【完結】刀使ノ巫女+α   作:tatararako

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122話を投稿させて頂きます。


タキリヒメ
かつて折神 紫に取りついていた大荒魂・タギツヒメの中に生まれた三つの感情が分裂した三体のうちの一体。人を支配・管理・導くことを望み、この世の神として君臨しようとしている。
――――アニメ公式ホームページより。

   
   


支配のタキリヒメ

    

    

    

「……では、刀使と共に歩むタキリヒメ様を相手にするのは、荒魂の力を求めたこの私がお相手致します。」

 

ソフィアはそう言った瞬間に、迅移を使ってタキリヒメに斬り掛かって来たため、タキリヒメはソフィアの刃を両手に持つ二つの刀で受け止めると、刃同士の金属の音を鳴らすのであった――――。

 

「写シも張らずに来るとは、気が狂っておるのか、我を相手に舐めて掛かっておるのか!?」

「いいえ!これは私のポリシーです。……闘争は己の血をも流すことで、深い傷を負って挑むことで美しくなるのですから!」

 

タキリヒメに写シも張らずに挑むのは、舐めて掛かっているのかと尋ねられたソフィアは、これは私の信条であり、自分なりの相手に対する賛辞でもあると答えるのであった。

 

……闘争の果てに在るであろう"救い"を求めたソフィアであるからこそ、そう答えることができた。

 

「そうか!ならば我も、この国を覆う霧に挑むことで、20年前の大荒魂すら超えた者として現世(げんせ)であろうが、現世(うつしよ)であろうが我の名を刻み、タキリヒメという名を永遠に自分の物にしたいからな!!」

 

その返答を聞いたタキリヒメは、同じ何かに挑む者としてソフィアに賛辞を送るのであった。

 

……人も荒魂も生まれも関係無く等しく統べる者になると決めたからこそ、受け止めて賛辞を送った。

 

そして両者の戦いは、互いに数度の剣同士がぶつかることによって生ずる火花が舞い、剣戟の音によって奏でられ、その激しさを増していったのである。

 

タキリヒメはヒルコミタマから取った大典太光世と美弥から譲り受けた無銘の御刀、それぞれ荒魂と人から譲り受けた二本の御刀で紫から学んだ二天一流を繰り出していた。

一方のソフィアも数珠丸恒次を持ち、無住心剣術の教えにある刀の長さなどにはあまり拘らず、生まれついた純真な赤子の心を持ち、自然と感じたところ、落ちるべきところへ刀を落とすだけという教え通りに、ただ自らの信条と自らが感じた心のままに剣を振るうのであった。

 

(……我は霧に迷いし者を導く者と、20年前の大荒魂を超える者として、この世を統べる者としてタキリヒメと名乗った。故に、臣下との約束は守らんとな!)

 

臣下との約束を守るために戦うタキリヒメ。

 

(人は戦いを前にすれば、その者の真価が見える!!故に、私は戦うことを辞めない!!)

 

そして、自らの信条を曲げる訳にはいかないソフィアとの両者の戦いは激しさを増すばかりであった。……しかし、ソフィアは事前にイチキシマヒメと木刀で打ち合うことで龍眼の弱点である集団戦に弱いことと、それともう一つの弱点でもある"意識を向けさせる"ことに気付くのであった。

 

このもう一つの弱点である"意識を向けさせる"ことと云うのは、可奈美と優の戦闘を例に挙げると、可奈美は優に“手合わせ”という申し出を受けさせることで純粋な剣術勝負へと持ち込ませることにより、近代兵器や対刀使用の矢を使うことができない状況へと持ち込ませるだけでなく、結芽の遣う天然理心流が連撃が多いといった非常に攻撃性が高いという特性をも利用し、優に"先に仕掛けるという意識"へと誘導させることで"無理矢理にでも先に仕掛けることで状況を突破する。"という意識へと固定化させることで、思考の幅を狭め、先に攻撃させることで、その単純な攻撃となった優の刀を柳生新陰流の「後の先」で勝利しようとしていたのと同じ様なものである。

……仮に戦闘が実現していれば、刀に乗って捌く柳生新陰流の「合撃(がっし)」が決まり、可奈美は優に勝っていた。

 

(※さらに分かり易く、アニメ刀使ノ巫女を参考にすると、アニメ21話の可奈美が雷神の力を得た姫和を斬ったのと同じやり口である。可奈美は、諸々の事情で余裕の無い姫和に対して「今でやっと自分と互角」と煽ることで"先を取ることに意識を向けさせる仕掛け"となり、その挑発に乗るしかなく、余裕も無かったがために可奈美は姫和の意識を"先に仕掛けさせる"ということを優先させるように仕向けることに成功し、この状況下において目が良く、後の先を取ることを得意とする可奈美は、姫和の攻撃の兆しを逸早く察し、僅かに早く動く事で姫和の雷速の打ちを捌いた。というのと似た様な物である。)

 

(実際、アニメの可奈美と姫和の対決のシーンの際は、姫和は縦横無尽に且つ真っ向に切り下ろすといった力技が多く見られるのに対して、可奈美は最初の位置から全く動かず、縦横無尽に攻めてくる姫和に対し、向きを変えるという最小の動きだけで応じているという違いがある。尚、神無月久音先生は、この時の可奈美の戦い方を「相手を動かし、これに乗って勝つ」新陰流の「活人剣(かつにんけん)」と捉えており、相手の動きに随って転変し、仕掛ける「転(まろばし)」の理の通りとも述べている。……それでも分からない人は、アニメ刀使ノ巫女21話の可奈美と雷神の力を得た姫和の対決シーンで見せた動きと神無月久音先生のツイートを見てみよう!!)

 

そういった龍眼の弱点をイチキシマヒメとの打ち合いで知ることができたためか、それとも刀使と荒魂の融合は乗算である故か、次第にタキリヒメは圧され始め、左腕が飛ぶのであった。

 

「タキリヒメ!!」

 

タキリヒメの左腕が宙を舞ったことに、美弥が悲痛な叫び声を上げる。

だが、ソフィアは、

 

(……何故だ?)

 

龍眼という未来視で躱せる筈なのに、タキリヒメが躱さなかったことに疑問を抱いた。

そして、それが罠であることに気付くのが遅かった。

 

「もらった!!」

 

左腕を斬らせたのは、タキリヒメの罠であった。

 

刀を振り抜いたことで隙だらけとなったソフィアは、タキリヒメの斬撃を左腕に深く受けてしまう。そのため、ソフィアは左手に力が入りくくなってしまったのか、それとも左腕の傷の痛みで集中が途切れることを恐れてか右手だけで御刀を握るのだが、タキリヒメの続く二度目の真っ向からの切り下ろしによる斬撃をソフィアは数珠丸恒次で払い除けようとするが、これもタキリヒメの罠であった。

タキリヒメは美弥から聞いた鞍馬流の技の一つである『巻き揚げ』という技を使って、ソフィアが右手に持つ数珠丸恒次を右手が曲がり辛いところへと持って行くことで、ソフィアの右手から数珠丸恒次を放すことに成功したのである。

 

「……左腕をわざと!」

「美弥から借りた刀を返す時に、血で穢す訳にはいかんからな!!」

 

タキリヒメがわざと左腕を斬らせた理由はソフィアの隙を作ることもそうだが、美弥から借りた御刀を左腕に持っていたため、戦いの後で返すときにソフィアの血が付いている物として返したくなかったがためにわざと左腕を斬らせることで、タキリヒメの手許から離すことにしたと同時にソフィアの隙を作ることに成功したのである。

 

美弥から借りた御刀を血で穢す訳にはいかないという理由だけのために左腕を難なく犠牲にしたと公言するタキリヒメにソフィアは仰天しただけでなく、今や御刀を手に持たないことに臆したのかバランスを崩し、後ろに下がりながら身を屈めることになってしまったソフィアを見たタキリヒメは勝利を確信し、大きく振りかぶってソフィアの額を狙って振り下ろす――――。

 

 

 

 

……ただ勝利のみを信じ、我を忘れ、龍眼を使わず、勝利を求めた末の行動であったことにタキリヒメは気付くことなく。

 

「……ぐっ!」

 

しかし、左腕を斬られたことで左手の力が入りにくくなっただけであり、動かせない訳ではない。

 

ソフィアは防刃グローブを着用していたため、振り下ろしてきたタキリヒメの御刀を立ち上がると同時に左手の掌でどうにか押さえると(この際、写シを張っていなかったからこそ両断されずに済んだが、代わりに左手の骨は折れていた。だが、ソフィアは歯を食いしばることでどうにか痛みを堪えていた。)、手に触れた大典太光世の力をソフィアの身体の中にある荒魂の力、冥加刀使の力を使って得ることができたため、そのまま続いて右半身をタキリヒメの懐に滑り込むように入り込むと同時に左手を下に下ろすことで、タキリヒメの懐に入り込むと、そのままタキリヒメが持つ大典太光世の柄の部分を右手で掴むのであった。そして、その右手を時計回りに回すと同時に下に下ろしていた左手を掬い上げるように上げる。そうすることで、ソフィアはタキリヒメが持つ大典太光世を奪い盗ることができたのである。

 

そして、そのままソフィアは右足を後ろに回して、左半身を前にすると奪い盗った大典太光世で身体ごと前進し、タキリヒメの鳩尾を深く突いたのであった。

 

「……これで勝負ありです。」

 

ソフィアが身を屈めた理由は、タキリヒメよりも背を低くすることで振り下ろす攻撃にするよう誘ったのである。

そうして、防刃グローブでタキリヒメの攻撃を左手の掌で押さえ、右手でタキリヒメが持つ柄を掴んで時計回りで回すことで奪い盗ると、そのままタキリヒメの鳩尾を深く突くのであった。

 

「……全く、次から次へと珍妙なことを。」

「私は、自らを確立するために"ソフィア"であらねばなりませんので、故にこんな手も使います。それに、防刃グローブが無くとも切っ先三寸でなければ掌底は斬れません。……卑怯だとお思いですか?」

「いいや。……我の敗北には変わりない。それを見切れなかった訳だからな。……我もアイツのことを馬鹿にできん……まだまだ……だな。」

 

タキリヒメはソフィアが防刃グローブを使っていたことに珍妙な手を使うと言ってきたことに、ソフィアは卑怯かと聞き返すが、タキリヒメは自身の力不足であると答え、敗北であると素直に認めるのであった。

 

「……何か言い残すことはありますか?」

「いいや、何も。……我が言いたいことは全て言った。我は背中を見せることなく挑み続けた以上、全てを統べるタキリヒメの名は永遠にこの現世に残り、悠久の時を経ても我の名は後に続く荒魂の中へと入ることとなるであろう。……悔いなぞ無い。」

 

タキリヒメは、ソフィアに対して何も言い残すことは無いと返答するのであった。

 

「そうですか。……私が"ソフィア"と名乗る前であれば、貴女の臣下となっていたという言葉は、今まで嘘を並べて生きていた私にとって、初めて包み隠すことなく本音を言いました。……それだけは、嘘偽りではないことを理解してください。」

「……そうか……それは、残念だったな。」

 

ソフィアの自分の名を騙る前であれば、タキリヒメ側に付いていたと嘘偽りなく、穏やかな声で答えていた。それに対して、タキリヒメは残念そうに答えるのであった。

 

もしも、"ソフィア"に出逢うことが無ければ違ったであろう――――。

もしも、"ソフィア"の復讐という目的が無ければ違ったであろう――――。

 

そんなことをつぶさに思いながら、悔やみつつソフィアはタキリヒメを更に深く、刺し貫くのであった。

 

「……いずれまた会えます。"ソフィア"で無くなった時には。」

「ああ、臣下にさせてやる。」

「……ありがとう。」

 

タキリヒメの「臣下にさせてやる。」という言葉を聞いたソフィアは、柔和な声で、優し気な笑顔でタキリヒメに「ありがとう。」と返すと、後ろに下がると同時に大典太光世を引き抜くのであった。

それと共に、血が流れたかのように純度の高いノロが流れるのであった。そして、斬られたタキリヒメは美弥の方に少し顔を向けると微笑みながら、純度の高いノロの塊へと還って逝った。

 

「!!……うっ。」

 

それを見た美弥は、拳を強く握り締めることで涙を堪えていた。泣いてしまえば、タキリヒメを後悔させてしまうから、泣く訳にはいかなかった。

故に、嘘でも渡された"三日月宗近"の様に強く在らねばならなかった。

 

「来い!静!!」

「はいはーい。」

 

そうして、元はタキリヒメであった純度の高いノロの塊から、視線を外すように背を向けたソフィアに大声で呼ばれた静は、パタパタと純度の高いノロの塊に近付くと、手をかざしてタキリヒメであった純度の高いノロの塊を吸収するのであった。

そんなときソフィアは、綾小路の制服を身に纏い、タキリヒメが持っていた三日月宗近を大事そうに抱える美弥が居ることに気付き、何をしているのかと尋ねるのであった。

 

「……そこのお前、何をしている?」

「お前じゃない。タキリヒメの一番の臣下だよ。」

 

ソフィアにお前と呼ばれた美弥は、睨みつけるようにソフィアを見ていた。

 

「そうか。なら、臣下であるお前は私を斬るべきではないのか?」

「……それはできない。タキリヒメより弱い私がお前に立ち向かえば、ただ殺されるだけだ。」

「当たり前だ。」

「だからできない。……タキリヒメは最期に私の親友の歩の願いを聞き届けるために、それだけでなく、タキリヒメがこの荒魂に対して冷たかった世界に挑んだということを皆に聞かせるために、私はタキリヒメに『生きろ。』と私に初めて……臣下として命じてくれた。それを無駄にして、あの人の願いを無下にすることなんてできないから、私はお前を斬らない……!」

 

親友である歩との約束を守りたいというタキリヒメの願いを守るために、初めて臣下として命令してくれた『生きろ。』という命令を守るためにソフィアに斬り掛からないと答えるのであった。

……しかし、美弥に写シを斬られた冥加刀使が目を覚まし、意識がハッキリとすると美弥に斬り掛かろうとしていた。

 

「お前ッ!!よくも私を「止めろっ!!」」

 

だが、ソフィアが制止することで、その冥加刀使は矛を収めるのであった。

 

「……分かった。ならば、その命を果たせ。……皆、作戦は成功した!増援が来る前に帰投するぞ!!」

 

静がタキリヒメのノロを全て吸収したことを確認したソフィアは撤収の命を発し、その命を受けた冥加刀使とヘリ部隊は撤収するのであった。

……そして、

 

「良い主君を持ったな。その主君に恥を与えぬよう、精進することだ。……それを忘れるな。」

 

部隊が撤収したことを確認したソフィアは、先程までタキリヒメが居た場所に後ろ髪を引かれる思いを抱きながらも、どうにか振り切って自身も撤収するのであった。

 

(…………初めてだ。初めて人を斬った気分しかしない。)

 

そしてソフィアの内心は、自身が望んでいた生まれや出自に関わりなく活きられる世界と似たことを本気で述べていたタキリヒメを斬ったことに後悔し、タキリヒメの影響によって、その心は"ソフィア"という顔が剥がれかかり、ただの"少女"になりかけていた。

 

そうして、ソフィア達が撤収した後は、美弥だけが残っていた。そんな中で、美弥は、

 

「……うっ……ぐす………。」

 

ただ一人、頬を濡らし続けると共に、覚悟するのであった。

これからは一人で、このタキリヒメが渡してくれた三日月宗近のように美しく、強く在らねばならないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――その一方、丹沢山に現れた荒魂の討伐の数日後。

 

可奈美達は、夜見との死闘の後に気絶した優の意識が戻ったということを聞き、今は眠っている優の病室にて可奈美達は、目が覚めるまで待っていた。

 

「――――ん。」

 

そのとき、優の目が開いたことに気付いた姫和と可奈美は感極まったのか、目に涙を浮かべ、無事であることを喜ぶと抱きつくのであった。

 

「優ちゃん!」

「……痛いよ。おねーちゃん。」

 

優が可奈ねーちゃんと呼ばず、おねーちゃんと呼んだことに気を留めることなく可奈美は咽び泣いていた。

 

「……よかった。意識が戻って。」

「無事だったんデスね。ユウユウ。」

 

舞衣とエレンも見舞いに来ており、優の意識が戻ったことに二人は素直に喜んでいた。

 

「何時までもグースカ寝やがって、あんま可奈ねーちゃんとねねを心配させんじゃねーぞ。」

「でも薫が一番心配して……痛い痛い。」

「ねねー!」

 

そして薫は、可奈美とねねが泣くから無茶はするなと言うが、沙耶香に薫が一番心配してたことを指摘されると薫に頭をグリグリされるのであった。

 

「……ええと、初めまして。」

 

……しかし、優から思いも寄らない返答が返ってきたことに可奈美達は動揺するのであった。

 

「お、おいおいお前。別にそんなかしこまらなくて良いんだぜ!?別にお前は悪くねーからよ。」

「そうデース。薫はユウユウを責めてはいませんカラ。薫、ダメデスよー。」

 

薫とエレンは、恐らく薫の言い方が悪かったのだろうと思い、気にすることは無いと述べるのだが、

 

「ええと……誰ですか?」

 

薫とエレンのことを誰なのか分からないと答えるのであった。

冗談やふざけて言っているようには見えないうえ、ある種の恐怖を感じ、薫とエレンは息を呑む。

 

「優。……分かる人居る?実は私達は可奈美の昔からの友達で小さい頃から優のことを知っていたから、それで私達は大怪我をしたってことで見舞いに来たんだけど。……知っている人居る?」

 

沙耶香はもしやと思い、あることを尋ねるのであった。この部屋内に知っている者は居るかと。

 

「ああ、そーなんだー。……ゴメン、可奈美おねーちゃんと姫和おねーちゃんしか知らないや。」

 

そうして、優は申し訳なさそうに答える。

可奈美と姫和以外の人は知らないと。それ故に、舞衣と沙耶香、それだけでなく薫とエレンのことが誰のことなのか分からないと答えるのであった。

……それだけでなく、優はベッドから立ち上がろうとするが、転げ落ちてしまう。

 

「…痛っ……つう。」

「優ちゃん!!?」

「おっ、おいおいおいおい、あんま無理すんなよ。まだ病み上がりだろーが、何か欲しい物が有ったら俺が代わりに行ってやるから、な?」

 

まだ完治していないのに立ち上がろうとする優を宥めようとする可奈美と薫。だが、優の次の言葉に驚愕することになる。

 

「……足が、動かないや。」

「!!」

 

優はもう己の足で立ち上がれることすら、出来なくなっていた――――。

 

     

      

       




    
   
どんどん優くんが救われなくなっていきます。
そして、優くんが色々な障害を抱えることになる理由を話します。
    
   

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