114話を投稿させて頂きます。
皆様、新年あけましておめでとうございます。旧年は様々なことが起きましたが、皆様はご健勝でお過ごししたでょうか?
そして、今年もまた宜しくお願いします。
――――真希達が夜見と対峙していた時。
和樹の手足を結束バンドで拘束した優は、和樹の顔面を何度も殴って気絶させると、トーマスに無線連絡していた。
「……そうなんだ。苦戦してるんだ。」
『ああ、一人でも腕の立つ人員が必要だそうだ。』
トーマスから、赤子の荒魂を産み出す夜見に可奈美と真希達が苦戦しているとの報告を受けた優は、冷静に受け答えしていた。
「…………。」
そして、優は姉の可奈美達を助けるべきかどうか考え、沈黙していた。そして、
(……あっ、そういえばねねちゃんが居たんだっけ?)
薫がペットと呼ぶねねのことを思い出し、可奈美達がピンチであるならば、そのねねはどういう行動をするかは容易に想像が付いた。
ねねは必死で可奈美達をあの親衛隊のおまけの内の一匹から守るだろう。そうなると、ねねは危ないかも知れない。
優はそう思うだけでペットのねねを救うべく、行動を開始する。
「……分かった。トーマスおじいちゃん、僕は行くよ。」
『ああ、お前が行くのが一番だろう。そいつは任せとけ。』
トーマスにそう言われた優は、和樹のことをトーマスに任せることにした。
しかし、優はふと気になったことがあったので、ある事を尋ねることにした。
「……ああでも、コイツから背後関係を洗うために色々と話を聞くんでしょ?」
『まあ、そうだがどうした?』
そのある事とは、和樹の処遇と尋問についてであった。
「まあ、コイツの尋問は"タクシー"でやるべきだと思ってさ。」
『そいつはどうして?』
優の言う"タクシー"というのは、今も米軍所属の潜水艦『ノーチラス号』の事であり、その潜水艦内にて尋問を行うべきであると主張していた。
「コイツは自分の血で蝶みたいな荒魂を出すんでしょ?なら、潜水艦内に居ると言えば暴れられないだろうし、尋問するならこの国の法律に則らなくて済む潜水艦の中の方が良いんじゃない?」
『……お前、そんなことまで理解して………いや、何でもない。』
トーマスは優の話を聞いて、この子は潜水艦ノーチラス号が今も米軍所属であることを良い事に政府とCIAの連中がブラック・サイト、所謂米軍と日本にとっての反社会的勢力をアメリカ合衆国や日本国外に在る場所へと連行し、そこで本来なら日本と米国の法律で尋問と拷問を行えないということになっているところを法律の適用範囲外であるということを理由に堂々と法律違反の水責め(ウォーターボーディング)などといった過酷な尋問や拷問をする場所にノーチラス号は変わっているということを優は事も無げに説明したのである。
……確か、優は9歳児で法律関係に明るくないはずである。
そのため、トーマスは意を決して、あることを尋ねるのであった。
『なあ、何でお前は人を殺してはいけないか分かるか?』
「………えっ?そんなの当然でしょ?」
そして、トーマスはそんなことを聞いた自分を強く後悔した。
「だって、この国は殺人罪なんて物があるからでしょ?」
何故なら、優は自信満々に人殺しが良くない理由は、殺人罪が有ってそれを破るのが良くないからだと事もなげに、そして抑揚の無い声で、さも当然であるかのようにそう返答したからである。……決して、人殺しが良くないことだからという倫理的な問題だからと言うのではなく、あくまで法律上そうなっていると無機質に答えたことにトーマスは何とも言えない気分となっていた。
――――しかし、優が夜見の居るところへと向かったことで窮地に有るねねを救うことになるのであった。
ウールヴヘジン……北欧神話に登場する異能の戦士達べルセルクと同一視されることもある勇猛な戦士達。名前の由来は「“狼(úlfr)”の“上着(heðinn)”を着た者」を意味しており、ベルセルクと同様に軍神オーディンの祝福を受けた存在で、文字通り狼のように勇猛に戦ったとされている。
ウールヴヘジンは鎧などを一切身に着けずに、狼の毛皮のみを羽織って、狼その物になり切り、相手に噛み付いて戦ったとも言われている。
また、北欧神話に登場する英雄達も狼に変身して戦ったという逸話が在り、これらの伝承や神話が中世のヨーロッパ社会に伝わり、その過程で所謂“狼男伝説”が生まれていった……と言う解釈もある。
そして、ある一説によると、ウールヴヘジンの元になった"狼男伝説"は赤ずきんといった童話に登場するオオカミのモデルになったとも云われ、そのベルセルク達が勇猛に戦うことができたのは、幻覚作用の有るキノコを食べて、一種のトランス状態にあったからこそ戦えたのだとも云われている。
……しかし、トランス状態にあったため、敵味方問わず攻撃するため、王達もその強大過ぎる力に期待はしていたが、決して自分達の護衛としてだけでなく、自分達の傍には近付けなかった。
そのため、優は北欧神話の逸話通りに荒魂のパーカーを被り、他者から見れば異常な戦い振りを見せるその姿から、政府の上層部に全く信頼されていないため、軍神オーディンの祝福を受けたウールヴヘジンと呼ぶに相応しい姿となっていた。
それだけでなく、夜見もまたノロのアンプルを投与することで、人体と荒魂を融合させ、身体能力や特殊能力を大幅に向上させた刀使である“冥加刀使”となっている。そして、“冥加”とは神仏から受ける恩恵を意味する言葉である。
そのため両者は、見方を変えれば神や仏といった超常的な存在の加護を受けた者達が相争う形となったのである。
……本当に、両者が神仏の加護を受けているのかどうかも分からぬまま。
(おい、優分かってるな?あいつを止めるには、ヒメが言っていた通り、あいつごとノロとして吸収するしかねぇ。)
優の中に居るジョニーは、タギツヒメの言う夜見を殺さずに留めておく方法は、夜見をノロとして吸収するのが良いと優に事前に説明していたことを話していた。
(……分かってる。結芽おねーちゃんのためだもんね?)
(ああ、だけどオレ個人のお願いなんだけどさ。)
(……何?)
ジョニーの夜見を殺さずに行う方法の説明を聞いた優は、結芽のためだと返答すると、ジョニーの方からお願いがあると言ってきたのである。
(……いや、今回はさ、ニッカリ青江をあいつに使わないで欲しいんだ。)
(……何で?)
ジョニーは結芽が悲しまないように、ニッカリ青江を夜見に対して使わないで欲しいと願い出たのである。
そのことに優は、何故夜見に対してニッカリ青江を使ってはならないのか不思議でならかったため、訳を聞くのであった。
(い、いや、それは(あーもうっ!!コイツはホの字だから良い所見せたいだけなんだから、叶えさせてやんなさいな!!)ワアアアアアアア!?お前何言ってんだよっ!!)
訳を聞かれたジョニーは口ごもるが、同じく優の中に居るミカにジョニーは結芽に良い所を見せたいからだと答え、ジョニーはその答え合わせを示しているかのように慌てふためいていた。ジョニーとミカのやりとりを聞き、優は人知れず、クスッと笑うのであった。
(……そうなんだ。だったら、そうしないとね。)
そうして優は、ジョニーとミカの願いを聞くためにニッカリ青江を隠世に隠し、HK416Cを取り出した瞬間に夜見に向けて発砲するのであった。
そのため夜見は、時計回りに回りながら御刀を左手に持ち替えると同時に、両手足が伸び縮みさせながら不規則な動きをすることで銃の狙いを付け辛くさせると同時に、気絶していたり、片膝を付いてどうにか立ち上がろうとする可奈美達を射線上に入れることで撃ち辛くさせていた。
夜見の動きによってか、優は続けて発砲することはなかったため、夜見の接近を許してしまう。
……しかし、優は夜見の狙いがこちらへ近づくためのものであることは承知していたが、敢えて次の攻撃のために夜見を接近させていたに過ぎなかった。
事実、荒魂化が進んでいる夜見に対して御刀以外の物理的な攻撃は効かないであろうことは承知済みであり、夜見に向けて投げ捨てることで夜見の注意をHK416Cに向けさせることに成功し、その隙に切り札の一つを使用するのであった。
そして、その切り札が奏でる音は、金属同士がぶつかる剣戟の音でもなければ、拳の殴打の音でもなかった。
――――二発の銃声であった。
上下二連式のソードオフショットガンを発砲したのである。
この上下二連式のソードオフショットガンは、変革派の動きが慌ただしくなったことで対刀使を想定した武器として優が所持することを許されている武器の一つであり、トーマスと優は、この武器が対刀使用の切り札の一つであると認識もしていた。
そして、優が持つ上下二連式のソードオフショットガンに装填されている弾はバードショットという遠い空の上を飛んでいる鳥を狙うことを想定して小粒の弾を数十~数百個ほど発射する物が装填されており、それを装填している理由は、御刀が発砲された銃弾に当たり、刀使の手許から弾き飛ばすことで刀使の能力を失わせるのが目的の一つではあるが、それだけでなく上下二連式の散弾銃の装弾数は二発であり、それと同様に平均的な刀使の写シを張れる回数は一回か二回ほどである。
つまり、至近距離から小粒の弾をシャワーの様に二度も浴びさせることで相手の刀使の写シを使い切らせるか、御刀を狙って撃つことで刀使の手から弾き飛ばすことで戦闘能力を失わせるかという刀使にとって致命傷となる二通りの戦術が採れる代物であるのだが、欠点もある。
それは、バレルを切り詰めたことで散弾の拡散範囲は上昇したが、銃弾の飛距離が犠牲となっているので有効射程距離が短く、御刀を持つ刀使に近付かねばならないこと、それと装弾数が二発しかないため、一発でも外せば御刀を持った刀使の目の前で再装填しなければならないという弱点があり、再装填している隙に反撃でもされれば対処のしようもないことから、一発も外すことが許されないここぞという時に使うべき武器であるが、御刀以外の武器に詳しくない刀使達に対して不意を突ける強力な武器でもあった。
そんな性質を持つ武器であるからこそ、トーマスと優は切り札の一つとして見ていたのである。
実際、この上下二連式のソードオフショットガンで優は既に何名かの刀使に対して発砲しており、相対した刀使は、御刀を手許から失わせるか写シを使い切らせるかという結果に終わらせている。
そのため、絶対の自信を持って発砲したのだが、今回は相手が悪かった。
確かに、写シが二回しか使えない平均的な刀使であれば、絶大な効果を発揮したであろうが、今回優が相手にしているのは刀使にノロの力を加えることで強化された冥加刀使である。
御刀は弾き飛ばされる処か、夜見の左手にしっかりと持っていた。
夜見が第五段階の八幡力で自身の筋力を増強してしまえば、銃弾程度の衝撃では夜見の左手から御刀水神切兼光を離すことは不可能であったのだ。
それに、優が一早く気付くと上下二連式のソードオフショットガンを夜見に向けて投げ付けると同時に距離を空けるのであった。
「……ちっ。」
夜見に対して、自信を持って放った切り札の一つが効かなかったことに舌打ちをするが、それに動揺することなく優は次の算段を考えていた。
残る武器は、腰のヒップホルスターに収納されている9mmパラベラム弾仕様のP938という自動拳銃、それに隠世の中に隠してあるが、長巻状に改造された鬼丸国綱と舞草に対して使われた対刀使用の矢を数本。それにスタングレネードといった各種武器を所持といった按排であったことを思い出すが、優が動き出す前に夜見が先に動き始めるのであった。
目から涙を流し、口からも涙と同様に涎を濁流の様に流しながら、譫言を呟く夜見の姿を見ながら、優は夜見が何を考えているのかは分からなかったが、龍眼を通して夜見の先の行動を見通していた。
優は夜見の動きに合わせて、懐に飛び込むと、腰に差してある短刀の御刀を抜くと同時に夜見の左手の手首を正確に斬り付けることに成功したのである。
銃ばかりを使うことで、相手に銃撃戦が得意であり、接近すれば勝機は有ると思い込ませることで、相手の方から接近戦へと持ち込む様に誘導。その後、接近戦に持ち込まれた際は、この一連の動作で仕留めるという幾度の敵を屠ってきた必殺の刃に優は絶対の自信を持っていたため、これなら効果が有るだろうと思っていた。夜見が手首を斬り付けられた痛みで御刀を手放すことを想像しながら……。
しかし、優の想像通りにはならず、夜見は御刀を手に持つ左手の手首を斬られながらも、御刀を握り締めたままであった。
「!?」
流石の優もこれには驚くしかなかった。
優のもう一つの切り札である短刀の御刀を抜いた瞬間に、敵の利き腕の腱か大動脈を切断することで敵の攻撃手段と防御手段の一つを喪失させると、そのままガラ空きとなった頸動脈や静脈を数回切り付ける、或いは臓器といった急所を何度も突くことで止めを刺すという一連の動作。それすらも夜見には通じなかったのである。
そして、夜見は御刀を地面に刺すと、左手で優の胸ぐらを掴み、そのまま片手で持ち上げられると地面に思いっきり叩き付けられる。
「ぐっ!!」
優は肋骨と背骨が折れた感触とその痛みに呻くが、夜見の伸縮自在の伸びる腕に抑え込まれ、優は動きを封じ込まれてしまっていた。
優の利点の一つである体重の軽さと薫に負けるほどの身長の低さにより相手の懐に易々と飛び込めるが、体重を乗せた重い攻撃ができないこと、それと、体重が軽いことで夜見が先程行ったように簡単に持ち上げられること、そして身長が薫に負けるほど低いため、長い腕に抑えられると手足が短いため、抜け出せなくなる恐れがあった。
とはいえ、優は痛みを堪えながら夜見の左腕を短刀の御刀で切り付ける。手首を斬るのではなく、皮膚を剥ぐように切ることで皮膚を剥がされた激痛で腕の力が弱まった瞬間を狙って逃れようとしたが、夜見は皮膚を剥がされた痛みを感じないのか、それとも荒魂化した腕は痛覚を感じないのか再び優を地面に叩き付けるのであった。
「げほっ……!」
優は痛みを感じながらも気を失うことなく耐え、朧気ながら刃がこちらに向かって来るのが見えたため、優はとっさに左腕で頭部を守るように前に出すことで頭部を守るが、優の荒魂化した左腕に夜見の御刀が深々と刺さるのであった。
「荒魂化した腕でも、やっぱり痛いんだな……。」
荒魂化した腕でも御刀が刺されば痛みを感じるということを優は再認識すると、夜見の目と口から滝のように涙と涎を流す表情、意識が混濁しているにも関わらず人以上の力を発揮。それらを観察し、夜見は痛覚を感じないのではなく、薬で痛覚を遮断しているのだと優は理解した。
そして、その一つ一つの判断材料から、優はあることを思い出していた。
それは、群馬山中での麻薬で痛覚を鈍くした過激派のテロリスト。もしくは国会周辺にて現れ麻薬の力を使って暴れた暴徒。それらと対峙した経験だけでなく、優の中に居る子供達の経験も合わさって、夜見は薬で強化されていると優は確信を抱くのであった。
……そして、優も覚悟した。
夜見を吸収するには、自分もそれ相応の覚悟が必要だろうと。
(……ねえ、ヒメちゃん?)
(い、いや。ダメだぞ!?それ以上ノロを侵食させると可奈美お義姉さまに怒られるし、何よりも悲しませ「ねえ?」そんなふうに甘えても「はやく。」ダメダメダメ、ダメったらダ「いいから、……やれ!!」……はい。)
しかし、夜見は優とタギツヒメが心の中でそんな会話をしていることなど露知らずに、尚も左手に御刀を持って攻撃を続けるが、御刀を掴みながら左手で優を持ち上げた際に夜見は顎を蹴られたことで優への拘束を緩めてしまう。
そして優は、その一瞬の隙を見逃すことなく夜見の拘束を解くのであった。そして、夜見は追撃を行おうとするが、何時の間にか優は短刀の御刀を戻して、長巻状に改造された鬼丸国綱を構えていたため、本能的に短刀の御刀とはリーチが違うことを察して警戒し、追撃を辞めるが、それによって優に大きなチャンスを与えてしまうことになってしまったことに気付いてしまった。
夜見がそのことに気付いた理由は、拘束を逃れた優が嗤っている声を上げたからである。
そして、優が嗤っている理由は、自身の脳を荒魂化させることで自身の脳を操作。それによって、脳内麻薬を無理矢理多く分泌させることで痛覚遮断、多大な高揚感と瞬発力の増大、更には反応速度の向上という夜見と同様の事を行っていた。
……しかし、
「ああ、心地良い。……ココチイイヨォッ!!」
高揚感が高まってしまったことにより、過大な多幸感に包まれた優の言動は怪しくなり、怪しく嗤うのであった。
そして、近くに居た夜見も気付いてしまった。優が笑っていることに。自身と同じ顔をしていることに。
そして、遠巻きに見ていた可奈美も気付いてしまった。優が嗤っていることに。夜見と同じ姿となっていくことに。
そして、不思議な事に、夜見と可奈美の両者は何かが崩れ去るであろうことは予知し、優は何かが目覚めるであろうと予知。その高揚感のまま、スポーツマスクと色付きのゴーグルを外すと、鬼のような角を生やし、右目の瞳の色と右半分の白い髪の色に変わっている半ば荒魂と化した素顔を晒すと、その何かが目覚めるであろう感覚のままに夜見に向かって、狼の様な雄叫びを上げながら鬼丸国綱を持ちながら、突撃するのであった。
アサシン……11世紀から14世紀、シリアにおいて十字軍やザンギー朝など諸勢力間で暗殺をも手段として勢力を築いたイスラム教シーア派イスマーイール派の分派ニザール派に存在したという暗殺教団を指す者達であり、その教団の刺客達は、語源がハシーシュ(大麻)、差別的に大麻中毒者だと述べられている通り、ハシシを吸い、夢見心地で暗殺やといった手段で十字軍といった敵の要人を始末していた。
そして、それを見た十字軍は彼等をアサシンと呼んで、非常に恐れられたとも云われている。
そして、その逸話通りであるなら、麻薬の力によって強化された優と夜見は、教団の守護者としても考えられたアサシンと同様の者になれたであろうか?
果たして崇高なる教えを守る"教団"の刺客へとなれたであろうか?
ウールヴヘジンと冥加刀使の様に神の力は宿ったであろうか?それとも、別の何かに変わっただけであろうか?
それと同様に、麻薬は過去に"神の薬"と呼ばれ、その力を行使した人を破滅へと向かわせた物である。
そして、御刀の原料となる珠鋼も古来から"神性な希少金属"と云われ、少女を戦いへと赴かせる御刀を鍛造する物である。
果たして、この麻薬と珠鋼はどう違うのだろうか?……人が、ただ必要か否かの判断の違いしかないのではないだろうか?
神性なる珠鋼を主成分とする御刀の力を行使する刀使の起源は社に務める巫女であり、そしてアサシンもまた麻薬という"神の薬"を使用する暗殺教団というイスラムの教えを信ずる刺客達であり、彼女達と彼等はどう違うと言うのだろうか?
神の代理人
①……ドイツの戯曲。ロルフ・ホーホフート作。
②……塩野七生作の小説。
優「やれ。」
タギツヒメ「……はい。」
またタギツヒメちゃんDV受けとる……。
また本年も、tatararakoをどうぞ宜しくお願い致します。