65話を投稿させて頂きます。
スプートニク二号は世界初の宇宙船でもあり、この宇宙船によって有人宇宙船の可能性が開けるものとなりました。
ですが、その代償は…………。
舞衣の御刀を捨てるという行動に驚いた可奈美は舞衣に大きな隙を与えてしまうこととなり、突然の頭突きに対処できず、顔に受けた可奈美も御刀千鳥を手許から落としてしまう。
そのため、両者は御刀を手許から失うこととなり、素手で戦うという第二ラウンドへ移行していた。
「まだ……まだ半端な気持ちでやろうっていうの!!?」
可奈美はそう言って、舞衣を責める。
まだ刀使を続けるのか?家族をも放り出して?と抱きながら、舞衣に掴み掛かって殴る。可奈美は、嘘ばかり吐く自分なんかに未だ憧れているという理由で、自分が理想とする暖かい家族を放り出すという半端な気持ちで刀使を続ける舞衣が可奈美は許せなかった。
いや、何時までも親が居るとは思わない可奈美にとって、舞衣の行動が許せなかった。
「私は……半端な気持ちで、やってないっ!!」
だが、舞衣は刀使を続けるのに、もう半端な気持ちでやっていないと反論しながら、刀使の象徴たる御刀を捨てた舞衣は可奈美を何度も殴る。その舞衣の拳を可奈美は全て真正面から受け止める。いや、舞衣の拳を躱してはならないと可奈美は判断していた。
理由は、他人が聞けば馬鹿馬鹿しいかもしれないが、舞衣の拳を躱すことなく受け続けたうえで勝利することによって舞衣に完全なる敗北を認めさせ、舞衣に悔いが残らないようにするためであった。
「嘘吐かないでよっ!!だったら、何でこんな危ないことまでして、あんなに心配してくれる優しい家族を見捨てて、
しかし、可奈美は信じられないと言って、舞衣に何故続けるのかと問いながら、舞衣に何度も殴り返す。
「可奈美ちゃんの重荷を背負うためだよ。そのためには、今の衛藤 可奈美に勝つ必要がある!!……なら、憧れも、御刀も、必要なら刀使の立場を捨てることが勝つことに必要なら、棄てて行くっ!!」
全ては、刀使である衛藤 可奈美に勝って、親友の可奈美の重荷を共に、一緒に背負う覚悟ができたから――――。
刀使の衛藤 可奈美に対して憧れがあるから、……いや、憧れが無くなるのが嫌だから何時まで経っても衛藤 可奈美の上に昇ろうとしなかった。そして、ずっとそれに憧れている子供のままだったら、親友の可奈美の重荷になるだけだ。なら、刀使の衛藤 可奈美に対する憧れを捨てる。そんなものは要らない――――。
御刀と刀使というものが親友の可奈美を縛り、苦しめるものなら、全て脱ぎ捨てて、全て投げ捨てて、まっさらな自分で立ち向かう――――。
真正直に、嘘偽りなく、刀使の衛藤 可奈美に対する憧れを捨て、御刀も投げ捨てて、刀使の進退も賭けて、刀使の衛藤 可奈美に挑んだと答える舞衣。
『なのに、舞衣ちゃんはっ!!私に追い着きたいとか、しょうもない理由でっ!!安い覚悟で刀使を続けようとしている!!』
『……だから、もう私のことを強い刀使とか、立派な刀使さんだとか言わないで?……腹立つから。』
あれだけ酷い事を言ったのに、まだ舞衣ちゃんは私のことを気にしてくれている……。
舞衣の覚悟の言葉を聞き、そう思った可奈美は一瞬呆け、勝負のことを忘れてしまう。そのため、可奈美は大きな隙を舞衣に与えてしまうこととなり、舞衣のタックルを受けると、可奈美の胸にあった舞衣の頭が上に上がり可奈美の顎に当たる。すると、可奈美は倒れ、舞衣は必死で縦四方固を可奈美相手に何とか決めることができた。
「……ぐっ!」
可奈美は舞衣が柔道の技の一つである縦四方固で決めに来た理由は何となくだが、分かってしまった。
それは、自分を認めてくれた御刀も刀使としての立場をも棄ててでも、剣術以外のやり方で可奈美に敗北を認めさせることで、親友の可奈美ではなく、刀使である衛藤 可奈美から勝利を掴むために剣術以外のやり方で敗北を認めさせようとしていると可奈美は直感で理解していた。
(……私が、舞衣ちゃんの拳を真正面から受けたやり方と同じ方法で、私から勝ちを取ろうとしている!!)
可奈美は心の中でそう判断するが、可奈美も足を引っ掛けたり、体当たりをしていたが、舞衣にそれは卑怯ではないと言われ、可奈美もそれに異議を唱えなかった以上、舞衣が仕掛けた縦四方固を卑怯だと可奈美は言えなかったのだ。
かと言って、このまま動きを抑えられたままなのは、良くない。
このまま、動きを抑えられたら、舞衣から完全なる勝利を得ることができない。
可奈美はそう判断すると、何か逆転の目は無いかと藻掻いたり、舞衣に力の入っていない拳で攻撃したり、抑えられていない腕を手探りで何かを探していたら、
(……!)
可奈美は何かを掴むことができた。
それは、自らが愛用し、偶然にも母から受け継ぐこととなった御刀千鳥であった。
これを掴んで、可奈美は御刀を媒介として隠世の力を引き出して使うことができる八幡力を使って、無理矢理にでも縦四方固から抜け出そうとする。
『だろうね、だって私だし。……だから、そんな自慢の娘が行き詰まるのはよっぽどのことだから、辛かったら逃げて、誰かに頼ることは“恥”じゃないよ。』
だが、可奈美は誰の言葉かは分からなかったが、何故かこの言葉が、誰か大切な人から教えてもらった言葉だったような気がした……。
だからなのか、可奈美は掴んだ御刀千鳥を手放して、
「参った。………負けたよ。」
と可奈美は降参を呟いていた。
「…………えっ、良いの?」
舞衣は可奈美の言った言葉が信じられないのか、聞き返していた。
「………だから、私の負け。認めるよ、舞衣ちゃんのこと。私の知ってた舞衣ちゃんがあんなことをしてくるなんて思いも寄らなかった。……認めるよ舞衣ちゃんのこと。」
そのため、完全に負けたと思っていた可奈美は舞衣にそう返していた。
「素手で立ち向かって、ここまで根性も覚悟も見せてくれた舞衣ちゃん相手に御刀の力を使って勝っても私がバカみたいだし、もう舞衣ちゃんを『覚悟もない。』なんて言えない。……何時の間にか私の方が追い詰められていたんだなって思うと、初めて剣術以外で完全に負けたと思えたよ。」
可奈美は負けたのに、不思議と悔しいどころか、何処か憑き物が落ちたかのように晴れ晴れとした気分であった。
それに、自分を認めてくれた御刀も刀使としての立場もかなぐり捨てて、自身が憧れていた刀使の衛藤 可奈美に立ち向かって行った舞衣を見ていたら、そこまでしてくれる人を無下にしたくなかった。
(それに、ここまで本当の自分をさらけ出すことなんてなかったなぁ…………。)
そう思うだけで、力が抜けてしまい、何か軽くなったような気がしたのだ。
「……でもさあ、あの技は…………気絶していたときに覚えたのかな?」
「うん、まあそんなところかな………。」
可奈美は、何時の間に縦四方固を覚えたのかと舞衣に尋ねようとしていたところ、舞衣は可奈美が昏倒している間に何とか覚えたことを可奈美に伝えようと可奈美の方を見るが、固まってしまい。
「……何?舞衣ちゃん…………。」
それを不審に思った可奈美は舞衣を見ると、舞衣と同様に可奈美も固まっていた。すると、次の瞬間、
「「……プッ、アッハハハハハハ!!」」
舞衣と可奈美は笑っていた。
理由はお互いの顔を見るなり酷く傷付いた顔であることから、顔中傷だらけの変な奴に見えてしまって、つい可笑しくて、笑ってしまったのだ。そして、笑っている内に可奈美は何をそんなに怒っていたのだろうか?と思い始めてしまった。
別に、エレンの両親や舞衣といった他の人達の力を借りても何の恥でもない――――。
それに、刀使というものが無くなっても、剣術が役立たずになる訳じゃない――――。
少し考えてみれば、そう考えれば、全て解決することばかりだった。
……追い詰められていたのは、いや自らを追い詰めていたのは、私だった。それだけのことであったと可奈美は何処か晴れた気持ちで理解していた。
(それに、御刀以外での戦い方を知った私なら……ううん、違う。今の舞衣ちゃんが一緒なら、何だって出来るような気がする。そんな私のことを優ちゃんは許してくれるよ。)
そして、可奈美は強い覚悟を持つ舞衣と刀使以外の力で荒魂を救う研究をするエレン達が一緒なら、どんな困難でも乗り越えられる様な気がした。
「……舞衣。」
「お父様。」
「この前は、その、言い方が悪かったな……。」
可奈美と舞衣の戦いが終わったのを観た孝則も舞衣に近付くが、両者はどう言えば良いのか分からず、気まずそうに立っていたことに、可奈美は舞衣が刀使を辞めさせられるかも知れないと思い、孝則の前に出て、あることをお願いした。
「あっ、あの、舞衣ちゃんのお父さん!!舞衣ちゃんは私にとって掛け替えのない親友で、え~~っと、それでいつも助けられていて、それで私は舞衣ちゃんが居ないと困るというか、いや、そうじゃ、それだけじゃなくて、何と言うか、そのぉっ…………。」
可奈美はしどろもどろながら、何とか舞衣が刀使を続けられるよう、舞衣が如何に凄いかを伝えて、孝則を説得しようとするものの、どうにも上手く言うことができず可奈美は激しく動揺していた。いや、動揺しまくっていた。
(ええい、もう考えるのはナシ!!思ったことを素直にやれば良いやっ!!)
そう考えた可奈美は、やはりどうしようもなく動揺していたのか、いきなり孝則相手に土下座をして、
「あの、あの、とにかく舞衣ちゃんが刀使を続けたいと言っているならっ、どうか続けさせて下さいっ!!危ない目に遭わせているのは分かっています。けれど、もし舞衣ちゃんが刀使を続けたいというのであれば、その意志を尊重してやって下さいっ!!それに、舞衣ちゃんの事を『覚悟が無い』とか言って、ごめんなさいっ!!私が間違っていました!!」
舞衣を侮辱したことを謝罪しながら舞衣の意志を尊重して欲しいと可奈美は孝則に申し出ていた。そしてエレンもフォローするべく頭を下げて、
「ワタシからもお願いしマス!!どうか、二人を許してやってクダサイ。」
舞衣が刀使を続けたいと言ってきたら、それを尊重してやって欲しいと可奈美とエレンの二人は頭を下げながら孝則にそう申し出ていた。
「……だ、そうだ。舞衣、柳瀬の家だとかは考えなくていい、だが、お前は私と母さんの大切な娘だという事に変わりはない。それを忘れないでいてくれ……だから舞衣、続けたいか?」
それを孝則は、柔和な笑みで舞衣の意志を尊重し、舞衣は孝則と柊子の娘であると答えながら、刀使を続けたいかどうかを尋ねていた。
「……お父さん、今日は色々とありがとうございます。だけど私は、私は刀使を続けたいです。」
すると、舞衣は素直に“お父さん”と言って、そう答えた。
孝則が、自分のために色々と骨を折ってくれたことは重々承知したうえでの舞衣なりの答えでもあった。
「……そうか。なら、良い友人を持ったな舞衣。これが、私の知らない舞衣で、子供が成長した証か。」
舞衣の答えを聞いた孝則はフリードマンの言葉を思い出しながら、善き友人に囲まれたことに頬を緩ませ、小さく呟いていた。
「可奈美さんとエレンさんだったかな?今後も不躾な娘のことを宜しくお願いします。」
「ええっ!?……いえ、はい。こちらこそ!!」
「こちらこそ、マイマイには何時もお世話になってますヨー。」
孝則に舞衣のことを宜しく頼むと言われたエレンは、いつもの調子で答えていた。
だが、一方の可奈美は、いつも助けられているのは自分なので妙な気分となり、狼狽えながらも答えていた。
孝則は、可奈美の変わりっぷりに驚きつつも、本当の可奈美はこういった娘なのだろうと妙な納得をしながら、可奈美とエレンの二人にこう返答していた。
「……ええ、宜しくお願いします。」
一方、フリードマンは可奈美と舞衣の争いから和解という一連の行動を観て、昔のスレイドのことを思い出していた。
『――――探求心、行動力、そして好奇心。どれか一つ欠けてしまえば辿り着くことなどできないというのが私の考えである!!』
とある場所にて行われたスレイドの自身の研究発表。それは、荒魂についての事であった。
『自己修復、思考の有無と形成、然るに荒魂は紛れもない生物であると私は確信しているっ!!』
スレイドは御刀以外による損傷は自己修復され、人間を最優先で襲うという行動と執念から、荒魂にも生物と同じく自己修復と思考が有ると論じていた。
『そして、荒魂化した人間は稀に記憶を残し、言葉を話す個体もいる言われている。なら、人体と荒魂を融合させることは必ずや荒魂の思考を読み解く鍵となる!!相互理解を素として我々人類は更なる発展の道へと向かうであろうことは明白なのだっ!!』
そして、スレイドは“知りたい”が故に、人間と荒魂を融合させるべきであると主張していた。
しかし、彼の禁忌の主張を受け入れる者は居なかった。
曰く、人間を実験の材料にするのは非倫理的である――――。
曰く、荒魂を生物と同等に扱うのは、異常過ぎる――――。
曰く、ノロという鉄の塊である荒魂が生物である筈がない――――。
曰く、失敗すれば、どれだけの犠牲が出るか解からない――――。
と他の研究員から言われ、スレイドの考えは否定され続けていた。
無論、フリードマンもスレイドの考えを頭ごなしに否定していた。
『何故否定する!!何故当たり前の結論で満足するのだっ!!?旧約聖書、人は幾度も神罰を受けながら今日まで追い求めてきた!!スプートニク二号、人は命を糧に知識を得て生きてきたのだ!!そして、今の我々は広大なイマジネーションの大海原に漂う小舟に過ぎんのに何故火を起こす方法を知りたいと強く願うことが禁忌なのだ!?前に進みたければ、知りたいと強く願う。たったそれだけのことではないかっ!!?当たり前の結論だけでは、何も解からないっ!!!』
彼は、ひょっとしたら知識を追い求めるということを認めて欲しかっただけだったのかも知れない。と今になって思うフリードマン。
昔はライバルでもあり、友人でもあったスレイドの言葉を頭ごなしに否定していたフリードマンだったが、舞衣と可奈美のように少しでも理解し、痛みと外聞を恐れず、道を踏み外さぬよう彼を諭すように行動すれば、スレイドはああならなかったのではないのだろうか?とフリードマンはつい思ってしまった。
『……なあ、お前は本当はどこから来て、どんな物が好きで、此処に来るまでにどんな物や世界を見て来たんだ?教えてくれ。』
そう思うだけで、フリードマンは20年前の大災厄の元凶となったアメリカの輸送船のタンカーの中に有るノロに話しかけるというスレイドの奇行に少しだけでも気にかけてあげれば、スレイドは人体と荒魂の融合という凶行に走らなかったかもしれないと思うと、フリードマンはやりきれない気持ちとなった。
「ときに、闘争も互いに深く理解し合うために必要なことだということか。…………全く、驚かされる。子供というのはいつの間にか強く大きく成長していく。親が思ってる以上に。いや、親が驚くほどに、かも知れないな。」
だが、自分でも為し得なかった事を舞衣と可奈美は成し得たのだ。その事実に、子供達は親をも超えて、強く、大きく育っていくように感じ、そんな子供達が創る次の時代は今よりもはるかに良くなっていくだろうとフリードマンは確信が持てたのであった。
その後、夜の柳瀬邸――――。
孝則と柊子は舞衣の転校が取り止めになったことについて話し合っていた。
「……そう、転校は取り止めになったのね?」
「済まないな。助言をしてもらったのに舞衣に怪我をさせて、だが、舞衣を責めないでやってくれ、友人のためにやったことなのだから。それに、その友人達が頭を下げてでも、舞衣の気持ちを優先させて欲しいと言われれば、な?」
孝則は頬を緩ませながら、柊子に舞衣のことをそう伝える。
「……舞衣の学友達にああまで言われたら、断れんよ。……舞衣は良い友人を持った。学生時代の仲間の縁は切れないというらしいしな。」
「ふふ、そうですね。」
「?……随分あっさりと受け入れるんだな。良いのか?」
孝則は柊子に舞衣のことが心配ではないのかと不思議そうに尋ねていた。
孝則としては、柊子が舞衣のことを一番心配しているものであると、危惧していたからだ。
「そりゃ心配よ。でも、研究所に行く前のあなたは難しそうな顔していたけど、今は何か嬉しそうなんですもの。舞衣に何か善いことが会ったんだろうな、っていうのが解かりましたから。」
「……敵わんな。」
「ええ、でもこうなるような気がしてたの。だってあなた舞衣にはとことん甘いんだもの。」
こうして、舞衣は両親から刀使を続けることを許されたのであった――――。
美濃関学院、学生寮――――。
「舞衣ちゃんのお母さんから、舞衣のことをお願いします。って言われちゃった。」
「本当は、逆なのにね。」
刀使を続けることを許された舞衣は、舞衣の家族と共に朝食を食べ、可奈美と一緒に登校し、可奈美の部屋で談笑していた。
「でも、学生時代の仲間の縁は一生の斬れないものだってお父さんが言ってたから、今を大事にしないとね。」
「……そうだね。」
可奈美は微笑みながら、舞衣の話しに応えていた。
この中等部の学生時代も、あと二年ぐらいで終わりなのだ。それに、御刀との適合率が変われば、刀使を続けられる訳でもない。なら、この唯一の親友と居られる時間だけでも大事にすべきだろうと可奈美は考えていた。
「…………ありがとう、舞衣ちゃん。」
可奈美は小さく舞衣に感謝の言葉を呟いていた。
そして、舞衣と一緒に大笑いした日は一生の宝物であり、本当の自分の全てをさらけ出すことができる瞬間でもあり、そんなことができる相手が居るということが嬉しかった。
だから、あの日のことは一生忘れないし、古ぼけた写真のように色褪せることはない――――。
だから、可奈美は親友だと言える舞衣と刀使以外の方法で努力する皆が一緒なら、どんな困難でも乗り越えられるような気がした――――。
認めた親友と一緒なら、認めてくれる親友と一緒なら、どんなことだって――――。
雨降って地固まる。
僕の後ろを歩かないでくれ。僕は導かないかもしれない。僕の前を歩かないでくれ。僕はついていかないかもしれない。ただ僕と一緒に歩いて、友達でいてほしい。
アルベール・カミュ
というような話しでした……。これにて、アニメ14話分は終わりです。次は、アニメ15話を中心とした話となります。