【完結】刀使ノ巫女+α   作:tatararako

88 / 167
  
  
83話を投稿させて頂きます。

おばさん呼びである。
   
   


過去の残り香

   

   

現在特別任務部隊に所属している歩は、道場にて一人で黙々と剣の鍛錬を行っていた。

憧れている可奈美に少しでも追い付くために鍛錬に鍛錬を重ねていた。しかし、歩が所属することになった特別任務部隊の剣術の訓練指導に可奈美が就いたにも関わらず、一向に剣術の技量が上達したとは思えないことから焦りを感じ始めていたのも事実であった。

 

何が足りないのだろう?何が間違っているのだろう?

 

歩はそんなふうに思い悩んでいたら、どうにか時間が空き道場で身体を動かそうとしていた真希が入室し、歩は真希と目が合ってしまった。

 

「んっ?」

「あっ。」

 

真希と目が合った歩は、突然雲の上の存在に出くわしてしまったことにより、固まってしまっていた。そのため、

 

「おっ、おはようございます!!」

「……ああ、おはよう。」

 

つい上擦った声で挨拶してしまう歩。それを見た真希は歩のことを思い出していた。

 

(……内里 歩。綾小路武芸学舎中等部一年の刀使で、流派も寿々花と同じく鞍馬流だったな……。しかし、衛藤の弟の居る区画に近付いたため、綾小路側から送られたスパイの可能性を考慮し、監視と情報の制限も含めて特別任務部隊に配属。……という経緯の有る()だったな。)

 

歩が特別任務部隊(ここ)に来るまでの経緯と経歴についてである。

とはいえ、先程の受け答えからして、真希的には綾小路から送られたスパイとはどうしても思えないのだが、警戒するにこしたことはないと判断していた。

 

「……あ、あの、何か御用でしょうか?」

「ん?……ああ、済まない。こんな朝早くから鍛錬をしているのか?」

 

しかし、歩が蛇に睨まれた蛙のように萎縮している姿を見た真希は歩がスパイであるかどうかを考えて見ていたせいか、睨む様に見ていたことに気付き、咄嗟に場の空気を変えようと鍛錬をしているのかどうか歩に尋ねる真希。

 

「え、あ、はい。」

「いや、こんなに朝早くから鍛錬を行っているのは感心だなっと思ってな。……いつもこの時間に鍛錬を?」

「はっ、はい!!」

 

そして、真希はそんなことを言ってはぐらかしながら、歩の真意を探っていた。

 

「そうか、僕も此処で素振りしても良いかい?誰かと待ち合わせているなら、遠慮なく言ってくれ。」

「あっ、はい。大丈夫です!」

 

真希は歩に誰かと待ち合わせていないかと尋ねつつ、歩の現在の交友関係を調べようとしていた。

なお、交友関係を調べようとする理由は歩がもし綾小路から送られてきたスパイであるなら、交友関係の中に協力者か綾小路への連絡のつなぎをする者が居る筈であり、もしさの中に居た場合はその者を庇うために一緒に鍛錬する者が居ないと嘘を吐くからだ。だからこそ、真希は歩が白か黒かの判断材料の一つを得るべく、それとなく探り、此処で素振りすることを言って道場に居続け、歩を尋ねる者が居ないかどうか見るために居続ける積もりであった。

 

「良いのか?……となると、この時間はいつも一人で素振りを行っていると。」

 

真希はそう言いつつ、もし拒否し真希を追い出そうとする場合は歩は誰かと此処で待ち合わせをしており、此処で綾小路との連絡をしようとしているということであると歩の次の言葉を待っていた。

 

「あっ、はい………そうです。」

「あっ、いや済まない。僕の立場上、同じ隊の仲間が孤立していないかを知る必要が有るから聞いているだけのことなんだ。」

 

そのうえ真希は、部隊内に孤立している人間がいないかどうかの確認であると言って、歩を疑っているということを悟らせないようにしていた。

 

「……という訳だから、何か悩み事が有れば相談に乗るが?」

 

そのため、真希は相談に乗る(てい)で歩に話し掛けていた。

 

「……あの、実は相談したい事があって。」

「うん。」

「……どうしたら、衛藤さんみたいに強くなれるでしょうか?」

「……は?」

 

だが、意外過ぎる答えに真希は動揺してしまった。

 

「いや、あの、私……此処の部隊に配属されて、部隊の人達の練度の高さを見て、自分の非力さに痛感しました。……だからもっと強くなりたい。もっと強くなって、みんなの役に立ちたいし、刀使として社会に貢献したいと思ったからです。」

「…………。」

 

歩の話を黙って聞く真希は、その話しを聞き、嘗て結芽のことを目指す背中として見ていた自分のことを思い出していた。

 

「それに、初めて鎌倉で衛藤さんと会ったとき約束したんです。いつか一緒に戦おうって。……だから、私も早くあんな風に人の役に立つ刀使になれたらって、だからもっと強くなりたい。せめて部隊の人達の足手まといにならないくらいに強くなって、衛藤さんとも一緒に戦えるようになって約束を守りたい。今は、それだけなんです。」

「……なるほど、そういうことか。」

 

歩の何処か自分に自信を持てない話しの内容から、精鋭を集めて再編成した特別任務部隊に配属され、周りとのレベルの差と知己の者も居らず、同じ中等部の一年が居ないため、部隊に馴染めず気の休まらない環境に苦しんでいたのだろう。それに、共に成長する相手が居なければ、自身がどれくらい成長したか分からないため、自分に自信が持てないのかもしれないと真希は推察していた。

 

(なら、何時かは強さを求めて暴走するかもしれないな。)

 

中等部の一年が歩一人しか居ないことに、そして追い詰めてしまったことに歩から相談されるまで気付かなかった真希は自身の落ち度であると猛省していた。こんな環境下に放り込まれれば、誰しも思い悩むものであり、こういった危惧も考えられると。

 

「………これは、僕の落ち度だな。済まない、辛い目に遭わせてしまったな。」

「えっ、いや、あの、そんな意味で言ったんじゃないんです。……すいません。」

 

急に真希が謝罪を申し入れたことに驚く歩。

歩自身、優を化け物の様に見てしまったせいで可奈美に酷いことをしたと思っているため、せめて約束だけでも守ろうと思い、これ以上どうやったら強くなれるか、大会二連覇を成し遂げた真希なら何か知っているかも知れないと思い、尋ねただけなのだが、何故か謝罪したので上手く伝わらなかったのかもしれないと思い戸惑ってしまっていた。

 

「……いつもこの時間で鍛錬をしているんだな?なら、僕も手を貸そう。」

「えっ!?」

 

突然の真希の申し出に歩は驚いてしまった。

まさか、自分なんかのために時間を割いてくれるとは、思わなかったからである。

 

「不服かい?まあ、憧れの衛藤さんほど強くないからね、僕は。」

「い、いえ、そんなことありません!……ただ、何というか、真希さんは多忙ですので、私なんかに時間を割いて良いのかな?って思っちゃって……。」

「何を言うんだ。君は僕と共に戦ってくれる大事な仲間だ。迷っている戦友を助けることほど有意義な時間は無いとは思わないか?」

 

歩はその言葉を聞き、真希に戦友と認められていることに内心喜んでいた。

なお、真希は気付いていないが、こういった行動の一つ一つが他の刀使から好意を抱かれる原因である。

 

「あっ、ありがとうございます!では、宜しくお願いします。」

「こちらこそ、宜しく頼む。」

 

歩と真希は、互いにそう言ってから写シを張り、御刀を構えていた。

 

(私みたいな初陣がダメダメだった人でもこんなに気に掛けてくれなんて。……私も、衛藤さんのように強くなりたいのもそうだけど。この人のように強くならなきゃ!!)

 

そして、歩は真希のことを尊敬しながら、御刀を構え。

 

(こうすれば、暴走を防ぐと同時に特別任務部隊の名を汚すこともなく、朱音様達まで汚名が及ばないだろう。)

 

一方の真希は部下の暴走を抑えることができただろうと思いながら、御刀を構えていた。

そうして、お互い御刀を構えていると、歩は真希の御刀に何かのストラップが付いていることに気が付き、それは何かとつい尋ねてしまった。

 

「真希さん、それって………。」

 

真希の鞘に付けているイチゴ大福ネコのストラップのことを。

 

「ん?ああ、これは僕の戦友の一人が付けていた物を真似てね。今ではこれを付けていたら、その仲間がどんなときでも僕達を見守っていてくれていて、どんな苦境でも必ず生きて帰れるようにしてくれる御守りの様な物だ。……似合わないか?」

「い、いえ、その人は今?」

「……彼女は、まだ刀使を続けたかったそうだが、もう刀使を辞めたよ。」

 

歩はその話しを聞き、だから特別任務部隊の皆がそのストラップを付けて真似ているのかと思ってしまった。そして、歩も早く部隊の空気に馴染むため、明日からそのストラップを付けようと決めていた。

しかし、真希の言うストラップを付けた仲間が荒魂の力に頼った刀使として有名になった燕 結芽であり、真希以外はそのことに気付かぬまま、イチゴ大福ネコのストラップを付けようとしていた。

 

「すいません。辛い事を思い出させるようなことを聞いてしまって。」

「いや、構わないよ。君のことは衛藤からそういう人間ではないと聞いている。それに、衛藤は私と同じで剣術が好きな娘だともな。」

「ほっ、本当ですかっ!!?」

 

歩は、自身に対する可奈美の印象が悪いものではないと真希から聞いて、安心していた。

何故なら、優のことを化け物扱いするかの様な視線を意図せず送ってしまったため、嫌われているのではなかろうかと不安だったからだ。

なお、真希の言う可奈美の評価は聞いたことのない全くのデタラメである。真希がそう言った理由は、歩が憧れている可奈美がこう言ったと言って、歩に自信を持たせるために言ったのである。

 

「ああ、それに君は寿々花と同じ鞍馬流を使うと聞いているから、自分が学んだことを僕に全てぶつけてくると良い。先ずは僕の一撃をいなせるようになって、僕に一撃を加えれることを目標としようか。」

「はい!お願いしますっ!!」

 

歩との会話で、寿々花のことを思い出した真希は、今頃朱音様の命令で市ヶ谷に着いている頃だろうと思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タキリヒメとの対談を終えた朱音と可奈美達は市ヶ谷の防衛省内の甲斐も居る客室にて、可奈美は朱音に何が起こって、政府がタキリヒメを保護したのか尋ねていた。

 

「…朱音様!あの……何が一体どうなってるんですか!?教えてください!」

「……わかりました。」

 

可奈美にそう言われた朱音は口を重く開け、事の経緯について話していた。

 

「姉の中にいた大荒魂があなた達に倒された後……三つに分かれました。先程会ったタキリヒメ、行方の知れないイチキシマヒメ、そしてもう一つは本体ですが隠世の中に逃げました。」

 

あの四ヶ月前の戦いの後、紫に取り憑いていた大荒魂は三つに分かれ、タキリヒメ、イチキシマヒメ、そして隠世に隠れた本体の三つに分かれたと答えていた。

 

「……朱音様、それは確かなのですか?」

 

朱音の話を聞き、間違いの無いことなのかと握り拳を強く握り締めながら、姫和は訊いていた。

 

「ええ、タキリヒメから得た情報です。彼女はこの国の政治家となるには隠世に居る本体が邪魔だったのでしょう。だからこそ、刀剣類管理局に排除してもらうために話したものと思われます。……タキリヒメの狙いが甘言を用いて人と荒魂をタキリヒメの下へ隷属させることだったことを先程は失念していました。……そして、今は三体とも、それぞれの目的を果たすために己の意思で自由に動いているということでもあるため、非常に危険な状態となっているというのに私はまだ未熟です。危うくタキリヒメの甘言に乗るところでした」

 

朱音は姫和の何処から得た情報なのか?という問いにタキリヒメから得た物であると答えていた。そして、大人の自分が最も警戒しなければならないのに、気を許してしまったことを悔やみ、反省していた。

 

「そして、私は大きな考え違いをしていました。姉はただ大荒魂に身体を支配されていたのではない。その身を賭けてずっと抑え込んでいたのです。」

「それに、政府の一部はタキリヒメを支持し、人権と一部の国政を一任させるべきだと言っておりますが、それは危険な事でしょう。タキリヒメは我々の様な者がどうこうできるものではない。」

 

加えて、タキリヒメは着々と勢力を伸ばしており、一層厳しい情勢となっていることを説明する朱音と甲斐。

 

「「…………。」」

 

そして、可奈美と姫和はそれを聞き、困惑し、戸惑うばかりであった。

そのうえ、4ヶ月前自分達が余計な事をしたせいで、今の混沌とした状況になったのではないのかと思い悩んでしまう。

 

「……ということは、朱音様は私達をタキリヒメに会わせるためだけに此処へ呼んだということなんでしょうか?」

 

だが、可奈美はそれにいつまでも思い悩むことなく自分達が市ヶ谷へ向かわせた理由を朱音に問い質していた。

 

「……はい。彼女、タキリヒメがそれを望み、自身を指示する議員等を使って刀剣類管理局に圧力を掛け、今に至るというのが事の真相です。しかし、それだけで此処へ貴女達を連れて来た訳ではありません。明日、もう一人重要な人物と会ってもらいたいのです。」

 

朱音は可奈美の推測通りだと答えながらも、タキリヒメ以外のもう一人の重要な人物と会ってもらうために此処へ連れて来たと答えていた。

 

「それは誰なんです?」

「………刀剣類管理局局長折神紫。我が姉です。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさかこんなことになるなんてね……大丈夫?」

 

朱音と甲斐の話しを終えた可奈美と姫和は、自衛隊から宛がわれた市ヶ谷の宿舎の一部屋にて休んでいた。

 

「正直なところ、まだ気持ちの整理がつかない、……折神紫から大荒魂を引き剥がしたことで終わったと思っていたからな………。」

「姫和ちゃん。タキリヒメは斬らなきゃと思ってる?」

 

可奈美にタキリヒメは荒魂だから斬らねばならないのかと尋ねていた。

 

「そうだな……だが、お前はどうなんだ?」

 

しかし、姫和ははぐらかす様に返す刀で可奈美はどう思っているのかと尋ねていた。

姫和自身、タキリヒメにつけば優が救われる様な気がして、どうすれば良いのか迷っていたところも有り、可奈美ならどうするのだろうと思い尋ねてみたのだ。

 

「私、私は昨日感じた事を思い出してみたんだけど、……うまく言えないけど、あのタキリヒメは前に戦った大荒魂とは違う感じがしたなって……けど。」

「けど?」

「違う………あの感じは違う。タキリヒメは人間を見ていない。何となくだけど、それだけは言える。あの人は信用して良いとは思えない。」

 

そのため、可奈美は確信を持って答えた。

タキリヒメは人間を見ていないと、信用すべきでは無いと答えていた。

 

「……そうか。……そうだな。」

 

姫和は可奈美の答えに寂しく感じながらも、同意の声を上げていた。

 

「あと、もう一つ聞いて良い?」

「……何だ?」

 

しかし、可奈美は明日、紫と会う前にもう一つ聞きたいことがあった。

 

「……今、紫様と会うのは複雑な気持ち?」

「……そうだな。私は大荒魂を、折神紫を討つことだけをずっと考えてきたからな。」

 

可奈美の問いに、姫和は言葉少なく答えていた。それと同時に、母を捨てた今の自分に仇とか言う資格など無いだろうとも思っていた。

 

いや、本音を言えば母の仇というのは、もうどうでもよかった。

自分には、優が居るからという理由で。

 

「紫様……今はもう大荒魂じゃない。元の紫様だって朱音様が言ってたよ?」

「分かってる。……でも、何と言うか。」

「納得はできないんだね。」

 

姫和はもう紫が大荒魂に取り憑かれていないことは承知しているが、納得できないでいる自分が居ることを可奈美に指摘されていた。

 

「……ああ、何と言うか、復讐なんてやるべきなのかどうかと思う自分が居て、今まで命を狙っていた相手にどう接すれば良いのか分からないというのが、正直な気持ちだ。」

「……そう、なんだ。」

 

姫和が復讐を辞めたことを喜ぶべきか、それとも目的を失った姫和を励ますべきか迷い、何とも言えない気持ちとなる可奈美。

 

「まあ、明日会えば良いよ。為せば成る!っていう言葉があるし。」

「それ、誰の言葉だ?」

「私の友達の言葉。良い言葉でしょ?」

 

可奈美は満面の笑顔で姫和にそう言っていた。

明日のことは、明日分かると言って。

 

「……分かり易くて良いな、お前は。」

 

可奈美にそう言われて、少し笑顔になる姫和。

 

「姫和ちゃんもわかりやすいと思うけど?」

「分かり易くない。お前もブレないなという話だ。お前はお前。私は私。」

「そうだね。私にとってチョコミントは歯磨きの味だし。」

「フッ、可奈美。チョコミント好きは私だけではないぞ。優も好きだと言ってくれるようになっているんだぞ。」

「……うわぁ、他人の弟に何しているの?」

 

可奈美は姫和のチョコミント好きを茶化すものの、姫和の迂闊な発言によって、ドン引きしていた。

 

「何故だ!?可笑しな事やっていないだろう?嫌いな物を無くすことは良い事じゃないか!?」

「言っている事は真っ当だけど、やっている事を考えたら、タギツヒメと同じ距離を保ってもらいたいくらい何だけど?」

「そんなぁっ!」

 

こうして、姫和は可奈美をドン引きさせることに成功していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

防衛省、市ヶ谷――――。

 

「……まさか、病院で療養中と言われている局長が此処に居るとはな。」

「医療設備が有りますので、全くの嘘というわけでもないんですよ……。」

 

市ヶ谷の防衛省に匿われている紫の居る場所には、ソファに座る朱音、そして可奈美と姫和、朱音に呼ばれ既に居た優が朱音と同じくソファに座っていて、その対面には、優と同じく朱音に呼ばれて既に居た寿々花とソファに座る紫が居た。

そんな中、姫和は開口一番に紫に対して皮肉染みた事を言っていた。

 

「それよりも、あの二本はもう荒魂じゃないってこと?」

「………二本とは誰のことですか?」

 

優にそう尋ねられた朱音は、誰のことなのかと尋ねてしまった。

 

「目の前に居るおばさんのこと。」

 

そのため、優は紫のことを目の前に居るおばさんと言って紫のことだと答えていた。

それと同時にピシリと冷たい空気がこの室内を支配していた。

   

    

   

   




  
  
次回、9歳児とおばさんの会話。
おや?誰だろう、こんな時間に?
  
  

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。