ダメタ「ああ………後で八つ裂きにするがな。」
――暫くテントで待機していると、ノイズの様な音が響いてきた。
『み…さ………で……に………マイ…お……な……』
ガンガンと叩く様な音が続いて響き…やっと、正常な音声が流れてきた。
『え~…皆さん長らくお待たせしました!まずはカリモノ競争です!選手は集まれ!』
…音声が切れる直前にはたかれた音が聞こえた気がしたが…スルーされた。
『ルールは簡単!紙に書かれてあるモノをカリたらOK!』
マイクから、ややテンションの高い実況が聞こえる。
…ウィズがいつの間にかテントにいたが…気にしないでおこう。
『スターターは我等がドゥ隊長がつとめます!』
言葉と共に、ワドルドゥが台の上に立った。
ドゥ「位置について!よーい……ドン!」
パァン…という音の後に、最初の選手四人は紙を獲りに走った。
『――あ、選手は左から順に…カロン、ヴィゴ、メタナイト、ダメタです!』
慌てたように、実況者が補足した。
ヴィゴ「頑張らないと…くしゅん!」
ダメタ「…なめられたモノだ…」
くしゃみをして遅れたヴィゴを横目にしながら、ダメタは紙を取った。
ダメタの紙には…“サンストーン一つ”と書かれてあった。
ダメタ「………あそこまで行け、と言う事か…」
ダメタは小さく呟き、グラウンドを飛び立った。
メタ「…どういう事だ…」
メタナイトの紙には“伯爵の片眼鏡”と書かれてあった。
メタ「…確か敵方に伯爵は二人いた筈…」
メタナイトは、人外チームのテントへ走って行った。
一方、カロンは…
カロン「何処だよこれwwww」
既に呆れて笑っていた。
内容は“ナッツヌーンの砦に使われている石材の余り”であった。
因みに隅っこに“ヒントを聞いても良し”と書かれてある。
カロン「しゃ~ねぇ……そこら辺の奴に聞くか。」
小さくぼやきつつ、カロンは直ぐ近くのカービィに聞く事にした。
最後のヴィゴは…
ヴィゴ「……何でしょうかこれ?」
首をかしげていた。
内容は“マホロアと一緒にゴール”であった。
隅っこに“your lucky”と書かれている為、当たりなのだろう。
ヴィゴ「……マホロアって人いますか~?…くしゅん!」
ヴィゴは、マホロアを探しに行った。
『…中々帰って来ませんね~ あ、カリモノゲームで一緒にゴール系統は快くいってください』
実況者がのほほんと言った直後…
ヴィゴ「…見つけたのは良いですが…ゴールはっくしゅん!」
マホ「こっちだヨォ!」
ヴィゴとマホロアが一緒にゴールした。
『一着は人外チームのヴィゴ!…他の方は帰って来ませんね~』
実況者の近くで、ヴィゴはマホロアに礼を言っている。
その後ろでは、やっと伯爵を見つけたメタナイトがゴールへ走り込んでいた。
『二着はカービィチームのメタナイト!…後で片眼鏡は返しておいて下さいね~』
実況者がノンビリと言って、空を見た。
~数十分後~
カロン「よっしゃセーフ!」
空からほぼ垂直に降りてきたカロンが、ゴールした。
『三着は人外チームのカロン!なお、最後がゴールするまで終わりません!』
言った直後に、ダメタがゴールした。
『四着はカービィチームのダメタ!…一杯あったと思うんですがね…;』
カロン「てか俺の方は地名じゃ無くて星の名前書けやwww」
カロンが実況席に抗議をしに行った。
実況者はマイクに音声が入る前に、早口でこう言った。
『第一レースは終了です!次の第二レースの方々は急いでお並び下さい!!』
名:ヴィゴ・グリズン 花粉症の緑天使。
いつもは人間に化けているが、天使。緑を守る役職の一人だが…。
天使の輪を奪い取ると倒れるので注意。