大変、遅くなりましたが10話を投稿させて頂きます。本当に申し訳ない。
とある小説を見て、私もオリジナル刀使を出したくなったので、出してみました。可奈美ちゃんと刀コミュニケーションさせることができればとか思ってます。予定にはなかったキャラを出し、果たして私は大丈夫であろうか……?不安だらけですが頑張ってみます。
あと、刀使が犯罪犯したらどうなるんだろうと思いながら書きましたが、私はやっぱ刀使が出向くしかないよなぁとか思いました。(あのボーガン、アニメの台詞から開発中なハズだし。)
あと、オリジナル刀使の格好はまあ、ふっきー居るからいいやというムチャクチャな理由で採用しました。
あとはまあ、刀使養成学校の中に隠し子が何人居ててもおかしいことはないよなぁとか思いましたね。
今回はオリジナル刀使の話ですね。
その昔、一人の刀使沢田 加矢がいた。しかし、この少女は運が悪かった。
何故なら、彼女は優秀な刀使であるという評価を受けたが故に、折神家主導の荒魂殲滅作戦の前衛の戦闘員として、真希の部隊に配属されてしまったこと。
そして、荒魂との戦闘で友人が目の前で死亡、別の戦闘でもう一人の友人は五体満足で帰ることが出来ず数日後に自殺、同じく刀使となった自慢の妹は戦闘のストレスで薬に手を出し、更正施設送りとなったことがあった。
「……みんな、どうなるんだろう。」
それらを見たり、聞いたりした少女の心は次第に“心の病”に蝕ばまれ、追い詰められていった。……それ故か、少女は数人の仲間の誘いに乗り、本部への出向前に脱走する。
黒髪ロングの子、和葉。脱走する理由は家に帰りたい。
サイドテールが特徴の佳奈芽。脱走する理由はイジメが辛いから。
その二人と共に少女は、当てのない逃避行をした。しかし、御刀を持ったままなのは、刀使との戦闘に備えてだがその選択が少女達を追い詰めていた。そして、何時になっても顔を出さない和葉、佳奈芽、加矢の三名のことを不審に思った刀剣類管理局本部は、宿舎に置かれているスペクトラムファインダーと無断欠席が長く続いていることから、荒魂討伐に向かったのではなく、脱走か何らかの事件に巻き込まれたと判断し、刀剣類管理局本部は刀使三名の捜索部隊を編成し、追撃に当たらせた。御刀を持っていることから、半狂乱となって襲い掛かってくることも考えられるため、状況によっては死傷も止む無しという命令を捜索部隊が受けていることを脱走した少女達は知らなかった(これは、強盗といった犯罪による民間への二次被害を防ぐためでもある。)。
「コンビニ開いてて良かったね。」
そんなことになっているのに気付かない少女達は、今は呑気にコンビニ食を食べていた。
「パーカーとか有って良かったよね。」
少女達三人は御刀をゴルフバックの中に隠し、パーカー等を羽織って変装していた。
「ねえ、これからどうするの?」
「……そうだね、自由なんだからもっと、もっと楽しもうよ。世の中は穢れを無くそうと必死に頑張っているんだから。」
佳奈芽の発言に加矢は気楽に答える。もっとも、この発言は先が見えない自分の気を紛らわすために言った言葉だった。
「…簡単に言うよな、加矢は……。」
和葉は笑って、加矢の発言に苦言を呈す。
「あーもー、和葉君はどうしてそんなことを言うかね。」
加矢も笑って、おちゃらけたことを言って、場を和ませようとした。
この少女達二人は加矢にとって今はもう数少ない友人であり、腕の立つ刀使でかなり強い。そして、加矢自身もかつては御前試合に出場したことがある刀使の一人でもある。その三人が力を合わせて行けば、どんな刀使が来ても大丈夫だと思っていた。
「頑張って、逃げよう。お母さん達のところへ行こう。」
そして、少女達は捕まれば、三人とも敵前逃亡で処刑されると思っていたため、伍箇伝にも刀剣類管理局本部にも帰る気は無かった。実際は、そんなことは無いのだが……。
そして、少女達は知らない、既に捜索隊は編成され、実家と友人知人の家から関わりのある場所は徹底的に捜索され、監視されていることに。
「そうだね、そこまで行ければ安全だよね。」
少女達は親の所へ行けば、どうにかなるだろうと楽観的に思っていた、そう思わなければならなかったとも言えるが……。
「そう言えば、和葉ってまた胸大きくなったね。」
佳奈芽は和葉に、突然そんな話をする。
「…何の話かと思えば。」
「ほらぁ、やっぱり男の人はさ、胸が大きい方が良いのかなとか、思うじゃん。私、小さいし……。」
「…知らないよそんなこと、男じゃないんだし、おまえは馬鹿か。」
「あ~も~、バカって言った、バカって言った方がバカなのに。…しょうがない、揉んで確認するかぁ。」
手をワキワキさせながら、和葉に近付く佳奈芽。
「お前、ちょっと、近付くなって!」
「へへ~ん、良いじゃん、良いじゃん。ちょっとぐらいさぁ。」
ワーキャー言いながら、加矢の周りを回ったりして、和葉と佳奈芽は騒いでいた。特に意味も無いことは、この三人には理解していた。しかし、騒がなければ平静で居られなかったのだ、やっと手にした自由と青春、この世界にはそれが詰まっていると思わないと、精神が保てなかった。
「……全く、騒がしいんだから……。」
加矢は和葉と佳奈芽が騒がしくしているのを見て、微笑ましく思い、この光景が何時までも続けばと願っていた。
カプセルホテルで朝を迎えた三人は、喫茶店に寄り。
「あの先輩、あの子と付き合っているでしょ?」
「いやいや、佳奈芽さんよぉお前バカだろ、バカだろ、私達は女学院出身だぜ?そんな訳無いって。」
「え~~、でもさぁ、加矢はどう思う?」
「まあ、そう言った話は他にも聞いたことあるけど。」
「はあ?マジで?…そんなことあるもんだね。」
「だから言ったじゃん、そう言うのがあるんだよ。」
「お前なに?そういうの好きなの?ちょっと離れてくんね?」
「あ~~、ヒッドイ、私はさ、こういう話は喫茶店での定番だと思うんだけど。」
「百合の話でそんなんある訳無いだろ。作るなよ。」
「違うよ、恋バナだよ。」
「でもさ、どんな男なら良いのよ?」
加矢の疑問に和葉と佳奈芽は……。
「あ~~、そう言えば。」
「どんなんが良いんだろうねぇ。」
逃走経路とか話し合わず、状況に合わない話を長いこと話していた。現実を忘れられるように。
その後は……。
「あ~~、このクマさんのぬいぐるみ、和葉に似てなくない?」
「……なんでだよ、私は人間なんだから似てるわけないだろ。」
「え~~、絶対似てるよ。」
「確かに。」
「はぁ?加矢まで!!」
ショッピングモールで見かけたクマのぬいぐるみを話の話題にして盛り上がったり。
「うおおお、敵つええぇぇ。」
「和葉ちゃんファイト!」
「……私、クレーンやっているね。」
「おおう、頑張って来いよ。」
(クレーンで何を頑張れば?)
ゲームセンターで和葉と佳奈芽は対戦ゲームで盛り上がり、加矢はクレーンをしていた。
「はぁ~~、緊張したぁ。」
「案外、バレないもんだね。」
「……良いのかな、こんなことして。…結構、楽しかったけど。」
「つっても、金無くなると困るのアタシ等だし……。」
「そーだよ、そーだよ、腹が減ったらとか言うじゃん。」
「まあ、そうだね。」
数軒のコンビニを回り悪戯小僧の気持ちになって、食料を万引きしていた。……自分達がどれ程のことをしているか気付かず。
そして、少女達なりに自由と青春が詰まっている世界を充分に楽しんでいた。
だが、ガラスの靴の魔法が解け、一気に現実へと引き戻される。
山の中で寝袋を使って野宿しようとしたら、その山中にて自分達を追撃してきた部隊に見つかってしまい、戦闘が始まってしまう。
だが、正確には戦闘というより、一方的な暴力であった。
捜索部隊の分隊長でもあり、強大な刀使の一人でもあるが、綾小路の制服を着用し黒色のベレー帽に灰色のトレンチコート、黒のジャングルブーツを装着しているという警察組織の一員としてはかなり問題の有る格好をしている織田 ソフィアによって、三人は打ち倒されていた。
ソフィアの副官的ポジションにいる綾小路武芸学舎出身の山崎 穂積は、ソフィアの戦い方を思い出していた。狂戦士、たった一言で表現するならそれが最も相応しかった。
迅移を使った突きで写シを張っていない刀使の一人加矢を突き刺すという不意打ちで、加矢を戦闘不能にする。もう一人の刀使、佳奈芽は応戦するが、鳩尾に膝蹴りを受けた後、首を絞められ、御刀で深く刺されたまま写シを解除してしまったため、重傷を負い、そのあとはゴミのように投げ捨てられたため、佳奈芽も戦闘不能になる。最後の一人和葉は勝ち目が無いことを悟り、降伏の道を選ぶ。
「……抵抗もせずに、待つというのか……。」
ソフィアは静かにそう告げると、和葉は涙を流しながら頷く。
「だが、私は“獣”を求めている。……“被食者”に用は無い。」
それだけ言うと、ソフィアは和葉の首を刎ねてしまった。そこには、赤い血を撒き散らした和葉とつまらなそうにしているソフィアが居た。
「隊長、これは問題に……。」
綾小路の刀使佐織と美咲が抗議するが、反論は許さぬということなのか、ソフィアを心酔する部下と穂積が峰打ちで佐織と美咲を倒し、御刀を奪い取り拘束する。
「隊長、どうしますか?」
「……刀使の誇りとかを抱いている者は要らん、殺れ。」
意識が朦朧としていたが、その会話だけ聞こえていた加矢は自分の耳を疑った。仲間同士で殺しあっていることに……。
「ねぇ隊長、私にその人達をください。」
「……いいだろう、お前は“獣”を育てるのが上手いからな。……好きに使え。」
ソフィアに付き従う刀使大村 静はそう言われると早速、さっき捕えたばかりの二人の綾小路の刀使の中で気の弱そうな方の美咲に近付く。
「……ねえ、咲紀、お願いがあるの。」
「……違う、私は美咲っていう名前が……。」
「違うわ、貴女の本当の名前、姿、素晴らしさ、…どれを取っても分かってくれないし、知ろうとしないわ。……こいつらにはね。」
静は美咲にそう微笑みながら最後は冷たい言葉で言って加矢、佳奈芽、佐織の三人を指差していた。そして、名前を使ってさりげなく“自分自身”といったモノを否定する。
「それと、咲紀、貴女に協力して貰いたいことがあるの?……テレビやゲームでもやっているような物だから安心して。」
「えっ?」
静はそう言って、美咲を引き込む。
「死にかけの女二人と、さっき捕えたばかりの使えない女、どっちが死ねば良いと思う?」
元々、この三人は始末するのだが、美咲にはそれを伝えない。伝えると罪の意識を植え付けることができないから。
「!?」
「咲紀、貴女の協力が必要なの。私だけじゃ決められないから。」
「そ…そんなの決められない!」
「そう、おいで咲紀、一人じゃ辛いだろうから私も手伝ってあげる。」
静は美咲を立ち上がらせると、咲紀の拘束を解き、自分の御刀を持たせ、背後から両手を掴み固定し、拘束された佐織の前へと進んだ。そうして、
「せぇーの。」
背中から八幡力で押された美咲は拘束されている佐織を刺してしまう。それを恨めしい目つきでこちらを見る佐織に恐れをなしたのか、美咲は必死に何度も何度も刺していた。
「あーっ、そこの二人、死にかけなのに勝手に見ちゃダメよ。」
静にそう言われ、美咲は奇声を上げながら、佳奈芽の方へ向かい、型も何も無くただ振り下ろすだけの滅多切りに防御すら出来ずに斬られる、最初は斬られる度にビクン、ビクンと痙攣していたが、やがてピクリとも動かなくなっていた。そして、加矢の方へ向かうと、加矢を刺していた。
加矢はこのとき思った、この血だらけの美咲の鬼の様な
「わぁーー、凄いわ!美咲、一人で三人も殺しちゃうなんて、凄い、凄いわ!!」
静は大喜びで咲紀とは呼ばず、本来の美咲の名前を呼んで、拍手喝采する。
「ちっ……違う、私じゃない。これ……これは、これはそう、貴女が……。」
「えっ、私もう手を離してるけど。」
美咲はそう抗議するが、静は何時の間にか手を離しており両手をヒラヒラさせていた。そして、よく見ると御刀を掴んでいるのは美咲の血塗れの両手だけだった。こうして、美咲は“自分は重罪を犯し、もう戻れない。”というのを植え付けられる。
「んもう、照れなくていいのに、私達は強い子が大好きだから、何時でも歓迎するわよ。だから、こいつらなんかよりも今の貴女の方がよっぽど素敵よ美咲。」
その言葉のあとに、周りから笑みと拍手を送られた美咲は呆然としていた。そして、美咲は何故か自分は正しいことをしている様に思ってしまった。
「…ありがとう……皆……ありがとう……、美咲は頑張りました。」
そして、美咲は、周りの人達に感謝の言葉を述べていた。……死んだ目をしながら。
こうして、自由と青春を求めた三人の少女達はその代価として数多の罪を犯し、罰を受けることになった。しかし、それは正当な裁きではなく、冷酷な私刑そのものを受けることになった……。
和葉は、捕食者を目の前にし、それに気付かず命を落とし。
佳奈芽は、人を獣にするための生贄にされ、命を失い。
加矢は、滅多刺しにされ絶命。最後には人も荒魂の様になることを知る。
佐織は、誇りも矜持も全て踏み躙るために利用され、命の灯は消えた。
この四人はこの場で等しく皆、人の手によって命を散らされ、踏み潰された。
そして、一人残った美咲はソフィアを心酔する部下の一人となる……。
そして、少し時は流れ――――。
「何故、犠牲がこんなに出た?」
一人の年かさの私服警官がソフィアに問い詰める。
「…三人の抵抗が激しかったため、応戦しました。結果、脱走した刀使三名死亡、こちらは刀使一名死亡。」
「……そのようなこと聞いていない。もう少し穏便に「はっきり言いますが、刀使相手にあなた方の従来通りのやり方ではこちらは運が悪ければ全滅だ、忘れてはなりませんよ?ああいった者が化け物を日夜相手している事に。」……。」
ソフィアは4つの死体袋を指差して私服警官にそう伝え、更に続ける。
「動機は不明ですが、最前線へと配置転換される直前に脱走する者なぞ幾らでも居るでしょう。何ら不自然なことはありません。それに、捕まれば死刑になると思っていたフシがありましたので。」
「…ならば、美咲さんに少しだけでも話を……。」
「彼女は先の戦闘で“かわいがり”をしてくれていた先輩を失ってしまったらしく、少し疲れていますので此方で解決致します。」
ソフィアは美咲は暗にPTSDであるということを仄めかし(このあと、精神科の方へは行かないが……。)、それを理由に面会拒絶し私服警官に入り込む余地を与えることなく、反論もさせずにいた。
「では、私はこれで。」
ソフィアはそう言って、手を振りながら事後処理を警官達に押し付け、ソフィア達は特別祭祀機動隊のトラックに向かって行った。
「あれ、何です?」
後輩の刑事がソフィアのことを尋ねる。
「…死神だよ、薄気味悪い死神。偉いさんの娘だか何だか知らねえが、あんな格好許すなよ。」
私服警官は不気味そうな目で睨みながら、そう答えるしかなかった。
しかし、私服警官は気付かない。ソフィアという少女の本当の姿を、ソフィア達はそのようなことをして着々とシンパと兵を集めていることに……。
刀剣類管理局本部執務室。
「それで、ご用件は?」
局長の紫はつまらなさそうに電話の相手織田防衛事務次官に用件を促す。
『いえ、ただ私の娘が……その危険な任務へ向かったということなので、その……。』
要は自分の大切な娘を危険な所へ送って欲しくないという内容であった。
「……分かりました。今後は“本人が志願しなければ”、そういった任務に就かないよう配慮します。」
『ああ、ありがとうございます。それを聞けて安心しました。今後とも良いお付き合いをお願いします。』
織田防衛事務次官はそれだけ言うと、電話を切った。
「……どちらからのお電話で?」
秘書の様に佇む夜見は、電話の相手を尋ねる。
「織田防衛事務次官からだ、自分の妾の娘がそんなに大切らしい。」
ああ、とだけ言うと、夜見は興味を無くしたかのようにいつも通りに前を向く。
「……そう言えば、隠し子とか結構居るな此処には。」
「隠すのにうってつけらしいですから、此処は……。」
隠すのにうってつけの理由は、伍箇伝は警察庁に属するため、ゴシップ記者が立ち入ることが難しいことから、隠し子を入れるのに適しているからという話がまことしやかにあるからである。
「神聖なる御刀に選ばれた若き勇者達が集いし場所の本当の姿は伏魔殿か……。」
何か中二病染みたことをまた言っているな、と思いながら職務に励もうと前向きに考える夜見であった。
「しかし解せぬ奴だ……、何を考えている?」
紫ことタギツヒメの言葉は小声であったため、誰も聞こえていなかった。
時は戻り、親衛隊と優の戦闘後、援軍として来た織田 ソフィアと大村 静の両名が南伊豆山中にある特別祭祀機動隊仮野営地まで来ていた。
「綾小路武芸学舎の援軍として織田 ソフィア、大村 静の刀使両名はただ今到着致しました。現場指揮官の獅童 真希隊長にお目通りを。」
こうして、少女達の運命は激しく動くことになる。
織田 ソフィア
綾小路武芸学舎高等部二年生の17歳。身長は176cm。綾小路の制服を着用し黒色のベレー帽に灰色のトレンチコート、黒のジャングルブーツを装着しているという警察組織の一員としてはかなり問題の有る格好をしているが、織田防衛事務次官の養女であるためか、黙認されている模様。あの燕 結芽を凌ぐ実力を有すると噂される強大で危険な雰囲気を纏う刀使。仲間を集め、なにか目的があって動いているようだが……。
片手で人を持ち上げる程の腕力で殴ったり、掴み上げたり、柔術で転倒させ、写シを張らずに刀使と戦うといった狂戦士のような戦い方をする。
戸籍上ロシア人とのハーフのようだが……?
御刀 蛍丸
刀身が3尺3寸4分5厘(約100.35cm)という長い御刀。来国俊作の大太刀で、本作を来国俊の最盛期の作品と評している者もいる。
流派 無住心剣術
「ただ太刀を眉間まで引き上げて落とす」という非常にシンプルな技法しか持たない剣術。しかし、千回の他流試合に千勝しているという剣豪を輩出した剣法でもあるため、油断は禁物である。そして、『相抜け』というお互いが打てない、打たれない状態になることを目指している。
大村 静
綾小路武芸学舎中等部三年生の15歳。身長は143cm。
可愛らしい容姿と実力は平凡なため、気を許しやすいが、彼女の本当の姿は拷問と洗脳の時に発揮される。これには、身長と同じく家庭内事情による部分が多いようだが……。
御刀 物吉貞宗
相州貞宗の作の短刀のため、刀身は1尺9分5厘(33.2cm)と短い御刀だが、拷問や洗脳に使うことが多いため、問題が無い模様。
流派 直心影流
鹿島神宮鹿島之太刀を起源とするという。江戸時代にいち早く竹刀と防具を使用した打ち込み稽古を導入し、江戸時代後期には全国に最も広まった流派。型稽古は小太刀もある。