物を僕に履かせやがって!!!!!!僕を醜い化け物の姿に変えさせやがって!!!!!!」

 

神崎「もう君は人間には戻れないよ。駆除されるまではね。」

 

要「この・・・クソがああああああああああああ!!!!!!!!!!」

 

紗雪のステッキを強く握って、ハダカカメガイアマゾンを襲う。

 

神崎「させないよ。」

 

頭から無数の触手・バッカルコーンが生え、その触手が要の腹を串刺した。

 

要「がはっ!!!!!!」

 

神崎「そのままジッとしててね?君の心臓を喰べたら解放してあげる。」

 

要「や・・・止めろ・・・!!!!止めてくれ・・・・・!!!!!」

 

神崎「あれ?さっきまでの威厳はどうしたの?もっと狂っても良いんだよ?」

 

要「く・・・来るな化け物・・・・・!!!!!」

 

神崎「君も化け物の1人の癖に。」

 

要「僕は神だぞ!!!」

 

神崎「もうこれ以上反論しても駄目だから、早速頂いちゃおうかな?」

 

要「あ・・・彩・・・助けてくれ・・・!!!!」

 

しかし彩はパニックしており、どうすれば良いか分からない。

 

要「お・・・おい悠・・・お前でも良いから・・・助けてくれ・・・!!!」

 

悠「っ!!」

 

アクセラーグリップを捻ろうとしたが。

 

神崎「水澤君、邪魔したら容赦しないよ?」

 

悠「くっ!!」

 

要「このガキが・・・・・・!!!!!」

 

神崎「さて、最もクズで無様な心臓を頂きまーーーーーーす!!!!!!」

 

要「止めろおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”ドスッ!!!”

 

神崎「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハダカカメガイアマゾンが何かに攻撃されて飛ばされ、触手が要を解放した。

 

悠「っ!?」

 

すると今度は、何かが要の自由を奪った。

 

要「え・・・?な、何かに踏まれてる・・・?」

 

何者かが、要を踏ん付けてる。

 

要「足か・・・?いや、見えない・・・誰だ・・・?」

 

見えない何かが要を踏ん付けていた。

 

要「見え・・・ない・・・?透明・・・?」

 

すると煙幕が何処からか噴射した。

 

要「な・・・何だ・・・?これは・・・一体・・・」

 

彼は死んだかのように眠った。

 

 

 

 

しばらくして煙幕が晴れた。しかし要の姿が何処にも無かった。

 

悠「消えた・・・?」

 

彩「お、お兄ちゃん・・・?」

 

露乃「一体、何があったの・・・?」

 

神崎「あ〜あ、逃げられちゃったか。」

 

彼女達は、ハダカカメガイアマゾンを見て表情を険しくした。

 

神崎「・・・さて、そろそろ行くか。」

 

体内から煙を噴射させ、元の姿に戻った。

 

悠「何処へ行くんだ?」

 

神崎「ここはもう用済み。これを返すよ。」

 

虹海のステッキをアマゾンオメガに返した。

 

神崎「じゃあね。また何処かで会おう。」

 

彼はジャンプして、何処かへ去って行った。

 

悠「・・・」

 

変身を解いて、元の人間の姿に戻った。

 

悠「皆、大丈夫だった?」

 

みかり「え、えぇ・・・」

 

悠「彩、大丈夫か?」

 

彩「うん・・・悠さん・・・」

 

悠「虹海ちゃん、これ。」

 

ステッキを虹海に返した。

 

虹海「ありがとう・・・」

 

悠「・・・虹海ちゃん、君はこの戦線から脱した方が良いよ。これ以上やったら、君が死んでしまう。」

 

虹海「・・・うん。」

 

こうして虹海は、この戦線から離脱した。果たして、要は一体何処へ消えてしまったのか。

 

「END」




         キャスト

       水澤悠:藤田富

       朝霧彩:大野柚布子
      奴村露乃:茜屋日海夏
      穴沢虹海:芹澤優
      潮井梨ナ:鈴木愛奈

      雨谷小雨:原由実
    泉ヶ峰みかり:本渡楓
     水蓮寺清春:松井恵理子
     滝口あさひ:Lynn
      燐賀紗雪:M・A・O

       朝霧要:岡本信彦

       組員A:小林竜之
       組員B:木田祐
       組員C:大谷祐貴

      神崎賢也:緒方恵美

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オリジナルアマゾン

『ヒガンバナアマゾン』

ランク・不明

身長・194cm
体重・122kg

溶原性細胞によって感染してしまった朝霧要が変身した彼岸花型のアマゾン。
首元には彼岸花の花弁が満開されてる。
口から有毒液を吐く事が可能。
全身の色は真っ赤に染まってる。
普段は溶原性細胞に感染してしまうと、体表に黒い腫瘍が浮かび上がり、理性も喪失するが、要にはその症状が無く、自ら制御して変身を解く事もある。

デザイン・血祭ドウコクに酷似
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