【完結】刀使ノ巫女+α   作:tatararako

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117話を投稿させて頂きます。

「小規模な侵入なら制裁弱まる」発言、バイデン氏が軌道修正…ウクライナ大統領が苦言
2022/01/21 11:30 読売新聞(オンライン)より。

独、ウクライナにヘルメット5000個供与 内外から批判や失望
1/27(木) 12:43配信 【AFP=時事】より。

世の中、どこもかしこも五里霧中やなぁ……。
    
    


霧を祓おうとする者達

    

    

    

――――時は戻り、ソフィアの部隊が市ヶ谷を襲撃する前の市ヶ谷基地。

 

タキリヒメ派の議員は、今は国会にて他派閥を味方に加える工作を行っている最中であり、市ヶ谷に居なかった。

そのうえ、丹沢山周辺にて荒魂の群れが突如として発生したため、タキリヒメは荒魂に対する恐怖が国民の間に広まることがないよう早期に解決させる必要が有ると判断し、自身と市ヶ谷周辺を警護する刀使等を丹沢山周辺へと自衛隊のヘリで向かわせたのであった。

 

そういった理由もあり、今市ヶ谷周辺に居る警備の刀使の実力は平均より高くないうえ、数も少なく、市ヶ谷に有ったヘリも今は無いという非常に手薄な状態となっていた。

 

「美弥よ。」

「えっ、何?」

 

急にタキリヒメに呼び止められたことに驚く美弥。何か変な命令をするのかと億劫となっていたが。

 

「……そういえば、お主は私の従者になるのが嫌だったな。丁度良い、これからは好きにするといい。」

「…………。」

 

それは、美弥を従者から解雇するというものであり、市ヶ谷から離れろという意味であった。

 

「どうした?我がどういった者かはお主が一番気付いておるだろう?」

 

そしてタキリヒメは語る。

恐らく、語れる時間も限られているだろうと。

 

「……お主は気付いておるだろう?美弥よ。我が国会前で起きた暴動を燃え広がるように防衛省と共に工作したことも、LGBTやらポリコレやらフェミやら何やら、とにかく“弱者救済”等を叫ぶ無能共を利用したことを知っているお主なら、我がどういった者かを……。」

 

タキリヒメは更に語る。

自身がどのような者であるかを。

 

「だが、差別是正といった“弱者救済”を叫ぶ者達は本当に差別是正を思っているのか?格差を無くしたいと思っておるのか?他には環境を大事にしようと本気で思っておるのか?……真剣にそんなことを考えていると思うか?本音はただ単に、自分が望み通りに行かない世の中に対する言えない憂さを晴らしたいだけなのではないか?彼等にとって“弱者救済”という行為は誰かを吊るし上げて、他者とは違う自分に成り切っているだけなのだ。そして我は、その国民が欲した物を与えただけに過ぎない。願いを叶えたに過ぎないのだ。」

 

タキリヒメは述べる。

彼等は本当に“弱者救済”を望んでいたのかと。

 

「確かに我は彼等を暴れさせるように仕組んだ。しかし、最終的に我が付け火を手伝ったことなど誰も気が付かぬまま、その炎を勝手に燃え広がせたのはこの国の国民だ。国会を叩いていた暴動の人間も、暴動の人間を叩いた者も、我をこの国のトップにするように協力してくれた様なものだ。……そうして、皆が我のことを穢れた荒魂だということを忘れ、そのうえ自分達を荒魂から今まで守っていた刀剣類管理局の予算を減らすことと荒魂の軍隊を創設する事にこぞって賛同しておるのだ。」

 

タキリヒメは指摘する。

この国の国民は、自分達を守る術を自ら放棄していると。

 

「そう考えていく内に我はな、気付いたのだ。世の中が何故荒魂と人を分けるのかを。……本質は国会で起きた暴動と暴動の人間を叩いた者の心理と変わらんのだ。主体性も無く、何かに酔いたいだけなのだと、誰かを攻撃したくてしたくてたまらんだけだとな。この現世の昨今を見れば、一目瞭然であろう?」

 

タキリヒメは突く。

この国の人は、自分から“正義”という名の付いた武器を持ち、振り回すことで得られる快感を感じたいだけなのだと、麻薬を吸ったときに感じる高揚感のままに武器を振り回したいだけなのだと。

 

「SNSや最近の異世界へ行く小説の中身を見れば分かるであろう?SNSは他人の不祥事の方がはるかに盛り上がり、異世界へ行く小説は神様から力をもらったという導入から始まり七つの欲望を叶える麻薬の様な代物が流行っておると……そしてこの両者は本質的に主体性が無く、他者の力によって気に食わないものを排除し、自らの欲求を全て叶えたいだけだなのだと。」

 

タキリヒメは非難する。

彼等は本質的に主体性も無く、他者から与えられた力によって、欲求を満たしたいだけなのだと。

 

「……だが、そんな彼等にも“智慧”は有る。他者を引きずり降ろしたり、世の中のルールを変えて自己の利益を追求するのに肌の色、髪の色、民族を理由にした武器は役に立たないことに気付き、性差や差別是正、LGBTやらジェンダーといった外から来た思想に“正義”を与えるとどうなるか疑問を抱かず、自分に返ってくることも想定せずにそれを武器にしただけのことだ。そう考えれば、国会前に集まった彼等は特撮物のヒーローの様に“正義”を執行しただけとも言えるな?御刀を正なる神性を持つ物であると同じ考えであると思わんか?」

「でも、世の中の人はそれだけじゃないってことは気付いてるんでしょ?」

 

タキリヒメは"正義"を説く。

所詮それらは他者を追い落とすために追求された武器でしかないのだと。それは、御刀を正なる神性を持つ代物であり、荒魂は負の神性があり、穢れた物であるから斬るべきであるという考え方と酷似しているのだと。

 

だが、美弥はタキリヒメに臆することなく反論した。

世の中の人が全員そんなのじゃないと。

 

「……そうだ。世の中には、心に歪んでおらず、知能にも問題の無い人間は居る事には居る。しかし、そんなものは少数なのだ。それは、ほとんどが知能を有さない荒魂も変わりない。」

 

美弥の反論に肯定するが、しかし、美弥の言う人間は少数派であり、荒魂もそれは変わらないのだとタキリヒメは説いていた。

 

「だったら何でこの国を救済すると言ったの?」

「ここまで聞いて我が何故権力を志向するか不思議であろう?……我はな、そんなバカな国民と荒魂達を統べ、二十年前以上の大災厄を帳消しにするほどの最高の統治者にもなりたいが、人と荒魂も気分次第で二十年前以上の大災厄以上に殺した圧制者にもなりたいと思っただけの事なのだ。そうするだけで、この世の歴史に20年前以上の大災厄を越える事を行った存在として永遠に遺れるのだ。」

 

そしてタキリヒメは自身の本意を語る。

この国を救済することができれば、そのまま救国の立役者として、この国の歴史の中で燦燦と輝くように遺ることができるが、もしもこの国を救済することができなければ、圧制を敷き、この国の大量虐殺者としても記録に遺るだけだと語った。

 

「故に、我は権力を志向する。経世済民が成功すれば、この世の"正義"をコケにすることができ、我を切り離した御刀を侮辱することができる。我を穢れていると批判するこの国の"正義"に鉄槌を下すことができるのだ!……もし経世済民が失敗したとしても、馬鹿な国民共にこう言える。お前達が穢れた我を支持したのだぞと、お前達が"正義"を行使した結果、多くの命が潰えたのだと強く訴えることができる!こんなこと、我以外に誰ができる。二十年前に現れた暴れるだけしか脳の無い馬鹿な大荒魂ですら出来ぬことだ!!」

 

そうすることで、タキリヒメはこの国を覆う"正義"をコケにしたいと本音を語るのであった。そうして、二十年前の大災厄を越えることを行った者として永遠に遺りたいと強く訴えていた。

 

「……そうなんだ。それで、何で私をクビにすんの?」

「お前は荒魂である我と一緒に居るのは嫌だろう?それに、我が臣下ですらない従者と共に死んだとなれば恥知らずとなってしまう。それが嫌なだけじゃ。」

 

美弥は、自分から「何故クビにされたのか?」とタキリヒメに聞いたのか不思議でならなかった。何故、タキリヒメの部下でありたかったかのようにも取れる発言をしてしまったのか、美弥にも分からなかった。

 

此処に居る理由は、タキリヒメの監視であったはずなのに……。

 

だが、困惑している美弥を余所にタキリヒメはいつもの調子で答えていた。ただ単純に、自分の小間使いも死なせてしまうのは、恥だから逃がそうとしていたと。

 

気位の高いタキリヒメは、自分の臣下と共に死ねるのならば本望なのだが、臣下ですらない者と共に死ぬのは恥であるとタキリヒメは考えていたからこそ、美弥を逃がそうとしていた。

 

「そういう訳だ。お主はさっさと此処から立ち去るが良い。これからは一介の刀使として義務を行うのだな。」

 

タキリヒメは美弥から視線を外してそう述べると、片手で追い払う仕草をして何処かへ行けと自らの意思を伝えるのであった。

 

「……ふざけんなよ。」

 

だが、美弥はタキリヒメの命令に反抗する。

 

「私のこと、散々訓練だとかでコキ使っておいてもう要らないからお役御免って虫良すぎない!?それに、一度も正社員にしなかったダメ社長から、明確な解雇理由も明示しないで解雇したら罰則受けるし、再就職の支援も無く一方的に解雇するとダメなことぐらいインターネットもまともに使えなかったアンタなら分かるだろ!」

 

美弥は、タキリヒメのことをダメ社長と罵ると、明確な解雇理由も再就職への支援も無く一方的に解雇することは不法だと述べると、タキリヒメの命令を拒むのであった。

 

「……分からんな。荒魂である我の下に付くのは嫌だと拒んでいたではないか。どうして我と共に居ようとする?」

 

タキリヒメは不思議であった。

美弥は当初、自分に付くのは嫌だと答えていたにも関わらず、今や此処から離れることを拒むのである。

どうして、そんな心変わりが起きたのか皆目検討が付かなかった。

 

「そんなもん、決まってるでしょうが!!」

 

田辺 美弥は、今まで自ら何かを思って行動することはなかった。

 

「この世の支配者になりたいアンタが最後に一人だけじゃ、刀使を一人も味方に付けていないままじゃ様にならないし、それにアンタ、外に出たときから思ってたけど何するか分からないから私も付いて行ってあげるって言っているんだよ!!」

 

そうして、美弥は語る。

回りくどいが、共に目標に向かって努力したいとタキリヒメに自分の思いを伝える。

 

「ホラホラ私をアンタの臣下として再就職させなさい!じゃないとアンタは一人寂しく死んだだけという末路しか遺らないわよ!部下の扱いが粗略だった人とか、死んだ後にそれを一生物笑いの種にされたりすんのよ。それが嫌なら私をアンタの臣下として再就職させろ!」

「……我の本当の真意は“弱者救済”でもなければ、“経世済民”でもないぞ?それでも良いのか?」

 

そうして、美弥は更に語る。

回りくどいが、タキリヒメが自分を臣下として再就職させなければ汚点が残ると言って、美弥はタキリヒメの居る場所に留まろうとしていた。

そのことに、タキリヒメは良いのかと尋ねるのであった。

 

「別に良いよ。タキリヒメ一人に潰される社会なんて、元から誰かに押されただけで潰れる社会なだけだったんだよ。タキリヒメだけが悪いんじゃない。そんなもん、今まで何もしてこなかった人達も同罪だ。」

 

そうして、美弥は述べる。

本当に何の問題も無い社会なら、タキリヒメという一人の独裁者によって潰れる訳が無いと。

 

「……私、タキリヒメと一緒にこの国の貧困とか就職、出生率で喘いでる人達を見て思ったんだ。この社会って"平等"や"権利"だとか自分達にとって都合の良いルールや建前ばかり創り過ぎて、それに雁字搦めになって、遂には何も言えない不満が貯まっていって、それだけじゃなくて、皆は建前とかを失うのを恐れて何も言えなくなったから、改善する余地も機会も失って、今みたいな崖っぷちで潰れかけの社会が産まれたんだと思ってる。」

 

そうして、美弥は指摘する。

この閉塞的で無生産的な社会を打破するにはどうすべきなのかということを。

 

「……だから、そんな潰れかけの社会が一方的に見せてくる“平和”や“平等”とかいう押し付けなんかよりも、霧に迷う者を導いて、その霧を切り払う努力をする人が見せようとしてくれる物の方が価値が有るような気がする。……理由なら、それだけでも充分じゃない?」

 

そうして、美弥は突く。

タキリヒメに付く理由を話して……。

 

「私もさ、抗ってみたいんだ。アンタの言う主体性が無かったり、他者の力によって気に食わないものを排除したり、自らの欲求を全て叶えたいだけの人達が必死に見せて来るものに対して……全てに。」

 

そうして、美弥は非難する。

タキリヒメの言う主体性が無く、他者の力によって気に食わないものを排除し、自らの欲求を全て叶えたいだけの存在に。

 

「でもタキリヒメの言うそれはさ、思ったよりも大きくて、そんな欲望が人だけじゃなくて"平和"やこの国の"法律"とかにも侵食していったんだと私は思うんだ。……いや違うかな?ただ単純に、耳障りが良くて心地よさしか感じない物や言葉に置き換わって行ったと言った方が適切かな?それとも、二十年前の大災厄で本当に起こったことを隠し続けたから今みたいな政治的混乱が起きた。といった方が分かり易いかな?」

「……言いたいことは分かった。だが、もう一度言うが、我は行った政策が失敗し、人々が苦しむことも望んでおるのだぞ。それで良いのかお主は、お主は人々を守るのが使命ではないのか?」

 

そうして、美弥は"自分が今住んでいる国"がどういうものかを説く。

誰も傷付かず、見たくないものを見ずに済めば良いというのを今まで変えることなく進んで来た国なのだと。

 

だが、タキリヒメは美弥に臆することなく反論した。

自分は救済と殺戮を行おうとしていると。

 

「うん。……そうだね。本当なら、私はここでアンタを止めなきゃいけないし、斬らなきゃならない。けれど、今のガラパゴスとか言われているこの社会のままで良いとは私はこれっぽっちも思わない。……何か一つでも変わらなきゃならないんだよ。この国も、この平和の在り方も、社会不安の改善方法も、刀使も、荒魂も、そして私も含めて、痛みを負いながらでも全て変わらなきゃいけない時期に来てるんだよ。そうしなきゃ、何時まで経ってもこの国は独り立ちすることすら出来ないままなんだ。それはきっと、何時までも刀使であり続けることが出来ない私と一緒で、この社会全体も……ううん、それだけじゃない。何が悪い事なのか、何が善いことなのかといった私達全員の考え方も変わらなきゃいけない時期に私達は来てるんだよ。そうしなければ、この国は、私達は新しい時代に取り残されていくだけなんだよ。」

 

タキリヒメの反論に肯定するが、しかし、それ以上にタキリヒメ抑えることが正解だと思えないと説くのであった。

この社会と共に沈むのが正解だとは思わないと説くのであった。

 

「もう私は、誰も傷付かず、見たくないものを見ずに済めば良いなんて考えはしないよ。この社会が根本から崩れて来ているのなら、深い傷を負ってでも、見たくないものは真正面から見て問題から逃げないように向き合わなきゃいけない。……そのためには、私はこの問題から解決するためには時間が限られているから、もっと強く賢くなければいけないから、もっと学ばないといけないんだ。」

 

そして美弥は自身の本意を語る。

この潰れかかっている社会を根本から変えないといけないと、そうしなければ、この国は何時までもガラパゴスのままであり、この国は沈んでいくだけであると。

そのためには、この国全体を覆う"霧"の様な空気から脱却しなければならないと。

 

「だからタキリヒメ、私も一緒にこの社会全体を覆う霧を祓う戦いに戦わせてよ。……二十年前の大災厄を越えることを行おうとする荒魂とこの世界を守る刀使が共に戦うなんてこと、本当はダメなことなんだろうけどさ、……けど、それぐらい外れたことや変わったことをやらないと何も変わらないし、私は私自身のチャンスとアンタを捨てて逃げて、後悔したくない!」

 

そうすることで、美弥はこの国を覆う"霧"をタキリヒメと共に斬り祓いたいと強く語るのであった。

 

「……全く、我は厄介な奴を引き取ってしまったようだな。」

「そうだよ。厄介でしょ?それに、私はアンタを見て"努力"っていうのは一つだけじゃないんだと教えてもらった。一歩一歩歩んだり、誰かと一緒に歩いたりすることもそうだけど、外れた道を行くことで深手を負う覚悟で進むことだって、どれも等しく"努力"何だってこと。……だから、アンタは歩に私のことを任せておけって大口叩いたんだから、最後まで一緒に居てよ。居させてよ。そうでないと、タキリヒメは嘘吐きになるよ。」

「……そうだな。我はそんな大口を叩いたのだから、それを全うせねばならんな。」

 

タキリヒメは、何故へっぽことしか思っていなかった美弥を排斥しないのか不思議でならなかった。

 

「それでは美弥よ。私の臣下となるか?」

「もちろん。……貴女の傍に、最後まで居させて下さい。」

 

そんなことを思いながらタキリヒメは、「我の臣下となるか?」という問いに対して、美弥は頭を下げて申し出るのであった。

 

しかし、美弥の能力は今もへっぽこであることに変わりないし、自分の臣下として傍に置いておくのに相応しく無いとしか思っていなかった美弥を今更自分の臣下にしようとしているのか、タキリヒメにも分からなかった。

 

「しかし困ったな。そうすると、我の臣下として働かねばならないのだから、責任重大だぞ、美弥?」

「分かってるよ。どんなものが待ち構えていようと、背を向けないよ。」

 

こうして二人は、誰かの後ろを歩くこともなければ、前を歩くこともなく、ただ荒魂と刀使という古来の言い伝え通りであれば、互いに敵対しなければならない関係であるのだが、一つの目標に向かって共に一緒に歩いて行くのであった。

 

(……歩。私さ、歩のように刀使になった強い理由が無かったんだ。だけど、今できたよ。私にも剣を振るう理由が、アンタにも負けないくらいの強い理由ができた!!歩がそれを知ったら、笑うかもしれないし、止めたかもしれない。それで私は歩の言っている通りに動いて、それで終わりだったかもしれない。けど、アンタのことを助けてくれたタキリヒメのことも見捨てたくないし、それ以上にタキリヒメが創る社会がどんなものか見てみたいんだ。……私、おかしいのかもね。荒魂と刀使が一緒に戦うなんておかしいのかもね。でも、私は何一つ間違っていないと思う!!)

 

歩はそう思いながら、タキリヒメと共に歩き出して行くのであった。

 

 

 

 

 

 

――――そして、時は動き出す。

 

「お逃げください、タキリヒメ様!綾小路が市ヶ谷を攻撃しております!」

 

タキリヒメの居る市ヶ谷に冥加刀使とイチキシマヒメを連れたソフィアが襲撃してきたのである。

    

    

    

 




     
   
バイデン大統領 素晴らしい2020年を国民に約束
2022年1月6日, 04:51 Sputnik


ああ、今年2020年やったんか……。

   
   
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