【完結】刀使ノ巫女+α   作:tatararako

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68話を投稿させて頂きます。

ヨシ、戦争が起こっていないから平和だなっ!!(白目)

エネルギー問題って何処も抱えているよな。
あっ、この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
 
 


平和な国

 

 

それは、銃声が萎んだ音からという静かな、だが激しい戦いの始まりの合図でもあった――――。

 

より、正確に言えば、優が隠世からサプレッサー付きのHK416Cを引き出し、何処かに向けて発砲したからである。

そのため、優が放った銃弾が何処へ飛んで行くか分からないので薫は叱ろうとしたら、

 

「伏せろっ!!Contact(接敵)!!」

 

トーマスが薫達に分かり易いように日本語で伏せろと大声で言い、日本語を喋れないトーマスの部下達には状況を速く理解してもらうため、敵が来たことを英語で知らせていた。

つまり、外からのお客様が来たということである。そのことを素早く理解したトーマスの部下達は薫達を銃撃から守るために地面に伏せさせていた。

次の瞬間、銃声という騒音がそこかしこに鳴り響いていた。

 

「……何処に居る?」

「まだ、伏せた方が良いよ。まだ慌てて撃ち返してくると思うから。」

 

トーマスは優に敵がどの方面に居るか尋ねていた。だが、優は周りの反応を他所に樹で身体を隠して、敵の居る方へ撃ち続けていた。

何故、トーマスと薫達が銃撃されるという状況に陥っているのかというと――――、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時を遡ること、

北京、中華人民共和国国務院。

 

日本の内閣に相当する場所であることが起こっていた。それは、前総書記の江が後ろ盾となり、石油閥のエースとして期待され、石油企業の董事長となれた(おう)が中華人民共和国公安部に連行され、尋問を受けていたからである。

何故、彼が尋問を受けているかというと、前総書記の江とは対立していた派閥出身の習が総書記となり、政権を握ったことで汪の状況が一転。江が後ろ盾となっていた経歴が彼を窮地に立たせてしまっていた。それは、習総書記が掲げる腐敗防止運動という名目による反主流派の粛清に前総書記の江派でもある汪もその粛清リストに入ってしまったからである。そのため彼は、公安部に拘束され、公安部部長直々の尋問を受けていた。

 

「不正蓄財、業務上横領の罪による剥奪というところでしょう。知っての通り、権力闘争の中で反主流派が罪に問われるのは伝統のような物です。……故に、貴方はこのままでは党籍剥奪という社会的抹殺を受けることとなるのは必定です。」

「……君らなら、私の罪状は思いのままではないのかね?何故、それをしない?」

 

だが、汪は今は党籍を剥奪されずにいるということは何らかの理由があって此処に呼ばれた筈と踏んで、彼等の意図を読み取ろうとしていた。

 

「そうです。ですが、とある条件を呑めば非主流派の貴方を迎え入れる準備があると仰っている人が居まして……。」

 

固唾を飲んで、その条件を聞こうとする汪。

これから自分と家族が生き残るためには、その条件を呑まなければならないからだが……。

 

「実はある人物が群馬にて活動中であるとの確かな情報を得たため、その人物は我が国に招待すべきであると判断し、貴方にはその手伝いをして貰いたいとのことです。」

 

……他国の重要人物の拉致。或いは護送なのか?と汪は勘繰る。

 

「……その重要人物とはどのような御方で?」

「そんなに畏まる程の人物ではないです。この前、男性の刀使が現れたとかいうニュースは覚えていますね?」

 

そういえば、そんな話があったようなと思い出しながら、汪はこの後の展開を考えていた。

 

「……これは?」

 

そんなことを考えていたら、公安部長は二枚の写真を汪の目の前にある机の上に広げていた。当然、汪はこの二枚の写真は何なのか公安部長に尋ねていた。

 

「その重要人物の顔写真です。」

 

その二枚の写真は、まだ優が半ば荒魂の姿になる前の時の姿。それと、箱根山戦時と同様の変装している優の姿が写された物であった。

つまり、この子供を拉致する手伝いをされるということだろう。

 

「……この幼い子が他国の重要人物でもあり、我が国に招待すべきと判断したということですか。……ですが、我が国がそうまでする必要がありますか?」

 

汪は公安部長の真意を探るべく、質問をする。

仮に汪が優を拉致や獲得したとしても優を保護、もしくは管理する施設等々が必要不可欠である。そのうえ、我が国に招待すると美辞麗句で飾ったとしても他国の人間を勝手に拉致することには変わりないのだから、それ相応の建前は必要である。そうしなければ、他国の介入を許してしまう事態となってしまううえ、汪も児童誘拐者として党籍剥奪以上の社会的抹殺を被ることとなってしまう。

故に、汪は情報を公安部長から引き出そうとする。何故我が国はそんな危険を犯してまで写真に写る少年を得ようとするのか、何か理由があるはずである。

汪は、後々のことを考え、それらの情報を得たかった。

 

「それほど気になりますか?」

「私とて子を持つ身だ。理由(ワケ)もなく、突然児童を拉致しろと言われれば忌避します。それに、我が国に招待できたとして保護、管理できる児童福祉施設の様な場所が有るのですか?無ければ我が国は非人道国家として、そして私もそれに加担したとして歴史に残ることは間違いない。貴君の説明だけでは、誰がどう見ても権力をチラつかせて私を無理矢理にでも児童誘拐の手先として捕まえるようにしているとしか思えないのですが?」

 

汪は公安部長に優を拉致・獲得する際のリスクを説明し、そのうえで子供を持つ親としてはそれに賛同できないと言っていた。但し、これは公安部長から少しでも情報を引き出すための芝居であり、且つこのような振る舞いが露見すれば、現政権の習総書記は非主流派から突き上げられ、主流派の立場も危うくなるだろうと脅していた。

 

「……無論、そこは考えております。何も貴方を児童誘拐者として仕立てるために提案した訳ではありません。この写真に写っている少年はもしかしたら隠世技術の恩恵、いや隠世にある莫大なエネルギーを我が国も得られる鍵となる人物かも知れないのです。」

 

汪は、公安部長の発言に思わず立ち上がりそうなほど驚愕していた。

莫大な隠世技術の恩恵、いや隠世にある莫大なエネルギーを得られれば、どれ程の経済的恩恵を得られることになるか計り知れないのだ。だが、疑問はある。彼等はどうしてこの児童が莫大な隠世技術を握っていると判断したのだろうか?

 

「……14億以上も居る人民のエネルギー需要を解消したいとはいえ、我が国はそんな与太話を信じるのですか?」

「与太話?……子を持つ貴方にとってはそれが良かったかも知れませんが、残念なことに我が国の企業が造った配信アプリを使う刀剣類管理局局員と知事、議員が居たことが幸いしまして、それらから得た情報と内部からのリークを照らし合わせた結果、その可能性が非常に高いことが判明しました。」

 

なるほど、我が国の企業が造った配信アプリに情報を抜き取る細工がされており、そこから情報を得たという訳か、…………国防動員法と国家情報法が無ければ出来なかったことだろうと情報の出所に納得する汪。

しかし、ノロの持つ神性によって、隠世に干渉する力を増幅させられることができ、その力を軍事、技術分野等に応用するということは伏せられてはいたが……。

 

「それに、保護する施設についてですが……もし、日米両政府が我々の行動を非難すれば、彼のサインがある亡命書と政府の意向により半ば荒魂の姿となりながらも刀を持って戦わされていたという彼の証言を表明した後に、『刀剣類管理局とそれを監督する日本政府が、この児童に対し悪辣な環境下に置かれていることは、この姿と御刀を持っていることを見れば明らかであり、国連が主導する施設にて各国が協力して彼を保護する。』というふうに宣伝するということとなっております。この計画に我が国と同様に隠世技術を欲するロシア側も賛成していますし、人道主義とポリコレに毒されている欧州等は反対できないでしょう。…それに、どうやら彼は日米両政府とっては秘匿にしたい存在の様なので。」

 

子を持つ汪は公安部長の話を眉を潜めながら、聞いていた。

つまり、ロシアと中国が中心となって造った国連の施設で軟禁、いや表面上は保護すると同時に日米両政府がこの拉致を非難した場合は、優の今の半ば荒魂となっている姿と男の刀使として変装している優と同様の御刀を持って戦わされていたことを証明し、亡命書に書かれている優のサインを物的証拠として、日米両政府には児童の権利を蔑ろにしていたとして非難するということをなのだろう。それによって、国内にある人権問題で非難されている我が国の各国からの視線を何とか逸らそうとしているのだろう。

それに、優を変装させている写真から、日米も優が荒魂の力を使って戦っていることを秘匿したいのだろうと汪は推測していたが、実際は日米両政府は密約によって隠蔽した二十年前の大災厄の真実を知る大荒魂の一部を優が宿していることを秘匿したかったというのが、真相だが。

 

「私は、貴方がこのまま埋もれてしまうことを危惧し、この話を持って来ました。……貴方の輝かしい経歴を使えば、兵隊も直ぐ集められるでしょう。相手は刀を持っただけの素人集団のような物です。必ず上手く行きますよ。」

 

全て、根回しは既に終えているということか…………。公安部長の“妙に下手に出ている”言葉遣いと過去の輝かしい経歴という声に後押しされてか、汪は自分も家族を守るために出来ることならと考えてしまう。そして、

 

「……委細招致しました。必ず、ご期待にお応えしますと習総書記にお伝えください。」

 

汪は納得した面持ちで公安部長に告げる。これで、取るべき選択は決まったと腹を据える。自らの保身、家族を守るためと思いながら、児童誘拐に手を借すと…………。

 

だが、汪は気付かない。

 

何故、非主流派である彼がこの作戦要員に選ばれたのか?

何故、優が御刀を持って刀使として活動しているのか?

 

公安部長が下手に出ていたことで自分はまだ主流派に戻れるチャンスがあり、帰れるのだと錯覚してしまったため、これらの矛盾点に汪は気付かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、汪は中東の軍関係者に電話を繋いでいた。

 

「――――AIIBに参加して頂き、貴国には大変感謝しております。……ええ、そうです。友人としてお願いしたいことがあるのですが。」

 

汪は元人民解放軍出身の経歴を生かして、人民解放軍の兵を優の元へ送るということはできるが、それだと直ぐに足が付くうえ、国際問題となりかねないので、石油の売買で知り合った中東の国の軍関係者から革命防衛隊の民兵組織バスィージを通じて支援しているテロ組織を幾つか紹介してもらおうとしていた。

 

「はい、そこで写真に写っている子供を“保護”してもらいたいのですが。…ええ、はい。隠世からの莫大なエネルギーを得ることができれば我が国と貴国の国益にとって重要なことはお分かりでしょう?…はい、貴国も原油安ですので、ええ苦しい状況なのは分かっております。当然、成功した暁には石油プラントの建設費用をAIIBで全額御融資致しましょう……。」

 

相手の国も原油安で相当苦しんでいるらしく、こちらの話しに直ぐ乗ってきたようである。

 

「……ですが、くれぐれも我が客人を“そちら”に寄り道させないようにお願いします。いえいえ、友人としての御忠告ですよ。我が国も他国の国民を拉致するような国家との今後のお付き合いを考えなくてはならなくなりますからね?…“国連の施設で人道的”に保護することに意味が有るのですから。」

 

汪はそう言って、中東の国の軍関係者にそちらの国に莫大なエネルギーが眠る隠世への鍵を持つ優を独占しないように釘を打っておく。こうすれば、途中で裏切ることは無いだろうとほくそ笑みつつ、例え今回の拉致が失敗したとしても我が国ではなく、自国とは関係が無い過激派のテロリストが勝手に行ったということとなる。

こうして、汪は自らの保身を守りつつ、表面上は自国が手を汚さずに優の拉致を実行する部隊を送ることができた。

 

 

成功することばかり考えながら…………。

 

 

 

 

 

 

 

薫達に一悶着が有った夜の次の日――――。

 

薫とトーマス達は再び目撃された山の中に居る荒魂を捜索していた。

無論、昨晩の事があって、トーマス達を先頭に姫和、沙耶香、薫、優の順列で捜索していたのだが、

 

「ゼェー…ハァー……ゼェー…ハァー……。」

「……驚くほど体力が無いんだな。」

「平気?」

 

薫の体力の無さに呆れる姫和と、心配する沙耶香。

 

「全然…平気……まだまだいけるぜ!ごめん嘘……。」

 

だが、流石に疲れたのか崩れ落ちる薫。それに近寄る姫和達。

 

「ねーねー。」

 

ねねにやれやれということを言われたような気がした薫は、「ずっと優の肩に乗って楽していたお前が言うなっ!」と言いたかったが、優の護衛(主に姫和からの)として付けているため、非難することができなかった。

 

「薫、無理せず休んだらどうだ?トーマス達と一緒に駐屯地に帰るのも手だぞ?」

 

姫和がものすごい良い笑顔でそう言ってきたが、薫は姫和の意図に素早く気付く。

 

(うわあ、すっげえ良い笑顔………。)

 

恐らく、優と二人っきりになれる算段でも付けたからこそ、自分を遠ざけようとしているのだろう。そう理解した薫は取るべき行動に出る。

 

「いやー!!ダイジョブダイジョブ。だから行くぞ、さやか!!」

 

それは、空元気だった。

 

「…………本当?」

「ホントホント。」

「そう?無理だったら言って、一緒に駐屯地まで付いて行くから。」

 

薫の様子を見た沙耶香は、薫のことを心配しながら大丈夫かどうか尋ねる。

 

(……沙耶香、お前の気遣いはホント助かる。けど、今はお前に甘えると優が危険だからそういう訳にはいかねぇんだ。)

 

その厚意に、薫は涙がホロリと流れそうだったのと、優と姫和を二人っきりにする訳にはいかなかったので、首を横に振って「大丈夫だ。」と言い、沙耶香の申し出を断っていた。

 

「いやいや、沙耶香もこう言っていることだし、辛かったら帰るべきだろう?」

「……全然…平気!!」

 

その一方、姫和も薫のことを心配してというより、優と二人っきりになるために駐屯地へ帰るように促していた。

 

(……お前が昨日あんなことしてなけりゃ残んねーよ!!)

 

薫は、姫和が昨日行ったことを思い出しながら心の中で突っ込んでいた。

 

「……大丈夫?」

「お、おう。ヘイキヘイキ。」

 

膝をガクガクさせながらも薫は優に心配掛けまいと答えていた。

 

(……しかし、昨日あんな目に遭ったのに平気なのか?)

 

だが、薫は昨日あんな目に遭った優の方が大変なのではないかと様子を伺うが、普段通りであったことに違和感を感じつつも精神が強いのか、それとも物凄く図太いのだろうと勝手に判断し、薫は優のことを将来大物になりそうだなと変な感想を抱いてしまった。

 

「ねねっ!!」

 

だが、ねねの悲痛な叫びが、この場の雰囲気を一変させる。

ねねの叫んだ方向に草むらが蠢いたことから、件の荒魂だろうかと皆が皆、何が出てきても良いように警戒する。

 

そして、現れたのは――――、

 

 

 

 

 

小さなリスの姿をした荒魂だった…………。

 

「はぁ…もしかしてこいつかよ。ここいらを騒がせてた荒魂ってのは…………。」

「薫、どうする?」

「ああ、そうだな。学長にどう報告するか……。」

 

薫と沙耶香の二人はこの荒魂をどうすべきか、考えあぐねていたら――――、

 

優が突然サプレッサー付きのHK416Cを隠世から取り出して、何も無い所に向けて発砲していた。そのため、薫は優が放った銃弾が何処へ飛んで行くか分からないので注意しようとしたら、

 

「伏せろっ!!Contact(接敵)!!」

 

こうして時は戻り、トーマスが薫達に分かり易いように日本語で伏せろと大声で言い、英語しか知らないトーマスの部下達には状況を速く理解してもらうため、敵が来たことを英語で知らせていた。

つまり、外からのお客様が来たということである。そのことを素早く理解したトーマスの部下達は薫達を銃撃から守るために地面に伏せさせていた。

 

「……何処に居る?」

「まだ、出来たら伏せた方が良いよ。でも、慌てて撃ち返してくると思う。」

 

トーマスは優に敵がどの方面に居るか尋ねていた。だが、優は周りの反応を他所に樹で身体を隠して、銃を敵が居る方へ撃ち続けていた。

そして、汪の思惑通り、薫とトーマス達は、古くから伝わる神の教えのためなら死をも厭わないジハードの戦士達と恐れられている過激派のテロリストと交戦することになったのである。尚、薫達は知らないことだが、過激派の数は20名前後であり、過激派の連中も刀を持った素人連中が相手なら、この数で充分に倒せるだろうと判断し、優の元へ送っていたのだ。

 

……だが、彼らは本来なら、待ち伏せで先ずトーマス達を始末してから、薫達も静かにし、標的である優を拉致する予定だったのだが、標的であり只の子供だと侮っていた優の先制攻撃で一人死亡したことにより、過激派の連中は出鼻を大きく挫かれ、大いに動揺していた。

 

「〈あいつら、何で気付いたんだ!!?相手はアメリカ人以外素人の筈だろう!!?〉」

「〈そんなこと俺が知るかよ、先ずは撃ち返せ!!撃ち返せ!!〉」

 

その証拠に、過激派の彼等は薫達にとって英語なのか、アラビア語なのか判別が付かない言葉で大声で喋り、所構わず撃っていた。

その声の位置と銃声を頼りにし、トーマス達は敵の練度はさほど高くないと理解、判断しつつACOG付きのM4で反撃していた。

 

 

 

だが、これで、外の国もノロの量が多い大荒魂のタギツヒメと融合している優には利用価値があることを理解したことにより、幾ら外敵を排除し表面上平和な国に居たとしても、外国に亡命しようとしても実験動物扱いされるということに変わりはなく、それと同時に優は平穏を得ることはできず、安息といえる場所を徐々に失いつつあったということに誰も気付かない。

……こうして、優と刀使達は政争に巻き込まれ、銃火が飛び交う戦場へ向かわされることとなってしまった。




   

かつては石油閥のエースとして期待され、石油企業の董事長となれたのだが、現総書記の習と政治的な対立をしていた前総書記の江が後ろ盾となっていた過去が仇となり、非主流派として粛清されかけていた所、中華人民共和国公安部の提案に乗ることでどうにか生き残っている状態である。



汪は日本でいうところのただの企業の社長さんみたいなものだと思って頂ければいいと思います。
やったね優くん。おっさんにモテモテだよ?(エネルギーの確保という点で。)
  
  

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