156話を投稿させて頂きます。
私は叫んだ。
美奈都さんに斬り掛かる可奈美を止めるべく、叫んだ。
それだけでなく、立ち上がろうともしたが、写シを剥がされた影響か足に力が上手く入らず、転んでしまった。
だから、私は可奈美と美奈都さんが御刀を向け合い、互いにその刃を振るうという姿しか見れなかったことが歯痒かった。
……だが、勝負は私の目から見ても、その差は歴然だった。可奈美の剣を尽く捌き、躱す美奈都さんの一方で可奈美は写シを何度も斬られていた。
流石の可奈美も母には一度も勝てなかったと言っていたので、苦戦せざるを得ないのだろう――――。
……私はお母さんに斬り掛かっていた。
正直に言えば、勝てる見込みは薄い。
……剣術というのは、弱い相手には勝ち、強い者には負ける。それが当然の摂理として成り立っている。だからこそ、今も御刀に円の軌道を描くことで剣の切っ先を見失わせる技と左右の手に持ち替えるお母さんのテクニックに私は何度も惑わされ、翻弄され続けたことで、写シを何度も斬られていた。
そんなお母さんと私の技量の差によって何度も写シを斬られる私がお母さんに勝てる見込みは無いに等しかった。
もっとハッキリと言えば、今の私はお母さんの技量に遠く及ばなかった。だから、勝てる見込みは薄かった。
……だけど、私は一つだけ知っている。
弱い者には勝ち、強い者には負けることが剣術の摂理だけど、その摂理を覆すことができる唯一の技が一つだけあることを。
だから、私はそれに賭けた。
写シを斬られ、剥がされた私は"写シを張ることなく"お母さんに向かって御刀を大きく振りかぶりながら行った。
「……だから、言ってるじゃない?御刀をそんなふうに振り回した……ら……?」
お母さんの言っている通り、私は御刀をそんなふうに振り回したから、腹に御刀が刺さってしまった。……けど、お母さんに、いや、大荒魂になったお母さんに千鳥という大荒魂にとって特効となる御刀の一太刀を腹に入れることができた。
「……可奈美!?……アンタ……わざと……?」
弱い者には勝ち、強い者には負けることが節理の剣術を覆す唯一の技。……それが、相打ち。
きっと、誰かが言っていた左の頬を差し出すということはこういうことなんだろう。そのお陰でやっとお母さんに一太刀入れることができた。
「……藤原 美奈都さんには分からなかっただろうけど……これが、私の剣………!!」
そうして、お母さんのお腹に一太刀入れた私は、刺した箇所を広げるために御刀を捻っていた。
「ぐっ…うぅ……――――」
すると、お母さんは激痛に耐えられなかったのか、顔を歪めながら獣のような奇声を上げながらこちらを見ていた。……私も同じ顔と声を上げていたと思う。
でも、これで同じ苦しみを共有し合うことができた。
「……私も……一緒に……行ってあげる……から。」
私がお母さんに向けてそう言うと、お母さんは柔和な笑顔でこっちを見てくれていた。……だから、私も嬉しくなって、同じ笑顔を向けた。
……これで、御刀なんて振るわなくて済むよね?そう思ったとき、
お母さんの背中からタギツヒメが現れて、お母さんを刺していた。
「……た……タギツヒメ……!」
私が言ったのか、それともお母さんの声だったのかは分からないけど、自然とそう叫んでいた。
「……悪いけど、隠世の門は閉じさせてもらう!!」
タギツヒメはそう言うと、お母さんをもう一方の御刀で首を刎ねていた。
そうして、動かなくなり、ノロの塊となったお母さんをタギツヒメは吸収したことで私に刺さっていたお母さんの御刀は無くなり、私のお腹から急に赤い血が流れたことで私は背中から倒れてしまった。……そのため、今、この場に立っている者は写シを斬られて倒れてしまっている姫和ちゃんと私を除けばタギツヒメだけとなってしまった。
可奈美と美奈都さんの戦いが痛み分けで終わると思った瞬間、美奈都さんの背中からタギツヒメが現れ、タギツヒメが美奈都さんを斬っていた。
そうして、美奈都さんをノロの塊へと変えたタギツヒメは美奈都さんを吸収して……禍神となった。
それを見た私は、三女神を吸収し、禍神となったタギツヒメを見ると同時に可奈美の方を見てしまう。
「ぁあっ!……ぐぅ……!!」
腹に御刀を刺されて、痛みで蹲っている可奈美を見たとき、もう助からないと思ってしまい。私一人でタギツヒメを倒せるかどうか悩んでしまった。
……すると、タギツヒメは可奈美に近付くと、お腹に手を当ててノロを入れているようであった。
「おい!!」
「黙って!今、ノロで傷を塞いでる!!」
それを見た私は、タギツヒメを止めようとするが、タギツヒメは可奈美の腹に出来た傷をノロで塞いでると言われたためについ黙ってしまった。
……いや、タギツヒメが可奈美を助けようとしているところを止めることは良くないことなのでは?とすら思えたのだ。
それは、私が大荒魂の影響を受けやすいタイプの後期型のノロのアンプルを入れた冥加刀使であるがためなのか、はたまたタギツヒメが人類の味方であると思ってしまったからなのかは定かではないが、私はタギツヒメの行動を止めることはしなかった。
「……これで、血は止まった。……あとは、繋がったヒルコミタマに。」
タギツヒメは隠世の境目が見える空を見上げると、そう呟いていたのが聞こえてしまった。だから、私は急いでタギツヒメの元に駆け寄るべく、立ち上がろうとする。
「……私は今から、隠世の境目の中に入って私達の本体であるヒルコミタマを斬りに行くよ。……そうしなければ、隠世を閉じることはできないから。」
だが、タギツヒメにそう言われても、私は立ち上がろうとした。
討伐するためではない。タギツヒメが何をしようとしているのか分かったから、
「待て!…行くな!!」
だから、私はタギツヒメに対してそう叫んだ。
「……ゴメンね。……仇を討たせられないで。でも、隠世の門を閉じるには、誰かが隠世の境目に居るヒルコミタマを斬って門を封印しなければならないから、それはできないんだ………。」
だが、タギツヒメは叫ぶ私に対して、私が抱えていた仇討ちのことをどこか悲しげに言うのだった。……タギツヒメは、私が母の仇を討つことで成就させられないことへの謝罪を言いたかったのだろう。
だけど、私が本当に言いたいのは!!
「違う!そんなことはどうでもいい!!」
……違う。……ああ、そうだ。
だから、私はタギツヒメにして欲しいことを言う。
タギツヒメが本当に望んでいることが痛い程に分かるからだ。
「……ありがとう。優だけでなく、みんなに会えたことを私は忘れないよ。」
だけど、タギツヒメは私にそう言うと、大きな声で…いや、みんなに聴こえるように叫んでいた。
「みんな!こっちにおいでよ!!もう辛いことなんて無いからっ!!」
笑顔でそう叫ぶタギツヒメが、私の目からは妙に神々しく見えていた。……私が大荒魂の支配力に強く影響を受ける冥加刀使になったからであろうか?
しかし、空を我が物顔で飛んでいる飛行型の荒魂がタギツヒメの近くまで来ると、傅くような行動をするのを見た瞬間に私はビルの手摺に近付くと真下を見てしまった。その真下には、刀使と戦っていた荒魂は急に戦いを辞め、突然興味が無くなったかのように眼前の刀使に見向きもせずにこちらに向かって来ていた。それだけでなく、もう一方の荒魂は刀使に御刀で斬られようが関係無く、こちらに向かって来ている者も居た。
……その様を見た私は、タギツヒメの声に応じて、一緒にヒルコミタマの元へと向かおうとしているようにも見えた。
何だこれは?何故荒魂が刀使……いや、人に対する憎悪を抱く荒魂が人を無視してこちら向かって来ているんだ?荒魂達にタギツヒメの想いが通じて人を襲わなくなったのか?
私がそう考えたとき、ある仮説が頭に浮かんでしまった。
タギツヒメといった大荒魂は、高い知能の他にも、隠世への高い干渉力だけでなく、広域に及ぶ荒魂への支配力を有すると。……それ故に、紫に取り憑いていた大荒魂は支配下にあったノロに大人しいフリをさせて、波長に合わせて電流を与え続ければノロはスペクトラム化しないように見せかけることができた。
つまり、それと同じ理屈でタギツヒメは荒魂を集めていた。
……一緒に隠世に行くことで、人と荒魂が傷付かないようにするために。だけど、それは……!
「行く気なのか!!?」
タギツヒメだけが、隠世へ行くということでもあった。……それは、私からしてみれば、この世界を救うために自分だけ何もかも背負い込もうとしているとしか思えなかった。
「……何で?……何でお前がそんなことをしてまで、この世界を守ろうとするんだ!!?そこまでしてやる義理は無いだろうっ!!?」
だから私は小烏丸を受け継ぐ刀使であることを忘れ、ついタギツヒメにそう叫んでしまった。
お前は、此処に来るまで色んな人達に怪物扱いされ、石を投げられ、愛する者も自分勝手に奪われたのにどうしてそこまでするのかと、つい叫んでしまった。
母を殺した相手にこんなことを言うのは、妙なことなのかもしれない。
この世を荒魂の脅威から守ることを使命とされた刀使が言うのもおかしいのかもしれない。
だけど、私は何故かタギツヒメを引き止めたかったから、そう叫んでしまった。それを聞いたタギツヒメは、困ったようにはにかみながら私に答えてくれた。
「……そうだね。今までの私だったら、こんな辛いことしか無い世界なんか壊してやるって、まるで癇癪を起こした子供のようなことを思ったかもしれない。」
辛いことしか無かったと、それで癇癪を起こした子供のように暴れることも考えたと、
「……けどね、この辛いことしか無いとしか思えない世界のことを少しでも思い出そうとしたら、優達が私を不要な存在じゃなくしてくれたことだったり、潜水艦から覗ける綺麗な海の中をみんなと一緒に見たことだったりとか……私の友達との思い出ばかりが溢れてくるから、……そんな思い出が詰まったこの世界を壊したくない。」
だけど、そんな辛いことしか無かった場所について思い出そうとすればするほど、自分が優や結芽といった友人達と過ごした思い出しか思い出せなかったから、この世界を壊したくないと答えてくれた。
(私が頑張って、それでみんなと過ごした想いが有る世界が残って、みんなのことを忘れないようにすれば、みんな幸せになって私も幸せになる。それが私の幸福で、私は私の幸福を願う。……それが、正しいと決めたんだ。)
冥加刀使となったせいなのか、私はタギツヒメの心の声も聞こえ始めていた。……それが正しいのだと。それがタギツヒメの幸福なのだと。
(最初に会ったとき、私は神様みたいに振る舞うことで虚勢を張ることしかできなかった子供だった。……だけど、ジョニーやミカに茶化されて怒ったり、優や結芽といったみんなに今も嫌われてないかずっと一喜一憂してたから、今もどうしようもないくらい子供なんだって思います。)
そして、タギツヒメは自分の友人達との思い出も思い出すと自分がどれだけ子供なのかを思い出していた。
(……眼下には、人が沢山居そうなごちゃごちゃとした街並みが見えます。……あの世界の中には、大人も子供も、人も荒魂も関係無くそれぞれの人が複雑に絡み合って、どうにもならないごちゃごちゃとしたしがらみの中で、みんな子供のように笑ったり怒ったり、泣いたり、自分は必要の無い人間なんだとか言って苦しんでいたりしているんだと思います。)
それだけでなく、タギツヒメは私達が住む世界は複雑で大変な世界なのだということも思い出すが、
(……でも、そんな辛いことばかり起こる場所でも、私とみんなの思い出が有る場所を守るために、私は空に有る隠世の境目へと向かいます。……それを私だけでなく、みんなが気付いてくれると信じたいから。)
大変なだけでなく、みんなの思い出が有る場所を守りたいから、それに何時かみんなが私の想いに気付いてくれると信じたいから、この地を壊したくない。
だから、天にそびえ立つ隠世の境目へと向かおうとしていた。
(緩やかな風が下から吹き上げています。……そのみんなの思い出がある下からの風が吹いたことで、みんなが私のことを応援しているとつい思ってしまった私は、みんなに出逢えて本当に良かったと、心から思います。……だって、こんな気持ちになれるなんて、ずっと、もうずっと本当に長い間……いいえ、冷たい貯槽層の中から産み出され……色んな人に御刀といった冷たい武器を向けられた時から想像も出来なかったんです。)
空へ向かうタギツヒメに緩やかな風が下から来たことに、その風が友人達の応援のように感じたタギツヒメは、嘗ての自分が冷たい貯槽層の中から産まれ、そして人々から武器を向けられるという出迎えを受けたときは、幸福を受けることはなく、人々と憎悪を向け合うしかないと諦めていたと心の中で思い出し、それを独白しながら、写し鏡のように写す隠世の境界の空へと向かうべく見上げていた。
(本当は今みたいにこの想いがふとしたことで消えそうで、……とても、とても怖いけど、それでも本当にとても幸せです。……だから、この一瞬が、この瞬間がずっと続けばいいのに。……そんな世界になりますように。)
それを聞いた私は、
「……辞めろ、」
刀使である私は、討伐するべき荒魂であり、母の仇でもあるタギツヒメを必死で止めようとしていた。
「辞めるんだ!」
御刀を手に持たない手でタギツヒメに差し伸ばした。……刀使の使命の象徴である御刀を忘れて。
「折角、居場所ができたんじゃないか!!」
……そして、母の仇も御刀も忘れて、そう叫んでしまった。
「居なくならないでくれ!!タギツヒメ!!!!」
ずっと此処に居てくれと。
復讐、使命、敵であることを頭の中から忘れて、私は彼女が必要だと叫ぶ。
それを聞いたタギツヒメは、にこやかにこちらに笑顔を向けた後、集まった荒魂と共に、隠世の境界へと旅立ってしまった。
「…………。」
それを私は、ぼうっと見上げたまま立ち尽くすしかなかった。
……この世界の危機を刀使が救ったのではない。……荒魂…いや、この世界の都合で仲間外れにされた者達がこの世界を救ったのだ。
ある感情を抱いて暴れる存在。
私がそう考えたとき、私は母を殺されたと思い込んで癇癪を起こし、タギツヒメや紫を敵視し、意味も無く暴れた。
だけど、タギツヒメは感情のままに暴れることなく、自制してこの世界を守ろうとしていた。……私の方が荒魂じゃないかと思えるほどに、
そう考えたとき、私には為すべき事があると理解した――――。
――――隠世と現世の狭間。
そこで、大勢の荒魂を引き連れたタギツヒメは、ヒルコミタマとその分身達と対峙していた。
「…………。」
すると、タギツヒメは自らの本体でもあるヒルコミタマに無言で御刀を向ける。……すると、
「……ナンデ?」
ヒルコミタマは言葉を発した。タギツヒメに「ナンデ?」と。それだけでなく、
「……ナンデ?……ボクハ、ミンナニキラワレルノ?……ナンデ?ミンナボクヲテキシスルノ?」
……何で?……僕は、皆に嫌われるんだろう?……何で?みんな僕を敵視するの?
「……ボクハ、ワルイコトシテイナイノニ、……ナンデキラワレルノ?」
僕は悪いことをしていないのに、何で僕は嫌われるんだろう?
「……モウイヤダヨ。……クルシイコトモ、キズツクコトモ、モウイヤダ。……ナンデ、オナジアラダマニモキラワレルノ?」
もう嫌だよ。……苦しいことも、傷付くことも、もう嫌だ。……僕は荒魂にも嫌われるようなことをしたかと。
そんな弱弱しい声を上げるヒルコミタマを見て、独白を聞いたタギツヒメは、フッと笑うと、そう口ずさんでしまった。
「……ばっかみたい。」
私も、ヒルコミタマも……本当のことを言えば良かったのだ。
一人ぼっちは嫌だと、仲間に入れて欲しいと、……神様を気取る必要など無かったのだ。ただ単純に、そんな簡単なことすら出来なかった自分が馬鹿みたいだと思ったからこそ、そんな言葉が口ずさんでしまったのだ。
それを口ずさんだ後、タギツヒメは自分と同じ想いを抱くヒルコミタマに御刀を振り下ろすのだった。それと同時に、タギツヒメに引き連れられた荒魂達もヒルコミタマの分身に襲い掛かるのであった。
――――可奈美とイチキシマヒメが戦っていたヘリポートの上。
そこで、舞衣と沙耶香は、倒れている可奈美とそれを見守るように傍に居る姫和を見つけた。
「可奈美ちゃん!!」
そのため、舞衣は急いで可奈美に近付き、息をしていることに気付くと安堵するのであった。
「可奈美は今、タギツヒメのお陰で小康状態に保っている。……とはいえ、ノロは人体に悪影響を与えるから今直ぐ医者に行く必要がある。」
「……姫和ちゃん、タギツヒメは?」
可奈美が、タギツヒメにノロで傷口を塞がれていることで小康状態に保っていることを姫和から聞いた舞衣は、タギツヒメは何処へ行ったのかと問う。
「……タギツヒメは、隠世の門を閉じるために向こう側に行ってしまった。……アイツが、この世界を救ってくれたんだ。大切な友達の記憶がある大切な場所を守るためにと言ってな。」
舞衣に問われた姫和は、虚ろな目でタギツヒメがこの世を救ってくれたのだと舞衣と沙耶香に答えていた。
「……でも、やっと分かったんだ。人も荒魂もそんなに変わりないということに。」
そして、姫和は舞衣と沙耶香にそう告げると、舞衣と沙耶香の両者は「えっ?」と声を出して、姫和の方を見る。
荒魂を忌み嫌っていた姫和がそんなことを言い始めるとは思わなかったからである。
「……舞衣、可奈美を頼む。……私は斬る剣、対して可奈美は守る剣だ。この先は……斬る剣だけで良い。可奈美に守る剣のままで居てくれと言っておいてくれ。」
それだけでなく、姫和は可奈美を舞衣に任せ、何処かへ向かおうとしていた。
「……帰ろう姫和?……お母さんの処へ。」
そのため、沙耶香は姫和を止めようとする。……姫和の母である篝を出して。
「……違う。私はもう、柊の娘ではない。」
だが、沙耶香の声も虚しく、姫和は荒魂を鎮める……いや、斬って捨てる柊の娘として戻ることを拒否する。そして、
「……私は、今の私は荒魂であり、私は"十条" 姫和だからだ。」
タギツヒメが世界を守ったという事実を覆い隠されないようにするために、相模湾岸大災厄の発端となった輸送タンカーの事故を二度と起こさないために、その犠牲にされた者達の無念を晴らす"復讐"を遂げると。
荒魂を穢れと言って怪物扱いするこの社会に対しての“復讐”を
こうして姫和は、復讐を決意した"十条" 姫和に戻ることを宣言した。
こうして、姫和は復讐者に戻るのでした。